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11月7日

コンビニのバイトと言えば誰でも出来る簡単楽チンお手軽作業と思われるであろうが、その本質が接客業である限り、常に客とのトラブルが起こり得る可能性を秘めているのだ。これはタスポが導入されタバコ目当ての客が増えたことによる闘いの記録である。

ケース1.「マイルドセブン1つ」「はい」「これじゃなくてボックスだよ」「申し訳ありません」(最初に言えよ)

これは同じタバコでもボックスとソフトが2種類あるときに起こり得るメジャーなケースである。片方がメジャーでありもう片方が後発ゆえに馴染まれていないタバコの場合はあまり起こらないトラブルであるが、マイルドセブンのように銘柄そのものがタバコの中で最もメジャーな場合はマイノリティの割合もバカに出来ないので注意する必要がある。亜種として「マイルドセブン、箱で」と言われボックスを差し出すと「箱は箱でもカートンの方だボケ」となじられるケースや、「ピース」「はい」「ライト」と言った強さを明確に指定しないケースがある。

ケース2.「8番2つ」「はい」「いやこれじゃなくてマイルドセブンの8番」(8mmって言えよカス)

これは客が示した8mm規格を店員が棚に番号で割り振られた中の8番と誤解した不幸なケースである。このケースはほぼ客がマイルドセブン系統を求めた時のみに発生する、自分が吸っているタバコは一番メジャーなんだから番号だけでわかンだろと言う増長が生み出す悲劇である。マイルドセブンは10・8・6・3・1と5種類あり、それに該当する棚番号の中であまり売れないタバコの番号を口にした場合、棚番号ではなくマイルドセブンの規格と判断すると良いが、そうして相手の思考を読んだ時に限って客が求めてるのは棚番号の方だったりする。3mmのマイルドセブンエクストラと3番のマルボロライトの場合等は前者の可能性が高いが、8mmのマイルドライトと8番のマルボロライトメンソールの場合は判断が困難であり、さながら客との心理戦が展開されることとなる。変形として「セブンの10」と求められマイルドセブン(10)を差し出したがセブンスターのライトだったという事例も確認されてはいるが極めて稀であり、気にとめておくほどのことでもないだろう。

ケース3.「キャスタースーパーマイルド、ボックスね」「はい」→持ってきてレジに置く。「2つね」(だから最初に言えよ)

コンビニ業界の中でもタチが悪いことで知られ「フェイント」と呼ばれるテクニック。棚から抜き出す時ではなくレジに置かれた瞬間に行われるのがポイント。これを1日に3回やられると店員のストレスが増大し、商品整理が雑になる、レジを乱暴に閉めるといった行動を起こす可能性があり、非常に危険。

ケース4.「あれだ、えっと、ケントの長いやつ」(だからどれだよ)

自分の吸っているタバコの正式名称を正確に覚えていない、主に高年齢の方々(特に女性)に多いケース。もし君がふとコンビニを外から眺めた時、レジで店員がタバコの棚に向かってパントマイムをしてるように見えた場合、それは「ああそれの上、そこじゃなくて右、右!行きすぎ左!」といった風に客の指示に翻弄されているのである。心の優しい人は店に入って「正確に番号か名前で言えやジジイ。それが出来なきゃタスポ作って2度とくんな!」と怒鳴りつけてあげよう。店員が感謝すること請け合いである。女性店員なら何らかのフラグになるかも知れないので、これからパントマイムには注視した方が良いだろう。

ケース5.(店に入ってくるなり)「タバコ!4つ!」

論外である。このケースは常連に多く、常連ならばこちらも何を求めているか理解し対応も出来そうなものだが、コンビニのバイトにおいて時間帯が違うということは客層が違うということであり、また店員も別人である。すなわち俺はいつもお前の相手をしているパートのオバちゃんではないので何が4つなのかわからん。「いつものやつだよ」。知らねッス。


かようにコンビニのバイトとはタバコを求める客との闘争の歴史なのだ。しかし闇あるところに光あり。良いトコもちゃんと存在するんす。例えば朝の通学ラッシュ。コンビニで飲み物と軽食を買っていくのは何故か女子のほうが圧倒的に多い。ピーク時となれば店が女子高生で溢れかえる。そらあ溢れる。クジャラートのハーレムかコンビニかってくらいに溢れかえる。店内で靴下やスカートの位置を調整する女子ども。マンゴープリン。ミルクセーキ。イヤらしい意味で言ってるんじゃない。そうじゃなくて・・・たんぽぽ・・・道端でたんぽぽ見るみたいなもんだから・・・!癒し・・・なんだな・・・!「アンタほんとにマンゴー好きねー」「うん、マンゴー大好きだしぃ」。それは誘ってんの?

まあ誘ってる。あと「○○円になります」って言葉に「はーい」って返事返してくれる子は俺に気がある。「○○円のお返しになります」って言葉に感謝の言葉を返してくれる子は俺に惚れている。1つ1つは偶然かも知れない。しかし偶然が重なればそれは必然なのだ。そうでなければ美人局を疑え。しかし最近は、朝二人で二つのレジを担当してるとき俺のほうだけ女子高生の入りが少ない。なんであろう。別に同僚をけなすつもりはないが50代のオッサンと23歳なら23選ぶだろ。同年代の男子なんてガキ臭くって仕方ないのヨネ!ってのが女子高生の思考じゃないんか。であれば何だ。くさいんか。冬場は汗かかないから別に風呂入らなくたって平気っすよ。服が毎日同じ?洗濯してりゃ問題ないっすよ。くんくん。なるほど。ヤニ臭くって仕方ないワ!確かにタバコ臭いのは嫌われるであろう。けどさっきも言ったように闇あるところに光あり。タバコの匂いが気にならない(むしろ自分も吸う)、不良少女って存在がこの世にはあるんよ。すなわち俺はマンゴーが好きで、「はーい」と笑顔で返し、お釣りを受け取りながら「ありがとうございます」と述べる不良少女を待てばいい。道筋が見えてきた。






10月1日

パソコンがぶっ壊れたので色々いじって色々調べて色々聞いて新しいのを買って今日届いた。調子こいて買った24インチモニタ。デカい。TV見えない(それまでのモニタの位置がTVの前のコタツテーブルの上だった為)。どうすれば・・・。

それはともかく歯を噛み合わせるとイタイイタイなので歯医者にいきました。噛み合わせると痛いということは噛み合わせるまで痛みはないということであり、即ちどの歯が痛いのかわからん。右の奥歯のほうだとは思うが上か下かがハッキリしない。ご理解頂けない諸君らには拍手の要領で掌同士を強く叩きあわせてもらいたい。その際痛みが発生するのは右であるか左であるか?同じことだ。

どの歯かわからんのでスポンジのようなアイテムを歯の上におき、噛み合わせるごとに一歯ずつズラすシステム。「ここですか?」違うような…「こっちですか?」うーん…「ではこちらは」違うような気がします。そうしたやり取りを繰り返すうちに居た堪れなくなる。明らかに看護婦さんの顔が「どの歯がいてえのか把握してから来いよクソメガネ」みたいな感じになっとる。目はタオルで塞がれてるので見えはしないがわかる。心眼開眼。目を閉じたまま開眼?とりあえず居た堪れないので上の歯じゃないっすかね?「ではレントゲン取りますんで」。

撮り終り、レントゲンの解析が終わるまで診察台に横たわる私。舌で歯を押したりして痛みの発生源を突き止めてみる。なんか下のような気が。戻る看護婦。「見たところ上に二箇所大きな虫歯があるんですけど…」。はい。「ここと…ここで…」。銀の棒のようなものでコンコンと該当する歯を叩かれる。「どうですか?」。痛くないです…。もしかすると下かも知れないです…。「…じゃあもう一度今度は下のレントゲンを…」

そうした紆余曲折を経て、見つかった虫歯は下の歯で、子どもの頃に治療した銀歯でありました。寝かされる私。隣の診察台には後からきたオバさんが、その隣には幼稚園くらいの子ども。これを一人で治療しなければならない先生と看護婦さんに余計な手間をかけさせた自分はゴミクズであります。オバさんに話かける先生。「娘さんも大きくなっちゃって寂しいでしょう」。小さな町医者であればこうしたフレンドリーな、それでいて何のことはない世間話が常連を作る秘訣なのでしょう。「夏休みの間に茶髪にしちゃってねえ」「それはお父さんもびっくりしたでしょー」。客を呼び込む会話がここにある。「いやウチの人は警察に捕まっちゃうような、人として駄目なことしなければそれでいいみたいでね」「へー意外ですね」。そうですね。そんで俺の治療まだ?

15分が経過した。オバちゃんのマシンガントークは終わらない。高校の話から進学の話に、進学からバイト、バイトから就職、就職から社会、社会から政治へとエスカレートしていく。娘さんの名前はアスカ(どこかドイツの匂いを感じる)と言い、将来は美容師になりたいらしい。先生様が言うには岩槻にも有名な美容室があり、社長はフェラーリを乗り回してTVに紹介されるような云々。オバちゃんのターン。大宮にも有名な美容院があってそこはキムタクがよく来るようなカリスマ美容師が云々?至極どうでも良い。「まあ天職なら学歴は必要ないですからね」「えーそうかしらー」「いやいや勿論あればあった方がいいんですけどね。例えば高校中退して工場で30年勤め上げた人とかは、仕事以外何もないんで人生に幅がなくなっちゃうんですよ。上下関係はわりとハッキリしてるけど社会のこととか何も知らなくて」。それは俺のこと言ってんの?「対してサラリーマンなんかはしがらみが縦にも横にも斜めにも走ってるんで、どうしたって幅が広くなるというか…」。為になるお話であります。しかし私は。貴方方に先客をほっぽって15分も世間話をしてはならないという常識を知っておいて欲しかった。

20分が経過してやっと話が終わりオバちゃんの治療をすませ、番が回ってくる。「お待たせしました」。待ちました。はよしてくれ。「それでは表面麻酔のほうしますんでー」。麻酔が染み込んだ布で歯茎の部分を拭われる。「それでは麻酔が効くまでしばらくこのままで」。オイ。それなら麻酔してからオバちゃんと話せばよかったのでは・・・。数分してドクター再登場。「次は筋肉麻酔を…」。

頭にきたので報復する。お医者様に報復するわけではない。そんな小さなことじゃない。俺が報復すべきは先に入った患者をすっぽかすことがまかり通るこの社会システムそのもの、つまりは世界である。世界に対し俺ができること。すなわちバイトで先に並んでた客より後から並んだ客を優先する。後ろの客に「すいませんお客様こちらでどうぞ」つって2レジへ誘導。1レジに並んでた先の客はほっぽって会計。どうであろう。まあ怒られんじゃねえの。






9月17日

生存報告くらいして下さいと数件のメールが届いたのでここでします。君ら優しいね。生きてる生きてる。しかし一番古いメールの日付は2008年1月だった。イチガツ・・・。いやほら、最初は「じゃあそろそろ更新するかな」なんて思いまして、そのあとズルズル日付が経つにつれて,「まあ今度でいいかな」になってきまして、そのころには今更1ヶ月遅れで「生きてるけど更新はまた今度」と返信するのもなんだかな・・・みたいな・・・。ほら、高校生でバイトはじめたての頃ってやむを得ない事情(暑い・ダルい・二度寝等)ですっぽかした後日バイトに出るときって凄く怖いじゃないスか・・・。スッぽかしたその日のうちに謝罪の電話いれりゃいいのに怒られそうだからって次の日にまわしていざバイトの時間になると腹痛を催すみたいな・・・。そういう・・・アレなんすよ・・・。

というわけで近況報告なんすけども。お変わりはありませんか。こちらは特にないっす。強いていえばチャリの鍵をドブに落とした。

バイトの帰りにですね、店内では制服と重ね着すると暑いんで脱いでた上着を着ようと上下反転させた瞬間にポトってよ。胸ポケからよ。まあ最初は下水ん中に落ちたと思ってなかったんで周辺の地面を探索するわな。ないとわかったのですわ下水かと考え店内に戻り割り箸をゲットして下水の、なんていうか石畳?石橋?の切れ目みたいなとこに手首突っ込んで底のあたりをカツンカツンと割り箸で調べるけど見つからないんすわ。なのでもっかい店内に戻って懐中電灯を借りて下水の中を中腰で照らし歩くの図。ここで問題なのは、ウチのコンビニってさ、バス停に面してるというか、バスの停留所のまん前にあるんすよ。バス降りて直線距離2mでコンビニみたいな。そんでまあ、今の俺のシフトは朝なもんで、終わる頃には通勤通学の生徒はほとんど捌けてるものの、それでも駅へ行くスーツ姿の人間が何人か停留所にいるわけで・・・。彼らの目に割り箸と懐中電灯を手に中腰で下水を覗く男性はどう映ったのでしょうか。見せもんじゃねえぞ、オイ。

まあなかった。流れてったのかも知らんが兎に角なかった。ならば残る手段は後輪がロックされたままのこの自転車を押したり浮かしたりなだめすかしつつ家まで持って帰る?ソイツは間違いだな。何故ならバイト先のコンビニと家までの間の道をちょっと外れたところに自転車屋があるからです。道なりで300、400mくらいかしら。そこまで引きずってきゃいんじゃねーの。なら引きずるわ。次の瞬間引きずった後輪からゴムと金属と地面が擦れ合う砂かけババァの悲鳴のような音が発生したので停留所の人間がいっせいにこちらを注視するの巻。見せもんじゃねえぞ。

これ以上注視されると石化するので左手で自転車の前部分を押し、右手でケツを持ち上げて歩くことに。音が出ない。うえにスムーズ。こらええワ。スイスイガクガク。50mほど進んで力尽きた。アホか。重いわ。他にもっと楽な持ち運び方法は・・・。悩んだときは先人の知恵。すなわち金次郎運び。両手を後ろにまわして自転車の後輪部分を持ち上げて歩けば手の負担も軽く、さらにテコの原理とかそこらへんで感じる重さも違ってくるのではなかろうか。ならば早速トランスフォーム。スタイル金次郎。こりゃ楽っす。10m。昔の人は間違ったこと言わないっす。20m。なんか背中が痛いっス。30m。自転車の荷台部分の金属パーツが・・・。40m。背中に当たって・・・。50m。ギブ。

先人の知恵に騙された。金次郎アホか。背中に出っ張った金属部分があたりゃそら痛いよ。金次郎だってあれ、木の枝とかが出っ張って背中に突き刺さって痛かったんじゃねえの。だから前屈みなの?まあ結局引きずって運んだわ。自転車到着。おっちゃん鍵くれ。「いや鍵はないよ」。ないの。「同じのはないよ。だから最初に2つか3つ、鍵束になってて、予備のを家に置いたりするもんなんだけど、ないの?」。ないの。「じゃあ鍵の装置自体を壊して新しいやつを・・・」。それでお願いします。「あと引きずってきたでしょう」。きました。「あまり長い距離引きずるとゴムが削れてダメになるから」。うへえ。「あとうるさいから」。聞こえてたんすか。「聞こえてたんす」。そうスか・・・。

直った。1700円なり。今度はなくさないようにと鍵が3つの鍵束を貰った。なるほど。このうち二つを家に予備として置いておき、鍵をなくしたら取りに帰ればいいってわけね。頭イイネ。いいか?それってめんどくさくねえか?歩くのがイヤだから自転車乗るんでしょう。であればその自転車のために歩く(しかも往復)というのは本末転倒ではなかろうか。というわけで鍵をバラして1つは胸ポケ・・・はやめて、脚ポケ、残りの2つは財布に入れた。これでよかろう。これで落としたら知らん。上着と違って外に出てから着たり脱いだりするもんじゃないから大丈夫だろ。万が1があるとしたら5分ほど動くとチャックが開くので(多分腰周りのサイズとかその辺が原因)、ポッケに穴が開いた場合チャックから財布と鍵が同時にポロリとかその辺。あるかなないかな。そのとき股間に集まるであろう視線を想像して今から興奮する。女子高生の通学時間帯にそれをしたい。「落ちましたよ」って言われたりしてさあ。


オチだけに。






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