2004年02月の日記

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2月1日(日)晴れ

 明るさを感じながら、目覚める。トーストとミルクティーの朝食をTVを眺めながらとった。うに色のクルマを近くの車検センターに預け、代車を受け取る。そのまま近くのテニスクラブに向かった。早速軽いアップで体をほぐすとすぐにゲームに入る。頭上には青空が広がり風も無く、絶好のテニス日和だった。

 2試合遊んでから近くのスーパーに行く。焼鳥と握り飯とカレーパンを買い込んだ。クラブハウスで、湯気を上げる焼鳥を齧り、握り飯を食らう。試合を眺めながらの昼食は、格別に美味く感じられた。食後の腹ごなしに30分程クロスでのラリーで汗を流す。その後は再びゲームを楽しんだ。いつもより早めに切り上げる。クラブハウスでコーヒーを飲み、ゆったりと心地良い疲労感に身を任せた。

 日が暮れる前に代車の青いセダンでうに色のクルマを引き取りに行く。車検センターの駐車場で待つクルマは、洗車され輝くばかりに美しく見えた。カードで代金を支払い、店を出る。特にどこも変わりはないが、何となく気分が良かった。自宅の地下駐車場にクルマを入れる。エンジンを止めてクルマを降りると、手の中のボタンを押した。ハザードランプが2回点灯して施錠を知らせる。

 時間が無かった。着替えてすぐに家を出る。電車に乗り、一駅先の街に出た。メインストリートを10分ほど歩いて路地にそれるとライブハウスがある。2Fに上がる前から大音量のロックの響きが漏れ聞えてきた。ドアを開け、カウンターでビールのカップを受け取り振り向くと、丁度MCが終って次の曲が始まる。聞き憶えのあるギターリフから、ドラムのビートが炸裂した。出音はなかなか悪くない。やや迫力に欠けるヴォーカルが乗り、狭い会場は4人が作り出す音で溢れた。乾いた喉に冷たいビールを流し込みながら、歯切れの良いビートに身を委ねる。3っつのバンドと2時間の演奏と3杯のビールを楽しんでから店を出た。電車で自宅に戻る。

 キムチモツ鍋の残り汁を熱して、豆腐や野菜を加え、固めに茹でてから冷水で締めたうどんを放り込んだ。煮えるのを待つ間に洗濯機を動かしておく。土鍋でぐつぐつと煮えたぎるキムチうどんを丼に盛り、生卵を落として食べると、これは実に美味かった。充実した週末の一日が終る。

 

2月2日(月)曇り後一時雨

 アラームをセットし忘れて居たが、家を出る時間近くに自然に目覚めた。急いで支度を整え、まだ薄暗い明け方の町に出る。灰色の車のヘッドライトを点けて走り始めた。西日本で降り出した雨がこちらにやって来るのには、後6時間ぐらいかかるらしい。

 日が沈み、辺りは真っ暗になった。駐車場に向かう途中でパラパラと細かい雨が、肩で密やかな音を立てる。灰色の車に乗り込んでドアを閉めた。自宅に戻る前にスーパーで少し食料品を仕入れておく。自宅に戻ると昨夜の汁がまだ土鍋に残っていた。構うことはない。今夜もキムチ味のうどんを作る事に決めた。

 大鍋に湯を沸かし、半生のうどんをパラパラと入れる。土鍋には水を少し足し、白菜、エノキ、ニンニクスライスなどを追加した。固めに茹で上げたうどんを流水で手早く締める。良く洗ってぬめりをとると、煮え立つ土鍋に放り込んだ。一瞬にして汁の沸騰が収まる。強火にしてしばらく待つと再び沸騰が始まった。ふつふつと煮えたぎる音とキムチの匂いが胃を刺激する。丼に盛り、刻みネギを乗せ、生卵を落とし、七味をたっぷりと振りかけると出来上がりだ。火傷しそうに熱く辛いうどんを頬張ると、盛大に汗が流れた。

 肝臓を休めるためにアルコールは取らない。ミルクティーを飲みながら、ホームページの移転作業を終えた。大きな変更はしないので大した手間ではない。Macの電源を落とすと、暖かい布団に身を埋めて眠りに落ちた。

 

2月3日(火)曇り時々雨

 関東は晴れて暖かくなると天気予報は告げていたが、一向に空は晴れず、気温も上がらなかった。今日の天気も当らないようでは役に立たない事おびただしい。午後になると晴れるどころか、あまつさえ雨が降り出す始末だった。空を見上げて、思わず舌打ちする。

 みぞれ混じりの冷たい雨が降る中、自宅に戻ると晩飯の支度を始めた。土鍋に出し昆布を刻み入れて適量の水を張る。白菜、鶏胸肉、豆腐、ネギ、ニンニクの芽を適当に刻んで鍋を満たした。しばらく待って、煮えたら出来上がる。簡単な事この上なかった。ポン酢と中国黒酢を混ぜたタレに浸けて食べると甘味と、酸味と、塩気が絶妙のバランスになり、実に美味い。泡盛のお湯割りを次々にお代わりした。 晩飯後に灰色の車のフロントブレーキパッドの残量とオイルの残量を確かめる。交換を怠っていたオイルは、1L程不足していた。オイルを足して応急処置を済ませる。

 

2月4日(水)曇り後晴れ

 昨夜は場所によっては雪になったらしい。自宅の前の道もまだ濡れていた。見下ろす街は、薄い霧の衣を神秘的にまとっている。シリアルとヨーグルトとミルクティーの朝食を胃袋に納めると外に出た。家の前の通りを歩くと路面が凍っていて、滑りそうになった。そんな、寒さの中で。灰色の車の窓に着いた氷を削り取る。

 適当に仕事を切り上げて外に出た。いつもの壁打コートに向かうと大きな水たまりと氷がコートを覆っていて断念する。一度自宅に戻り、郵便物を取りに行く事にした。代金と引き替えに一枚のCD−Rが入った小さな手紙をを受け取る。

 レッスンに向かうと今夜は4名が集まった。いつものようにボレーボレーから始まって。最後はペアボレーで練習を終える。サービス&リターンとボレーボレーを特にみっちりと練習した。

 自宅に戻ると、昨夜の鍋の残りスープを暖める。鶏の美味い出汁が良く効いていた。白菜とニンニクの芽と豆腐を加えて温まるのを待つ。煮えたぎる土鍋にインスタントラーメンとヨウ素を加えてした。苦しい。温まった土鍋を食卓に出して突き始めた。縮れたインスタントラーメンに良くスープがからみ、実に美味い。満足して布団に潜り込む。

 

2月5日(木)晴れ

 少しずつ日の出が早くなっている。まだ少し気の早い春の訪れを感じさせられた。身支度を整えて地下駐車場に降りて行き、リモコンスイッチでうに色のクルマのドアロックを解除する。乗り込もうとしてキーホルダーにキーが無い事に気付いた。車検に出す時にキーを外して、その後、戻し忘れたらしい。部屋に戻るのも面倒なので、外に出て灰色の車に乗り換えて走り出した。紫とも青ともつかない微妙な色合いの空が広がり、地平線近くは朝日に染まって神々しいまでの朝焼けを見せている。東に向かって走り続けると奇跡のような美しい風景がウインドウの外を流れていった。

 仕事を切り上げて仕事場を出る。パーツ屋に寄って、灰色の車用に買った、エアクリーナーエレメントとフロントブレーキパッドを受け取る。さらに自宅近くのスーパーに寄って、生鮮食料品をいくつか買い込んだ。自宅に戻ると不在配達の紙がポストに入っている。ネットで購入した車関係の本の配達だった。すぐに電話連絡を入れるが今日の配達は不可能だと言う。この鳥のマークの運送業者は夜間の配達に弱く、全く使えなかった。

 晩飯はキムチ味の鍋にする。ラム肉を使ったのでキムチの強烈な味に全く負けず、ラム肉特有の匂いが立ち、野趣あふれる鍋になった。泡盛のお湯割にも良く合って実に美味い。シャワーを浴び、Macに向かってメールチェックと簡単な作業を終えると布団に潜り込んだ。電熱敷布で温められた足元が気持ち良く、すぐに穏やかな眠りに迎えられる。

 

2月6日(金)晴れ

 仕事を終えると急いで駐車場に向かい、灰色の車のエンジンを始動するや、夕映えの街に走り出した。車が少ない田舎道を走って行く。一部狭い農道もあるが、ほとんど車がいないので問題なかった。渋滞が始まっている街道を走るよりも大分早く自宅にたどり着ける。

 トーストを齧って小腹を満たしてからテニスウエアに着替えて家を出た。うに色のクルマに乗って近くのテニスクラブに向かう。今夜のレッスン生は4名集まった。男ばかりなのでコーチの球出しが容赦なく小気味良い。すぐに体が温まり、汗ばんできた。ボールを最後まで良く見る事に集中するとミスが減るように感じられる。走らされると視線がぶれるせいか、ボールが良く見えずミスが出易い。ストロークではじっくり見ている暇が有るが、ボレーでは時間が短くボールが見辛い上に目が離れ易かった。まだ工夫が必要らしい。1時間半のレッスンはあっという間に終わった。スーパーに寄って買い物をしてから自宅に戻る。

 今夜は鶏もも肉をメインにしたキムチ味の鍋に決めた。胸肉よりも味が濃く歯ごたえが有るもも肉はキムチ味にも負けずに逆に辛みと濃厚な味をまとって更に旨味を増す。スーパーで売っていた「餃子に合う」地酒は、思った通り、キムチ鍋にも良く合った。滑らかだがコクが有り、実に美味い。食後は泡盛のお湯割りにした。週末の夜がほろ酔い気分で気持ち良く過ぎていく。夜中に相棒が帰ってきた。

 

2月7日(土)晴れ

 朝目覚めて布団を抜け出すと、カナダ製のシリアルにヨーグルトをたっぷり掛けて朝食にする。熱いミルクティーも一緒だ。腹を満たすと手早く身支度を整えて外に出る。うに色のクルマに乗り込むと北の小さな町を目指した。一時間程のドライブで町営のコートに到着する。

 今日は人が少なかった。先ずは二人でアップを始める。やがて一人、もう一人と仲間が現れ、合計4名になった。4名でいつもの練習メニューをのんびりこなすと、昼近くになる。練習は終了にした。帰り道の蕎麦屋で昼食をとる。蕎麦は相変わらず美味いが、角煮丼も美味かった。これがセットで1000円しないのは格安だろう。

 自宅に戻ると相棒と共に灰色の車で街に出た。中心街に有る老舗のお菓子屋に寄り、相棒はお土産のお菓子を沢山買い込む。桜餅と草餅を一つづつ買って、その場で食べてみた。香り高い桜の葉と程良い塩味と濃厚な餡、弾力が有り清々しい香りの蓬餅と豆の味が濃いつぶ餡の組み合わせがそれぞれ美味く、この店の実力を伺わせる。次はスポーツショップに向かい、ストリングスの張り替えを頼んだ。前回張ったナイロンのマルチストリングスは、1ヶ月持たずに切れてしまったので、今回はポリエステルの細めのストリングスを張らせる。

 灰色の車でスーパー銭湯に乗り付けた。駐車場は満杯に近いが、中はそれほど混んでいない。髪と体を洗ってから、ジェットバスとサウナでたっぷり汗を流し、水風呂で毛穴を引き締めた。次は外に出て露天風呂にしばらくのんびりと浸かった。今日の露天風呂の湯は下呂温泉の湯を模したものだと言う。更にサウナ、水風呂のサイクルを繰り返し、最後は再び露天風呂で仕上げた。自宅の風呂とは比べ物にならない癒しが体をリフレッシュする。

 自宅に戻ると豚肉と牡蠣を入れたキムチ鍋を作った。大きな土鍋の中身を相棒と二人で平らげていく。最後はうどんを入れた。器に生卵を落とし、熱々のうどんをよそって、からめながら食べると、これは美味い。

 

2月8日(日)晴れ

 朝目を醒まし、布団から抜け出す。シリアルのヨーグルトがけと熱いミルクティーの組み合わせで腹を満たした。うに色のクルマで家を出て、少し南に走ると修理工場に着く。点検を依頼して代車の韓国車に乗り込んだ。若草色の小さな車は良く走る。テニスクラブに向かった。

 午前中の2時間を会員達とのゲームで楽しむ。調子はまあまあだが、サービスキープ率は50%程度と低く、サービス強化が急務だった。それでも2戦2勝で気分良くコートから上がる。クラブハウスでコーヒーを一杯飲むと自宅に戻った。

 軽い昼食をとり、相棒が作ったケーキを食べる。白桃、生クリーム、マロンクリームに彩られたスポンジケーキは、しっとりと柔らかく、まずまずの出来だった。一休みしてから借り物の若草色の小型車で北に向かう。40分程のドライブで町営の日帰り温泉施設に到着した。出来て数年といった感じのその施設はまだ綺麗で居心地は悪く無さそうだ。体を洗い、ざっと湯舟に浸かる。体を暖めてからサウナに入った。サウナにはTVが備えてあるので長時間入っていても飽きない。水を浴びてから外に出た。露天風呂からは青空が見えて爽快な気分になる。塩っぱいナトリウム泉は良く体が温まった。若草色の車を返し、うに色のクルマを受け取る。ポジションから乗り味まで全てがしっくりと体に馴染み、どこもかしこもきちんと落ち着いた。

 晩飯は酒かすと塩鮭の頭を使った郷土料理を作る。昨夜沢山食べ過ぎた分、あっさりと軽めの食事にした。食後にはまたケーキを食べる。夜行バスで相棒は西の街に帰っていった。また独りの夜が始まる。

 

2月9日(月)晴れ

 良く寝た筈だが、ひどく眠い。早めに仕事を切り上げて帰宅した。晩飯は昨夜の郷土料理の残りで簡単に済ませる。余った酒粕と冷蔵庫に死蔵されていた蜂蜜で甘酒を大量に作った。デザート代わりに熱い甘酒を飲む。晩飯とデザートのお陰で体がぽかぽかと温まった。流石に口の中がべたべたするので熱いミルクティーでさっぱりさせる。軽いのかこってりしているのか良く判らなかった。たまにはこんな晩飯も悪くない。ネットで買った本を読んでいると眠くなった。シャワーを浴びて布団に入る。温かで穏やかな眠りが訪れた。

 

2月10日(火)晴れ

 晴れの日が続いている。空気はからからに乾燥しているようだった。それでも屋外に停められた車の窓にはびっしりと霜が降りている。地下駐車場からうに色のクルマに乗って外に出た。段々日の出が早くなって、間もなくヘッドライトをつける必要が無くなるだろう。今日は点灯した。走り出して直ぐに朝日が街を灰色の眠りから目覚めさせる。陽射しが満ちると何も悪い事は起きないような気になるのが不思議だった。

 自宅に戻ると昨夜の残りの郷土料理を水で伸ばして出汁と味噌を加え粕入りの味噌汁状にする。うどんを茹でて、冷水で締めてから粕汁で少し煮込むと、体が温まる石狩汁風のうどんが出来上がった。中身は大根、ニンジン、油揚げ、椎茸、ネギ、塩鮭、大豆、酒粕と具沢山なのでボリュームも有る。少し煮込んだうどんにも良く味が染みて実に美味かった。風呂上がりに温めた甘酒をすするとほかほかと熱くなり汗が出る。冷凍庫の中で眠っていた酒粕が見事に変身した。

 

2月11日(水)晴れ

 早朝の道は空いているだろうと予測していた通り、走る車の数は平日に比べて少ない。凍てついた冬の大気を押し退けるように灰色の車を走らせた。仕事場の近くまで行くと何時もとさほど変わらないが多少なりとも余裕が感じられる車の群れに出会う。車の外に出ると寒気に体が包まれた。まだ冬は終わらない。

 急いで壁打コートに向かった。いつもより少し早めに着いたが先客が二人居る。良く見かける無愛想な男と、見かけない顔の男の二人だった。間に入ってしばらく3人で壁打を続ける。15分程で一人が帰っていった。二人になったので、ストロークからスマッシュ練習に切り替える。大分力を抜いて打てるようになった。更にスライス系のストロークを練習して、最後はサービスを少し打つ。かなり感覚が掴めてきた。

 一旦自宅に戻り、うに色のクルマに乗り換えて、夕暮れの街に出る。街の東側を南北に走る幹線道路を通って街の南側から北側に回った。大手のカー用品店に入る。ここでうに色のクルマのオイル交換をさせていたが、ミスでドレンボルトのネジ山を傷められてしまい、オイル滲みを患うようになっていた。ネジ山をタップで立て直すか、オイルパンを交換するか、どちらにするか少し考えたが、取りあえず、タップを立て直させる。来週預ける取り決めにして自宅に戻った。

 

2月12日(木)晴れ

 何ごともなく平穏な一日が終わる。仕事場から自宅に戻る途中でスーパーに寄って食料を買い込むことにした。豆腐、モヤシ、キノコ、牛乳、ヨーグルトなどの生鮮食料品をワゴンに乗せてレジに向かう。支払いを済ませると、買ったものをビニール袋に突っ込み外に出た。酒屋に回ると、北関東の街に移り住んだ時からの馴染みだった見慣れた建物の前には閉店セールの貼り紙が目立っている。この辺りではここでしか手に入らない酒が有ったりと重宝していたが、数年前から経営を縮小しているのが見えていた。何時までもつのかと様子見を続けていたが、ついに力尽きたらしい。経営に失敗した原因と思われる中途半端な値引きのセール品の中から良さそうなものを選んでを買い漁った。

 自宅に戻ると石油ストーブに火をつけた。しばらくストーブの前で室温が上がるのを待つ。晩飯は鶏肉と白菜と豆腐とキノコなどをキムチ味のスープを満たした土鍋にぶち込んだ。

 

2月13日(金)晴れ

 仕事を終えてテニスクラブに急ぐ。まだ道はそれほど混んでいない。時間に余裕が合ったので、一度、自宅に戻る。軽く腹ごしらえしてから、テニスコートに向かった。レッスン生は4名集まる。球出しで少し走らされてからストロークを打つドリルを繰り返し練習した。ボールを良く見ることを意識して、ストロークを打ち込んでいく。サービス、サービス&リターンと進んで、最後はゲーム形式の練習になった。1時間半のレッスンはあっという間に終わる。それでも、満足して自宅に戻る。

 

2月14日(土)晴れ

 朝目覚めると穏やかな陽射しが、カーテン越しに室内に入ってきていた。TVをひねってニュース番組を見る。トーストと、シリアルのヨーグルトかけを食べた。フルーツ入りのシリアルは、ヨーグルトの酸味とも良く合って なかなか美味い。

 身支度を整えると家を出た。うに色のクルマでテニスコートに向かう。工業団地の中の市営テニスコートで今日の練習を始めた。2面に8名しか集まらない。いつものメニューで練習を進めた。最後にゲームをやっていると時間が無くってしまう。3ー3となったところで、打切りにした。昼になったので仲間達と昼食に行く。今日は焼肉屋にした。ランチメニューはお得なセットものが多い。麺類と焼肉と御飯のセットと言うのは始めて見た。カルビラーメンと焼肉とミニビビンバのセットを注文する。肉もラーメンもビビンバもどれも結構美味かった。

 昼食後は、テニスクラブに移動して、ゲームを楽しむ。心配されていた風はそれほど強くならなかった。暖かくて動いていると汗が流れる。充実した楽しい試合が夕暮れまで続いた。コーヒーを飲みながら、クラブハウスで仲間と話す。

 ストリングスの張り替えを依頼してあったスポーツ用品店に到着した。セールをやっていたので、ウォームアップの上下セットを買う。しかし、ラケットの出来上り」は今一つで、既に大分緩んでいるような気がした。さらにカー用品店によって、灰色の車のオイルとオイルフィルターを交換した。今日の作業は全て終わる。自宅に戻ると、郵便受けに相棒からのチョコレートが届いていた。自室に入り缶ビールのプルトップを引く。素焼きのカップに注ぐときめ細かい泡が盛り上がった。至福の夜が始まる。

 

2月15日(日)晴れ

 朝から北風が吹いている。干しフルーツとナッツ入りのシリアルにヨーグルトをかけ、良く混ぜた。シリアルのさくさくした食感とナッツの香ばしさがヨーグルトにコクを与えてくれる。トーストにマーガリンと蜂蜜を薄く塗って食べた。蜂蜜の濃厚な甘味が舌にねっとりと絡む。熱いミルクティーを飲むと蜂蜜の甘味を含んだ紅茶が喉を滑り落ち、口中の甘さが爽やかな余韻を残して消えた。

 ラケットバッグを背負うと白いMTBでテニスクラブに向かう。テニスコートに立つと風が強かった。ストロークの調子は悪くない。風でかなり球筋に影響が出るが、ボールを良く見続けていればストロークをコントロールするのはそれ程難しくなかった。ゲームを始めると風が色々な悪戯をして、笑いが絶えない。諦めて風任せに楽しむしかなかった。午後になると風の強さが増したように感じる。砂埃が舞ってコンタクトレンズで矯正した目には辛かった。かなりの時間を壁打ちで過ごす。夕方近くなって少し風がおさまってきた。最後のゲームは、しかし集中出来ずミスが多くつまらない試合になる。終わりが悪いと気分も盛り上がらなかった。日が伸びて、まだコートで遊べるが、頭を切り替えて駅に向かう。夜の街に出た。

 階段を降りて店に入ると既に会は始まっている。新聞紙に包まれて銘柄が判らないようにされた一升瓶が20本用意されていた。瓶には番号だけが降られている。猪口で少しずつ試飲してメモ用紙に印象を書き留めていった。少し飲んでは仕込み水で口を濯ぎ、猪口を洗う。飲み比べてみると普段は気付かないような香りや味の違いが分かった。肴にはイカの刺身、イカの塩辛、豚肉と玉ねぎの串揚げ、カキフライ、しもつかれなどが用意されている。どれも実に酒と合って美味かった。20種類全てを試飲すると流石に酔いが回る。腹も一杯になった。最後にオークション形式で気に入った酒を買って会は終わる。仲間と次の店に流れてビールを飲んで少し話してから、また電車に乗って自宅に帰った。色々な種類の美味い日本酒を飲んで気分は悪くない。布団に潜り込むと瞬く間に眠りに落ちた。

 

2月16日(月)晴れ

 速度に合わせて細かくシフトアップダウンを繰り返し、トルクバンドにエンジン回転をキープし続けると、うに色のクルマは、操作に小気味良く応えて寒風を切って走った。絶対的なパワーは大した事無いが、トルクが太い実用車的なエンジン特性を与えられている為、アクセルにダイレクトに反応する。ギア比も速度が低い一般道で、ある程度楽しむ事が出来るよう低めに設定されていた。片道30km弱の通勤路が快適なツーリングロードになる。いたずらに絶対性能を追求した車では得られない、手軽に尽きせぬ楽しみが沸き出すクルマだった。うに色の車体が朝日に輝いて、きらめきを放つ。最後の坂道を駆け上がると、駐車場に滑り込んでいった。

 ナイトドライブを終えて自宅に戻ると空腹に耐え切れず、晩飯の支度を始める。大蒜を半玉分皮を剥いてスライスした。フライパンに油を引いて大蒜を炒め、さらにラム肉と大蒜の芽と小松菜としめじを加えて炒める。味付けは市販の焼肉のタレとキムチの素を混ぜたもので手早く済ませた。最後にうどんの玉を一個入れて焼うどんにする。肉汁やタレの旨味をうどんに絡め薄く焼き目をつけると出来上がった。熱々を息で冷しながら食べると、これは美味い。

 

2月17日(火)晴れ

 いつもより遅目に目覚めると窓の外は既に明るい。遅い時間に幹線道路に出ると朝の出勤渋滞が酷かった。ずらりと並び、信号が青になっても一向に動かない車列を目の前にすると、久し振りに悪夢を見ているような気分になる。抜け道を使い、信号2個分をバイパスすると少し流れが良くなっていた。

 仕事場の近くを通り過ぎると道は空いている。単線のローカル鉄道と並行して走る田舎道をのんびりと走った。家を出てから一時間半ほどのドライブで山間に作られたサーキット場に到着する。不便な山間に作ったため利用者が少なく経営が赤字になっているホテルの会議室を利用して泊り込みの会議をすることになっていた。

 昼食は中華あんかけ飯が出されるが、今一つ味が薄い。デザートの杏仁豆腐は良い味だった。晩飯はイタリアンのコースで、パン、野菜スープ、トマトソースのスパゲティ、サラダ、ビーフステーキ、ティラミスとボリュームが有る。一日中会議室に缶詰の上に腹一杯になるとブロイラーのような気分だった。晩飯後も数時間退屈な時間を過してから部屋に入る。シャワーを浴び、ビールを飲んで眠った。

 

2月18日(水)晴れ

 朝日で目が覚める。朝食はバイキングだった。特別美味いわけでも無いがいい加減な料理が並んでいるわけでもない。野菜をたっぷりと皿に取り、ザーサイとアサリの佃煮でお粥を食べた。コーンフレークとヨーグルトも一皿平らげる。トマトジュースとミルクで水分もたっぷり補充した。ティーバッグの紅茶を入れて飲む。

 昼食はうどんと青豆ご飯だった。動かない上に始終コーヒーを飲んでいるので流石に胃の調子はベストと言えない。消化に時間が掛かりそうだった。夕方、簡単にまとめて二日間の会議を終える。暗くなり始めた田舎道を走って街に戻った。

 テニスコートに着くと、ラケットバッグに入れておいたテニスウエアに着替えて準備運動を始める。新しく下ろしたハードコート用の靴は足に気持ち良かった。5名のレッスン生が集まって練習を始める。いつもの様にボレー&ボレー、ボレー&ストローク、サービス、サービス&リターンと進み、最後はダブルス形式のペアボレーになった。とにかくボールを良く見ることに集中するが、上手く目で追えないボールの処理が難しい。最後はストロークラリーで締めた。

 自宅に戻ると、冷凍庫で凍らせた自家製凍豆腐と冷凍の豚肉を電子レンジで解凍する。土鍋に昆布とニンニクのスライスと白菜とシメジと解凍した凍豆腐と豚肉を入れ、味噌とキムチの素で味を付けた。煮え立つのを待って、冷たいビールを飲む。凍豆腐は通常の豆腐よりも良く出汁の旨味を吸い込んで、鍋に良く合った。満足して眠る。

 

2月19日(木)晴れ

 早めに仕事場を後にし、沢山の整備用ピットが並ぶ大手のカー用品店まで、うに色のクルマを走らせた。オイルパンのドレインボルトからのオイル漏れを修理させる為にクルマを預ける。代りに無用に大きいボディに狭い室内を備える銀色の車を借りて自宅に戻った。

 すぐに着替えて電車に乗って街に出る。長年一緒に仕事をしてきた仕事仲間の送別会が駅近くの鮨屋で行われることになっていた。開始時間の5分後ぐらいに店に入ると既にほとんどの人が集まって、宴会が始まっている。ビールを飲み、刺身や鍋を食らった。派遣元に戻る仕事仲間と話しながらビールを飲み続ける。最後は握り鮨をつまんで腹一杯になった。

 1次会で切り上げて別れを告げ、電車に乗る。自宅に戻るとアミノ酸系の清涼飲料水とミルクティーで酔いを和らげた。これで明日の目覚めは悪くならない。シャワーを浴びて体に付いた飲み屋の匂いを洗い流すと布団に潜り込み、深い眠りに落ちた。

 

2月20日(金)晴れ

 仕事を手早く切り上げると灰色の車で夕日に赤く染まる街に走り出した。田舎道をのんびりと流して自宅に戻る。着替えや洗面道具をデイバッグに詰め込み、週末の旅の準備を終えた。テニスウエアに着替えて近所のテニスクラブに向かう。

 ナイター照明の下で4名のスクール生がコーチの出し球を追い掛けてボレー、ストローク、スマッシュを練習した。スマッシュは照明が目に入ってボールを見失う。ボールを左手で指すのではなく照明を左手で覆うと何とかボールが見えた。その後は、サービスを一カゴ打ち放してから、クロスでストローク・ラリーの練習をする。両サイドで4人が同時にクロスのラリーを行い、先にミスった方が前に出て、そこからはダブルス形式にする練習だった。最後はシングルスでラリーの勝ち抜き戦をして終わる。終わってみると今夜も集中力を欠いていた事に気付いた。一時間半の練習に集中出来ない。これは大きな課題だった。

 急いで自宅に戻るとシャワーを浴びて着替え、小旅行に出る。電車に乗って南に向かった。20分程で電車を降りる。駅前の通りに有るラーメン屋に入り、餃子と生ビールで軽く腹を満たすことにした。30分程TVを眺めながらビールを飲み、餃子を喰らうと勘定を済ませて外に出る。駅前に戻ると直ぐに夜行バスが到着した。座席におさまると耳栓で外界の音を絶ち、深々と背もたれを倒して目を閉じる。直ぐに眠りに落ちた。

 

2月21日(土)晴れ

 深夜から早朝の間に目を醒ました。暖房の効き過ぎで喉が乾いているのでクーラーバッグで持参したビールを飲み喉を潤すと、再び眠る。次に目を醒ましたのは古都にバスが着く直前だった。

 バスを降り、すぐ前の小さなレストランに入り、モーニングセットを注文する。モーニングビールのジョッキを頼むのも忘れなかった。朝の生ビールの味は格別美味い。腹を満たし、時間を潰すと、駅近くのシンボルタワーの地下に有る銭湯に向かった。開店したばかりの銭湯には思ったより客が多い。熱いサウナに入ると気持ち良く汗が流れた。すっきりとした気分で古都の街に出る。

 バスに乗って梅林が有名な天満宮に着いた。梅はまだ3分咲きと言った所だが、白梅や紅梅が景色を淡く染めて咲き競っている様は早春の喜びを感じさせる。陽気は早春どころか春爛漫を思わせるものだった。境内の茶屋で上品な餡が詰まった餅を食べる。持参した缶ビールで喉も潤した。少し歩いて、いつも行列が出来ている小さな菓匠で列に並び、わらび餅とあんみつを買う。近くには風呂屋を改造した雰囲気の有るカフェや、古い趣深い風呂屋があり、目を楽しませた。この辺りでは銭湯を温泉と言うらしい。

 再びバスで街の中心近くに出た。近代的なファッションビルに入ると、広い吹き抜けの中庭ではシンセサイザーとバイオリンとサックスのトリオが軽快な曲を演奏し、プジョー車の展示を行っている。ステージを見下ろしながら3階に上がり、少し待ってからレストランに入った。京野菜のサラダバーが特徴的な店らしい。水菜、九条ネギなどが清れつで実に美味かった。おからも素朴な味わいで美味い。スープやスパゲティや京野菜のカレーなどの料理も良い味わいだった。満足して店を出る。広い御所を散策してからバスに乗って古い町家が建ち並ぶ一角に移動した。そぞろ歩きで町並みを楽しむ。暗くなる頃、古都を後にして、商業の街に向かった。

 予約してあったふぐ料理屋に入り、刺身、空揚げ、鍋の三種類を味わう。養殖ふぐの使用を謳っていたが、生きは良く、鍋用にさばかれた肉片などは皿の上でぴくぴく動いている程だった。刺身もぷりぷりと歯ごたえが有って美味い。立田揚げ風の空揚げも、衣は香ばしく、中身はほっくりとして美味かった。鍋も充分楽しめ、最後の雑炊は店員が手際よく仕上げてくれる。実に良い出来だった。十二分に満足して店を出る。旅の夜は更けていった。

 

2月22日(日)曇り後雨

 エアでマットを膨らますタイプの簡易ベッドの上で目覚める。エアの圧力で満遍なくハンモックのように体を支えてくれて寝心地は悪くなかった。雨の予報だったが、まだ雨は降り始めていない。空は久しぶりにどんよりと重たげな雲に覆われていた。ゆっくりと朝昼兼用の軽い食事をとり、ラケットを持って家を出る。電車に乗って東に向かい、湾岸地区の駅で降りた。

 この街には沖縄料理店が多い。駅周辺を歩いていると、電車のガード近くに沖縄食材屋と併設された小さな料理店が目に停まった。狭い店内に腰を落ち着けてメニューを見る。沖縄料理は初めてなので聞き覚えのあるソーキそばとゴーヤちゃんぷるーを注文した。もちろんオリオンビールの中生ジョッキも欠かさない。先ず冷たい生ビールで口を湿らせてから、運ばれてきたソーキそばをすすり、ゴーヤちゃんぷるーをつまむ。あっさりとした鶏のスープに太めの麺が良く合って美味い。上に乗った骨付き豚バラ肉も口の中でほろほろと甘く溶け、肉の旨味が広がった。ゴーヤは豆腐や卵が苦味を押さえているのか、特に違和感なく普通に食べられる。ほのかな苦味と食感がむしろ食欲をそそった。唐辛子を泡盛に漬けた調味料で辛さを追加すると更に美味い。思わず生ビールをお代りした。

 昼食を終えるとバスで埋め立て地の方に向かう。オムニコート25面を備える運動公園の前に着いた。旅先で初めての相手とテニスをするのはこれまで経験がない。試合後のコート解放を利用した練習会に合流した。ミニストローク、ボレーボレー、ストローク、ストロークボレー、サービスリターンなど基本的な練習の後、ペアボレーとサービスリターンをたっぷり練習する。1面に10名程人が居たのでゲームはやらなかった。ほとんどの人が簡単なミスをしない為、良くラリーが続く。体重の乗った重たいサービスにラケットを弾かれることもあった。午後の3時間は思い掛けず充実した練習になる。

 家に戻る途中で雨が降り出した。激しい風雨が小さな折り畳み傘を容赦なく破壊する。びしょ濡れで家に戻り、直ぐにシャワーを浴びた。相棒がベーコンとキャベツのスパゲティを作っている間に、買ってきたカキフライやハムをつまみに日本酒の生酒を飲む。晩飯を食べ終わるとビールと日本酒の酔いが疲れと共に心地よい眠りに誘った。断る理由もない。エアベッドに横たわると瞬く間に眠りに落ちた。

 

2月23日(月)曇り後晴れ

 今朝もエアベッドの上で目覚めた。目覚めは悪くない。軽い朝食を取ると相棒を送り出した。缶ビールを一本飲み干し、エアーベッドの空気を抜いて片付けると、荷物をまとめて家を出る。雨は止んでいるが、まだ風が強く、昨夜の嵐の名残が感じられた。

 電車を乗り継いで東に向かう。昼食は高速で移動し続ける電車の中で、持参した牡蠣フライ、ハム、パンを缶ビールと共に胃に送り込んで済ませた。軽い酔いにまかせてうたた寝する。昼過ぎに辿り着いた関東平野は砂嵐が吹き荒れていた。車窓から眺めていると空と地面との間の地表近くに茶色い霧が掛かったように見える。空調が効いた車内では風の冷たさや砂嵐の居心地悪さは感じられず、TVを眺めているような非現実寒が強かった。

 代車の銀色の車を走らせ、うに色のクルマを取りに行く。今回はオイル漏れの応急処置だけで終った。部品が届いてから大掛かりな手術に入る話になっている。自宅に戻ると、灰色の車のエアクリーナーエレメント交換とブレーキパッド交換を片付ける。取り外したブレーキパッドは、磨耗を知らせる金属片がローターに接触する寸前だった。

 近所のスーパーに買い物に出かける。生鮮食料品を購入して帰った。晩飯はキムチ味噌味のモツ鍋にする。中身は大根の扇切り、しいたけ、小松菜、豆腐、豚モツ等とシンプルにした。柔かな味噌味、唐辛子の辛さ、ニンニクの香りで体が温まる。

 

 

2月24日(火)晴れ

 目覚めた直後は、まだ暗い。シリアルとヨーグルト、ミルクティーの軽い朝食を取り終え、自宅を出る頃には窓の外は既に明るくなっていた。春の訪れを実感する。ブレーキパッドとエアクリーナーを換えたばかりの灰色の車で朝の太陽の下を走って行った。東に向かって走る区間では正面に上ってくる太陽が眩しい。久しぶりにサングラスを取りだし、瞳を保護してやった。

 自宅に戻ると殻付きピーナッツを少々とミルクティーを口にする。晩飯は珍しく仕事場で済ませてきた。滞っていたメールの返事などを書き終えるとシャワーを浴びる。また熱いミルクティーを入れて飲んだ。週末のアルコール摂取から肝臓を休めてやる。すぐに眠らなければならない時間だった。帰宅が遅いと本を読む時間などもなかなか取れない。日付が変わった頃、布団に潜り込むとすぐに睡魔が、意識を暗闇に奪い去って行った。

 

2月25日(水)晴れ

 夕方の壁打ちコートには誰もいなかった。ラケットとボールをバッグから出して打ち始める。スライス系のショートラリーで体を温めた。スマッシュ練習に切替える。体の右斜め上にボールを持ってくる様に動く練習を重ねた。意識していないとボールの真下に正面向きで入ってしまう。悪い癖は早く直さないといけなかった。最後はサービス練習で終える。タイミングを変えて当たりは改善されたが壁打ちでは距離感が合っているか判らなかった。

 日が落ちてナイター照明が灯ったテニスコートに着く。今日はジュニアクラスが休みなのか、誰もいなかった。クラブハウスで雑誌を眺める。レッスン生が集まりだしたので、靴を履いて外に出た。軽い乱打でアップする。今日は6名のレッスン生が集まった。一人は学生の頃にやっていた若い男で、少しレベルが違うテニスをする。ショットが速くて目が追い付かない時があった。練習後は乱打で体をほぐしてから帰る。

 自宅に戻ると、冷凍庫で凍らせた自家製凍豆腐と冷凍の豚モツを電子レンジで解凍する。土鍋にニンニクのスライスと白菜とエノキと解凍した凍豆腐と豚モツを入れ、ポン酢とキムチの素で味を付けた。下ごしらえを終えると冷たいビールで喉を潤し、煮えるのを待つ。煮えたぎった土鍋をテーブルに出し、録画しておいたTV番組を眺めながら土鍋の中身を平らげた。体の中から温まり、これは美味い。

 

2月26日(木)晴れ

 仕事を終えて駐車場から車を出す。いつもの様に暗い田舎道を走った。帰り道の途中で少し寄り道をしてスーパーに寄る。生鮮食料品を少しと泡盛の一升瓶を一本買い込み、自宅に帰った。買って来た食料品を冷蔵庫に入れる。土鍋を出して水を入れ火にかけた。今夜は、先程入手したばかりの鰆とワタリガニを使って海鮮チゲに作る。材料を鍋に放り込み、煮えるのを待つだけだから非常に簡単だった。冷たいビールを素焼きのカップに注ぎ、木目細かい泡立ちを楽しむ。少々の殻付きピーナッツをつまみにビールを飲んでいると鍋が煮えた。食卓に土鍋を運ぶ。TVでは、古い漫画を原作にしたドラマをやっていた。ドラマを眺めながら鍋の中身を平らげていく。小さなワタリガニも丸ごと一匹なので結構良い出汁が出た。魚には日本酒が合う。ビールを飲み干すと日本酒に切替えた。心地良い酔いに任せて布団に潜り込むと瞬く間に眠りに落ちていく。アラームをセットする間もなかった。

 

2月27日(金)晴れ

 いつもならアラームをセットし忘れても、おおよそ目覚めるべき時間に目が覚めるのだが、今朝は違っていた。一時間程寝過ごす。急いで身支度を整えて外に出た。灰色の車に乗り込んで走り出す。一時間の遅れは致命的とも言えた。道は渋滞し、なかなか進まない。通常40分弱で辿り着く道のりに1時間程要した。やはり早起きしないと時間が無駄になることが判る。

 仕事を終えて自宅に戻った。テニスウエアに着替えてすぐに家を出る。近くのテニスクラブに向かった。ナイター照明の下でボールを打つ。このテニスクラブのスクールはコーチは悪くないのだが、ボールが新旧入り乱れているので弾みがかなり違うものが多かった。一球一球弾み方が違うので調整に苦労する。ボールを良く見るのに役立つかも知れなかった。1時間半の練習を終えるとまた自宅に戻る。週末の楽しい夜がやってきた。

 

2月28日(土)晴れ

 アラームの音で目を醒ます。暗い部屋が目に入った。居間のランプと石油ストーブとTVのスイッチを入れる。ミルクティーを入れて、ヨーグルトを器にあけた。トースターにパンを2枚放り込む。トーストに蜂蜜を塗って噛むと香ばしい香りと爽やかな甘味が口中に広がった。ミルクティーを飲むと紅茶の香りとミルクの匂いと蜂蜜の甘味が混ざり合って何とも言えず美味い。

 うに色のクルマに乗って南に向かって走った。通い慣れたサーキットへの道はトラックが多く走る幹線国道だが、まだ混んでいると言う程ではない。うに色のクルマは軽快な排気音を残して走っていった。途中で幹線道路をそれて田舎道に入る。他の車の姿は少なかった。

 サーキットに到着すると、受付の準備を始める。エントラントが次々に集まってきて受付を済ませていった。耐久レースのプラクティスが始まり、静かだったサーキットに排気音が響いた。銀色のクルマに乗ってシートベルトを締めるとコースに出る。走り出すと、前回の走行に比べて遥かに手応えがしっかりしたタイヤに気が付いた。プラクティスを終えると燃料を満タンにしてスターティンググリッドに付く。サーキットにしばしの静寂が訪れ、ルマン式のスタートが切られた。再びサーキットに排気音が響く。レース専用車ではないので排気音はけたたましくなく穏やかだった。最初は渋滞もあってペースがつかめない。途中からやっとペースを掴み、捉えた前走車を追い越した。30分走って次のドライバーにクルマを渡す。クエン酸入りの清涼飲料水をペットボトル一本飲み干すと、またスタッフ作業に戻った。

 130分の耐久レースがゴールを迎える。銀色のクルマを共に走らせた仲間は予想以上の14台中7位と言う成績を得た。ゴール直後からスプリントレースのプラクティスが始まる。ピットにエントラントのクルマを並べさせる作業に集中した。スプリントレースも終わり、表彰式が終わると、全ての作業が終わる。うに色のクルマで帰路に着いた。

 自宅に戻り、テニスウエアに着替えると近くのテニスクラブに向かう。ナイターで1時間半のレッスンを受けた。調子は今一つだが、汗を流すと気分は良い。自宅に戻り、韓国製のインスタントラーメンを入れたキムチ鍋を作った。冷たいビールと良く合って実に美味い。充実した一日の終わりを静かに迎えた。布団に潜り込むとたちまち意識が遠くなる。

 

2月29日(日)曇り

 目を醒ますと、軽い朝食を取り、ラケットバッグを背負って家を出た。うに色のクルマで北に向かう。小さな町のテニスコートの駐車場にクルマを停めると、一番乗りだった。コートに出て準備運動をしてからサービス練習を始めた頃、他の仲間が集まってくる。いつものように練習を始めた。太陽は出ていないが、気温が高く、風もなく、気持ち良く汗が流れ出す。改造中のサービスはまだ確率が低く、試合ではダブルフォルトが多く出た。サービスゲームを一つ落として練習試合は負ける。

 仲間達と近くの蕎麦屋で昼食を取ることにした。蕎麦はそこそこ腰が有るが、蕎麦つゆの味付けは田舎風に濃いめにしてある。親子丼もしっかりと濃く味付けてあった。懐かしい感じの大衆的な味で悪くはない。いつも帰り道で寄る蕎麦屋の方が上品な味で好みだった。わざと山の中を通る田舎道を使って自宅に戻る。

 一休みしてから直ぐに近くのテニスクラブに向かった。日が暮れるまでの3時間程を6ゲームマッチの試合で遊ぶ。最後の対戦は実力伯仲のミックスダブルスで、案の定面白いシーソーゲームになり、盛り上がった。5ー5となったところで、日没のため引き分けとする。クラブハウスでゆっくりとコーヒーを飲んだ。暗くなったテニスコートを後にする。

 スポーツショップに寄ってグリップテープを買って自宅に帰った。今夜も鍋を作る。鶏肉と野菜と豆腐とキノコの水炊きを、ポン酢と胡麻ダレを混ぜたタレに付けて口に運ぶと、爽やかさとコクが適度で実に美味かった。泡盛を飲むヨーグルトで割ると、僅かな酸味と白濁した色合いとで、どぶろくのような味わいが楽しめる。後味も爽やかで幾らでもいけそうな気がした。


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