山 月 記


高校時代には,必ずと言っていいほど,「山月記」の授業があります。
中島敦の代表作であるこの小説に,度肝を抜かれた方も多いはず!
だって,人間が虎になっちゃうんだよ!!
難しい言葉も何のその,最後には小説の世界に引き込まれてしまう。
そんな小説「山月記」を初めて読んだ後の感想です。
ちょっと読んでみて・・・。


初 読 の 感 想 の コ ー ナ ー

【H・Sくんの場合】

「俺の毛皮の濡れたのは,夜露のためばかりではない。」
という部分が,シブくて良いなと思った。
あと,李徴が虎になったのは,憤悶とザンイとによって,
臆病な自尊心を飼い太らせてしまったから。

【M・Mさんの場合】

虎になってからの李徴の故人に対する語りが興味深かった。
「なぜ虎になってしまったのか」から
「なぜ以前は人間だったのか」という
人間との間で矛盾している姿が悲しかった。
・・・どうやって虎になったんだろう・・・気がつくと虎になっていた
と書いてあるけど。
李徴がもし人間に再び戻れるとしたら,彼はどう変わるんだろう・・。

【M・Yさんの場合】

この男の人は,どうして虎になってしまったのか,
よくわかりません。
なぜ,男が虎になることを望んだ訳ではないのに,
妻子の心配をしているのに,
故人のことを思い出すのに,
詩を書くのが好きなのに,
なのにどうして,虎になってしまったのか。
一年前に,汝水の所に泊まっていたときに,戸外で
男の名前を呼んでいたのはいったい誰なんだろう?
男の名を呼んだ奴が,男を虎に変えたのか?
とにかく,男がどうして虎にならなければいけなかったのか
誰が何のためにこんなことをしたのか
これからの授業で,解明できれば良いなと思います。

【M・Hさんの場合】

李徴のような体験は興味があるけど,自分はなりたくないと思った。
友人が李徴の声に気づいてあげたのが素晴らしいと思った。
野生の生活は,孤独なんだろうなと思った。

【S・Mくんの場合】

李徴という詩人が,虎になったとき,そんなことありかよ,
と思ったけど,この話がいい感じだったので,けっこうまじめに
聞けました。
李徴が人との交わりをさけて,自分という者を理解されなくて,
その時の自分の心情にあった外形になった。
それが虎だったということで,もし,これが現実にあったとしたら
自分はどんな動物になるのかなあ,と思った。
そして,現実の別れの場面で,自分の所へはもう来てほしくないから
丘の上から自分の姿を見てくれという場面には感動しました。

【M・Oさんの場合】

最後の終わり方が少し羅生門に似ていると思った。

【M・Iくんの場合】

李徴が虎になってしまった気持ちは誰にも分からないと
言っていたが,本当にそのとおりだと思いかわいそうだった。

【S・Kくんの場合】

人でいたときより虎になってからの方が
家族を思っていたところに感動した。

【I・Nくんの場合】

天才と馬鹿は紙一重と言うが,天才は人の考えを越えたことをする。
だから天才と呼ばれるのだろう。だから,李徴は人と交わりを絶った。
まず普通の人には,このようなことは決してできない。
人は一人では生きていけないのだから。
この物語は,天才の起こした悲劇だと思う。
僕は多分天才でも馬鹿でもないと思うが,どっちになりたい
といえば,普通みんなも天才を選ぶと思う。
だけど,このような悲劇を起こしてしまうなら,
天才にはなりたくないと思う。

【K・Yくんの場合】

「この気持ちは誰にも分からない。誰にも分からない。」
と二度繰り返す所がやけに頭に残った。
この李徴という男は,虎になってしまってから,自分の今までの
人生を考えていたような所も面白いと思った。
でも僕は,李徴は虎になってしまった方がよいのかもしれないと思った。
醜悪な姿になってしまったと言ったが,人のままだったら,
姿ではなく,心の方が醜悪になってしまっただろうと思ったからだ。

【I・Iさんの場合】

李徴は,詩人になりたかったけど,特に努力もせず
臆病な自尊心と尊大な羞恥心があったから虎になってしまったのだろうか?

【A・Iさんの場合】

李徴の行った言葉の「飢え凍えようとする妻子のことよりも,
己の乏しい詩業の方を気に掛けているような男だから,こんな
獣に身を落とすのだ」に,参りました。
自分が,この小説の中にいたとしたら,完全に獣になっていたのだろう
と思ったからです。

【Y・Oさんの場合】

李徴が虎に変わってしまったところが印象的だった。
自分が人間だったときのことを思いだして,人と遠ざかってしまっていた
自分を後悔していた。そして,妻子を傷つけていたことを虎になって
気づいたところがかわいそうだなと思った。誰でも,自分が好きなことに熱中していると
きは周りのことは気にかからないけど,何かで自分の周りを見たら
何もなくなっていて,しかも虎になってしまったことに気づいて,
李徴はすごく後悔していることがわかった。

【K・Sさんの場合】

誰に名前を呼ばれていたのかと,なぜ急に虎になってしまったのかが
不思議に思いました。あとエンサンはよく逃げなかったなあと思いました。
悲しい文だと思いました。

【T・Iさんの場合】

闇の中からしきりに李徴を呼んだ声の主が,
いったい誰なのかがとても気になりました。

【M・Kさんの場合】

一人で悩んでいた李徴と,友人のために何もしてあげられない
エンサンが二人ともかわいそうになってしまった。

【M・Hさんの場合】

尊大な羞恥心が妻子を傷つけたから,虎になってしまったんだと思った。

【M・Wさんの場合】

李徴が突然虎に変わってしまった不思議なところと,
虎になった李徴に人間に返る時間があるというおもしろさに惹かれた。
私は李徴が元の姿に戻れないような気がしてかわいそうになった。
人間の心がすっかり消えてしまうことの恐ろしさ,悲しさ,切なさなど
いろいろな気持ちが伝わってきた。

【T・Kさんの場合】

臆病な心を持っていない人間なんていないと思うから,
この小説の中では,李徴が虎になったけど,エンサンにもあり得ることだと思う。
「俺の毛皮の濡れたのは,夜露のためばかりではない,と,
書いてあるのは,李徴は,天に躍り地に伏して嘆いても,
誰一人として気持ちをわかってもらえず,泣いていたからだと思う。

【K・Nくんの場合】

戸外で誰かが我が名を呼んでいると文中にあったが,
その声は「だれか」ではなくて,李徴の中の
こんな生活はやめたいとか,このままどこかへ行ってしまえば
楽になるという思いが聞こえてきたのではないかと思う。
君もチャレンジ!!
山月記パート2「自分ならこれに変身しちゃうかな?」も見てね。

山月記パート3「山月記まじめに感想」も見てね。

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