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2009/5/1(金)

2009/5/31(日)
BackNunber

 5月31日(日) 晴れ時々曇り  

5月が終ります。
大の月だから、たとえ3日でも5週あるのは、余裕を感じたかったのに。

母の医者、ミー子さんの医者、そしてわたしの医者と病院。
余裕の月は、不用であるはずの用事で、あわただしく過ぎました。
意外と早かった母の快復、たとえボケが頻繁になったとしても、まずからだです。いいでしょ、いいでしょ。
わたしも鬱陶しさから解放の目途が立ちました。
次に、駒を進められます。
解からないのはミー子さんで、食ったり食わなかったり。
その分、これなら食べてくれるかとご馳走をやる破目になり、わがまま贅沢を驀進中。ぐじだのかつおのたたきだの甘塩の鮭だのと。

いいでしょ、いいでしょ、高齢の二人と一匹。
あっちが悪い、こっちが悪いで、5月が暮れます。

去年は、リフォームと言う「もの前」で、あわただしい日が始まっていました。
一応、形になって半年、今ではもう昔の家の記憶も薄らいで、家の中で迷うのは、母だけになりました。
わたしは、ずっとココに住んでいたような感じで喜んでいます。
先日、この話を設計士さんにしていたら、「その感覚は、この家の成功の証」とおっしゃってました。古い建具がソコココに、上手に使ってあるのもほっとさせてくれます。

いくら、長い付き合いのあとの結婚で何もかも解かっているつもりの相手に、驚いたりしたことがあります。
実生活の部分で、初めてあらまぁと思うわけで、それに、デートだけの無責任時代と違って、責任と覚悟を伴いますから、あらまぁの実感も重みがあります。
「終の棲家」として、肌の合う関係になりました。

今のうちに、ひっかかる部分を探しておこうと思うのですが、逆に長年生きてきた「工夫」の経験が、
昔から住んでいたような、違和感を感じさせないのかもとも思っています。
ある種の横着さ、ある種の年の功の達観、そして何よりも安心から来る楽天主義。

安心しましょう。
落ち着きましょう。
がさついた工事の庭に次々花が咲いて、花を買う必要もなくなりました。花たちが一等先にこの家の匂いを引っ張ってきてくれます。
梅雨になれば、湿った土をチャンスと、また増えそうです。
不安の伴った5月も、良いも悪いもこれでいいのよ と、締めくくれるのはシアワセなことです。

見にくい目だからと逆にくっついて、掃除をしていますが、
いちばん汚れるのは水垢。例えば風呂場は、風呂と壁と手すりと蓋とすべて素材が違います。
水垢を吸い付けるように汚れるのは手すり、水道の鉄管取り付けのキワの汚れ、風呂を洗うたびに、種類の違うスポンジやたわしを駆使しては面倒です。


出来事

日曜大工センターへ。自転車は怖いけど。
組み立ての棚を買う。
明日、配達だから、3個。

物入れはたくさんあるし、新しい住まいこそ、何にも置かないを心がけているが、さりとて何でもかんでも大きなテーブルに置くと、 せっかくのテーブルが狭くなる。
ちょい置きの棚。
こういうものを買い出すと、だだだーっととどめがなくなる危険も感じて。

5/31
  • 手羽先から揚げ煮
  • おさしみこんにゃく
  • アスパラ、トマト
  • 焼き木の芽味噌
  • なす糠漬け

木の芽の若そうなところを摘んで木の芽味噌。アルミホイルに延ばして焼いた。
わざとでこぼこにして、凸のところの焦げ目が香ばしい。昔、土鍋の蓋に塗りこんで焼き味噌の記憶。


 5月30日(土) 晴れときどき曇り  

「マグロの目」完治。お風呂解禁。
「うまいこと治したネー。たいしたもんや、治癒力充分」と先生。
ぐずぐず言いながら、本質的にわたし健康なんだと思う。この線で目も上手いことやる。

近所の奥さん、タイで買ったバッグの使いにくい手、直らないかと。
家で仕事をするようになって、こういうことが多くなった。
ひっそり針仕事を楽しんでいても、周りの人って、興味津々で、ご存知らしい。
タンスに眠る和服や使わなくなった布を持ってきてくださる方も。
生徒さんの教材に惜しげなく使ってもらえる。

初めて麻婆豆腐を作った。
何かの拍子に「ボク、麻婆豆腐好きやでー」と息子の言葉を聞いたから。
とりあえず、生協のセットで。簡単簡単。

母がいたく喜んだ。
「料理と言うものは、ちょっとした工夫で美味しく頂けるけど、、」と母。にやにやして聞いていたら
「そやけど、作る人は大変やネー、エライ迷惑かけるなぁ」と落ちた。
麻婆豆腐ごときであらためて言われるとドキッとする。
ついつい、最期の言葉かと思ってしまう。それほど、しみじみした言い草だった。
「美味しかったらうれしいよ、わたし作るの好きだから」と納めて、まぁ、麗しい夕食の風景。

いっこうに、寝巻きに着替える様子がない。
無理に寝させるより。
夜、8時ごろ、「晩御飯はまだかぁ」と来た。さっきの夕食から1時間。
「来た 来た 来るべきものが来た」。

「おバァちゃん、さっき麻婆豆腐美味しいって、晩御飯食べたでしょ」と、夜中にお腹が減ってもと、小さなおにぎり。
「コレは晩御飯なんかぁ」と来た。
ごはんを食べさせてくれない ということは、よく聞く話。
麻婆豆腐であんなに喜んでくれたのに、すぐに次の変。

母は怪訝な顔のまま寝た。
今後、こういう「変」は何度も起こるだろうけど。
やっぱり、ドキリとします。

ところで、初めての麻婆豆腐、キッチンに充満するニンニク臭に参って、わたしはいいだこの吸盤数えて、夕食。


出来事

いわゆる生命保険、いったいどれだけ入っておくのが、正しいのか、
保険が無いと「金の切れ目が、命の切れ目」になるのか。
生協の担当者が説明に来てくださった。
一年更新の掛け捨てと年金型保険の違いなど教えてもらう。

もちろん、わたしのではない。成人病、肺癌予備軍の息子の保険。

5/30
  • 麻婆豆腐
  • いいだことたけのこのやわらか煮
  • アスパラ、トマト
  • アスパラのベーコン巻き
  • なす糠漬け

アスパラの下の方、何cm捨てるのか悩んで、結局大半皮を剥いでゆがいて冷凍にしてみた。


 5月29日(金) 晴れ  

入院を決めたら、急にあわただしくなってきた。
それでも、本日の計画、スパッと完了して、気持ちがいい。
年に一度の税金を納めて、急に貧乏になったことが、ちょっと憂鬱。

留守の間の母をどうするかで、ケアマネさんと相談。
母にショウトスティの体験をしてもらう。

いくつか施設に当たってもらって、やっと、とりあえずの入所先が確保できた。
いまどき、入所も大変らしい。とりあえずと書いたのは、少し遠い。
今回は急なことでもあり、とりあえず入れるところにしたが、どこか、近くで母の馴染みのホームを作っておきたい。
ひとりの人間を、機能保持と安らかな日々を準備するのは、考えたら単にケアマネさんに依頼するだけではと、あらためて思う。

一安心と割り切れるほどの気持ちでもない。
母にどう伝えるか。手術のことはいい。母も経験者だし、今の母なら理解は出来る。
はじめてのショウトスティをどう伝えるかだ。
ケアマネさんは「そんなに、気にしなくてもいい、観光旅行に行く気分で、伝えましょうよ」と。

家がリフォーム中で住める状態ではなくて、ディケアをスタートした。母はすぐ馴染んでくれた。
今回もまた、仕方が無いことのひとつの方策として、ショウトスティを利用する。
長年たくましく生きてきた母ならと、期待するのは、自分の不安を払拭するためで、
いずれコレもケアマネさんとホームの担当者と話を詰める中で、わたし自身をめざめさせてもらおう。

ことあるごとに、今まであまりにも何も知らなかったと思うことがある。
逆に初めての分野の難題は、ことあるごとに、知識や現状に目覚めることになる。
「子育ては親育て」と言われるように、「介護は介護する側の成長」の仕事だ。
感傷だけでは、世の中渡ってゆけないことを知って、母のおかげで成長させてもらっているんだと、気分すっきりをこころがけよう。

97歳の初体験と68歳の初体験の重みは違うことをアタマに入れて、どれだけ母をと惑わせないで済むか、
お着替えセットを組みながら、お手紙を入れておこうか。
「おバァちゃん はじめてのお泊り、よく寝られましたか?」。
しかし、コレ、母をいとうしんでいるようで、実は自分を、落ち着かせているだけのことだ。
多分、母はわたしより数等たくましい。
「おバァちゃん、楽しんで来て、わたしもお目目ぱっちりになってくるから」そんな朝で送り出したい。

Lesson(72)

2回でパジャマのズボンが縫えた。2本作れば、今後はへっちゃらに縫える。メーンテーマは、いかに洗濯に耐えるか。
残りの布で、草むしり用の腕カバーが出来た。
あとは、この経験を生かして、ブラウス、裏つきのワンピースと進んでもらう。
しょっちゅう言っていること。Tシャツ捨てるな、Jパン捨てるな。
ケチに在らず。洗いざらした布を細工する妙味を味わって欲しい。

手術までに6月のお稽古を済ませておきたい。
Lesson計画を生徒さんに配布に。
「定食?」もちOKよ。楽しいこと抱え込んで。


出来事

昔、植木鉢にアスパラを植えたことがあった。天麩羅油を熱しておいてから、収穫。即てんぷらにした美味しい記憶がある。
頂いたアスパラで、コレがやりたかった。
卵白をあわ立てた衣で、美味い。
あの時はまだ若くて、こういうちょっとした工夫をしなかったから、今日のアスパラの天麩羅を、あの人に食べさせたかったなぁ。
しかし、ホントに美味いのは、このアスパラ、シンプルにからしマヨネーズ。アスパラの甘味を知った。
新たまねぎのみじん切りのソースも不用。

5/29
  • 天麩羅
  • いいだこ、酢の物
  • アスパラ からしマヨ
  • 水菜と油揚げのハリハリ鍋
  • なす、きゅうり糠漬け

天麩羅は、アスパラをやってみたかった。衣はフリッターの軽め。


 5月28日(木) 小雨 時々曇り  

白内障の手術日が決まった。
あとは、術前検査で合格したらゴーである。
「視力も出ると思います」の先生の言葉が錦の御旗。

町医者からの紹介状で、市民病院 地域医療連携室から1日はスタートした。
わたしのカルテが、市民病院の中をまわり始める。
受付に行って、待合室、待合室から中待ち。
視力検査、写真撮影からまた中待ち。ようやっとの診察、処置室、再度診察。ココではじめて手術決定。
まだまだカルテは回る。術前検査の、レントゲン、心電図、血液検査。
記録用紙を貰ってくるところあり、そのまま次に進むところあり。
最後の地域医療連携室、計算係、会計支払い、薬局。
それぞれの担当者が、カルテを受けて指示を出される。患者のわたしは、いわば流れ作業に乗っかって3時間。

昨日、いろいろ気にしながら「元気なうちに、死なんとアカン」と書いた。
手術の楽しみより先に、この病院の流れに疲れてしまった。
今なら、ふうふう言いながらでも指示通りに動ける。
しかし、次にじゃぁ、自分の手術や治療の為に指示通り動けるかと思うと、ちょっと自信が無い。

例えば、ずっと楽しい老後の日々を積み重ねてきたとする。
今のわたしがそうだ。楽しくて、あれこれしたくて、美味しいもの食べたくて、、。
目で苦労してきたものが、簡単な手術で、視力が出ると言われれば、それも楽しみの日だ。

専門用語の飛び交う病院内をあちこち回って、書き込む書類も多くて、このしんどさをクリアしなければ、次に進めないとわかっていながら、
たかが、白内障の手術、期待される手術であっても、
楽しい日は潰れる。
そうすると、また、次の病気になった時、楽しい日の一日一日が潰れて、最期は「しんどい日の積み重ね」が続くとしたら、つまらない話で、楽しいままにおさらばできたらと。
肝心の手術なんて吹っ飛んで。

手術は日帰りもある。わたしの場合は両目で5日の入院になった。
治療のすべのわからないものが、少しわがままだと思ったけど、家の実情を話して、2回に分けて手術するプランを提案してみた。
ホントは5日でスパッと完了したいのだけれど、母をショウトスティに預けるとするとショウトスティ初体験の母がいきなり5日は、辛い。

分けるハンディはある。つまりもう片方の手術までの間、左右の視力の差が大きすぎるから、転んだり、手を切ったりと危険が起こりやすい。
それの用心が出来るなら で6月15日 22日、いずれも1泊2日。

あんなに待っていたのに、疲れの方が大きくて。
大体、病気を侮っていた。面白がっていた。
卵巣脳腫は、オデキだったし、先日のマグロの目も化膿菌と戦う自分がうれしかったし、のびのびなっている胃の検査も、歯医者も。
今度の白内障だって、お水が濁ってきたのよ で片づけようとしていた。
治療のための前に立ちはだかる、「疲れ」という伏兵にしっぺ返しを食わされた。

まぁ、矢は放たれた。
だんどりをすいすい済ませて、コレを楽しむ方向に変えられないかと帰り道。
針仕事が好きなんだもの、わたしらしい入院寝巻き作ろうかと、だんどりの中に加えた。
どこまでが、真剣でどこまでが阿呆なんか、自分でもよぅワカラン。


出来事

どばーっと北海道のアスパラ。友人の贈り物。
食べニャ。

こういうことがあるから、やっぱり楽しい日に変えられる。

5/28
  • アスパラ 山盛りの贅沢
  • 長崎ちゃんぽん
  • 小芋と厚揚げの煮物
  • 丸干しイワシ(半生)
  • なす糠漬け

テーブルをセットしたところにアスパラの宅急便。ゆがいて、シンプルにカラシマヨ。


 5月27日(水) 晴れ 夜雷雨 

母、定期往診日。
97歳なりの異常はあるけど、異常なし。今ある異常は、すべて歳のせいで納まる。
母の異常食欲については、
「人間の身体というのは、上手いこと出来ていて、普通ならお腹を壊すことでも、今は内臓を通過するだけで、 咀嚼して、身体に栄養分を取り込んでという作業をやっていないから、大丈夫」と先生。
つまり、身体の内部の工場が、壊れているから、というわけだ。
ならば、「美味しい、満足」の食事で「よし」として、栄養があるからと嫌なものでも食べさせなくてもいい。

朝からの病院行きで、目は瞳孔を開いた薬がまだ切れてくれないし、吐き気はするしでも、先生の話は面白い。
命の問題に触れていたら、「病人さんは確かに命と闘っているけど、医者もまた、この病人を残して、死ねないなぁ」と思っているのだと先生。
先代の急死された先生が、「あの患者、頼むわなぁ」と真剣な顔で夢に現れるなんて、しょっちゅうでって。

告訴だとか、このごろとみに激しい「評判のいい病院リスト」の情報だとか、なかなか医者も大変な世の中なんだそうで。

私見だが、この「リスト」、必要なものでないと思っている。
「リスト」に載らないお医者さんが大半で、それでも、一生懸命患者に寄り添ってコツコツ仕事されている方はいっぱい居る。
ましてや、今までの手術実績の統計からの結果が基準になっている。こうでもなければ、根拠が無い。なおかつ、所詮 健常でバリバリのジャーナリストの編み出した結論では。
患者と医者と言うものは、統計で割り切れるものでは無いし、命を守るための双方が力をあわせ、信頼を作り上げて行くもの。
相性のいい医者を選ぶという意欲や楽しみにかげりをもたらすだけ。
「評判のいい」なんてのは、主観の左右と経験者の口コミがモノを言う。

母の定期往診は、またあとの会話が楽しい。たまたま、高校の同窓生だったので話もはずむ。
母よりわたしの方が救われる。

母の部屋から「どっこもどうも無いのに」とひとりごとが聞える。医者を呼ぶのは機嫌が悪い。

白内障の手術日、決定。
それまでに、たくさん処理しなければならないことがある。
とりあえず一番の急務、母のショウトステイだけ、ケアマネさんに依頼して。

「元気なうちに死にたいなぁ」が本日の感想。
治療の為に進めながら、コレではアカンし、今、病と闘っている人を思うと、失礼な話だが、疲れた。
記録は、また明日の仕事。


出来事

党首会談の茶番、補正予算の無駄遣い。

どうせと思っているから、そんなに気にしていたわけではないし、一生懸命見ていたわけでも無いのに。

国会でレベルの低い言葉遊びをしてもらっては困る。
政治がちゃちな、自分好みの夢を描いてもらっても困る。
変なことを変だと思える感覚が無いのかしら。

5/27
  • ぐじ
  • グリンピースのオムレツ
  • 大根とイカの煮物
  • とんぶり
  • なす糠漬け

病院の帰り、生協の店に。薬で見えにくい目で、やっと、棚のとんぶりを見つけた。


 5月26日(火) 晴れ  

なぁーんだ、マグロの目玉。
そういえば、一週間ほど前、お茶碗が流しから転げ落ちて割れた。
スリッパをはかない家だから、丁寧に掃除機をかけたつもりだったが。
思い当たることはそれしかない。
小さな破片を踏んづけたらしい。

そこから、化膿しただけの話。
「ここまで大きく育てなくても、、」と先生に言われて。
破片は、土踏まずに傷をつけただけで、すぐ、取れたらしい。
入り込んでいたら、くるぶしまで腫れる場合だって有るんだそうだ。
「マグロの目」。この場所で食い止めようと、化膿菌と闘ってくれていたわけだわ。
けっこう悩んで、怖くてぐずぐずして、あっけない。

健康な身体だと思う。
治癒力は充分在る。と勝手にご機嫌。
もう、「マグロの目」の下に新しい皮が出来ているって。
多分、面の皮と同様、厚くてしっかりした皮になるんだろ。
またコレで、元気に大地を踏みしめる。
友人に報告のついでに、「美味しいもの食べに行こう」と付け加えた。

「毎日ガーゼの取替えに通いますか?」。「いいえ、自分で治療します」。
薬を貰って。夜の風が気持ちいい。

L e s s o n (71)

次々とお洋服が仕上がって行きます。
チュニックは、衿開きの大きさを、同じ布でタンクトップを作ってフォロウしました。
どうしたら、洗濯で型崩れしないかを中心に、丁寧仕上げ。
和服から、長めのスカート。裏を付けるお稽古。

センセがうれしいと、生徒さんもうれしいらしい。「わたし、月一回のお稽古では、、」と月2回にすると意気込みで、
午後の睡魔を吹っ飛ばしてくれる。
Lessonが増えると定食屋、繁盛デス。
どうして、こんなに楽しいんでしょ。

 

出来事

設計士さん来宅。
お世話になったことを忘れて、「いい家でしょ」。
あわただしく、しんどく、そして楽しかった日々がよみがえる。
クロス屋さんと親しくなって、まだまだドラマの続いていることを報告して。

「この家、よう完成したなぁ」。
頼りない施主でも、大丈夫なんだ。それぞれの立場で支え、引っ張ってくれる役者が揃っていたなぁ」とあらためて感慨。
オールスタッフ録、まとめておかなくちゃ。

5/26
  • 焼きしゃぶ、大根おろしとポン酢
  • 板わさ
  • グリンピースのたまごとじ
  • なす、大根糠漬け

グリンピースは家庭菜園で作られたもの。がばがばできたらしく、あちこち近所におすそ分けにあやかり。


 5月25日(月) 晴れ  

息子が帰宅して毎日のように嘆いていた。「アカン、営業成績が上がらん」。
そのたびに「新入りががんがん上げたら、古くからの人に悪いじゃん」と優しく励まし、
心の中では「ドンくさいヤツ」とも思ったりしていた。
大体、人を押しのけてまでという気迫が少ない家系だから、
「別に食っていければそれでよろしいがな」と優しく慰め、
こころの中では、「仕事で嘆くな、人生で嘆け」といっこうにパラサイトから脱却できないヤツめとも思ってきた。

今日帰って、「みんなブツブツや、上がらんなぁとため息ばっかり」と言う。
うちの息子だけが、営業不振なら問題はあるけど、みんなそうなんよ。今のご時世。

「よう、生き返ってくれたわ」とディケアの母を送り出す。
びっくりした日から1ヶ月、どこがどうなって、元気になったのかもわからん。
しかし、今後延々と元気モリモリでも、ちょっと怖い。こちらがだんだん自信がなくなる。
 趣味の悪いのは百も承知で、でも、わりかし好きな世界。大腸のポリープはチュウリップの蕾みたいに可愛かったし。 土踏まずに出来た、マグロの目玉。ほぼ実物大。
来る人来る人にご披露したくて「エエもん見せてあげようか」で4日。
「エエもん」見た人はけっこう喜んで、「お医者さん、どうやった?」と携帯メールの来る始末。
お医者さんは、皮膚科の先生の当直の明日。
どうせ、ブスリとやられて、海洋深層水みたいなそれはそれは美しいものが流れ出すのなら、今のうちの記念写真。
だって、気がつけば、今日一日コレで遊んでいたような気がする。
いったい、何者じゃ。自分の分身だと思えば可愛いもんよ。

とばっちりは母に。あんなに楽しみにしている一日一度のお散歩も、よろけた時にとっさの行動が出来なくて、足が踏ん張れないから、おあずけ中。

お口直しに

てこずった、女性の色鉛筆画。
気になっていたところを手直しして。
せっかく順調に週刊朝日、毎号毎号追っかけて描いてきたのに、いきなり先週は、どこかの党首。血走った目と口角泡の絵もちょっと描きづらい。
贅沢言うなら、描きたい人、Gackt、宝塚の男性役みたいに、高倉健(古いか)、晒しの胸にタトゥ。

マグロの目玉も色鉛筆画も同居して、お気に召すまま の今日。


出来事

明日のLessonの定食を考えながら。
食材をいろいろ買って、で、春巻き、きんぴら。
明日は春巻きの皮でチーズとアスパラを包み、レンコンは天麩羅の種にするか、 筑前煮に使うか。

だんだんだんどりよくできるようになって、いよいよ定食屋、
こんな面白い発見、工事のもたらしたラッキー。

5/25
  • 春巻き
  • レタスとたまごのスープ
  • れんこんのきんぴら
  • なす糠漬け、柚子大根(生協)


 5月24日(日) 晴れ 薄曇り 

キムタク。昨日から新しい連続ドラマが始まった。「MR.BRAIN」。
大物入りで、宣伝。前日も前々日も、新聞一面の広告、TVに出っ放し。
○○放送局は、まるで、社員一同、一族郎党、キムタクに総ぶら下がりの感があって。
キムタクを支える豪華キャストも続々で、やっぱり、○○TV局の必死のパッチが見え見え。

ここまでやられると、どこかキムタクもTV局も痛々しい。
それでも、見てしまうんだな、コレが。
それも、ドラマを見るわけではなくて、やっぱりキムタクのキムタクらしい表情にうっとりしてしまうんだな、コレが。

ところで、ドラマ自体、まぁ、SF調、漫画チック、ありえない人物設定とストーリーに、やっぱり、キムタクを見るしか無いなという感じなんだな、コレが。

キムタクはいい。ファンだからだけではなくて、表情の一つ一つが、確かに魅力。
画面からのキムタクの視線に、思わず座りなおすほど、ドキンとしてしまう。バァさんをココまで可憐に初々しくしてしまう。

来週は、見ない。絶対見ない。
キムタクが、このままでは、潰れてしまう。
せっかく、山田洋次監督に見込まれたキムタクが、すべてを軽々しくさらけ出すと、わたしのキムタクが「華やかな日もあった」で終ってしまう。
キムタクキャラを、TV局にささげなくても。
Gacktが魅力なのは、なぞの部分があるからなんだ。ファンを拒否する部分があるからなんだ。

L e s s o n (71)

近所のYさん。パジャマを縫う。
生徒さんのやり方はそれぞれで、縫い代1,5cmを几帳面に線引きして。センセはマネの出来ないこと。

実用品を作るのは、好きな仕事。
洋裁の約束事はこうだけど、使い勝手のいいように、こうしてみましょう で進める。
洗濯の激しいものだから、乾きにくい部分があったり、弱い部分があったりでは困る。
たかが、パジャマでも、基本を習得することは大きい。
「あの時、こうしたなぁ」が今後の力になるのは確実。

家でLessonをはじめると、気楽に空いている時間に来てもらえるのがいい。

土踏まずの腫れ物。鯛の目から、マグロの目くらいに大きくなった。しかも冷凍のマグロの目のように濁って白い。
そりゃそうだわ。いくら避けて歩いても、踏みしめれば、膨らんで液の詰まっている部分、周りの本体の皮膚をはがして、横に伸びるしかないもの。
水虫説あり。だとしたら、ずぼらな水虫だ。細かいややこしい指の間で増殖する筈が、平らなところで、居座ったわけだ。

目医者、歯医者、マッサージの整形外科に、皮膚科が増えましたか。


出来事

アブナアブナのパソコン、マウスを変えたら、調子が戻った。
頼りないほどの軽い新しいマウス。

息子の「マウス変えたら、いいにゃ」の一言で解決した。
機械に弱いと、どうしても、本体の頭脳部分が壊れたのかと考えてしまう。やれやれ。

5/24
  • 豚肉生姜焼き
  • 餃子
  • 白菜、はるさめ中華風スープ
  • とびっこ(生協)軍艦巻き
  • なす糠漬け

とびっこは、とびうおかししゃもの卵。回転寿司で一番に食べる。


 5月23日(土) 曇りのち晴れ  

なんとも、ドクダミの力。
庭に次々花が咲いて、あれもこれも活けながら、もう季節の最後のドクダミもとトイレに活けた。
杉の無垢材にビタッときて。
青味を帯びた葉っぱと周りの縁取りの赤、茎も下の方は赤くて、4枚弁の白い花はつつましく、葉の美しさをくっきりと強調する。
買ったわけでなく、世話したわけでなく、つつじの根元で遠慮がちに咲いたドクダミのまぁキレイなこと。

中庭に葉ものの最後、カラジュームを植える。

うなぎを食べた。およばれ。
できたら避けたい食べ物のひとつ。宴席でわたしこれアカン、あれアカンはご法度で、すまして、こころで闘ってたべてしまえば済むことだ。

向田邦子さんのエッセイに、注文した品と違うものが来たからと、長い人生のたった一食くらい、ぶつぶつ言いなさんなといさめる件がある。
思い出しながら、頑張って食べた。なかなかの淑女ぶりの宴席だった。

別に、うなぎ断ちしているわけでもないし、満願成就を期待して、食べ物を断っているわけでもない。
どうも、お姿が、、なんだけど、だからと言って姿形の整然としたものだけで過ごしているわけでも無い。
好物のイカにしろ、タコにしろ、お姿が、、で行けば、とっくに排除されててもいいヤツで。

「電気うなぎ」を食べさせられた経験も、うなぎを敬遠する理由だ。
深海にすむ電気うなぎをまさか食べたわけでは無いが。

ふるさとのうなぎの漁法は、自転車の発電機だった。
田植えが終って水を満々と湛えた田んぼの畦に、割った竹をななめに刺す。
どこかに、金属片が付けてあったのだろう。発電機につないで、大の大人がひたすら自転車を漕ぐ。
電気にしびれたうなぎが、どろーんと竹ざおにぶら下がって、大人たちの歓声が上がる。
禁止されていた漁法であるのも聞いていた。
野良仕事の一段落で、気持ちの余裕が出来た大人たちのレクリェーションの感があった。
そして、「泥落とし」と村のいっせい休業日の酒盛りとなるのだが。

子供心に、なまじっか知っていた「電気うなぎ」がひっかかって、わたしはそれを食べさせられたんだと、真剣に悩んだ。
雷の季節の到来でもあった。
しゃべってはいけないことは、持てる知識を総動員して増幅する。
以来である。胃の中でビリビリ電気があばれそうで、、、。現在まで尾を引いている。

「おっしゃ」だとか、「いまいち」だとか、「天才的」だとか、流しで独り言で毎日のご飯ごしらえは、弾む。
真剣勝負の美味い不味いはそっちのけで、わたしのうなぎ。

で、出された天然のうなぎ、「3分の1食べれば、カッコつくかなぁ」「3分の2食べれば、許されるかなぁ」で、にこやかな談笑の裏で ひたすら、頑張って。
飛び切り辛いカレーが食べたい。うなぎを消毒する気の帰りの電車。
手土産の中にも、持ち重りのするうなぎ。


出来事

土踏まずのおでき、だんだん大きくなって、周りに座を持ってきた。いまにも、水ぶくれがやぶけそう。
はだしだとまぁ除けて歩けるが、足型に添った底の靴は、ダメ。右エッジで歩いている。
こういう不自然な歩き方は、やがて太ももの付け根に犬が走る。
いったいなんなんだ。丁度、鯛の目みたいに、中心が黒い。だからと言って、魚の目にあらず。
いっこうに医者に行かないわたしに呆れて、息子、「不潔にするからや」とどっかうれしそう。

5/231
  • うなぎ丼
  • 水菜と油揚げの煮物
  • もろきゅう
  • こいも、油あげ、カイワレの味噌汁
  • なす糠漬け、白菜塩漬け

お土産の野菜の中に、ドテーッと、大きなうなぎ。


 5月22日(金) 雨 時々曇り  

「マメなひとやねー」と呆れられても、Lessonの定食で好評だったハンバーグ、お隣の奥さんにも食べて欲しくて。
お留守だった。そうだ、日課のマッサージ治療。通っていらっしゃるお医者さんまで、自転車を飛ばして、
「ねーえ、ハンバーグ食べる?」とやっちまった。
マッサージ室のベットの上から「たべるたべる」。「もう今日は早ぅ止めて」と誰かの合いの手。

急いで焼いて、付け合せのサラダを作って、糠漬けの茄子を出して。
人はマメと言おうが、我は「めでたいヤツ」と思う。おっちょこちょいって、楽しいものよ。

今日のハンバーグ、先日の「ためしてがってん」のレシピ。パンの代わりに、麩を砕いて牛乳に混ぜた。
焼き上がりが、軟らかかったって。
肉を食べないものが、肉料理。好評がうれしい。


L e s s o n (70)

追い回して、スモックが出来上がった。
簡単仕様でも、バイアスの扱い、芯張り、ギャザーのキレイな縫い方、裾のカーブのきれいな縫い方と収穫は大きい。
別の生徒さんが、「すぐに同じものもう一枚作るのよ」とハッパ。
生徒さん同士が刺激しあって、かわいそうになって、センセ、仕上げに必死。
また、正しくない教え方なんだけど。

 生協でいかそうめんをまとめて買った。
扱いがラクだから常備品。
本日のお気に入り。
いかそうめん、裂いた焼きしいたけにワサビ醤油で食べるだけだけど。
昔、コレに卵黄を乗せて、甘味の効いたタレをかけて、海苔を散らした、丼はグーだった。
この一週間、随分のお働きだったから、丼ではお酒はいただけません。で、頂いた。
ちなみに、カイワレは豆腐のケースで育てた自家製。市販のものより、しっかりした歯ざわりと辛味があって食べ応えがある。

今日は、元気だわ。
と、打って、そりゃそうだわよ、好き1、好き2 だけの暮らしだもの。仕上げはほろ酔い。

今日当たり、パソコンがアブナイ。
マウスの⇒が、画面から消えて。かろうじて、強制終了で、持ち直し。
マウス ミー子さん食べちゃったかな?


出来事

右足裏、土踏まずのど真ん中になんか出来てる。
直径1cmほどの水ぶくれ。高さ5mmほど。この高さが始末が悪い。歩くたんびに痛い。
いったい、なんじゃ。毒素の固まりか。まぁ毒素、毒気の多いのは解かってますけど。
生まれてはじめての、けったいな場所の吹き出物、写真をとっておこうと、身体を捻ってみても、、。

5/22
  • ハンバーグ トマト、蒸しキャベツ、乱切りきゅうり
  • いかそうめんと焼きしいたけのワサビ醤油
  • 長いも、梅干のお吸い物(どこかのブログから頂いた。なかなかいい。)
  • なす、大根、みょうがの糠漬け、白菜塩漬け(生協)

長いも5mm、半月に切って、軟らかくなるまでゆがく。椀に長いも梅干で、汁を注ぐ。青味は青葱細切り。


 5月21日(木) 曇り 夜少し雨  

やっぱり、見にくくなってるナァ と、網戸にぶつかって思う。
ミー子さんは、ぶつかる前に、回れ右で、お忙しそう。
こういうはっきりしない天候のせいかもしれない。降るのか降らんのか、煮え切らない天候。

唯一の救いは、「普通の生活でよろしい」とのお医者さんの言葉。
お医者さんだって、よもや、針仕事にパソコン、色鉛筆の細密画と、異常に細かい世界でうつつを抜かしていることなんか、ご存じないけど。

母がディケアに行き、Lessonもなくて、オフ日。
鬼の居ぬ間に、妖怪の居ぬ間、元へ、愛しい母の居ぬ間に、山積みの家事を抱えて、拳を上げてみるんだけど、 こちとらの神経も、どうやらオフ日で、上げた拳が宙に浮く。
逃げ道はある。
どうせ、糊付けも、こんな日はパチッと上がらないし、、。
お昼は、パンの残りとコーヒーで充分。自堕落、自堕落。チンタラ、チンタラ。

「元気で生きるのよ」 年端も行かない息子が仕事につく為に家を出る。母親の送り出す言葉。
「頑張って、働くのよ」でもなし、「頑張って勉強するのよ」でもなし、まず「生きること」からはじまる。
福祉制度の行き届かない、モンゴルの暮らし。
家の無い彼らは、マンホールの中で暮らしてきた。
ホテルの勝手口から残飯をあさり、ゴミ捨て場から、ちびた石鹸を見つけ、半分腐ったオレンジを拾って食べる。

BS20歳 「マンホールチルドレン」を見る。貧富の差の激しいモンゴル10年のカメラ取材。
まずともかく、生きること、生き延びることがすべてで、人間らしくとか新しい知識を得る為に燃えてなどは、 吹っ飛んでしまう。
今日、生きるだけの食べ物があって、凍えないマンホールの混雑する棲家があって。
命をつなぐ少しの食べ物と心臓が止まらないことだけの原点の暮らし。

思い上がった「不憫」などという見方はくそくらえで、
やれ、塾だ、グルメだと、それが、いかにも、これからの豊かさのためのルートであるような実情と対比しながら、
「生きること」「生き延びること」の原点に、釘付けになる。
深刻な問題を、いかにも彼らは、人間の本来の姿として教えてくれる。
一応、見た目、恵まれていると思うようにして、この国で生きている、或いは、しょうこと無しに生かされている感じもして、
文化を知ったように語り、教養も贅沢も絶えず追い求めて。
どこかで、足元が揺らぐ不安定さを感じるのは、マンホールチルドレンの「命」の部分をついつい忘れているのかと。


出来事

昨日、母のお見舞いに姉がやってきた。
毎日、母に何か変化のある時間をと思って、もっと頻繁に訪ねてやれよと思ったのだが、
それは間違いだった。母は随分、張り切っておしゃべりして、疲れてしまったようだ。
毎日の変化、小さなことでいい。花が咲いた、珍しいおかず、その程度の方が。

5/21
  • 小エビのフリッター、そうめん添え
  • ミンチボールと野菜のケチャップ煮
  • なめこおろし
  • なす、きゅうり糠漬け

ミンチボールは明日の定食、ハンバーグの残り。フリッターにしたのは、ハンバーグのたまごの白身が余ったため。
カシコそうな奥さんよ。ホントは途方もなく抜けているけど。


 5月20日(水) 晴れ 暑いわ  

妙な事は、しっかり覚えているんだけど、新婚旅行から帰って、45年前の今日。
ご挨拶に出かけたとき、半そでのワンピースだった。その年初めての半そで。
九州の暑さに参りかけて、早く内地にと望んでいたのに、まぁ、内地も暑かった。
今日も暑い。で、今日から半そで。
ぷりぷりとした二の腕を出す。(と打ちたい)。
実際は、たるんだ皮がゆらゆらして、だから、夏の洋服のデザインは、この腕をどう隠すかが問題で。
なんぞ、作らにゃ。
去年、工事前の整理の時期だったから、あるはずの服が無い。
自分の物の整理処分の仕事を、一番目にかかったものだから、いきおいよく捨てた。

「物持ちのいい性格」=「捨てられない性格」を自分が一番よく知っているから、自分のものなら、捨てても納得できると、かなりのいきおいでスタートしたのだが、
次々の整理は、その時々のこころ模様で、ばっさりすっきりの時もあれば、うじうじで結局捨てられなかったものもある。
総じて、リフォームに伴う処分は、あんまりカシコクなかったと、今になって、ことあるたびに、思うことがある。
もう、今後すっきり、ばっさりのチャンスは無いだろう。
急いで作らにゃ。

生徒さんのキクちゃん、節ちゃん。ただ今夏着を製作中。
着るものとなると、自由に好きなようにだけではすまされないこともある。
一気にやろうと、一人一人のLessonにして、センセ、追い回すつもりで、Lesson日を分けた。
大手を含めて、街のあちこちに洋裁教室、リフォーム教室があるが、どういう運営をなさっているんだろう。
生徒さんがたくさん来れば、先生に質問待ちあり、ミシン、アイロンの順番待ちあり、更にたんびに、ミシンの糸まで変える作業もあって。
Lesson 回を重ねて、70回。
重ねた成果が、生徒さんの作品の数に結びつかないと。
センセ、ときどき、けっこう悩む。

流行のさなかに、こういうことを言うのは、しかも門外から言うのは、と思いながら。

大津に新インフルエンザの患者。
今日午後から、学校がお休みになった。
高校生、小学生の集団下校を見ながら、そんなに大変なことなんかなぁと。
所詮、空港の水際作戦は、大山鳴動の口かと思っていた。物々しい警戒振りに、ねずみの1匹や2匹の感があった。
鎖国じゃあるまいし、空港で頑張るより、罹患者がすぐ診察できる体制さえあれば。
なんで、そんな騒ぎになるのよ。
もっと、国を挙げて騒がなければならんことはいっぱい在る。
なんとも、トップの「冷静に」の言葉が空響き。
と、思っていたら、息子が会社支給のマスクをかけて帰ってきた。
近所の新婚さん、新お姑さん、必死に新婚旅行用のマスクを求めて。どこにも無いんだって。
わたし、めがねとマスクで、顔なくなっちゃいますけど。

新婚旅行にはじまって、新婚旅行に終る。今日の日刊。
世間に疎いオバサンは、こういうことが楽しくて、「はい、上手い具合に納まった」とご満悦。
考えて打ち込んでいるわけでは無いが、ひとつの言葉が、その近く周りでうろうろして、似た言葉を引っ張り出す。
逆に言えば、その程度の狭い生活範囲の中で、小さなふくらみを持つのが、まぁオバサン暮らし。
学問的に言いたいけど、それは無理な話で、経験的に言えば、用事をしながら、ふいふい考えるより、打ち込むことで、すらすら結びついてゆく。
あのひとの言った「一人遊びの出来るヤツじゃないと」。
一人遊びやってるよ。


出来事

5/20
  • 大根とホタテ缶のサラダ、おおば
  • 鯵南蛮漬け(まだ残ってる)
  • もやし炒め卵とじ
  • なす糠漬け

お土産のお寿司を、お昼母はとっちり食べて、だから夜はあっさりと。


 5月19日(火) 晴れ  
Lesson(69)お見事 生徒さんのセンス

絣や藍染をつないでまでは、誰でも出来る。
つないだ小布たちを、もっと仲良くもっと個性溢れる集団に。
そんな思いが、刺しこ糸のお味付けで。刺繍自体は単純なんだけど、絣を消したり生かしたり、丁寧なバッグになった。
持ち手もちゃんと遊び心があって、このままタペストリーにしたいような。布たちのささやきが聞える。

 皆さんそれぞれ自分の作品作りに手と口を総動員して、
センセの教えることは何にもなくなった。

つまらないから、定食屋で頑張るわ。
八寸に見立てた盛り合わせ。スモークサーモンの新たまねぎ、衣かつぎのこいもに枝豆、ちくわ、はんぺんの木の芽味噌焼き、 間ん中にぴーまん、食べるじゃこ、塩昆布の佃煮風。
味の沁み具合の丁度いい、南蛮漬けも添えましょう。

冷やっこい五月の風には、最後の鍋。のっぺい汁。青味は芹をドバーッ。




じゃがいもピザは、楽しい一品。


 コレは先日からの新じゃが相手に凝っていたもの。




つまらないからなんて、言うのは正しくない。
好きなものを、好きなように作るが教室のモットーだから、だんだん描いていた形になってきた。

だから、センセは、好きなもので好きなように、定食屋。


出来事

5/19
  • 鯵フライ、ポテトサラダ
  • 鯵南蛮漬け
  • ほうれん草のおひたし
  • のっぺい汁(定食屋の残り まかない食と粋がって)
  • なす、きゅうり糠漬け

目がキラキラ光っていたから、大量に買った鯵。で、若いひと向けにフライ。


 5月18日(月) 晴れ  

すらりと背の高いもかチャンのママ。覗き込みたくなるほどの、大きな瞳。
みなぎるキレイの秘密はあった。


コレはママがもかチャンに作った絵本。
色鉛筆とパステルで絵を描き、お話を書いた。
一冊通じて、同じ雰囲気の字面に驚いていたら、フリーハンドでは無理だから、ひとつひとつ、パソコンの字を写していったと。

ママはものを作る人である。プロではない。
料理が好きといい、子育てを楽しみながら、ママのコツコツ仕事。
デッサン帖に集めたカットの量から、日常を興味深く見つめる目の輝きが想像できた。

次に彼女が取り出したのが、消しゴム版画。独学だと言う。
わたしのエコバックに、布用のスタンプで版画を押して、コラボ成功。
お互いがやる気になってきた。

どんなことが出来るか、膨らませられるか。
おんなじ方向を見られる相手を得た、図々しいオバサンとこれからの若い人。
オバサンは若い感性と努力に少し悔しいと思い、若い人は広がる世界を自分の手でつかもうと意欲をみなぎらせる。

初めての日は「大儲けの日だったね」と次に続く別れの言葉。
ついでに、クロス屋のSさんに、「イイ奥さんだわねー、会わせてくれてありがとう」とつぶやいて、祭りの日。

リフォーム工事は終っても、人間のリフォーム工事は続く。
設計図のないリフォームは、だから、どんな太い線でも引ける。


出来事

目医者へ。いよいよ「機は熟したり」。
手術を受ける病院を市民病院に決めて、紹介状を書いてもらう。

「だんだん、見にくくなってきましたねー。」と先生。
ずーっと目で苦労してきた者にとっては、だんだんの変化がわかりにくいけど、黒目が濁ってきている写真は明白。
明眸なんて言葉を思い出していた。

市民病院に行ったって、かなりの待つことになるんだって。日赤で2ヶ月待ち。

5/18
  • 鯵南蛮漬け(明日の定食の一品)
  • まぐろお刺身
  • もやしと油揚げの味噌汁
  • ピーマン、食べるじゃこ、塩昆布の佃煮風
  • なす糠漬け

目医者の帰りの始めてのスーパー。店を変えると、新鮮な食材で、いろいろ購入。


 5月17日(日) 曇り雨交互に  

 年に何度かの祭の日があるとすれば、今日はお祭。それもピカイチのお祭。
 飲めや歌えやの祭なら、ひとりでもへっちゃらにやってしまうたちだから、祭に不足は無いが、
 まぁ、なんというお祭なんだ。
 余韻に酔いながら、今日の日刊を綴れるシアワセ。


 望花 もかチャンという。3歳。今日からわたしのお友達。
名前に惚れた。パパにカナッペのトッピングをするもかチャンに惚れた。元気なもかチャンに惚れた。パパっ子のもかチャンに惚れた。
何より、もかちゃんのパパとママに惚れた。
こういう若いパパとママが居る限り、日本の未来は大丈夫だとさえ思えて惚れた。

関東の特産の枇杷のクール便。
お付き合いのはじめに、もかチャンにどうぞって。もかチャンにとってはじめての果物だった。「おいしいよ」。
ピカピカ光る種を、お家に帰って植えると言う。パパのとママのともかチャンのと3つ。
「そういえば、小さい頃、植えたことがある。1mくらいにはなったわ、実はどうだったか」とママが加えた。
もかチャンの枇杷が大きくなって、3歳のころ我が家に遊びに来たこと思い出してくれるかな。

「わたしは、母にも姑にも食べさせることが出来なかったから、どうぞ黒さんのおかぁさんに食べてもらって欲しいの」と添え書きのあった枇杷が遠くの友人からやってきて、 今また、新しい街の新しいお友達に繋がってゆく縁の不思議。

「じゃ、芽が出て、生えてくれます様にって、お祈りしようか」と言いながら、
今日の出会いに感謝の祈りをしたかったのは、一番にわたしだわ。

コレは序章。祭の日の華やぎはとてもとても、一日物語では描ききれない。

祭の仕掛け人は、クロス屋のSさん。工事のお世話になった人。
大工仕事のあとをクロス張りしてくださったのだが、丁寧な大工仕事が仕上げのクロス張りでよくわかったと言ってくれた。
いまどき、新築でもこんな丁寧な仕事は見ないとまで。
そして、黒さんにどうしても嫁さんを会わせたかったと、わたしを立ててくれた。
もうひとりのクロス屋さん曰く、「会社でもピカイチの腕」だと言う。

4月30日日刊 母を救急に連れて行って、これからはじまる、目途のつかない介護の日々を思って落ち込んでいたとき、初めての電話をもらって、まるで救いの天使が舞い降りた とさえ思ったSさんであり、先日、5月14日付け「もう工事の人とは縁を切れ」と友人の忠告を受けたSさんである。

なんでもあからさまに書くからと若いSさんに、気も使ったが、Sさんはちゃんとわかってくれていた。
突然の電話も、けったいな忠告も、世間的に言えば、常識と言う良否の判断になりそうだが、Sさんもわたしも、自分流の常識や感性を大事にしたいという思いがあったから、 何もかもがラッキーな側に立てた。

日刊という孤独でプライベートな世界は決して、ひとりの慰みではなくて、日刊の向こうの訪問者を信頼している自分に気づいた。
本当のことを綴れば、ちゃんとわかってくれる受け手が居るという発見は今日の祭の成果だ。
Sさんは、この日刊を面白いと言う。言葉が楽しいと言う。
こういう、答えは、明日も続ける力になる。

明日は、なんとまぁステキな奥さん、もかチャンのママのことを書く。
初めての訪問で意気投合して、そして、少し、悔しいとさえ思い、いっしょにいろんなことやってゆける人だと思い。
初めての出会いで、この贅沢な印象。
うちの茶の間がすぐさま、ワークショップ会場になってしまった、祭の日。


出来事

こんな日は世の中何が起ころうともです。
民主党の党首が変わろうが、新インフルエンザ感染さえも
軽ーい軽ーいと思ってしまうほど。
しかし、小さなお友達を得た日は、これからの彼女の幸せに暮らせる世の中を考える責任があるなぁと。
3歳児の、力は大きい。

5/17
  • 鶏手羽照り焼き、アスパラ、ブロッコリー
  • アボガドとハムのお刺身風
  • ひややっこ
  • きゃらぶきにエリンギの佃煮風

頂いた塩昆布にエリンギが入っていて、あらっ贅沢に松茸昆布と驚いた。昆布を煮る時間がなかったので、エリンギのみで。
いわば大切なきゃらぶきの増量。


 5月16日(土) 曇りのち雨 

夕べ一雨あったのか、湿った土が、草むしりにちょうどいい。
工事の終った庭の急ごしらえの花壇、たたみ3枚ほどの花壇の草すら、朝の10分間草むしりでは手に負えなくて。

ミニバラが咲いた。先代のミー子さんの慰霊のバラ。植えたときから30cmほどで、大きくもならず、それでも15年毎年花をつける。
咲きそびれた花もあって、アマリリス、芍薬。
芍薬は可愛そうに、はたけ作りの鍬で、根っこの芋を割ってしまった。
じゃがいもだって、割って植えるんだから、お願い が通じて3株、芍薬ですと、葉っぱだけ茂らせてきた。
来年に繋げられるということだけが、明るい材料。
藤はせごされてせごされて、小さな芽だけで、今年を終る。

車椅子に母を座らせて、ディケアのお迎えを待つ。
どうも、かーっと晴れない日は、「さぁ、行って来よう」に気分が乗らないらしく、ぐずぐず気分で、
「お休みにする?」と問いかけても、迷っているらしい。
お迎えの介護士さんの明るい挨拶で、くるりと表情が変わって、出かけていった。
ディケアに行き出して半年、よう続いてくれることよ。

あんまり母が、皆さん優しくしてくださってと言うと、家でどんな冷たい扱いをしているのかとひがむこともあるのよと友人に話していたら、
「そこがプロなんよ、扱うコツがちゃんとあるのよ」と慰めてくれた。
渦中にいて、ひたすらの思いは、時にして、不要なエネルギーを振りまいて、そのくせ実になることも少ない。
ひたすらが、全部ざるの目から抜け落ちるような徒労の日もある。

週刊朝日の表紙の色鉛筆画、
久しぶりの男性 大沢たかお。
コレを仕上げると、一日潰れる。
お茶を頂いたお礼状に、クローバーを描く。久しぶりの植物画。

来週は全部詰まって、それでも歯医者の分は入っていない。
書くと入っていないとなるが、こころは、入れなかったが正解。
そのくせ、歯がぐにゅーっと痛い、歯が無いとまた書く日が来る。
もう、辛気臭いヤツ。ヤツって、誰やねん。


出来事

今日から生協はパソコンで、申し込みすることにした。
あの莫大なカタログを開くのが面倒で、ちゃかちゃかとと、Eーフレンドに登録したのだが。
どうも、お買い物する画面の使い勝手が悪い。
ちゃかちゃかどころか、長いことパソコンに関わっていながら、どんくさいのは自分かよと。

5/16
  • じゃがいもピザ、小エビときぬさやのマヨ和え乗っけ。
  • 新たまねぎとちくわのたらこ和え
  • 人参葉の胡麻和え
  • とろろこんぶ、すまし汁
  • なす糠漬け

じゃがいももたまねぎも、新。これに惚れてあれこれ。


 5月15日(金) 晴れ  

昨日、沢田研二を見て、今日藤田まこと、森光子とくりゃ、まぁ年寄りばっかり。
自分が言うには変だけど、もっと変なのは、「あれまぁ、このひと、歳とらはぁったナァ」と母。
お三方の苦笑が見える。「アンタに言われとうない!」。
でも。丁度いいのよ、母にとってもわたしにとっても。
一番記憶に残っていて、一番感受性の華やかだった頃の人は。

山蕗、人参葉、たけのことくりゃ、ふるさとの匂い。
きゃらぶきにして、たけのこゆがいて、人参葉は、今日はきんぴら風、明日は胡麻和え。
3口のガスが満杯で、香りをかぎながら、ひょっとしたら、人参葉は、先に、鮮度のあるうちに胡麻和えの方がよかったかと悩んだりする。

三題話は三題以上に膨らんで、

林芙美子の「花の命は短い」かと問うてみる。
短いことはありませんぜ。日常を楽しみさえすれば、短いどころか、膨れ上がる。
コレ、長かったら大変ですぜ。
命が愛しいから、毎日が楽しい方がいいと思うのであって。
短いから残された命に真正面から向き合えるのよまでは、ちょっと気障っぽくなって、よう言えんけど。

「苦しいことの多かりき」かと問うてみる。
苦しいばっかりかなぁ。苦しいから、楽しいことが際立つのよ。まぁ普通程度のくらしと普通程度の望みならね。
苦しいからがんばれるのよと言うには、またまた気障っぽくなって、よう言えんけど。

しかし、なんですなぁ。
優れた先人たちは、「今に見ていろ」なんて自分を叱咤激励の日々の結果で大成されたんでしょうけど、
厨でちまちま遊ぶことに楽しんでいる者には、エライしんどい毎日だったんでしょうなぁとも。


ぼちぼちと、Lesson準備。
持ち込まれた立派な帯を、どう料するか。
そのひとの華やかな日を全部吸い込んできた帯、処分するのは惜しいがさりとてタンスの肥やしは、やがて子供に世話を掛けるが、生徒さんの意向。
派手な金襴でお座敷机のセンターに取って、黒いティマット。
残った丸い菊花は芯を張って、お茶托。
残った黒は、喪のときのバッグに合切袋。
先日の虫食いセーターの穴はふさいだ。あとは、生徒さんの仕事。いかにも穴ふさぎから、刺繍のセーターでございます にもっていってもらおう。
手元にセンセの宿題があると、全部やってしまいそうで、正しいセンセになれないよ。


出来事

打ち込んで初めてわかる。
5月15日って、字面がキレイで。
日刊の楽しさをこんなところで知る。
一日が終って、あらためて今日を感じる楽しさ。
2回喜ばしてもらって、平和な日です。平和なひとです。

5/15
  • かつおたたき
  • あさりの酒蒸し
  • きぬさや、麩の卵とじ
  • 人参葉のきんぴら風
  • きゅうり糠漬け

親指ほどの人参がついて、キレイなきんぴら。ゴマを振りかけて。


 5月14日(木) 晴れ 寒いくらいさわやか 

今日一番うれしかったこと。
Lessonの申し込みの生徒さん、「その日は午前中来客だから、定食はできないよ」と言ったら、「定食できるのはいつ?」と日を変更された。
メールでの申し込みは、「定食が楽しみで」ともあり。
こっちでウハウハはなるのは本末転倒だけど、
自信がなかったものに、こういう風に言われると。わたし、いい気分

昨日ばたついたので、今日はボケ日と決めていた。
ボケていても、ちゃんと刺激はある。
女性3名から相次いで電話。
そのうち二人が白内障で。あはっ!
当方、連休中の母の状況は伝えたいし、母が生き返ったことも伝えたいし。話題に不自由なし。

ユキちゃんは甲賀の新茶を送ったからといい、向田邦子ご一家の話をして。
姉は母の見舞いに来ると言い。
Mさんは、「お家のお祝いに行きたいのだけれど」と言い、ついでに、コレからが、身体のこと肝心なのよと忠告があり。

Mさんは「アンタは気がよすぎるから」と更に忠告は続く。
言わずもがなのことを口走ったばっかりに。
「まだなかなか落ち着かないんですよ」のあとに、「でもねー、お世話になった工事のクロス屋さんが来て下さるの。それだけでも、うちの工事 上手いこと進んだ証拠だと、喜んでいるんです。」
Mさんの口調が強くなった。
「工事が終ったら、もう工事のひととは縁を切らないと。ホント、気がよすぎてアブナイ」。
更に続く。
「やがて、お金貸してだとか面倒なことが起こってくるから」と来た。「気がよすぎる」と電話の向こうのつぶやき。

おー! 
気がよすぎて、危ないのは、何度も諭されてきた。さりとて、そう大きな失敗をしてきたことも無い。
しかし、そこまで、考えるかねー。
自分が突拍子も無いほど、気がいいのか、人生の先輩として、えーぃもうついでに白内障の先輩としての考え方なのか。勿論、わたしを心配しての好意はわかる。

先先を悪い予感で考えるより、先先に楽しい広がりを考える方がわたしは好きだよ。
計算していい方の道を行くなんてことしなくても、普通にピッピッで考えてGOでも、大丈夫だよ。

だから、わたし、今度の日曜日、若いクロス屋さん2家族が、子達連れていらっしゃるのが楽しみなの。若い命の息吹をもらえそうな気がして。
寄ってくる人は、みんなわたしの宝物になるわ。やさしいから、このばぁさんに会いに来てくれるのよ。
ましてや一世一代の大仕事に関わってくださった人なんて、もう、出会おうたって、叶わないことなのよ。

なかなか、ボケ日も面白い。
ちゃんと刺激があって、ちっとは考えることもあって。
今日は、結婚記念日。
あ、そうだ、あのひとなら、「オカァサン、大丈夫だよ」って、気のいい返事をくれるんだろうなぁ。
もう、気楽に見ていて。わたし、自分流に生きて行けるから。昔のまんまよ。

ボケ日に、夜更かしになったのは、母の寝言。
それがまぁ、生きてる時より、おっと起きてるときより、はっきりして、丁度子供たちの世話を頼んでいた時の感じ。
「そんなんしたら、うるさいやろ」「どうもないて」。
母の頭の中で、楽しかった日々が渦巻いて、自分の意見がちゃんと主張できた日を思い出しているのだったら、それはうれしいけど。
だから、「おバァちゃん 夢見てるの?」とは尋ねられなくて。
それでも、あんまり続くと怖い。ふと、最期の言葉になるんかなぁとさえ思って。
気のいい、こわがり屋の今日。


出来事

→ 「なんか、すごいイイにおい」生徒のYさんがやってきてた。
ハヤシライスを煮込み中。レストランの匂いがしたんだって。
わたしはわたしでワインの封切りに格闘中。どうしてもコルクが抜けなくて。
で、Yさんに開けてもらって。ホントはお肉を炒めるとき、ジャーッとワインを入れたかったんだけど。
でも、匂いをほめて貰ったからまぁいい。

→  ほうれん草のおひたしは、葉っぱのところ。かつお節をかけておいたら、ちょっとのスキにミー子さん、ぺろぺろ。
で、息子用のおひたしは、ボツ。ほわほわと出来た茎の細いいいほうれん草だったのに。

5/14
  • ハヤシライス
  • ほうれん草と焼きしいたけのおひたし
  • トマト、アスパラ、蒸しキャベツ
  • きゅうり糠漬け、らっきょ

ホントはきのこのダメな息子には、ほうれん草のおひたしにしたんだけど、、、


 5月13日(水) 朝曇りのち晴れ  

バタバタして疲れても、気分がいいのは、大きな安心。母のこれからの対応の方針が決まった。

午後、お医者さんの往診を受ける。母のこれからの、そして多分最期までのお医者さん。
今までのお医者さんが亡くなって、それから入れ替わり立ち代りから、やっと決まったお医者さん。
さしたる病名もなく、暖かくなると、血圧が安定してくるのでしばらく、血圧の薬も止めようということになった。

「当然、いろんなことは起こってきます。バタバタしないで、、」と差し出されたのは。
「秘密の電話だよ」。救急車の方が早い場合もあるけどと付け加えて。

今日、母の「命の電話」が繋がった。
このメモ1枚で、背中がしょんとなったような気がした。
迷わないで、がんばれる。
あとは、母が毎日どれだけ、こころ楽しい日々になるかだ。

「やっぱり、頼りになるのは、息子じゃなくて、娘の方だ。ボクも娘大事にしよう」先生のそんな冗談が出た。
それから先生は、うちのバリアフリーのリフォームにいたく感心して、ボクのライフワークやと老人ホームを作る計画を話してくださった。
入れてもらうのは、わたしだわ。母のついでに、わたしの行く先も見えてきた。

「医者運がいい」。これからの母に必要なことは、手術の達人ではない。
「いろいろ起こってきますわナァ、ちょっとでもラクになりましょう」そんなお医者さんだ。
新しいことが起こって、そのたびに、新しい出会いに救われる。
月2回、定期的に往診を頼んだ。コレはわたしのための安心材料。

実は朝から、元気がなかった。ポータブルトイレが搬入されて、母の部屋が益々病人部屋になったし、
あわただしい部屋の模様替えと、部屋置きのトイレを見る母が、なんともつらくて。
否が応でも、母は自分の身体の現実に気づくことになる。
「まだ、使ったらアカンのよ」とおもいっきりきつく母に告げたものの、
だから、母が救われたわけでもない。
現実を見極めてゆくことと、かわいそうだと思うことは、別物だと思いながら。
ベットの食卓とポータブルトイレは、待機でいく。ギリギリまで、普通の暮らしや感覚でいて欲しい。

状況をケアマネさんに報告して、今日は、母デー。しかし、イコールわたしの安心デー。


出来事

みょうがはエライ。千両はエライ。
久しぶりの裏庭。荒地にしっかりと大きくなっていた。

今年は、おおばは無理かと思っていた。お隣の奥さんに、必要な時貰うことにしていた。
朝、10分間草むしりで、おおばちょこちょこ発見。
まだ小さいから、草と間違えそうだけど、ちゃんと種が飛んで、例年と違うところで、頑張っていた。 もう、葉っぱが五枚。

5/13
  • 小エビてんぷら、おろし和え
  • 肉じゃが
  • もろきゅう
  • なすぬかづけ

ざる蕎麦のつゆが余っていたので、小エビを軽い衣で揚げて、おろしと和える。肉じゃがは、うす切り肉が多すぎたので、半分使って、残り明日のハヤシライス


 5月12日(火) 晴れ 夜から雨 

晴れているのに、なんだか土が湿った色。だから朝の水遣りパス。
案の定、夜から雨になった。夕方の水遣りのあとだから、なーぁんだ。
感度の鈍いミー子さん、雨がぽつぽつしてから、せっせと、お顔、洗ってござる。
察知せよ。土の感度に遅れをとるなよ。

L e s s o n  ( 68 )

ウールのアンサンブルの着物から、ベスト。引き続き少し長めスカートにかかります。
ウエストゴムを主張する生徒さんと、だったらせめて、後ろだけでも、ゴムはやめにして、すっきりしたのにと主張するセンセ。
このベスト、スカッと出来たと、生徒さんお喜び。
ひと工程、ひと工程をキッチリ処理してゆけば、ちょっとしたことでスキッとなる経験をしてもらった。
芯を正しく張り、アイロンでキッチリ押さえる、たったそれだけのことなんだけど。
もっと言えば丁寧丁寧を念じること。実はその方が、仕上げも早い。
昔(と言っても、かなりの昔)洋裁学校での記憶を呼び覚ませたのもいい。

組みひも風に編んで。紐2cm幅。浴衣の布を集めて。組みひものアクセントに、細い刺し色の布を入れてみた。
周りはちょっと贅沢に、近江木綿、紺喜さんの藍染め。
値段も高いが、なかなか手に入らない。
緑のは、和服の端切れの柄に刺繍をしたものを袋に仕立てる。

ついでに、袋の下の、レース編みは、ベットカバーに編んでおいたもの。センセも何か見せたいのよ。
電車通勤の時代の駅と電車で作り上げた作品。若いときは、こういうことがへっちゃらだった。
工事のおかげで、押入れの奥から出てきたのを、夏のテーブルセンターに。

今日から5月のLesson。
明るい部屋が何よりいい。作品が次々出来上がるのが、うれしい。


出来事

母、明日往診を頼んである。
夕食後、いっぺん体重を量ろうかと。母36kg。
はかりの上に乗れたのだが、小さな場所に立つのが怖いらしく、支えに持った柱から手が離せず、なかなか大変。、
身長は、背中が曲がりすぎて、はて、メジャーを身体に這わせて計るのか、そのまま計るのか。明日先生に尋ねよう。

5/12
  • かにワンタンとはるさめ、きくらげの中華スープ煮
  • ごま油で焼いた豆腐に大根おろし
  • 新たまねぎのおかか醤油、トマト
  • なす、きゅうり糠漬け

冷凍やら乾物やら総動員して。


 5月11日(月) 晴れ  

コレを五月晴れというのだろう。
「すーっとからだが煙になって、空に吸い込まれてゆくようでした」としゃれてみる。
太宰治 斜陽の一節。

一時期、太宰治に凝っていた。
男性作家が女性の語りで物語を展開してゆく。
女性以上の女性らしさでありながら、 しかし、あの時期、あの時代背景の中では、大胆すぎる女性の自己変革の成功。
「斜陽族」からくる太宰の暗さのイメージより、太宰の明るさに目を見張った。
主人公 かず子は「おとなしそうな顔して」と普通なら噴飯ものだが、意志力と確信に満ちた明るさ。
だから、後に石原慎太郎の「太陽族」の出現はさして驚かなかった。
「太陽族」以上の大胆さを、斜陽の主人公はやってのけていたから。

あのラブレターの強烈さはどうだ。
疎まれている男性だと世間のうわさをものともせず、好きだと迫り、「好きなことが出来さえすればそれがわたしのいい生活なのです」と突き進む。

貴婦人のままの母を看取り、阿片中毒の弟を抱え、それでも自分の恋を貫き、たとえ私生児と言われようが愛する人の子供を生むことが 恋の成就だと言い切るかず子。
恋をせよ、恋をあきらめることは、女の努力の放棄だとはげしい。

「戦闘開始」という古めかしい言葉が好きで、自然に出てきて、時々、使ってきた。
さぁこれからと言う時に、母の介護であったり、山ほどの洗濯物であったり、ミー子さんの医者行きであったりの小さな日常の覚悟の前に ふと口に出るのだけれど、
同時に、荒波であろうとも、恋の船出に乗り出す斜陽の主人公の覚悟を思い出しているのだ。
ふふふっと可笑しくて、太宰に凝っていた若い時代を思い出す。

BS20歳の再放送で、久しぶりの太宰治に出会った。
田中裕子さんの朗読が大仰でなく、銘仙に下駄履き、華族の山荘の寂れ具合も、華族制度や爵位の廃止の時代の中で納得できて、
わたしの太宰治は乱されなかった。
文庫はただ今ダンボールの中。だだーぁとのめりこみそうで、危ないから、今日でちょっと満足しておけたから、まだ寝ていてもらう。

母をディケアに送って、一仕事すませば、今日はわたしの解放日。
お迎えの車に乗った母は、すぐさま、同乗のお仲間に肩を抱えられて。
「いつも優しくしていただいて」と会釈をしたら、「馬○さん、楽しいですよ。いろいろお話してくださって」と返って来た。
だから、今日はいい日。
それでも、よほど、先日からの咳き込みが堪えたらしく、お便り帖に「お風呂は、止めておくと強く言われたので、やめました」と書かれていた。


出来事

→ 正式親子丼っていうのが、ワカランから、本やネットでレシピを調べて。
鶏とたまごはわかるが、みつばに海苔、たまねぎと、いろいろあるみたい。
で、うちは、仕上げに青葱。

母の箸捌きを見ていると、こっちがイライラするし、ご飯とおかずを交互に食べるのがどうも面倒くさいらしい。
丼ものの作り方いろいろ学んで、スプーンで食べてもらおう。

5/11
  • 親子丼
  • きゅうり、焼き油あげ 酢の物
  • なす、大根糠漬け

レシピどうりの丼のタレは甘すぎる。もうちょっと砂糖すくな目にしよう。


 5月10日(日) 晴れ  

森光子さん、89歳。
舞台「放浪記」2000回で、あちこちTVのお出になってる。
お芝居のことはわからないけど、森さんの驚異。89歳にしてである。

勿論、お商売柄、毎日手入れと鍛錬の結果だろうけど、と簡単に言ってしまったとしても、あのキレイさはどうだ。
口調もはっきり、そのくせインタビューにはおっとりと少女のような語り口。
2000回続けるには、かなりの激しい根性が要ったはずなのに、おくびにも見せられない。
姿も生き方も美しい89歳というのは、ちょいと恐ろしい。
たしか、杉村春子さんも最後の舞台が90歳だった。

舞台女優さんという、人に見られ人間を見られる仕事。スキを見せられない緊張感が人を美しくするのか。

鶏がらみたいな首筋のわたしから見れば、あのたるみのない首筋、ピシッと張った顎の線。
89歳ってアナタ、これから20年余り先のことなのよ。
20年って、子供を生んで仕上がる年月なのよ。
20年後なんて鶏がらそうばか、しゃれこうべか髑髏の世界。

母の日の祝電。お花のフレーム付き。娘から。
決していい母親でなかった。
否、今もっていい母親像というものがわからない。わからないまま、母親でございます ってのも、子供にとっては迷惑なことで。
娘や息子に詫びたい日もある。
特に娘が大きくなってからは、どっちが親かという体たらくで、たいがいの決断は娘の冷静さが、ものを言った。

20年先のお手本を森光子さんに見せられても、もし生きているとしたら、やっぱ、母親業が解消するわけでもなく、
老醜にまみれてのますます汚い母親のまま最期になる。イヤだねー。

母の日仕事は、朝一カット。
「今日は母の日よ」 せめてもの償いに、母の部屋に祝電のフレーム飾って。


出来事

黙って、母の世話をするというのは、なかなか難しい。
洗濯物が早く乾いたので、明日のディケアの着替えをセットにして、「コレ、お着替えね」と言ったばっかりに、夕食後、さっさと着替えてしまっていた。
洗い物をしていたら、そわそわお迎えの玄関を気にしている。
「今は夜なの、さっき、夕方のお散歩したでしょう」聞えないけど、やっぱりしゃべって。
夜になると、こっちの方が疲れてしまって、目を見て話し、母が納得しているかどうかの確認すら出来ない。
そのくせ、自分では応対している気になってしまっている。

5/10
  • とんかつ、キャベツ、トマト
  • のっぺい汁
  • 菊菜とちくわの胡麻和え
  • なす、大根糠漬け

とんかつ、もちろん、わたしは新じゃがのフライ。子供の小さい時から、同じパターン。
「オカァサンのとんかつ美味しい」と言われて困った時があった。
のっぺい汁は、余り野菜を集めて、鮭プラス。


 5月9日(土) 晴れ 暑い  

昨日、歯のことを書いた。もうひとつ気になっているのは爪。
白い斑点が左親指に出来て、生え際の三日月の辺りから、1週間ほどで先端に来た。
伸びている証拠だし、身体のあらゆるところが、退化の一途なのに、爪は確実に伸びているんだと感動があった。
しかし、この中に水が溜まったような白さ、なんなのだろう。
伸び切って、爪きりする時、正体を確かめてやろうと、まぁ、頑張って伸びよと叱咤激励中。

難儀なのは横の人差し指。真ん中が横一文字にへこんでいる。
この指は、刺繍の針を受けて針目の大きさを確かめる土台だから、指の腹の方はぶつぶつ針穴だらけなんだけど、 爪側に過酷な殺生をした覚えは無い。

小さい時から爪の三日月は、次に伸びるだんどりをしているところで、健康のバロメーターだと聞いてきた。
三日月は正常で、「頑張って伸びまっせ」と意気込みを感じるのだけれど、へこんだ横線、気になる存在。
いっこうに爪先まで上がってきてくれない。
それに、総体的に爪の色が白い。

今更、桜貝のようにピンクのなどと叶わぬ期待なんぞしていないけど、 歯と言い爪と言い、見えないところで、骨もなどと不気味な心配。
加齢で片づけられるか、病名が付けられるか、
いずれにしても、この身体で、もうちょいがんばらにゃ。

 急に暑くなったら、ミーさん、ご覧のとおり。
「ともかくわたしゃ、寝ますわ」で、納戸の盛り花の籠。
底にオカァサンの大事なものが入っているのよ。
写真を撮られるのはイヤですか?
かろうじて、或いは仕方が無いから、いっぺんだけ、目を開けてあげます、と不機嫌。

納戸で探し物をしていたのは。
テーブルつきのベットを母の部屋に入れたら、急に病人部屋になった。
これでは、ホントに病人になってしまう。
なんぞで、華やかにしようと考えて、布探し。

片付けたり出したりで、いつになったら、落ち着くんだろ。


出来事

初めての食材、ワサビサラダ菜。ピリッとするけど、葉っぱがわしゃわしゃと硬い。
チーズたまり醤油(ドレッシング)うーん 張り切って買った割には。
頂き物のスナップエンドウ。ゆがいて塩。
スナップエンドウなのかスナックエンドウなのか、お名前が。

5/9
  • 新たまねぎの焼肉巻き、やきしめじ
  • 甘エビ
  • ワサビサラダ菜、ミニきゅうり、トマト
  • スナップエンドウ
  • なす、きゅうり糠漬け

新じゃが、新たまねぎと新に惚れて。


 5月8日(金) 曇り 午後から晴れ  

歯がない!
左下、多分犬歯。根っこの突起がまだ鋭くて、舌に痛い。
折れたとしたら新しい事件なんだけど、その歯の記憶がないから、だんだん気色悪くなってきた。
朝、りんごをかじった。お昼ミニきゅうりを丸ごとかじった。3時にざらめのついた煎餅をバリバリ食べた。
夜、ぷりんぷりんのえび天、しっかり歯ごたえがよかった。
どれかに連れられて、さすれば、胃の中。
もう、年寄り暮らしは、難儀じゃわいな。

母の状況をかいくぐっての医者通いだから、やっぱり目の決着が先か。
医者のはしごは、母とミー子さんで充分で。
今頃、胃か腸か、それとも狭まった十二指腸あたりで、突き刺さってないか。

アトリエの掃除機は、よく針を拾う。大仕事した日は、バリバリ音がして吸い込んでいることがあって、 ホースの中で、堰になるから、じきに糸が絡んでつまって。

もう、年寄り暮らしは、色気が無い。

歯は、母と子のよい歯のコンクール入賞者だ。
お腹の息子が相当膨らんでいて、コンクールに臨んだ。
息子の時は、娘を連れてコンクールに臨んだ。
先祖代々、歯性はいいらしく、ひとえに粗食のせいだと言われながら、うまいこと娘と息子に伝わった。
舌で歯の抜けた穴ぼこを遊びながら、おい、素直に腸を通過せよ。

もうひとつ、娘と息子に伝えたのは目。
やっぱり目が先か。
0,2の暮らしは、都合のいいこともある。廊下でいやなヤツに出会って、もっぱら、「見えなかったもんで」の言い訳になった。
誰でも彼でも会釈するほど、お人よしでもない。

新しい部屋で半年、ようやっと床に貼った木のフシや、木肌の模様がゴミでは無いと覚えたところ。
掃除機の柄の長さの分、離れると識別できなくて、だから、もっぱら、ぞうきん掛けが好きで通してきた。
かがみこんで這いつくばって、ゴミを見つける。
母親に抵抗ばっかりしているのに、娘も息子も受け継いで。
お姑さんには、「○夫さんのいいとこばっかり受け継いで」などと鮮やかに対応する知恵もあった。

やっぱり、目が先だわ。
驚くほどよく見えると手術体験者の話は魅力だし、さっさと糸が通せるようになれるかも。別に犬歯で糸を切らなくても、
要するにしばらく、母とおんなじ柔らかいもので行けば済むことなのよ、歯は。

いずれにしても、やらんならんことばっかりで。
歯植えになるのか、入れ歯に一本足すのか、イヤだね、年寄り暮らし。


出来事

東京タワー オカンとボクと時々オトン を見る。
感動と号泣とTVガイド。

感動はあっても、号泣する感動ではありませんぜ。
淡々と生い立ち、淡々と日常。どこにでもある話しだから、身を入れて見られるしみじみした感動。

5/8
  • 天ざる(えび、おおば、まいたけ)
  • ミニきゅうり、トマト
  • 厚揚げと小松菜の煮物
  • レンコンのきんぴら
  • なす糠漬け

久しぶりにたっぷり頼んだの生協。ミニきゅうりが秀逸。


 5月7日(木) 雨と曇りと半々くらい  

渋滞が何kmだとか、マスクでもぐもぐしゃべる人だとか、ゴールデンウイークのニュースは、深刻なことを伝えているようで、実は 楽しんでいるように聞える。
「別に」と思いながら、ちょっと苦々しく、「わたしの世界じゃないわ」と思いながら、ちょっと僻んでいるのも事実。

ゴールデンウイークは、思いがけないアクシデントで激しく済んだ。
激しさの中で、ホントに激しくなるのは、休みの後だわと覚悟もしていた。
まさしく!
なかなか意思の伝達の出来ない97歳と聞こうともしない15歳のミー子さん 相手に。
人間様のお医者様は明日から、ミー子さんのお医者様は今日から。
病のひとりと一匹。
おっと、その前に銀行に走って、まぁ見事にすっからかんの病に罹ったお財布も。
治療に修復に、あんまり快適でも無い仕事。おまけにまぁ、銀行の混みよう。

午後は母のベットが設置された。リクライニングに食事テーブルもついて。
レンタル。なんと月1800円、こんなに安くていいのかしら。
大きな家具の処理の大変さをリフォーム前に経験しているので、レンタルに決めた。
ケアマネさんとポータブルトイレの購入申請書。購入価格の1割負担で済むから、6000円、ありがたい。
簡単に病人部屋になった。おのずとココがわたしの働き場になる。
試みにベットの食事テーブルで、食事をしてもらったがコレは当面おあずけ。
今まで食卓まで来られていたんだから、わざわざできることを止めることは無い。ひとりのご飯の寂しさを、ギリギリまで止めておこう。

夕方ミー子さんのお医者さんに走って、ため息の出そうなお働き。

長いお手紙を頂いた。
「アンタが倒れたらアカンよ」。
ようこれだけ次々とと思うことがある。ようもつなぁと思うこともある。
住みながらの全面改装もやれたんだからと思い、昨日もやれたんだからと思い、積み重ねて行けばと思っていても、 ふいと涙が出るときも事実。
実際楽しかったと言い切っている工事の時だって、途方にくれて泣いた時もあった。
涙も、積み重ねと覚悟はしても。
そろそろ、自分の目 考えにゃ。たいがい鬱陶しくなってきた。

昨日お披露目したうちの工事の全貌。設計士さんは「黒さんの惚れた大工の棟梁のことも加えなきゃ」と改訂予定だと。
そうそう、わたしも、トイレの写真を撮らないと。

悲鳴上げているようで、実はやっぱり、しっかり自分のやりたいことはスポイルしない主義で行く。
「忙しかったから」は理由にしたくない。
楽しいこと、取りこぼしてしまったら、わたしが一番アブナイ。

偉そうなことを言う割りに根性無しのアカンタレが、強くなったものよ。
お手紙で優しさに触れたから、勢いづいて、逆境は人を作るって、わが身に訓示たれたいワケさ。


出来事

BS再放送、「寅さん 渥美清」を見る。
しみじみといいことをしゃべっておられる。
最初に見たとき、気づいていなかった。
心に沁みる言葉をキャッチできたことがうれしい。
忙しがっても、多分、こころ正常なんだと思っておこう。

ただし、こういうことを記録する時は、具体的に胸を打った言葉を書くべきなんだけど、
渥美さんらしい言い回しを、もう忘れている。

5/7
  • オムライス
  • トマト、アスパラ、ハム
  • たこ酢
  • 厚揚げの生姜醤油
  • なす、きゅうり糠漬け

わたしは白いご飯に、なすの糠漬けがあれば充分なんだけど、97歳と 34歳はそうも行きませぬ。


 5月6日(水) 雨のち晴れ 夜雨  

畠山フォルムデザイン設計事務所

きもちいいたてものたち

施主は、ふふふっ!
この家に、我が家の匂いをつけて行くのは、これからのわたしの仕事。

なるほど。夢を盛り込んでくださったのは設計士さん。
トンカチは大工さんだけど
この家、初めての出会いから、ほとんど、談笑のなかで、いつの間にか出来上がったような気がしています。
ほぼ一年の工程を、楽しかった日々で回想できるって、なんとステキなことでしょう。


出来事

慈雨。
ナルコユリの植え替え。葉ものだけで、中庭をまとめる。

母の咳がだいぶ少なくなった。
自分でも咳き込む時が解かるようになったらしく、「おとなしい 寝てますわ」と静か。
激しかった連休の最後。
休みが明けたら、また、走る日が続きます。

5/6
  • 揚げ出し豆腐、かぼちゃ、なす
  • 鶏とこいもの残り
  • 焼きなすの味噌汁
  • じゃこおろし
  • なす、大根の尻尾糠漬け

スーパーもそうだけど、冷蔵庫もだんだん空っぽになってきた。


 5月5日(火) 晴れ 後雨 後曇り 

 信楽焼き 友人が「わたしが好きだから買ったのよ」 そんな風に言って、お祝いにくれました。

母のディケアで作ったこいのぼり。大胆な色使いときっちり塗りこめた鯉は、母の性格そのものです。
こうしたら、面白そう とこの気性、わたしの夏休みの作品作りを随分助けてくれましたが、子供目線からは程遠いのと、田舎の小さな集落で、 学校の先生も、生徒以上に父兄と親交がありましたから、いつも先生に、「オカァサンの作品ね。」と言われる始末でした。

静かな「子供の日」です。朝のうちは母の咳き込みもなく。
しかし、昨日のハイテンションは、今日は続きません。
さいわいにも雨、外に出たいとはやる心も、沈めてくれます。
午後はまた、咳が激しくなりました。
咳と痰の薬をいつ飲ませるか、見計らっています。治まるのは解かっていながら、市販の薬を飲ませるのは怖いのです。
今年ほど、早く連休が明けて欲しいと思った年はありません。
お医者さんが開いて、治療よりも、今のしんどさが救えたら。

お孫ちゃんたちが、来なかったこと、良かったと思い、さびしいと思い。
小さな仕事がいっぱい出来るはずなのに、なんにも手がつかないでいるのです。

種まきしたレタスが、もう三枚葉、五枚葉になっています。
まびく代わりに、隣近所に貰ってもらおうと思います。
カラーも白く、透き通った芽をつくつく出しています。
母は「かゆーぅ」と呼んで好きな花です。多分、和名「海芋」からなまったのでしょう。
つい、5,6年前流行って、小振りで、いろんな色のカラーを見ましたが、実家のいけすの土手にくっついて咲いていたのとおんなじ白で揃えました。
母が完治は無理でも、カラーが咲くまで、酔芙蓉が咲くまで、ホトトギスが咲くまでと、花のリレーに命もまた穏やかにリレーできたら。


出来事

BS20歳、本日は再放送 深田久弥の日本百名山。
半分までは行かなくても、かなり登ってきたから、懐かしいのだが。


多分、一回10分の放送だったように思う。
あのテーマソングと、ゆっくり流れる画面、あのままで見たかった。
ダイジェストになりすぎて、中身を欲張りすぎて、ホントの山が少なすぎる。
ありがたいのに、またぶちぶち。

5/5
  • 鶏とこいもの煮物
  • セリとちくわの胡麻和え
  • 蕗のからし酢味噌
  • にゅうめん(ゆば、みつば)
  • なす糠漬け

なんとも、本日は和風。コレがいい気分。


 5月4日(月) 晴れ  

工事で荒れた地に強い花が欲しかった。落ち葉の堆肥でまず植えたのが、金盞花。
しっかりと太く長い茎と、次々咲く花。ワタシの手入れにしては、かなり上手に咲いてくれた。
玄関も仏様も飾り、そしてトイレにも。
お華の先生によると、こういう用い方はダメだそうで、格が下がるという理由らしい。
家の格か花の格かどっちがどうだかだし、何より、あんまりそう いうふうには思わないから、ただ今盛りの花、家中に飾る。

昨日気になっていた。
トイレの三輪のうち一輪だけが、花クビを落としてしおれたいた。
強い花なのに。しおれた一輪が家族3人の中の母のように思えて、「しっかり水吸って」と寝しなに励ましておいた。 ダメかもしれない。水揚げがへたくそだったのかなぁ。

今朝、見事に持ち直して、三輪元気に揃っていた。そんな朝を迎えた。

母の部屋でごそごそ音がする。毎朝の熱いタオルの清拭をあんなに喜んでいたのに、さっさとお着替えの最中であった。
ディケアに行くと言う。今日はみんなお休みだし、もう一日様子を見ようよと言うのだが。

「そう、みんなお休みなん?」そして、「ほんならわたしだけ、はばたかしてもらいます」と続けた。
確かに「はばたく」と言った。
少なくなった母の語彙の中で、ふと出てきた言葉なのだろう。
更に、マイペースでしゃべり続ける。
「わたしが行くと、みんな親切で、お風呂もごはんも、一番なのよ。馬○さん、馬○さんて、あじようにしてもらって。
わたしだけ、はばたかしてもらいますわ」。
「お医者さんのお墨付きも貰ったし、もう好きなこと出来るから」。

まぁ、手すりや家具を頼りに歩けてはいる。膝の蝶番の外れたような日は、どこいった。お墨付きなんて。
介護のプロに預けるのもいい。いざとなったら適切な対応もしてくださるだろう。お迎えを頼む。

救急に走ったり、咳と戦ったり、3日、寝づっぱりの日々から、解放されたと思ったのだろうか。
救急に走ったことは記憶には無いらしい。いつものお医者さんのおかげでと独り言は続く。

元気に帰ってきた。饒舌だったと介護士さんの報告。「はばたき」は成功ではあった。
帰宅後はお茶を飲んで、夕飯まで御休みになるのだが、その気配が無い。
「好きなこと」は苗の植え替えだったらしい。「好きなこと」以上に自分の義務とさえ思っているような迫力で、外に出ようとする。
夕暮れ時にこけて貰っても困るし、どだいもう無理なこと。
「もう夕方だから、明日にしようよ」は通用しなかった。すねた母を初めて見る。

知恵熱。子供が病気になったり熱を出したりしたあと、急に成長したと思うことは度々あった。

母の病気は、その知恵熱のように、ひとかわ剥けて、新しい母を作ってゆくのだろうか。
つまらなさそうな顔で、暮れてゆく外を、ガラス窓にくっついて見ている。
いったい、治ったのか。何が治って、何が欠落してゆくのか。
「はばたき」とは、母の最大の希望だったのか。
「元気になったこと」の不思議と安心。
熱といっしょに失ったもの、これからのすごい悲しみのひとつになるような気もして。


出来事

BS放送開始20年の中で、リクエストに応えて、過去の番組の再放送がされる。
これから1.2週間、再放送が楽しみ。
日本百名山や、マンホールチルドレン、渥美清さんのインタビューなど、見たい作品は多い。

リクエスト20まではまぁ記憶にある作品で、なんとベストワンは、
ヨンさま「冬のソナタ」。ど偏屈でもないし、見ていない者ががたがた言うでは無いが、
へーそうなるんかと、なんか、がたーんと落ちた感じがして。

5/4
  • カレーライス
  • 大根、ほうれん草、ホタテ缶サラダ
  • 蕗とたけのこの煮物
  • きゅうり糠漬け

喉に刺激物はどうかなぁと思っていたけど、カレー。蕗はお祭のご馳走の準備だったけど、ごたごたで忘れていた。


 5月3日(日) 晴れ  

映画 「象の背中」 役所広司 主演 を見る。
半年後に命の終焉を告げられた癌患者が、「死ぬまで生きていたい」と治療を拒否し、充実の半年を計画する。

象は死を覚悟すると、仲間の群れから離れて、孤独な死の旅に出ると言う。
俺には出来ない、家族の愛の中で逝きたいと。淡々と、そして見守る家族も淡々として。
阿鼻叫喚の情景にしなかったところが、だから、胸に迫る。淡々と、さりげないいたわりの強烈。
場面転換の度に、ホスピスの窓から見える海の色がだんだん暗く変わって、衰えてゆく視界を暗示してゆく。

やっと母の寝息が落ち着いた夜、いい映画を見たとも思い、ちょっと刺激が強すぎたかなとも思う。
病気であろうが、なかろうが、97歳の母の命を見つめる日々の中にいる。

あまりにも咳が激しい。痰が絡んだ咳に母は苦しんでいる。結局昨夜は眠れなかった。
とうとう、市販の薬で抑えることにした。
高齢者に医者の処方以外の薬を飲ませるのは怖いから、誰にも相談せず、ひとりの処置とひとりの責任として買ってきた。少な目の量で試したら、ウソのように治まったのだけれど、 またそれだけ身体に負担をかけたことになるかも知れない。
痰の検査は1週間はかかる。ふと結核の心配もあって、来宅予定のクロス屋さんのおにぃさんたちもことわることにした。

普通の生活に戻りたいと、刺繍をしたり絵を描いたりと試みるのだが、長続きしない。没頭できない。
母は路地を回る子供神輿と、お稚児さんの行列を、ガラスに顔をくっつけるように見ている。
ざわめきが過ぎてから、ほんの少し外に連れ出したのだが、せっかく止まっていた咳がまたぶり返す。
もっと出ていたかったらしく、「明日は、苗を植え替えてやらないと」と無理なことだとは解かっていない。
「明日は、、」などという母を、「最後の言葉かなぁ」とまで考えてしまって。
どこかで、最後の言葉はそういう希望の言葉であって欲しいと願っているのかもしれない。
いちいちこんな風に考えると、一瞬一瞬がしんどくて。

時間的にも、感覚的にも、普通の暮らしに戻さないと、共倒れになってしまう。
今日のところは、わたしの方が、弱気になってるなと、母よりも自分に叱咤激励。


出来事

5/3
  • 豚冷しゃぶ おろし、水菜
  • 水菜と油揚げの煮物
  • わかたけ煮
  • 茹でキャベツ、粉ふきいも オーロラソース
  • なす糠漬け、らっきょ

先日、牛で冷しゃぶをしたら、「冷しゃぶは、豚やでー」と息子。まぁ、軟らかいし、母にもいけるので、仰せのとおり豚で。
ワタシは食べられないからどっちゃでもいいのよ。


 5月2日(土) 晴れ  

ご飯を食べ、掃除をして、そんな極々普通の暮らしや時間の配分の中に、介護を組み込む。
そんな生活で居たいと思う。
風邪引きさんが、養生して、歯がぐにゅーっと沁みて、指先の小さなトゲにあらまぁと驚くように、母をまぁそんなふうのひとつととらまえれれば。
よくある家庭の風景の中の母。

だから、介護日誌にしたくない。
暮らしの中で見つけるハッピーノート。
咳き込む母を聞きながら、昨夜そんなことを考えていた。

「当番、代わるよ」と申し出てくださったお隣の奥さんだけど、なぁに長丁場になるとしたら、なにか事あるにつけて そのだんどりにまずヤキヤキなるのがイヤだから、お神輿の守に出かける。
動きが鈍くなった母だから、1時間半の外出は大丈夫。
それに、神社の森の中の空気もまた気持ちいいだろうし。他の当番の方との交流も、ある方がいい。
快活であることはただ今私の一番大事なこと。

膳所神社のお祭。今日は宵宮。
露店の荷物を積んだワゴン車が鳥居の元にやってきた。
ゴールデンウイークで賑わう観光地のように、お祭でこの古い街ははじける。

母が玄関にちょこんと座っていた。「履物を取りに来た」と。
母の部屋の窓が開いていた。風を入れたいと網戸にしてでかけた。
玄関からは出られないと知っているので、網戸から外に出ようと考えたらしいのだけど、
見れば、母の部屋のソファーが、移動していた。三つの椅子が乱雑な向きにあり、網戸までの通り口を作ったらしい。
動けないと油断していた結果だった。

風邪は寝ていれば治る。トゲは抜けば快感すらある。
普通で居たいと望みながら、普通では想定できないことが起こっていた。

網戸の敷居にミー子さん。そうか、おまえ、おばぁちゃんを見張っていてくれたのか。

普通で居たい、どぉってことないと思いながら、涙の出ることがある。

いつか、「あらっ こんなに動けたの」とそれを大切に出来る気持ちになれるだろうか。


出来事

どうも、痰が絡むらしい。時折激しい咳き込み。そのたんびに、痰をふき取るのだけれど、もう少しが取り切れない。
吸引の器具が無いか、薬局を回る。どこにもなかった。勝手に素人がやるのは危険なのかもしれない。
ひたすら水分と栄養で、連休明けを待つ。
ディケアはお休み。咳もそうだけど、ディケア用のお着替えにワタシの方が自信がない。

5/2
  • 鶏ささみとみつばのとろみ煮
  • 天麩羅 きのこ、鶏ささ身、みつば、かぼちゃ
  • とろろいも
  • きゅうり、なす糠漬け

天麩羅は家用にしたんだけれど、こちらの方が母のお気に入り。
「おいしい」が聞ける食卓にしたい。


 5月1日(金) 晴れ  

5月、青空が目に沁みる。
すっかり自分の目のことは忘れていたが、沁みるのは病んだ目のせいではないことを知る。
一夜明ければ、感激の涙。たくさんのお見舞いや励ましが沁みる。
介護は、決してひとりのガンバリじゃないことを知った。
「こうしたら安心だし、こうしたらラクになるかな」に、必死や覚悟の枠がはずされ、穏やかにじっくりのやさしい枠に包まれる。

昨日休診だったかかりつけのお医者さんに、救急診療に行った報告。ポカリスエット、ゼリー、紙おむつの購入と忙しい朝が始まった。
出がけに介護経験者から紙おむつの選び方などのメール、玄関を開けたら、紙おむつの段ボール箱、「姑のが余っているから、とりあえず、コレ使って」。
思いがけない申し出。
晴れがましい母の病気は、また、ワタシの元気の源になった。今日も神様の訪れ。

母は上手にトイレに行けるようになった。
意思伝達は無理だから、手すりまで這い這いで行ってみようと、動作で教えたら成功した。
お医者さんは、救急で貰った薬を見て、病院の判断を信じようということになった。コレは治療ではなくて、まぁ、連休中のわたしの安心材料を貰ったわけだ。

家族の構図が、確実に弱者と強者の形になった。
弱者を介護する、当たり前の認識すら、97歳の今日まで、難なく過ごせたことのありがたさに変わる。

介護とは、運命の決定のほんの束の間の暮らしを、どう快適に過ごさせることが出来るか、逆らえない部分以外のフォロゥだと考えた。
もうひとつ、この2,3日の経験から、自分の場合をつくづく考えさせられた。どうしたら周りに迷惑を掛けずに、最後を過ごせるか。
こう考えたのは、実際トイレにしろ、病院行きにしろ、かなり大変だったことにある。
採尿、レントゲン撮影、意思の無い身体に付きそって世話するしんどさは半端じゃなかった。

介護の経験をさせてもらうことはとりも直さず、自分の最期をどう生きられるかの課題に迫る。
順送りで、こんなふうにして、初めて老後のくらしを実感してゆくわけだ。
だからと言って、上手く行くか、最小限の迷惑で済まされるか、失敗しても、それがまた次に託すことになるから、それはそれでいい。

さらに、介護者に対する励ましが、こんなに元気を奮い立たせることだと、いわば介護の暮らしに対する、気持ちが大きく変わった。
頑張るんじゃなくて、やってみるから見ていてとゆだねられる気楽さを味わっている。

子育てが親を育てるように、介護は人を育てる。
ぎしぎしと突っ張った思いから解放されて、わたし、やさしくなれそうと思えた日。

ポータブルトイレの選定。防臭機能のみで、便座の暖房の付かないのにした。
「勝手に済ませる」母よりも、母の用を足す気配で、寒い時には温いタオルで温める余地を自分の仕事にしたい。
100%のものより、ひとの関わる部分が在った方がと、その辺でこだわってみる。正しいか、失敗だったかそれはワカラン。


出来事

午後、ポータブル便器、食事ベットの配置について、介護施設の職員さん、ケアマネさん。
母の部屋が、介護部屋に変わってゆく。
この部屋、換気扇を着けたらどうかなぁ。消臭剤の余分な匂いはアタマが痛くなるし、さりとて、換気扇の音も辛い。
老人臭が激しい。
追々、気づいたことで、変えてゆこう。

日刊で見たと、励ましの京都林万昌堂のあまぐりを頂く。

5/1
  • かれい煮つけ、焼き豆腐
  • お茶碗蒸し
  • たけのこ寿司(母はおかゆ)
  • 茹でキャベツのマヨネーズ、トマト
  • だいこん、きゅうり糠漬け

栄養と消化のいいものを考えて。


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