| 1890年12月24日、ペテルブルク生まれ。 ルドルフ・コイヴは、この世を去ってから半世紀以上たった今もなお、フィンランドで最も愛されているイラストレーターのひとりといえる。 ペテルブルク生まれのコイヴは、ごく若いころに両親を亡くし、その後ヘルシンキへ移り住んで、アテネウム芸術大学で絵画を学んだ。画家としても、イラストレーター、挿し絵画家としても活躍した、多才な芸術家であった。 児童書の挿し絵に贈られる「ルドルフ・コイヴ賞」は、彼の名にちなむもの。(フィンランドの主な児童文学賞についてはこちら) 1946年10月11日、ヘルシンキにて没。 |
| コイヴは子ども向けの童話の挿し絵を多く描いた。「星のひとみ」などで日本でもおなじみのトペリウスの作品をはじめ、グリムやアンデルセンの童話や、千夜一夜物語のために描いた挿し絵がよく知られている。 そのほか、子どもたちがABCを学ぶための教本 "Suomen lasten aapinen "(フィンランドの子どもたちのABC)など、教科書の挿し絵も手がけ、作品がフィンランド中の家庭に親しまれる要因のひとつになった。この"Suomen lasten aapinen "は現在学校では使われていないが、復刻版が出版されている。(復刻版書誌情報:タイトル"Suomen lasten aapinen "、Kaisa Halinen・編、WSOY 1987年、ISBN:951-0-14435-5) |
| コイヴの絵といえばクリスマス、というイメージがあるほど、コイヴはクリスマスをテーマとしたイラストを数多く発表した。特に1930年代から40年代にかけて、コイヴはクリスマス向けの雑誌"Pikkuväen Joulu"(ちいさなお友だちのクリスマス)や、"Joulutonttu"(クリスマスの小人さん)などのために非常に多くのイラストを描いている。 また、カードのイラストもよく知られている。コイヴのイラストのクリスマスカードやカレンダーは現在でも販売されており、安定した人気がある。 コイヴのイラストと、クリスマスを題材としたさまざまな童話や詩を収めた"Rudolf Koivun joulukirja"(ルドルフ・コイヴのクリスマスの本、WSOY 1990年、ISBN:951-0-16408-9)は版を重ねており、2001年にはフィンランド国内で最も販売部数の多かった本の1冊となった。 なお、コイヴとほぼ同時代に活躍し、コイヴと並んで語られることの多いイラストレーターにマルッタ・ヴェンデリンがいる。ヴェンデリンについては当サイト内マルッタ・ヴェンデリンの紹介ページをご覧ください。 |
| CRAFT SPACE わ(Rudolf Koivuの本のページ) フィンランド直輸入の絵本を販売。「フィンランドの子どもたちのABC」「クリスマスの本」をはじめ絵本の画像多数あり。注文・問い合せ可能。 Rudolf Koivun Ystävät Ry (「ルドルフ・コイヴ友の会」、フィンランド語) The Rudolf Koivu Christmas Picture Book Paletti Oy (フィンランド語) みほこさんのブログ「北極星を真上に見上げて」 コイヴの生誕100年記念切手が紹介されている。 |
| The Rudolf Koivu Christmas Picture Book Rudolf Koivun Ystävät Ry Paletti Oy Suomen Nuorisokirjallisuuden Instituutti HS Kulttuuri 25.1.2002 YLE/Suuret suomalaiset |