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グランド現代百科事典 第 1 巻 ア-イェ

 どういう理由か自宅に本物の全云十巻あるであろう百科事典集の一冊(1970年10月1日発行、初版、発行:学習研究社、厚紙のカバーに載っていた謎のコード: "0501-561 201-1002")が自宅にございまして。既にどなた様が語っていることでしょうが自分は、で感想を。

 上記代物の、上記版の内容でございまして "百科事典" 全体を、そのものを代表して述べたものではございません、最新版での取り扱いは存知かねます。そしてこれは報告と対する私見であり、ただそれだけです、以上です、が参考までに。


 内容はタイトル通り、上記百科事典の「あ」全体から、先頭が「い」の次の語が「え」の言葉の最後まで。

 こんな「本物の百科事典正規項目として不適切」であろう項目が実在しました:

 名詞に飽き足らず動詞や形容詞、副詞まで項目としてございますね。国語辞典的一面も持っているみたいです。一体何を基準に選定されているのでしょうか。その一方で『アンネ・フランク』がございませんでした。あら? オランダ語で出版された原著(?)『Het Achterhuis』の出版は1947年なのですが。

 定義が一文で終わっているのがございました。たとえば『有りったけ』の定義は、

あるだけ全部。

<同書 484ページより引用>

 でした。その有りったけの例文は

心の――をぶちまける。

<同書 同頁より引用>

 でした。

 各単語の解説末尾にその項目を執筆したと思われる方の名前が記載されていました。委員会による数人の国語辞典とはやはり違うみたいです。その中には女性と思われる名前もございました。

 語尾の基本は言い切りや「がある」ですが「である」等の形式も使われていました。仮に『ドラゴンクエスト』といった項目がもしあったとして、その定義は「――RPGである。」ではなくて「――RPG。」といった形ですね。

 「されている」等、文章が受身形だった文章がございました。やはり確たる物的証拠を提示できない風俗的民俗的内容を記載するとなると自然そうなるのでしょうか。

 項目『アラビア語』の解説文は「こんな感じの言語。以上」でした。解説文中にアラビア文字が一文字も出てこなかったのが印象的でしたね。項目『アラビア文字』にございましたが、写真による代用でした。アラビア文字をテキストとして出力できなかったとする事もできますが。

 ページを見開いた両もしくは片端もしくはページ内に必ずといっていいほど写真が掲載されていました。それも一枚を上端にポツン、ではなくて。三、四枚を、両若しくは片端の場合はズラッと縦に並べて端全体を埋め尽くす感じで。図鑑のようですね。いや、詳細な "注釈" が付加されている分、図鑑をも上回るかもしれません。全体に比してほんの数ページですがページ全部が写真+対するキャプションといったページもございました。

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