4.注意報、警報、情報

注意報、警報、情報 気象注意報、警報 その他の注意報、警報
特別な目的のための注意報、警報 海上警報の種類

     

 注意報、警報、情報

注意報 大雨などによって、災害が起るおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。気象、地面現象、津波、高潮、波浪、浸水、洪水の注意報がある。気象注意報には風雪、強風、大雨、大雪、雷、乾燥、濃霧、霜、なだれ、低温、着雪、着氷、融雪の注意報がある。
地方気象台などが、府県予報区を一次細分区域、または二次細分区域に分けて定められた基準をもとに発表する。ただし、地面現象注意報と浸水注意報はその注意報事項を気象注意報に含めて発表する(注意報の内容についてはそれぞれの関連項目を参照)。
警報

重大な災害の起るおそれのある旨を警告して行う予報。気象、地面現象、津波、高潮、波浪、浸水、洪水の警報がある。気象警報には暴風、暴風雪、大雨、大雪の警報がある。
地方気象台などが、府県予報区を一次細分区域、または二次細分区域に分けて定められた基準をもとに発表する。ただし、地面現象警報と浸水警報はその警報事項を気象警報に含めて発表する(警報の内容についてはそれぞれの関連項目を参照)。

見出し的警告文 警報の理解、伝達を早めるために警報の要旨を「いつ」「どこで」「何が」により48文字以内でまとめたもの。

気象情報

気象の予報などについて、一般および関係機関に対して発表する情報をいう場合と、気象庁が保有する情報を総称していう場合とがある。予報に関する気象情報は目的別に次のように分けられる。
a) 注意報、警報に先立って注意を喚起するためのもの。
b) 注意報、警報が発表された後の経過や予想、防災上の注意を解説するもの。
c) 数年に1回程度発生する記録的な短時間の大雨を観測したなどのときに、一層の警戒を呼び掛けるもの。
d) 少雨、長雨、低温、梅雨など比較的長期にわたる現象について注意を喚起したり、解説するためのもの。
e) 気象情報の種類

台風に関する情報、大雨に関する情報、記録的短時間大雨情報、低気圧に関する情報、少雨に関する情報、海氷情報、異常潮に関する情報、指定河川の洪水情報

対象とする予報区により全般、地方、府県気象情報がある。

記録的短時間大雨情報 大雨警報が発表されている時に、数年に1回程度発生する激しい短時間の大雨を観測、または解析したことを発表する情報。
現在の降雨がその地域にとって希な激しい状況であることを周知するために発表する。


 

 気象注意報、警報

風雪注意報 風雪によって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。 a)平均風速がおおむね10m/sを超え、雪を伴う場合(地方により基準値が異なる)。
b) 強風注意報の注意報事項も含む。
暴風雪警報

暴風雪によって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報。 平均風速がおおむね20m/sを超え、雪を伴う場合(地方により基準値が異なる)。

b) 暴風警報の警報事項も含む。

強風注意報 強風によって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。 平均風速がおおむね10m/sを超える場合(地方により基準値が異なる)。
暴風警報 暴風によって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報。 平均風速がおおむね20m/sを超える場合(地方により基準値が異なる)。
大雨注意報 大雨によって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。
大雨警報

大雨によって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報。

(大雨注意報、警報共通)

a) 大雨が原因となる地面現象によって、災害の起こるおそれがある場合または重大な災害の起こるおそれがある場合は、地面現象注意報(警報)による注意報事項(警報事項)を大雨注意報(警報)に含める。

b) 大雨が原因となる浸水によって、災害の起こるおそれがある場合または重大な災害の起こるおそれがある場合は、浸水注 意報(警報)による注意報事項(警報事項)を大雨注意報(警報)に含める。 c) 浸水による災害のうち、河川の増水による浸水は、洪水注意報または警報とする。

大雪注意報 大雪によって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。
大雪警報 大雪によって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報。
雷注意報 雷によって、落雷または雷に伴うひょう、突風などによる災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意 して行う予報。
乾燥注意報 空気の乾燥によって、火災の危険が大きいと予想される場合にその旨を注意して行う予報。
濃霧注意報 濃霧によって、交通機関に著しい障害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。
霜注意報 霜によって、農作物に著しい被害が予想される場合にその旨を注意して行う予報。
なだれ注意報 なだれによって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。
低温注意報

低温によって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。

低温のため農作物などに著しい被害が予想される場合。冬季の水道管の凍結・破裂による著しい被害等

着雪、着氷注意報

着雪または着氷によって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。

着雪または着氷が著しく、通信線や送電線などに 被害が起こるおそれがある場合。北海道では、着氷注意報を「船体着氷」を指して行うことが多い。

融雪注意報 融雪によって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。

 

 その他の注意報、警報

地面現象注意報 大雨、大雪などによる山崩れ、地すべりなどによって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。
地面現象警報

大雨、大雪などによる山崩れ、地すべりなどによって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報。


(地面現象注意報、警報共通)


a) 地面現象注意報の注意報事項は気象注意報に、地面現象警報の警報事項は気象警報に含めて行う。
b) 気象注意報、警報の種類は、その原因となる現象によって、大雨、大雪の注意報または警報、なだれ、融雪注意報とする。
c)「山崩れ、地すべりなど」には土石流、がけ崩れも含む。

高潮注意報 台風などによる海面の異常上昇の有無および程度について、一般の注意を喚起するために行う予報。災害の起こるおそれのある場合に行う。
高潮警報

台風などによる海面の異常上昇によって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報。


(高潮注意報、警報共通)

a) 高潮によって、海岸付近の低い土地に浸水することによって災害が起こるおそれ(注意報)または重大な災害が起こるおそれ(警報)のある場合は、浸水注意報または警報を高潮注意報または警報として行う。 b) 高潮災害には、浸水のほか、防潮堤・港湾施設などの損壊、船舶などの流出などがある。「異常潮」によるものを含む。

波浪注意報 風浪、うねりなどによって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。
波浪警報 風浪、うねりなどによって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報。
浸水注意報 浸水によって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。
浸水警報

浸水によって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報。


(浸水注意報、警報共通)


a) 浸水注意報の注意報事項は気象注意報に、浸水警報の警報事項は気象警報に含めて行う。

b) 気象注意報、警報の種類は、その原因となる現象によって、大雨注意報または警報、融雪注意報とする。

c) 浸水注意報、警報の運用は、状況によって次のように行う。
ア.河川の増水のために、低い土地に浸水することなどによって、災害が起こるおそれのある場合は、洪水注意報または警報とする。 イ.津波または高潮のために、海岸付近の低い土地に浸水することなどによって、災害が起こるおそれのある場合は、津波または高潮の注意報または警報とする。

洪水注意報 洪水によって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。
洪水警報

洪水によって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報。

(洪水注意報、警報共通)

a) 大雨、長雨、融雪などの現象により河川の水が増し、そのために河川敷内の施設などに損害、河川の堤防・ダムなどに損傷を与えるなどによって災害が起こるおそれ(注意報)、または、重大な災害が起こるおそれ(警報)がある場合に行う。

b) 浸水注意報、警報は、原則として気象注意報、警報に含めて行うが(浸水注意報、警報参照)、河川の水が増し、そのために低い土地に浸水することなどによって災害が起こるおそれまたは重大な災害が起こるおそれのある場合は、洪水注意報または警報とする。具体的には、河川の増水のために、河川の堤防、ダムが損傷を受けることなど(破堤、溢水を含む)による浸水である。

 

 特別な目的のための注意報、警報

水防活動用予報・警報

水防活動の利用に適合する気象、高潮および洪水についての予報および警報で、大雨などによって水害の起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報が水防活動用注意報、重大な水害の起こるおそれがある場合にその旨を警告して行う予報が水防活動用警報。

水防活動用気象注意報・警報、水防活動用高潮注意報・警報、水防活動用洪水注意報・警報がある。

ただし、指定河川に対する洪水注意報・警報以外の水防活動用気象、高潮、洪水注意報・警報は、一般の利用に適合する大雨注意報・警報、高潮注意報・警報、洪水注意報・警報をもって代える。

××川(指定河川)洪水注意報 洪水予報指定河川に対して行う洪水注意報。洪水によって水害の起こるおそれのある場合に、河川名を冠して水位または流量を示して行う予報。
××川(指定河川)洪水警報 洪水予報指定河川に対して行う洪水警報。洪水によって重大な水害の起こるおそれのある場合に、河川名を冠して水位または流量を示して行う予報。
海上警報

全般海上予報区、地方海上予報区を対象とする船舶の運航に必要な海上の気象(風、霧、着氷)などに関する警報。


a) 海上警報には全般海上警報と地方海上警報がある。

b) 地方海上警報は、海上保安庁の海岸局から無線電話、狭帯域直接印刷電信(ナブテックス)および漁業無線気象通報によって通報される。

c) 全般海上警報は、通信衛星(インマルサット)、無線ファクシミリ(JMH)、漁業無線気象通報および漁業気象通報によって通報される。


 
 

 海上警報の種類

一般警報
海上風警報 海上で風力階級が7(風速が13.9m/s 以上17.2m/s未満、または28kt以上34kt未満)の状態。または24時間以内にその 状態になると予想される場合。
海上濃霧警報 海上の視程がおおむね500m(瀬戸内海では1km)以下の状態。または24時間以内にその状態になると予想される場合。
海上強風警報 海上で風力階級が8〜9(風速が17.2m/s以上24.5m/s未満、または34kt以上48kt未満)の状態。または24時間以内にその状態になると予想される場合。
海上暴風警報 台風の場合は、海上で風力階級が10〜11(風速が24.5m/s 以上32.7m/s未満、または48kt以上64kt未満)の状態。また は24時間以内にその状態になると予想される場合。
温帯低気圧の場合は、海上で風力階級が10以上(風速が 24.5m/s以上、または48kt以上)の状態。または24時間以内 にその状態になると予想される場合。
海上台風警報 台風により、風力階級が12(風速が32.7m/s 以上、または64kt以上)の状態。または24時間以内にその状態になると予想される場合。


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