1992年9月


「パラダイスレディー」09/01 10:26

 先日は谷川岳に登った。なかなか疲れたのであった。。でも,山を下りたときのビールのおいしかったこと。こうでなくっちゃ。

 かきざき和美の「パラダイスレディー」(アフタヌーンKC)と「ストリートファイターU」を買ってしまった。手にまめができてしまった。


「血みどろ臓物ハイスクール」09/03 09:35

そういったわけで,石川と一緒に,土曜日は釣りに行きます。和久井が嫌がらなければ,江戸川のハゼです。

 土曜日は6時くらいから,うち,ないしは別の場所でハゼのてんぷら,ないしは他の料理をつくることになりそうです。ハゼのしたごしらえはぼくがする予定ですが,あとはどうなるでしょうか。釣りはしなくても,という方はご連絡下さい。夜にハゼを食べるだけというおもアリでしょう,きっと。


「三丁目防衛軍」09/07 14:02

土曜日はハゼを釣りに行った。今年は不作のようである。水もよくないし。
天麩羅をつくるのはにがてだけど,ハゼに限っては,他にいいちょうりほうがなく,かみさんにお願いしてしまうのであった。

ひかりあがたの死はびっくりした。熱心な読者ではなかったけど,好きな作家であったし。

デュラスの「破壊しに,と彼女は言った」(河出文庫)はなんかよくわからなかったな。デュラスは苦手である。

来週は尾瀬である。ひうちが岳である。


「由貴的世界感傷旅行」09/11 09:36

台風である。明日が心配である。

かみのけが伸びてうっとおしい。切ればいいのだが,めんどうくさくていけない。

ろっかんきんは傷めてしまうし,たいへんである。


「こちら葛飾区水元公園前通信81」09/16 09:30

 先日,「SF EYE」という,セミプロジンを読んでいたら,巻頭言が良かった。この号で10号なのだけど,この雑誌,年3回の発行なのである。で,5年で10号なのである。時間というものは,セシウム原子の振動によって決められるが,それだけではない。「SF EYE」にはその時間というものがあって,「SF EYE」の1年はセシウム原子の1.5年に相当するということである。こういうこと,言ってみたいよね。仕事に追われると,そう思うでしょ。

 「幻想展覧会U」(福武書店)は,いくつかおもしろい短編もあるけど,何だかよくわからないものもある本でした。アンジェラ・カーターとかキャシー・アッカーとかラインナップだけはすごいんだけど。「ジョアンナ・メイのクローンたち」フェイ・ウェルドン著(集英社)は面白かった。人生,後悔しちゃうこともあるよな,というジョアンナには,クローンが4人いて,それぞれの人生を歩んでいることがわかったという話。一人の人間がさまざまな人生の可能性を生きてみるというのは,女性の行き方を描く上で有効な方法で,同じく4人のJが出てくる,ジョアンナ・ラスの「フィーメールマン」(サンリオSF文庫)を思い出してしまう。それはともかく,本書は喜劇的に描かれていて,それぞれの人物もなかなか欠点が描かれているし,すっかり本を楽しんでしまった。ストレートにフェミニズムに結びついてしまうところがうっとおしいという人にはつまらないだろうけど,共感できる人には,楽しい本だと思います。

 榎田さんも「現代ウイルス事情」(岩波新書)を読んで,感心したみたい。たしかに,あの遺伝子治療,SF的発想をくすぐってくれるよね。

 エマ・テナントの「ロンドンの二人の女」(白水社)も面白かったな。副題が「ミズ・ジキルとミセス・ハイド」ということで,おおかた話の筋はわかるでしょ。にもかかわらず,どうして二重人格かは謎だし,そのまま引きつけていく語りは巧妙だし,二人をとりまく他の女性の設定もなかなか。「ミズ・ジキルはポストフェミニストなのよ」というくだりがあり,そのポストフェミニストについての説明には笑ってしまった。テナントもまた,フェミニズム
の洗礼を受けた作家であり,だからこそジキルとハイドの二重人格がどういった問題を投げかけているかもわかるのです。しかし,今年はウェルドンといい,アンジェラ・カーターといい,ジャネット・ウィンタースンといい,イギリスの女性によるフェミニズム幻想文学というのが訳されて,どれもなかなかいい(カーターは好みではないことはさておいて)のであった。あとは,キャシー・アッカーの「血みどろ臓物ハイスクール」(白水社)が出るのを待とう(アッカーはアメリカの作家だけど)。いちおう,言っておくと,テナントに関しても,興味のある人以外にはすすめません。

 ということで,この連休は佐藤さんに連れられて,尾瀬の燧が岳に登ったのでした。1日目は浅草から会津高原駅をへて,沼山峠から尾瀬の山小屋に行って泊まりました。夕食はシャケとかだったのですが,となりに座っていた中年の女性は別の料理を食べていました。2日目なので,昨日とは違う料理なのだそうです。その料理というのが,鳥の照り焼き。佐藤さんは鶏肉が苦手です。ということで,2日も泊まらなくてよかったね,ということでした。燧は先々週の谷川岳よりも楽だった気がします。というか,ぼくは膝があまり良くないので,いつ痛くなるか怖いのですが,その点が楽でした。谷川のときは,膝が熱を持っている気がして,怖かったんです。今回は,腿が痛くなったけど,それは後のことでした。燧の頂上で思ったのですけど,ぼくは単に高いところが好きなんだなあということです。気分がすごくいいんです。ビールに対する欲望すらありません(ウイスキーは飲んだけど)。尾瀬沼も尾瀬が原も見えたし,来て良かったなあとしみじみ思いました。ところで前日も尾瀬を少し歩いているわけですが,9月の尾瀬って,いいです。地味なんです。花はないし,紅葉もない。薄黄色茶色茶緑といった草っぱら(本当は湿原)があって,その向こうに山なみが見える。なんか人も少ないし,涙が出そうになるくらい気持ちが良かったです。単純な景色が好きなんですね。で,燧を下りるのですが,これは来た方向とは別のルートで降ります。いくつかの湿原を通って,御池に下りるのですが,これがどろどろグチャグチャだったんです。どうやって下りたらいいかわからないところもありました。どうやったんでしょうね。なんと,子供をかついで登ってくる人がいるので,すごくびっくりしたけど。で,檜枝岐温泉で一泊します。温泉で疲れをとるわけです。露天風呂(共同浴場)に入り,夕食をとるわけです。で,ここでサンショウウオの天麩羅を食べました。魚の骨に鶏肉がついているような感じで,それに独特の香りがあって,美味しいものです。サンショウウオの名前がだてじゃないなあと感心したのでした。この民宿も安く,ここをベースに一泊して,尾瀬というのはいいかもしれません。翌日も朝早くから別の共同浴場を求めて散歩したのでした。さらに会津高原駅から川治温泉に出て,ここでも温泉に入ります。川治湯元駅から川に向かって降りていくと,露天風呂があるのです。男女別浴の先に,混浴のところもあったりしますが,今回が別浴のところにしか入りませんでした。とまあ,かようなわけで,無事,帰ってきたわけです。しかし,こうやって打ってみても,絵がかけないから,うまく伝えられないなあ。

 今日,15日はSFadventureを買ってしまった。季刊になったというアレである。最初,LITERARYかSWITCHの別冊か何かだと思ったのだけれど,よくみると,徳間書店発行なんです。小松左京の「虚無回廊」がのってるんです。びっくりして買ってしまったのでした。大判できれいな雑誌ではあります。でも,ときどき広告が変だったりします。買いではありません。

 スザンヌ・ヴェガの新しいアルバムが出たので買いました。今回はアレンジがトーキングドラムみたいな音がしたりと,いろいろこっています。でも曲は同じです。というより,メロディーはファーストの頃みたいです。セカンドのいきなり「トムズダイナー」のようなインパクトはないですね。でも,まあ,ヴェガが好きな人なら,聞けるでしょう。あのつぶやくような歌い方も気持ちいいときもあります。タイトルは「99.9F°」です。

 ヴェガといえば,「ストリートファイターU」を買ってしまったのだけれど,あれほどやるのをいやがっていたかみさんのほうがうまかったりするのはくやしいですね。ぼくが春麗以外のキャラを使わないという話もありますが。でもね,春麗の勝ったときの「ヤッター」という声を聞くと,元気になったりします。そうそう,今朝(16日)は,ストUダッシュの夢をみてしまった。これがヴァーチャルリアリティーを使ったすぐれもので,ゲームマシンの中に入ると,タイムトリップまでできるし,空まで(ヴァーチャルリアリティーだよ)飛んでしまうという,スリル満点のゲームなのです。最期はもとの世界に帰れなくなってしまった。

 先日,伊勢丹のクイーンズシェフで買った香り米を試してみました。なんか,ごはんの香りが強くなったという感じでしたね。数百gで500円ですが,1合あたり小さじ1杯をまぜてたきますから,そんなに高いものでもないと思います。これだけで,かなり香りが強いので,感心してしまいました。クイーンズシェフの日本酒売り場もせまいわりにはこっていて,鶴の友(知る人ぞ知る幻の銘酒と言われ,日本酒情報誌の編集者もこれを飲んで,日本酒に対する考えが変わったといわれる。でも,ぼくは変わんなかったな。)のような,酒までおいてあってびっくりです。でも,ほんとうは山羊乳が欲しかったんだよ。売ってなかったけど。

 あー,ヤクルトはもうだめだ。あきらめたぞ,石川も賭けに勝ったら,何かごちそうして下さい。ついでにぼくは,今場所は曙の優勝に上寿司を賭けている。同僚は安芸の島である。しかし,ヤクルト,何とかしてくれ。


「スバラ式世界」09/18 09:28

原田むねのりの「スバラ式世界」には初デートの話がのっている。
読んでいてとても恥ずかしい。
ぼくなんか恥ずかしいデートをたくさんしているから,とっても恥ずかしい。
というわけで,ぼくにはこういうことを書く勇気なんてないぞ,と思ったのでした。


「ねこじるうどん」09/19 09:34

最低である。
昨日,うちに帰ったら,テレビでヤクルト戦をやっているところだった。9回表2アウト満塁で古田三振である。そのあと,今日は3─1で勝つかなあと見ていたら,逆転サヨナラである。とても悲しい思いをちたのであった。おかげで,FU−MOの原稿に手がつかなかった。今回原稿を落としたら,すべてヤクルトのせいである。最低である。

今朝の夢は,ワニを買ってくる夢だった。そのあと食べようと思ってさばいたら,中には寄生虫がたくさんいて,たいへんだった。まいってしまう。この寄生虫がなかなか死なないで,うごうご動いている。まいってしまう。アルコールでも死なない。冷蔵庫でも凍らないのである。気持ち悪かった。

そういや,このあいだテレビで見た「クラスオブ1999」という映画では,マルコム・マクドゥエルが校長先生の役ででていた。「時計仕掛けのオレンジ」の主演の人がである。不良がいっぱいいる高校の校長である。びっくりした。でもこの映画,見てしまったのは,ぼくが権力に反抗する映画が好きだからなんだなあとしみじみと思った。


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