1991年5月


「こちら葛飾区水元公園前通信18」05/02 09:34

 というわけで,住吉さま,アサリ,どうもごちそうさまでした。酒むしとアサリスパゲッティーにしました。


「こちら葛飾区水元公園前通信19」05/15 09:24

 というわけで,今月の社内報で,「小学六年生」などをレヴューしているので,そいつからいきます。

 「小学六年生」
 最近話題になっている雑誌といえば,これです。「ティーンの生活総合誌」というわけで,商売上,いちおう無関心でもいられないし,早速,購入してみました。
 かつての学習雑誌からは考えられないほどのハードな内容という噂は本当でした。6月号では別冊付録が,「学習まんが,湾岸戦争の真実」で,これがなかなかわかりやすい。
自衛隊派兵とかハイテク兵器なんてことではなく,ユダヤ─パレスチナ問題などを,歴史
を追って解説してくれている。「旧『北方領土』大観光」という特集では,現在のソ連の解説の上で,北方領土が返還されてリゾート地になったようすをレポートしている。ここでも,千島が日本の領土だなんてことは少しも書いてなくて,返還されたときの環境破壊に焦点があてられているとことなんぞは,朝日新聞なんかよりずっと良識があります。「小学五年生」も,立派なもので,別冊付録に「ドラえもん地球救出大作戦」というわけで,地球温暖化,酸性雨,森林破壊。実はぼくが現在製作中のマイジュック小6理科の「人と環境」の6ページ分に,入試の良く出るこの内容をまとめたのだけど,このほうがわかりやすくていいから,ショックであります。
 昔に比べると,部数を半減させている学習雑誌だし(〜コースや〜時代は廃刊,ないしその予定),読んでいる子供の方がはるかに少ない。そこで,ハイブロウ小学生に対象を絞って,小部数を確実に売っていくというのは,一つの戦略でしょう。編集長はインタビューで,「小学生はこの程度の内容にしてもついてくるから,それに合わせてやっている」と言っていました。当然,うちの教材を使う層とはイコールにはほど遠いかもしれない。それでも,小6A受験クラスには,レベルを下げずに,このぐらいは期待してもいいのかなあ,などと反省もしました。

 「ASAHIパソコン」
 新指導要領には,コンピュータを使うことがふくまれています。技術・家庭で「情報基礎」という内容があるのをはじめ,理科でもコンピュータの歴史をやるし,数学でもフローチャートぐらいはやります。当然,学校にもコンピュータが必要なわけで,簡単に予算がおりて,ポンポンと入る(というよりも,教育委員会から押しつけられる)というのが現状です。1994年には全国の学校に合計32万台も入るわけですからね。
 というわけで,今月下旬号の特集は「学校にパソコンがやってきた」。座談会では,結構学校での混乱のようすが語られています。教師のほとんどはうといし,となると,わかる一部の人間に仕事が集中して大変,だとか,実際の使い方は小学校では絵をかいたり,キーボードになれたりだよ,とか。CAI何それ?です。笑ってしまいます。でも,CAIは今のところまだまだだし(知り合いのゲーム機会社の人が,社内ではCAIの部門の人は小さくなってるって言ってたな),むしろ,パソコンに親しむとか,考える能力を育てる,そしてできる生徒はBASICでプログラムをつくってみる,という使い方がいいみたいです。あとは,データベースや学校間のオンラインと広がっていく。CAIにについては役に立たないものが多いと思うし,むしろ,スーパーファミコンの「シムシティー」(市長になって,都市をつくってみるというゲーム。うちにはスーパーファミコンがないので,ぼくはできない)のようなシュミレーションゲームの方が,教育的に使えると思っています。もっとも,テーブルトークタイプのウォーゲームのようなシュミレーションゲーム自体,士官学校の授業で使われたものがもとになっているもんな。岐阜県の研究指定校では,大仰なソフトより,「アルコールランプの使い方」のような単純なソフトの方が使えるとのことです。 実際に,学校にはパソコンは入るけど,その後のケアがないなどの問題はたくさんあるみたいです。それでも入ってしまうわけだから,このことを前提として,マイジュック理科や他の教材でも,それにふさわしい内容が必要でしょう。コンピュータが普及してしまった現在,パソコンが学校に入るというのは,今後は,要チェックです。

 かくして,連休は,成田に行ったり,厚木に行ったり,上野の博物館に行ったり,川越に行ったりしていました。SFセミナーも行こうかと思っていたのだけれど,天気が良すぎて,アウトドアの勝ち,でした。

 本は,「故郷から10000光年離れて」と小林信彦の「時代観察者の冒険」を読んだ。へるめすの今月号は女性SF特集なので,今読んでいる。大関にはすすめておいたけれど,パット・マーフィーの「ロマンティックラブ症候群」は笑えます。立ち読みして下さい。短いですから。
 イエスの「UNION(邦題『結晶』)」を買った。ミーハーなので,1曲多いイギリス盤を買った。聞くととても疲れる。

 へるめすのコニー・ウィリスの短編「鏡の中のシドン」もとてもいいです。へるめすがSFマガジンと同じ値段なら買いなんですけど。「時代観察者の冒険」の解説は中野翠で,三井マリ子と上野千鶴子の悪口を書いていた。関係ないのになあ。

 「シラノドベルジュラック」もピーター・グリナウェイ監督の「英国式庭園殺人事件」も見た。グリナウェイは変な人です。「シラノ〜」では,ジェラール・ドパルデューが,とにかくがんばっていて,けっこうごつい身体で,ちゃんばらなんぞを演技していて,りっぱなもんである。
 Aさんは可哀相である。ダンナに対して,怒りもわくというものである。二人とも働いているのだから,家事は共同でやるものだと思うのだけど。ぼくはそうしているよ。このあいだなんぞは,朝.洗濯物のかみさんのパンツを干していたら,隣の奥様に合ってしまった。あいさつしたけど,ちょっとはずかしくもある。料理も買物もするのである。当然である。家事とは関係ないけど,家賃も半分ずつ。笑えるのは,社長と話していて,住宅手当てなのだけど,世帯主は18000円,そうではないときは10000円なのだが,これを14000円ずつに分けることになってしまったのである。18000円ずつ要求したのだけど。

 かくして,「頭にガツンと一激」や,「マンガ日本経済入門(合本)」も読んでいるのであった。経済はよくわからないので,「マンガ〜」は便利ではある。


「こちら葛飾区水元公園前通信20」05/17 09:25

 梅雨が近づいています。雨は嫌いではありませんが,できれば平日にしてもらいたいです。貴重な休日は,晴れがいいね。

 そういうわけで,昨日,15日には,吉田戦車の「いじめてくん」(スコラ)を買ってしまいました。いじめてくんもけなげにがんばっている姿には,心を打たれます。ちなみに「伝染るんです」は小学館漫画賞だかなんだかだそうです。

 なんとなく昨日(15日)は本を買ってしまった。富士正晴の「豪姫」(新潮文庫)は,別に表紙にひかれたわけではなく,一度読んでみたい作家だったので。樋口有介の「ぼくとぼくらの夏」(文春文庫)は,みんなほめるので。夕べ,中薗が名刺を整理していたら,先月,友人の紹介で彼女が六本木で一緒に飲んだという,サントリーミステリー大賞の作家の名刺が,ナガセの人の名刺を一緒の出てきた。これが,樋口有介なのである。世の中,せまいかもしれない。それから耕治人の「一条の光」(講談社文芸文庫)も,何となく買った。

 ところで,トレヴィルから出るという噂の,巽孝之編の「サイボーグフェミニズム」は,もう書店にならんでいるのだろうか。夕べ,プールの帰りに青山ブックセンターに寄ろうと思ったのだけれど,めんどうになってしまったので,寄ってない。気になる。

 また今日(16日)も本を買ってしまった。「ドレ画・ドンキホーテ」(教養文庫)と
「村上龍全エッセイ1974─1981」(講談社文庫)である。いつ読むのかなあ。
 今は倉橋由美子の「ポポイ」(新潮文庫)を読んでいる。


「こちら葛飾区水元公園前通信21」05/21 09:19

 18日は高尾に行きました。シャガがたくさん咲いていました。ハナイカダもホウの花も見ました。池袋西武で買った,700円の十勝ワインのロゼも飲みました(安いのは,町民還元用だからです。まともなワインです)。そのあと,新宿で,いっぱいお酒を飲みました。きのうはだるい1日でした。
 先週,今週とちびまるこちゃんを見たのだけど,びっくりしたのは,エンディングテーマが西条秀樹が歌っているということ。「走れ,正直者」だっけ。聞いていて,この人はとしをとらないなあ,などと,うれしくなってしまった。

 それにしても,11月9日のことは,だれもメールに書いていないなあ。このまま書かないでおこうっと。

 土佐鶴の大吟醸を飲んだ。冷やさないと,変ななまぐさい感じがある。つけ香だろうか。吟醸はとてもおいしかったし,大吟醸は冷やすともっととてもおいしいのになあ。

 そういうわけで,岩波文庫の「タイムマシン」まで買ったのでした。今は,樋口有介の「ぼくとぼくらの夏」(文春文庫)を読んでいるのでした。


「こちら葛飾区水元公園前通信22」05/24 09:29

 今日(22日)はプールに行く日です。夕べはお酒を少しのんだら,やたらと眠くなってしまい,朝も起きる時刻が遅くなりました。昨日は,雪が谷大塚の酒屋で,結婚のお祝い用(久保庭さん用じゃなく,会社の人です)に酔鯨の純米吟醸と,自分用に小鼓の純米を買ったのでした。小鼓は,今,冷蔵庫で眠っています。今日,プールから上がってから飲むのが楽しみであります。
 というわけで,AさんやBさんのことですけど,BさんやCさんの場合,パートナー(と,たいがいのフェミニストは書くなあ)は外で仕事をしていないし,AさんやDさんの場合,同じように仕事をしているというちがいがある。それは無視できない。で,やっぱりここは,Aさんが問題で,あとはどうでもいいんでしょ。
 などと書くのはめんどうだな。Aさんが家事のほとんどをおしつけられているとしたらかわいそうだと思う。二人とも同じくらい仕事してるんでしょ。そのつもりで結婚したのかもしれないけど,それでも,「こんなはずじゃなかったのに」ということはよくあることです。ぼくの理想から言えば,ぼくはAさんのファンなのでBさんが全部家事をやって,その分,Aさんが絵をかいてくれるといいのだけど,まあそうもいかないでしょ。
 ぼくが家事をしようとするのは,そんなものを押しつけると,奴隷がいるみたいで気分が悪いからでもあります。
 とまあ,そういうわけで,今でもずいぶん女性は抑圧されているわけだし,それが企業や学校といった中で,下の位置にあるもの(教師から見た生徒,校長から見た平教師,管理職から見たヒラ社員,などなど)に対する抑圧とは無関係だとは思わない。せめて,家庭内での女性の抑圧をとくぐらいはしないと,と思うんだけどなあ。関さんも,じぶんがつらいときは,無理しないで伊作にいろいろさせたらいいんじゃないのかな。さもなきゃほっとくとかさ。
 そうそう,来年から小5で「男女のからだの違いと人の誕生」を,理科でやるんだよ。からだに多少ちがいはあっても,基本的には同じというのがベースになっているんじゃなかったっけ。
 そういや,創元文庫から,コリン・グリーンランドという人のハイファンタジーの本が出ていて驚いた。はじめ,どこかで聞いたことある名前だなあって思って,すぐに思い出した。「エントロピー展覧会」という,ニューウェーヴについての研究書を書いた人なのである。その本は原書を買って,10ページも読んでいないのだけど,いきなりラングドン・ジョーンズの短編の評論から始まっていたりする。というわけで,ファンタジーも第2作はムアコックがほめているらしい。あー,読む本がたまっているのに,買ってしまいそうだなあ。しかし,いまだにニューウェーヴが抜けないのであった。ついでに,白水社からUブックスで別役実の「台詞の風景」が出ていた。これはきっと買うだろう。今は月末だ。

 というわけで,「ぼくとぼくらの夏」は読んだよ。どうも,過剰な比喩とか,そういうのは鼻につくのだけど,ラスト30ページぐらいはなかなか泣かせる。こういうウェットなのは好きなのだ。でも,途中は軽いから読めるものの,のれなかったな。
 ティプトリーJrの「スローミュージック」も読んだ。これは「愛はさだめ,さだめは死」の再話だそうだけど。彼女の後期には,完成度の高さはあっても,新しいものがないと思う。でも,ナルシシズムでティプトリーについて書いてもいいと思いました。来週は「ヒルコ」を観に行こう。


「こちら葛飾区水元公園前通信23」05/25 15:50

 昨日はサントリーの新しいビール,ビアヌーボー夏を飲みました。めずらしく,おいしいあびーるだったと思います。缶のデザインモとてもいいけれど。サントリーの独特の変な苦みじゃなく,ここちよい軽い苦みというのかなあ。まあ,ビアヌーボー自体,けっこう悪くないと思っていたので,これでいいと思います。

 渋谷のフリスコで,JOYCEという女性ジャズボーカルのCDを衝動買いしてしまいました。店に流れていたのが気持ち良かったので。流してると,スキャットが気持ちいいです。
 ついでに,出羽鶴という秋田の酒があるのだけど,有機米使用の吟醸タイプ(精米60%)の純米酒も,買ってしまった。試飲したら,秋田の酒にしては,変な甘さがないので。けっこういけると思って。
 さらに,本屋では,「がんばれママン」と別役実の「台詞の風景」と「オオカミと暮らす」(以上,白水社),それに「ニューフェミニズムレビュー」の2号を買ってしまった。おまけに,今日は日経サイエンスの他に,「サイボーグフェミニズム」(トレヴィル)と中央公論文芸特集を買ってしまい,お金がなくなってしまった。中央公論はオクタビオ・パスの特集で,短編がいろいろ訳されていたので,つい。今月も読む本より買う本の方が多いのであった。


トップヘ