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第一回 ソファの選び方


 新年あけましておめでとうございます。前回まで、‘照明に明るくなろう’を担当させて頂きました集田です。 今回から皆様のリクエストにお答えして、日頃知りたいと思っているインテリアの疑問についてテーマごとに考えてゆきたいと思います。読んで即実践できるコラムになればと思っています。どうか宜しくお願い致しますね。
第一回目は、ソファの選び方です。家の中で買う大きな家具の中でも、使用頻度が高く、機能性が重視されるソファですが、 いざ買おうと思うとどう選んでよいか分からないという声をよく聞きます。そこでソファ選びのポイントをご説明します。

● ソファを置く部屋の大きさを測る

 ショップに行く前にまず部屋の大きさを知りましょう。出来れば紙に部屋の形、大きさ、扉の位置を書き、 ソファ以外に置く予定の家具の寸法も測って、書き込んで持参するといいでしょう。
たとえ大変気に入ったソファであっても、部屋に入らない程大きかったり、ソファのせいで足の踏み場も無い状態になっては、 意味がありませんよね。
 一般に展示場や、ショップは広大な空間に家具を展示している為、ひとつひとつの家具は、小さく見えるのです。 実際の寸法を教えてもらい、持参した紙に書き込んでみます。こうするとソファを置いたら、 部屋がどのような空間になるか分かりますよね。扉を開いた時ソファに当たらないか、引き出しなど出し入れに十分なスペースが あるかも、チェックしましょう。もし一度家に帰って考える余裕があれば、新聞紙をソファの大きさに切って、床に広げてみること をお勧めします。実際の大きさの感覚がつかめます。

 下の3枚の図は8畳の部屋に@対面式、A3人掛け、B2人掛けソファを書き込んでみた例です。いかがでしょうか。 この広さでは、@の対面式のソファセットの場合、テーブル等を配置すると、かなり窮屈な印象になりますね。
@ A B

 また足の付いたソファをおく場合は、天井の高さも考慮に入れてください。家具、ソファ共に低いほうが広い空間を演出することが出来ます。

● 座ってみる

 ソファはベッドなどと同じく身体的家具と呼ばれ、座っていて疲れてしまうようでは、体に悪影響が出てきます。 座ってみる、というといかにも当たり前のことですが、どっしりとソファに腰をかけ、暫く座り心地を試してみて下さい。 どんと腰をかけて、ソファの底部があたるようであれば、クッションが弱すぎると思っていいでしょう。
 そして、普段ソファをどのように使うか(寝転んでくつろぐ、3人で座るなど)を思い描き、用途に合うかチェックします。 ソファの構造と、それぞれの特色を知っておくと、よいソファを見分けるのに役に立ちます。 ソファは、木枠、スプリング、ウレタンクッションを組み合わせたもの、木枠とウレタン、ウレタンのみで作られたものなど多様にわたります。

 長く使う為にしっかりとした作りのものを選びたいですね。スプリングの構造の代表的なものは下記の3種類です。 これらは、単体で使われることもあれば、組み合わせて使われることもあります。
ゴムが主原料。鋼線を使わないので軽量化が図れ、いろいろなデザイン、形を作ることが出来る。柔らかい座り心地 ソファに最適な強固な構造で、座の周囲までクッション性がよく、耐久性がある。 鋼線を波型に曲げているため、ウェーブばねともいう。座面の厚みを薄くすることが出来、シャープな印象を作る

人によって、柔らかいクッションの方がフィットする方もあれば、硬いクッションが好みの方もいるはずです。 好みの硬さを選ぶことが大切ですが、ウレタンのみで作られたソファの場合は、耐久性には少し問題があると思います。

 座ってみた状態で、張り地にへたりが無いか、縫製はしっかりしているかも確かめて下さいね。

● 張り地を決める

 張り地には、牛革、合成皮革、布の3種類があります。それぞれの特色は下記の通りです。

牛革・・・・肌触り、風合いがよく、高級感があります。お手入れをまめにしないと、傷が付いたり、ひびが入ったりします。 汚れたら専用のクリーナーですぐふき取るようにしましょう。カビが生えないように換気に注意し、壁から少し離しておくことをお勧めします。 また黒っぽい色は圧迫感があるので広い部屋に向いています。

合成皮革・・・・ビニールレザーなどとも呼ばれ、カラーバリエーションの豊富さと、比較的安価なことが特色です。 種類、価格によって、べたつき感のあるものや、本革に近い風合いを持つものまで、多様です。 お手入れは汚れたらふき取るようにし、ほこりをためないようにします。

布・・・・カラー、柄共に一番多くのバリエーションを持ち、ソフトな印象からクールな印象まで、 自在にコーディネートすることが出来ます。生地があまり薄いものは耐久性に問題があるのでお勧めできません。 汚れに対する対策は、撥水加工を施すことによって、かなりの効果を得ることが出来ます。 カバーリングソファの場合は、カバーをクリーニングすることができますのでこちらもお勧めです。 飽きのこない、落ち着いた色が家具やカーテンと合わせやすいですが、ビビットな色を選んでお部屋のアクセントにするという手もあります。

● いいソファは重い?

 『いいソファは重い』という言葉をお聞きになったことがある方もいらっしゃると思います。これは一般論ですが、 かなり当たっていると思います。手間のかかった作りのものはやはり重いものですし、頑丈ですよね。 最近は合成皮革の質が向上したこともあり、牛革として出ているものでも側面、背面は合成だったりと、お値段が安い場合は、 少し注意が必要です。信頼できるショップで、購入すると失敗が少ないと思います。

 いかがでしたか?ソファを選びにショップにお出かけになる時には、是非参考になって下さい。

 ソファを選ぶときもそうですが、インテリアを考える時、どの色を合わせるといいのか悩むところではないしょうか?  そこで、次回は色についてお話してみたいと思います。どうぞお楽しみに。

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文:集田 友紀子(あつめだゆきこ)
プロフィール:
二級建築士。照明士。インテリアコーディネーター。
照明メーカーにて店舗、施設等の照明設計を約10年間担当。
97年より、夫の転勤で、ベトナム、東京、香港在住。03年4月より再び東京へ。
現在、照明やインテリアのキャリアを活かしながら、 フリーランスとしての働き方を模索中。

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