2005年09月の日記

Home | [前へ] | [日記のトップに戻る] | [次へ]


 09月01日(木)晴れ

 ランチは「すずきの蛸マリネ添え」にした。副菜は「レンズ豆のサラダ」と「切干大根煮」を取る。その他に麦飯、大根の味噌汁、大根の漬物、煎茶をトレイに乗せて、今日の昼定食が揃った。素揚げのすずきに蛸と玉葱とトマトを酢とオリーブオイルでマリネしたものが掛けてある。茹でたブロッコリーが2ヶ添えてあった。あっさり味で悪くない。昼飯を食べ終ると、事務所に戻って歯を磨いてから、机に突っ伏して昼寝をした。

 自宅に戻る途中でスーパーに寄って買い物をする。日常食であるヨーグルト、卵、缶ビール、もずく酢を購入した。いつもより早目に帰宅し、先ずシャワーを浴びる。風呂上りのビールを楽しみつつ、簡単な晩飯を作って食べた。明日は、早く起きて出かけるので、早めに布団に入る。

 

09月02日(金)曇り後晴れ

 早朝、まだ暗い内に目覚める。手早く朝食を摂り、身支度を整えるとヘルメット、グローブ、シューズ、着替えなどを持って自宅を出た。黄色のクルマに荷物を積んで、乗り込むと朝焼けの街に走り出す。近くのICから有料道路に入って、南を目指した。都内まで順調だったが、首都環状線に入ると若干流れが悪く、東名も車が多くて走りにくい。3時間ほどで、目的地のサーキットに辿り着いた。

 全面改装された新しいサーキットは、まだ綺麗で、設備も充実している。到着すると早速、サーキットを歩いてコースと路面を確認した。本コースではなく、ショートコースなので、1周回っても1km程度しかない。歩き終わると受付とドライバーミーティングが行われた。それが終わると、荷物を下ろして走行準備に入る。集まった20数台が二組に分かれて、35分づつ2回走行する予定になっていた。最初の組だったので、少しの待ち時間で走行が始まる。ヘルメットを被り、グローブを着けると、初めてのコースを先ずはゆっくりと走り出した。

 アップダウンがある上に、小さいコーナーが多く、なかなか面白い。3コーナーにあたる上りのヘアピンと、最終の大きなコーナーが、ポイントであることが判った。そこの通過速度を上げるのが難しい。色々な走り方をしてみるが、イマイチ上手くいかなかった。インストラクターが1コーナーでもっとステアリングを切り続けろとアドバイスするので、2回目で試したところ、1秒ほどタイムアップする。2回、計70分の走行の後、別料金で20分の走行枠があったので、更に走るが、コンマ1秒のタイムアップに留まった。片付けて、サーキットを後にする。

 峠を一つ越えて、湖畔のほうとう屋で、ほうとうを食べた。エアコンなど無い店内で、熱々のほうとうを食べると汗が大量に流れる。その後は、近くの温泉に行って汗を流した。さっぱりしたところで、宿泊所のロッジにチェックインして、今度は湖畔のレストランに晩飯を食べに行く。食後にビールと夜食を買って、ロッジに戻り、過去の参加レースを記録したDVDを見ながら、クルマ談義を楽しんだ。夜中にやっと布団に潜り込むと直ぐに眠りに落ちる。

 

09月03日(土)晴れ後曇り

 早朝に目覚めると、スポーツドリンクを一本飲んで夜食の残りのバナナを2本持ってロッジを後にした。黄色のクルマで自宅を目指して走り始める。有料道路を走っていくと、やはり、都内に入るところで流れが悪くなった。都心を迂回して、北に向かう道路に入るルートが出来ていたので、渋滞にははまらずに済む。北に向かう道も、意外に車が多いものの、スムーズに流れて、やはり3時間ほどで自宅に帰った。シャワーを浴びて一休みすると、二日間良く走ってくれた黄色のクルマを洗車してやる。フロントに付いた大量の虫の死骸の除去に手間取った。次にジャッキアップしてホイールを外して、ブレーキパッドをチェックする。まだしばらく使えそうだった。

 午後からは、近くのテニスクラブに向かい、夕暮れまでゲームをして遊ぶ。その後、ナイターレッスンを一コマ受講してから、自宅に帰った。熱いシャワーを浴びて汗を流すと、簡単な晩飯を作って食べる。大量の洗濯物を室内に干して、除湿機のスイッチを入れると、今日の仕事は終わりにした。布団に倒れこむと、たちまち意識が遠のいていく。

 

09月04日(日)曇り後雨

 朝、目覚めると、朝食を摂り、着替えて家を出た。黄色のクルマで近くのテニスコートに向かう。仲間が集まってきて練習を始めた。1時間半ばかり掛けて、アップとボレー&ストロークを練習する。残り時間はゲームに充てた。4ゲーム先取で多く回す事にする。男ダブで、3試合やるが、全て負けた。どうも調子が良くない。昨日、一昨日の疲れが残っているのもあるのだろうか、動きに切れが無かった。

 コートを離れると、近くのタイ料理レストランで、昼食にする。辛い料理を食べると暑さも吹き飛ぶ感じがした。昼食後は、ジムに行って、ロッカールームのソファでしばらく休む。1時間ほど、うとうと眠ると気分がすっきりした。ジムフロアに下りて、いつものようにトレーニングを始める。筋トレの後は、30分ベルトの上を走った。大量の汗でTシャツが肌に貼り付く。サウナ風呂でさらに汗を流してから、水風呂に浸かると気分爽快だった。

 自宅に戻って直ぐに自転車を出して、街に向かう。途中で雨が降り出したが、大したことでは無かった。夫婦で切り盛りする小さな居酒屋で行われる日本酒の会に参加する。今夜は、15本の一升瓶が用意されていた。韓国のマッコリのような発泡の濁り酒が、1本入っていて、面白い。肴は、生の鶏と胡瓜の酢の物、マグロの刺身、鶏手羽と大根とニンジンの塩煮込み、鮎の塩焼きと、どれも美味かった。特に店主が作る、塩煮込みが絶品で、お代わりしたくなる。日本酒は、数年寝かせた古酒ばかりだったので、好みの味の物が少なかったが、それでも勢いで2本を競り落とした。最後に、デザートのブドウを食べて店を出る。宴会の最中に降り続いた雨もちょうど上がっていた。自宅に戻る途中で本屋に寄って、本と安売りのCDを買って帰る。また楽しくも充実した週末が終わった。

 

09月05日(月)雨

 ランチは「長浜ラーメン」にした。ラーメンには、副菜が付かない。定食に比べると、少し損したような気分になった。代わりにはならないがキュウリの漬物をたっぷりと取る。一杯の麦茶を乗せて席に着いた。とんこつスープに細麺の組み合わせで、キクラゲと、高菜漬けと、チャーシューと、万能ねぎがトッピングされている。好みで、たっぷりの切り胡麻と少々の紅しょうがを加えた。いわゆる長浜ラーメンとは違うがまずまずの味が楽しめる。しかし、ラーメンを食べた後は何となく物足りず、当分は食べまいと考えた。

 薄暗い空から小雨が降り続いている。よくも一日中飽きずに降っているものだと感心させられた。仕事場を出て、灰色の車に乗ってジムに向かう。何時もより駐車場が空いている感じがした。ストレッチング後に腹筋のトレーニングをしてから、ランニングマシンに乗る。iPodをシャッフル再生にして聞きながら、約40分間走った。噴き出す汗をタオルで拭いながら走り続ける。マシンを降りてストレッチングを始めても、汗が止まらなかった。トレーニングが終了した後に、体組成計測器に乗る。体重が少なめで、筋肉量が多めで、脂肪量が少ない、いわゆる理想的な体組成だという結果が出た。体脂肪率が、ついに10%を切る数値になる。しかし、まだ誤差が多い計測法なので、実際にそんなに少ないかは判らなかった。

 サウナで更に汗を流して、気分良くジムを出ると、まだ雨が降り続いている。灰色の車の頼りないヘッドライトの光の中を、瞳を凝らして手探りするように、慎重に雨を掻き分けて走った。ややうんざりするが、視界が悪いので仕方が無い。自宅に戻る途中でセルフのガソリンスタンドに寄って、灰色の車のタンクを、一杯に満たしてやる。冷たいガソリンをたっぷり35リッターほど飲み込んだ車は、満足げにわずかな道程を走った。雨は降り止まない。

 

09月06日(火)雨

 昼食は「赤魚と大根の湯葉あんかけ」を選ぶ。副菜は「切干大根の煮物」と「小松菜のピーナッツ和え」にした。麦飯、豆腐の味噌汁、キュウリの漬物、麦茶をトレイに乗せて、席まで運ぶ。赤魚を揚げてあるのが気に入らないが、茹でた大根と湯葉のあんとの組み合わせは悪くなかった。食べ終わって食器を片付けると、事務所に戻って歯を磨いてから、机に突っ伏してしばらく眠る。昼休み終了の音楽で目覚めると、少し頭がスッキリしていた。

 暗い空から小雨が降り続いている。仕事場を出ると灰色の車に乗ってジムに向かった。雨にもかかわらず何時もより駐車場が混んでいる。大分建物から離れた場所にスペースを見つけて車を停めた。ジムに入り、ストレッチングを終えてランニングマシンに近づく。全てが使用中で、空きが無かった。ホワイトボードを見ると、どのマシンの終了時刻も、まだ当分来ない。そこで、エアロバイクに変更して40分ほど漕いだ。雑誌を読み、TVの音声を聞きながら漕いでいると、40分があっという間に過ぎる。またストレッチングを始めたところ、今夜も、知り合いの男の姿を見た。彼も根気がある性格らしい。サウナ風呂に入ってから外に出ると、雨は、まだ落ちていた。灰色の車に火を入れて薄く濡れて光る路面の上を走って帰る。

 

09月07日(水)曇り

 ランチは「黒むつの薬味卸し」を選んだ。副菜は、「ほうれん草のピーナッツ和え」と「ひじき煮物」を取る。麦飯、豆腐の味噌汁、キュウリの漬物、煎茶を盆に乗せて、席に着いた。黒むつを煮付けた切り身の上から、万能ねぎのみじん切りと一味唐辛子をピリッと利かせた、大根卸したっぷりの煮汁が掛けてある。淡白な白身魚だが煮汁が良くしみ込んで美味かった。食事を終えると直ぐに事務所に戻り、歯を磨いてから机に突っ伏して仮眠を取る。目覚めると少しすっきりしていた。

 定時を一時間ほどオーバーして職場を出るとジムに向かう。ストレッチングして、筋トレとランニングを行った。走り出すと、面白いように汗が滴り落ちる。ストレッチングを終え、ざっと風呂を浴びて、近くのテニスコートに向かった。今日は人が6名いる。少しだけアップをしてから、直ぐにゲームを楽しむ。2ゲームやって1勝1敗だった。再びジムに行って、ゆっくりとサウナ風呂に入る。今夜もテニス部の男にジムで会った。サウナが好きで、毎晩寄るようにしているらしい。サウナから出て、水シャワーと水風呂で体を引き締めてから灰色の車で自宅に戻った。

 

09月08日(木)晴れ

 講習会で久しぶりに外部の会議室に篭った。ランチは近くの居酒屋のランチメニューで「海鮮丼セット」を注文する。サラダと小鉢と豚汁が付いて980円は悪くなかった。ウニ、イクラは乗ってないが、マグロやカンパチなどの刺身を中心に甘エビも乗っていて、十分なボリュームがある。当然値段も違うが、いつもの社食の昼飯とは、比べ物にならない美味さだった。良く咀嚼し、味わって食べる。外食で1時間の昼休みは、短く感じられた。

 自宅に戻って直ぐに、ラケットバッグを背負って、再び外に出る。帰宅時間が何時になく早かったので、近所のテニスクラブでナイターレッスンを受けることにした。6名が参加したので、適度な運動量になって丁度良い。まだ夏の暑さが残っていて、短パンまでが汗でぐっしょり濡れた。クラブから帰る途中でスーパーに寄り買い物をする。ヨーグルト、缶ビールなどを購入した。帰宅すると、先ずシャワーを浴びて、汗を流す。風呂上りのビールを楽しみつつ、簡単な晩飯を作って食べた。

 

09月09日(金)曇り時々晴れ

 今日も講習会で外部の会議室に篭っている。ランチは近くの居酒屋のランチメニューで「新さんま塩焼きセット」を注文した。サラダと小鉢と豚汁が付いて、780円は悪くない。皿からはみ出すような、大きなさんまが一尾どーんと出てきた。塩加減、焼き加減が絶妙なので、レモンを絞り、少し醤油をたらして香りを付けて食べると非常に美味い。十分なボリュームがあり、腹も満足した。毎日、外食では金が掛かるが、美味い昼飯は心も豊かになるような気がする。

 自宅に戻って直ぐに、ラケットバッグを背負って、今夜もテニスクラブに向かった。参加者が4名だったので、みっちりと練習出来る。今夜もまだ蒸し暑く、下着まで汗でぐっしょりと濡れた。着替えて、ジムに向かう。ストレッチング、筋トレ、ランニングという何時ものコースを終え、最後にストレッチングで十分に筋肉をほぐしてから、フロアを出た。ロッカーで、汗びっしょりのウエアを脱ぐと気持ちが良い。風呂場に入ってシャワーを浴びる瞬間が最高だった。自宅に戻ってから飲む風呂上りのビールが実に美味い。夏はまだ終わってなかった。

 

09月10日(土)晴れ後曇り後一時雨

 朝目覚めると、TVを点け、シリアルとヨーグルトの朝食を食べた。スポーツドリンクを2L分クーラーバッグに入れて、ラケットバッグを背負うと、黄色のクルマで家を出る。近くのテニスコートに向かった。今日は県の秋季シングルスの予選が開催される。少し早めに着いたつもりだったが、多数の選手が到着して練習を始めていた。壁打ちで体を温める。良い天気で夏の暑さだったので、直ぐに汗が流れ始めた。

 開会式の後、試合が始まる。2順目なので、1時間弱の待ちがあった。最初の相手は、同じようなレベルだが、簡単なミスを頻発して1ー3とリードされる。2ー4、4ー4と追い付いて、結局、タイブレークにもつれ込んだ。タイブレークで相手が切れて、7ー2で勝つ。最初から苦しい試合だった。2回戦の相手は知り合いなので、やり難い。相手はDEF勝ちなので温まっていない筈だが、やはり簡単なミスで、1ー3とリードされた。しかし、相手のサービスが不調で、2ー4から4ゲーム連取して6ー4と勝つ。

 次の相手も、運良くどんどん打ち込んでくるタイプではなかった。じっくり落ち着いてラリーが出来る。やはり最初にミスが多く、1ー3とリードされるが、なんとか4ー4に追い付いた。これに勝てば初めての決勝進出という考えが頭に浮かび、”勝つ”ではなく”勝てる”に気持ちが傾いたのがいけなかったのか、サービスゲームを落としてしまい、そのまま4ー6で敗退する。有り得ないほどのくじ運に恵まれながら、決勝進出出来なかったのは悔やまれた。

 自宅に戻ってシャワーを浴びると、直ぐに着替えて家を出る。電車に乗って都心を目指した。以前住んでいた街に降り立ち、景色の大きな変化に驚かされる。畑がほとんどなくなり、マンションや住宅に変わっていた。しかし、住処にしていたぼろアパートが、昔と変わらぬ姿で建っていたのに、何故か安堵を覚える。転勤で、数年間渡米するテニス仲間の送別会が始まる1時間に店に入り、カウンターで一人で飲み始めた。やがて人が集まりだしたので合流する。仲間が去っていくのは寂しいが、2年間で戻ってくる予定なので、少しの間の辛抱だった。一次会が終わると、店を出て電車に乗り、北に帰る。

 

09月11日(日)晴れ後曇り一時雨

 朝、目覚めると、寝不足で眠い。何とか布団を出ると、朝食を摂り、着替えて家を出た。黄色のクルマで近くのテニスコートに向かう。今日は、県の年齢別のシングルス大会だった。集合時間ぎりぎりに会場入りすると、アップする間もなく大会の開会式が始まる。出番はまだしばらく先だった。折り畳み椅子に座り、リラックスして待つ。最初の試合開始から一時間以上経過して、やっと出番が回ってきた。コートに入る。トスでサービスを取った。最初の1ゲームを、難なくキープする。相手のサービスがなかなか良くリターンが難しかった。互いにサービスキープを続ける、緊迫したゲーム展開になる。途中で、危ない場面もあったし、ブレークチャンスもあったが、ブレークするまでは、至らなかった。最初のマッチポイントは、5ー4で相手のサービスの時に訪れた。しかし、2ポイント連取されて粘られ、チャンスを逃す。6ー6で昨日に引き続き、第一試合はタイブレークにもつれ込んだ。タイブレークに入ると、何故だか相手にミスが出て、5ー2とリードしてサービスが回ってくる。勝てると思うと、途端に腕が痺れるのが判った。トスが上手く上がらない。それでも、何とか腕を振り切って、1球サービスを入れた。リターンミスで、6ー2となる。いよいよマッチポイントだ。痺れて言う事を聞かない腕を振ってファーストを入れる。短い球で互いに前に出てボレー勝負になった。相手が前に詰めてくるのに合わせてロブボレーを上げると、相手はジャッジして後ろを振り返る。ふわりと上がったボールが、バックラインの手前にぽとりと落ち、相手はがっくりと肩を落とした。昨日の第一戦と全く同じスコアで、予選を突破する。

 予選を勝った6名で抽選をして、3名づつ、2組に別れての準決勝リーグ戦が組まれた。各リーグの上位2名が最終日の決勝トーナメントに進める。そこから2時間以上の待ち時間が過ぎた。椅子に座って、半分うとうとしながらリラックスして過ごす。やっと出番が回ってきたのは2時過ぎだった。リーグ戦の相手は二人とも本格派で、しっかり打ってくる。サービスも良かった。スローなループボール、スローなスライスボール、ドライブボールを織り交ぜて、何とか相手のタイミングを外そうとするが、上手くいかない。少しでもボールが浅くなると攻め込まれた。最初の相手は1ー6、次の相手には0ー6と完敗する。まだまだ、ランキング上位者と戦うには、ショットの引き出しが足りなかった。もっと色々向上しなければならない。ほとんど誰も居なくなったコートから去った。

 ジムに行って、ストレッチングと、筋トレを普通にこなす。ランニングする気にならなかったので、雑誌を読みながらエアロバイクを30分間漕いだ。最後のストレッチングを入念にやってからロッカーに戻り、汗まみれの下着を脱ぐと気分が晴れてくる。シャワーを浴びて、髪と体を洗うと、やっと生き返ったような気分になった。サウナで更に汗を搾り、水シャワーと水風呂で体を引き締める。至福の時とは、まさにこのことだった。ジムを出ると自宅に向かう。

 自宅に帰る途中で投票所に寄って投票を済ませた。スーパーでヨーグルトとキャベツとピーマンとビールを買って帰る。長い間、冷凍したままの牛肉を、解凍した。キャベツとピーマンとニンニクを適当に切って炒め物を作る。味付けは焼肉のたれで簡単に付けた。久しぶりに肉を食いたい気分になったので、遠慮なく食らうことにする。冷たいビールを飲みながら、大皿一杯の肉野菜炒めを全て平らげると、急速に強い眠気が襲ってきた。もはや抵抗することは叶わない。

 

09月12日(月)晴れ時々曇り

 ランチは「子持ち鰈煮魚」にした。副菜は「野菜の煮物」と「ヒジキと春菊の煮付け」を選ぶ。ナメコと大根とニンジンの味噌汁に、麦飯とキャベツの漬物を付けて定食が完成した。味は良くないが、何しろ安いのが取り得だから仕方がない。鰈は、市場価格が高いらしく、切り身が何時もより薄かった。ジャガイモとニンジンとインゲンが薄味で炊いてある煮物は、素材の味が残っていて悪くない。味噌汁は珍しく具が豊富に入っていて満足できた。食事を終えると、事務所に戻って歯を磨き、机に突っ伏して15分間熟睡する。目覚めてもしばらくは頭に霧が掛かったままだった。

 仕事場を出ると、灰色の車に乗ってジムに向かう。月曜は火曜に比べると空いてた。ストレッチング後にランニングマシンに乗る。iPodをシャッフル再生にして聞きながら、約40分間走った。走りながらも頻繁に噴き出す汗をタオルで拭う。マシンを降りて、ストレッチングに移っても、なかなか汗が止まらず、時々タオルで拭う必要があった。吸い切れない汗で、びしゃびしゃになり、肌に貼り付くTシャツを脱ぐ。皮膚呼吸を妨げられていたせいか、裸になると呼吸が楽になった。サウナ内のTVで世界柔道を見ながら、更に汗を流す。男子の決勝は、韓国を相手にして劣勢だった。ジムを出ると、灰色の車で自宅に戻る。

 

09月13日(火)晴れ

 ランチは「かじき照り焼き・菜の花添え」を選ぶ。副菜は「切干大根煮」と「鶏肉と三つ葉のマヨ和え」が付いていた。麦飯、具が入らない味噌汁、キャベツの漬物、らっきょうの甘酢漬け、煎茶を揃えてトレイに乗せ、席まで運ぶ。かじきの切り身は小さく、少し干からびた感じで、ぱさついていた。菜の花も、ややくたっとしている。大量生産の食べ物に技を期待するのは無理だった。食べ終わって、食器を片付けると、事務所に戻る。歯を磨き終えると、机に突っ伏して、しばらく眠った。昼休み終了のチャイムで目覚める。少しだけ頭の霧が晴れていた。

 仕事場を出ると、黄色のクルマにてジムに向かう。何時もより遅いので、駐車場は空き始めていた。ジムに入り、ストレッチングを終えるとランニングマシンに近づく。イヤホンを耳に入れてiPodから流れる音楽を聴きながら走り始めた。時間がないので、22分だけ走ってマシンを降りる。またストレッチングをしてからフロアを出た。サウナ風呂に入って汗を流すと、ロッカールームの体重計で450g体重が減っている。ランニングとサウナで、大分エネルギーを消費した。だが、ビールを飲めば元通りになるだろう。

 

09月14日(水)曇り

 今日の昼飯は仕事の都合でカフェテリアに行って、「カレーフェア」なるメニューを選んだ。野菜サラダと、ライス・ナンと、カレーが3種類と、デザートの杏仁豆腐と、ドリンクバーが付いている。野菜サラダを皿にたっぷりと盛った。ライスとナンは両方取っても良いのだが、ナンだけにしておく。3種のカレーは全部取った。ドリンクバーはペプシにしておく。席に着くと先ず野菜サラダから食べ始めた。中身は、特にひねりもなく、キャベツ、レタス、キュウリ、トマトなどが刻んである。カレーは普通のビーフカレーと、チキンのココナツカレーと、野菜カレーの3種類で、ココナツカレーが一番辛くて味も良かった。ナンは、酷い味、というより味がしない。こんな味も素っ気も無いナンを食べたのは初めてだった。ライスを選んだ方が賢明だろう。食べ終わると会議室に戻った。

 定時を2時間ほど過ぎてから職場を出ると、近くのテニスコートに向かう。今日は、参加者が9名いた。少しアップをしてから、直ぐにゲームに入る。上手い人が一人、転勤してきて加入したので締まった試合になった。4ゲーム先取制の試合を沢山やって楽しむ。テニスコートの終了時間になると、ジムに向かった。ストレッチングして、筋トレを行う。時間が遅いので走るのは止めておいた。ストレッチングを終えると、ゆっくりとサウナ風呂に入る。今夜もテニス部の男に風呂で会った。サウナから出て、水シャワーと水風呂で体を引き締めてから、灰色の車で自宅に戻る。

 

09月15日(木)曇り

 ランチは「鰆の幽庵焼き」にした。副菜は「ツナとアスパラのポテトサラダ」と「ナメコ卸し」を取る。キャベツの味噌汁とキャベツの漬物と煎茶で、定食が完成した。今日の味噌汁は赤だしを使っている。鰆は小振りの切り身で輪切りのレモンが一枚乗っていた。レモンを絞って汁を掛ける。香りと、わずかな酸味が加わって、味が引き立った。

 自宅に戻る途中で、スーパーに寄って生鮮食料品を買い込む。部屋に戻り、荷物を置くとラケットバッグを背負って、再び外に出た。テニスクラブでナイターレッスンを受ける。9名が参加したが、2面を使ったので、適度な運動量になった。だが、内容はゲームをやり続けるだけでレッスンではない。もう夏の暑さは無くなっていて、それほど汗をかかなかった。自宅に戻ると、簡単な晩飯を作って食べる。冷たいビールが堪らなく美味かった。食後には、冷酒を少し楽しむ。寝る前にシャワーを浴びて、汗を流した。窓を開けていると涼しい風が流れ込んでくる。夏の終わりを実感させられた。

 

09月16日(金)曇り

 ランチは「タイ風カレー」にした。麦飯の普通盛りにルーを大盛りにしてと注文を付ける。ハムフライがセットになっていた。福神漬とラッキョウの甘酢漬とキャベツの漬物を小皿に取って、最後に麦茶を取る。このメニューは、社食の中では、味が良い方だった。席について食べ始める。気を抜いていると、つい噛む回数が減ってしまうので、意識して良く咀嚼するようにした。パプリカの切り方が良くなくて、スプーンでは食べ難い。食べ終わってトレイを片付けると、部屋に戻って歯を磨き、仮眠を取った。

 仕事場を出ると、ジムに向かう。ストレッチング、筋トレ、ランニングと定番のメニューを終え、最後にストレッチングで十分に筋肉をほぐしてから、フロアを出た。ロッカーで、プロテインをスポーツドリンクに溶かして飲む。球技向けの筋肉が増強されるという謳い文句だが、そんなに都合良く事が運ぶのかは不明だった。汗で濡れたウエアを脱いで、風呂場に入ってシャワーを浴びる。この瞬間が、最高の気分だった。サウナで汗を搾り出した後に、自宅に戻ってから飲むビールが実に美味い。楽しい週末の夜が始まった。

 

09月17日(土)晴れ

 朝目覚めるとTVを観ながらシリアルとヨーグルトの朝食を食べた。スポーツドリンクを入れたクーラーバッグと、ラケットバッグを持つと、黄色のクルマで家を出る。近くのテニスクラブに向かった。今日は、運動会が多いせいか、会員の姿が少ない。何時もより空いたコートで一日中ゲームを楽しんだ。夕方には、涼しい風が吹いて秋を感じさせられる。日が傾くまでテニスを満喫するのは久しぶりだった。クラブハウスで濡れたシャツを着替えて、コーヒーを飲む。優雅な夕暮れを眺めながらの一時は最高だった。

 クラブを出ると黄色のクルマでジムに向かう。一日の仕上げに30分ほどランニングした。疲れた筋肉をストレッチングで十分ほぐしてからロッカーに戻る。プロテインを飲んでから風呂に入った。熱いシャワーが最高に気持ちが良い。このシャワーと、風呂上りのビールのために、運動をしていると言っても過言ではなかった。サウナに入って、10分間汗を搾り出す。これも、その後の水シャワーと水風呂の気持ち良さの為だった。少しの我慢と少しの幸せは表裏一体で切り離すことは出来ないのかも知れない。

 

09月18日(日)晴れ

 朝、目覚めると、朝食を摂り、着替えて家を出た。黄色のクルマで、近くの郵便局に荷物を取りに行く。通販で購入したサンダルと、知人から譲ってもらったサスペンションキットが届いていた。自宅に戻って、荷物を下ろし、開梱する。新しいサンダルは、やはり履き心地が良かった。サスキットは想像してたよりも綺麗に清掃してあり、悪くない。良い買い物だった。ラケットバッグなどを持って、再び家を出る。近くのファミレスで友人と待ち合わせていた。昼飯を食べてから近くのテニスコートに向かう。

 コートでは、先に来ていた仲間達がゲームを始めていた。アップをしてからゲームに加わる。午後の全部を使って仲間達とのテニスを楽しんだ。プレーの方は今一つ精彩に欠けていて、先が思いやられる。何時になったら、もう少し思い通りのプレーが出来るようになるのか見当もつかなかった。日が暮れた頃、コートを片付ける。皆は三々五々解散していった。

 ジムに行って、ストレッチングと筋トレをこなす。ランニングをする時間は無かった。ストレッチングを入念にやってからロッカーに戻る。スプーン2杯分のプロテインを、200mlほどのスポーツドリンクに溶かして飲み干した。何となくバリウムのような味がする。シャワーを浴びて、髪と体を洗った。サウナで更に汗を搾り、シャワーと水風呂で体を引き締める。充実した週末の終わりの夕暮れの気分としては、最高の部類だった。ジムを出て自宅に向かう。

 

09月19日(月)晴れ時々曇り

 ランチは「むきがれいのとんぶりソース」にした。副菜は「玉子焼き大根卸し添え」と「昆布とがんもの煮物」が付いている。にらともやしの味噌汁に、麦飯とらっきょうの甘酢漬けと大根の漬物を取った。味は今ひとつピンとこないが、何しろ安いのが売りだから仕方がない。ゆっくりと良く咀嚼することを心掛けて全部平らげた。食事を終えると、事務所に戻って歯を磨き、机に突っ伏して15分間熟睡する。目覚めてもしばらくは額の辺りに霧が掛かって何も考えられないままだった。祝日に働くのは、どうも気が進まない。

 

09月20日(火)晴れ

 リゾートホテルの会議室で缶詰にされている。昼飯は13Fの展望レストランでの洋食だった。メニューは選べない。最初に「カボチャの冷製スープ」が出てきた。メインは「牛のサーロインステーキ」と、一見豪勢に感じる。が、地元の那須牛ではなく、オージービーフらしく、しっかりした歯応えがあった。それはそれで脂肪たっぷりの肥満和牛よりも、むしろ良い。サラダとコーヒーが付いた。

 晩飯は、座敷の宴会場でいかにも温泉旅館風の食事が出される。が、食後も仕事が続くのでアルコールは無しだった。先付け、鯛の刺身、那須牛のすき焼き、松茸土瓶蒸し、焼き魚、揚げ餅、茶碗蒸し、味噌汁、香の物、きのこ釜飯、タピオカなどと品数は多いが、ビールか酒がないと物足りない。

 仕事を切り上げると大浴場に向かい、温泉を楽しむことにした。内湯は水道水だが、露天風呂は那須塩原の温泉を使用していると言う。透明でさらっとした湯には大した有り難味も無いが、雲井の月を眺めながらの露天風呂は、悪くなかった。サウナで汗を絞ったが今日一日で大量に摂取したカロリーを消費出来るものではない。コンビニで買い込んで来た酒と乾き物で、飲み会になった。他愛も無い話題でお茶を濁しつつ、缶ビールをしこたま飲む。深夜に部屋に戻り、ベッドに倒れ込むと、たちまち眠りに落ちた。

 

09月21日(水)曇り後雨

 朝飯は、13Fのレストランでバイキングになっている。朝風呂を浴びてから、浴衣のままで朝食会場に入った。思ったよりも家族連れが居て、朝からガキ共の甲高い声にうんざりさせられる。朝食の品揃えが、今ひとつだったこともあり、あまり楽しめなかった。中華粥はあるが、トッピングが貧相なのは頂けない。昨日の昼食でも感じたが、ここのシェフは、余り有能ではないようだった。

 昼飯は中華レストランに指定されている。期待して席に着いた。最初に運ばれたのは、「きのこスープ」だが、一口飲むと、期待が外れたのが判る。無難な味だが、これといって特徴が無かった。カニ爪の揚げ物と、串揚げ団子は、それなりにからっと揚がっていて悪くない。メインは牛肉あんかけ飯だった。肉がごく柔らかく煮込んであり、八角の香りがほのかに効いていて、それほど悪くなかった。しかし、何とはなしに物足りない。飯の量だけは一杯あったので、とにかく腹は膨れた。ライチゼリーのデザートを食べて、店を出る。

 定時を1時間ほど過ぎてからホテルを出ると、近くのICから高速に乗った。テニスコートに向かうが、着いた時には終了時間近い。諦めてジムに向かった。ストレッチングして、筋トレを行う。もう時間が遅いので、走るのは止めた。ストレッチングを終えると、ゆっくりとサウナ風呂に入る。今夜もテニス部の男に風呂で会った。サウナから出て、水シャワーと水風呂で体を引き締めてから、外に出ると、雨が降り始めている。黄色のクルマの幌を上げたまま自宅に戻った。運動出来ずに飽食した二日間で、体重が1kg以上、増えている。増やすのは簡単だが、元に戻すのには、一週間ほど掛かるのが常だった。

 

09月22日(木)曇り

 ランチは「秋刀魚の塩焼き」にした。副菜は「切干大根煮物」と「長いもサラダ」を取る。油揚げと大根の味噌汁と大根の漬物と煎茶で、ランチが完成した。気付くと何故か大根尽くしになっている。大根の漬物は、あまり好きではないが、それを除けば、特に問題なかった。秋刀魚は、大漁で大きいと言われる今年の物にしてはやや小さめだが、良く太っていていかにも脂が乗っている。頭から尻尾まで全部骨ごと食べた。大根卸しと良く合って美味い。当たり前だが、秋旬の秋刀魚の味は格別だった。

 帰りが遅くなったので、スーパーに寄って買い物をすることも出来ず、真っ直ぐ部屋に戻る。家のドアを開けて中に入っても、昼間の熱気が篭って、むわっと蒸し暑く感じることもなくなった。さらりと快適な、過ごし易い季節が訪れている。簡単な晩飯を作って食べた。明日からの小旅行の準備をする。といっても、着替えを少しまとめて、バッグに詰めただけだった。早めに布団に潜り込む。

 

09月23日(金)曇り

 早朝のリムジンバスで南に向かう。眠っている間に空港に着いた。早速チェックインする。搭乗券を受け取り手荷物を預けて身軽になると、エスカレーターで展望デッキに出て、しばし旅客機の離着陸を眺めた。階下に降りて、カフェで生ビールを飲みながら寛ぐ。定刻に乗った飛行機は混んでいた。飛行機に滑走路を動き出す頃には、既に眠りに落ちている。

 少し荒っぽい着陸だった。地方空港を出ると街までバスで移動する。高速を使って40分程度掛かった。金沢駅前で相棒と落ち合う。近江町市場まで、歩いていくと、もう、昼近くになっていた。回転寿司店で、腹ごしらえをする。平目、カンパチ、ふくらぎ、鯛、うに、梅貝、秋刀魚など、ビールを飲みながら適当につまんでいると直に満腹になった。うには軍艦巻きにしなくても大丈夫なほど身がしっかりしている。どれも美味くて、十分満足できた。飯後に市場を歩くと、祝日なので開いている店は少ないが、開いている店は投売り状態になっている。思わず買いたくなっても、大量の鮮魚では食べ切れないのが自明なので諦めた。更に歩いて香林坊に行ってホテルに荷物を預ける。

 ホテルを出ると、先ず21世紀美術館を見学した。建物自体にアート性があり、周囲の風景も悪くない。中の展示物も事前の想像より見所があった。美術館のはす向かいに兼六園がある。ここは、20年以上前の冬に訪れたことがあるが、やはり外せなかった。雪に埋もれた兼六園は美しかったが、緑に包まれた初秋の景色もまた、美しい。苔の瑞々しさは新しい発見で、それだけでも訪れた価値があった。門を出ると、更に川を渡って、東茶屋街まで足を伸ばした。京都とは、また少し趣が異なる町屋が並んでいてタイムスリップした気分になる。京都と比べると絶対的な観光客数が少ないので、それほど混雑していないのが良かった。渋い町屋造りの喫茶店ゴーシュで、相棒はコーヒーとイチジクのタルトを注文する。冷たいビールで乾いた喉を潤しながら、格子窓の外を流れていく人達を静かに眺めた。時間がゆっくりと流れる。

 ホテルに戻ってチェックインを済ませ、一休みしてから、日が落ちて暗くなった街に出た。武家屋敷街に入ると、街灯も少なく、ひっそりと暗く、昼間よりも一層趣が感じられる。秋の夜は、そぞろ歩きにも丁度良い気候だった。腹が減ったところで、地元で評判の居酒屋に入る。カウンターに座って、生ビールを注文した。突き出しは蛸ワサビが一つまみ出る。焼き魚や冶部煮などを注文した。瓶ビールを一本飲んだ後は、石川の日本酒をいくつか飲んでみる。大きな出汁巻き玉子が名物のようで周りの客が皆注文していた。真似して頼んでみると、これが当たりで程よい上品な甘さと、ふわっとした食感で実に美味い。日本酒とも良く合った。白えびのかき揚げも周りの真似で注文して、成功する。のど黒の開きは、腹一杯で食べ損なった。結局、二人で8千円ほど飲み食いする。どのメニューも少しづつ高価に思えたが、旅先では外れを引きたくないので、評判の店を選んで間違いは無かった。満足して店を出る。繁華街をそぞろ歩いていると、路上でライブをやっているグループが居たりして楽しめた。ホテルの部屋に戻ると、狭いユニットバスでシャワーを浴びてベッドに潜り込む。

 

09月24日(土)曇り

 朝目覚めるとロビーに降りてお握りと味噌汁だけの朝食を食べた。ゆっくりコーヒーを飲んでから、準備を整えるとホテルを出る。歩いて近江町市場に行き、賑わう人並みの中を歩いて見て回った。鮮魚や野菜が安目の値付けで並んでいる。店頭で牡蠣を一枚買って剥いてもらい、その場で食べた。新鮮な牡蠣は、臭みや雑味が一切無く、すっきりした旨味に満ちている。舌を満足させて市場を出ると、駅に向かった。

 予約していたレンタカーを借り出す。コンパクトな5ドアハッチバッグで、ブルーメタリックのカラーが美しかった。ナビに行き先をセットすると走り出す。街中を抜けると、田園風景が広がった。道は、比較的空いていてストレスを感じない。急がずにのんびりと北に向かって走った。

 和倉温泉街に住む友人と落ち合うと、友人が乗って来た白い車に乗り換えて観光ドライブとしゃれ込む。先ずは港の近くのフィッシャーマンズワーフに行ってレストランでランチにした。フィッシュ&チップスとイギリス風の名前だが、その実態はファミレスという店に入る。3名はカニピラフ、トマトピザ、海鮮丼と見事にバラバラのメニューを注文した。味は不味くもなく普通に美味い。店は、意外なほど流行っていた。レストラン街は建物の2階で、1階は鮮魚店や土産屋や郷土資料館などが入っている。資料館には、祭りの写真が多く展示されていた。この辺では、祭りが多いらしく、7月から9月の間は、必ず毎日どこかで祭りが開催されるらしい。大きな山車が繰り出す、勇壮な祭りの写真を楽しんだ。

 白い車に乗り込むと、奥能登へのドライブツアーが始まる。海沿いに出ると、車が少なく、軽快に走れる田舎道が続いた。ところどころで車を停めて、リアス式海岸の切り立った断崖や、奇岩を見て歩く。観光客も少なく、美しい自然を味わえた。輪島まで回って、能登半島の尾根部分を走って、再び海岸沿いに降りてくる。最後に能登島に渡って美しいワインディングを走り、美術館や水族館の施設を眺めてから、温泉街に戻った。ホテルにチェックインすると、街中の銭湯に向かう。ごく普通の銭湯だが、サウナと露天があってつぼを押さえた作りになっていた。何よりも、混んでないのが良い。風呂上りのビールを飲みながら相棒が出てくるのを待った。

 晩飯代わりに、友人の案内で居酒屋に入る。刺身の盛り合わせ、漬物、枝豆など、定番のメニューの他にもずく酢やイイダコ唐揚げなど、地の物を注文した。生ビールを飲みながら平らげる。2軒目の店は寂れていたが、うるか鰯などの地元の味が楽しめた。3軒目では、日本酒や焼酎がとにかく沢山メニューに並んだ店に行く。地酒を何種類か試してみた。焼酎は基本的に九州の地酒なので、今回は止めにしておく。1時で看板になると歩いてホテルに戻った。布団に潜り込むと同時に意識がなくなる。

 

09月25日(日)晴れ

 朝、喉が渇いて目覚めると、冷蔵庫の麦茶をラッパ飲みした。ホテルの朝食を摂る。バイキング形式だが安ホテルなだけに、メニューは少なかった。それでも牛乳を飲み、納豆、出汁巻き玉子、味噌汁、サラダ、焼きそば、大根や芋の煮物などを食べると満足する。食後のコーヒーを飲んでから、荷物をまとめてホテルを出た。

 街中の朝市に向かうと規模は小さいが鮮魚、野菜、漬物、ご飯類など、色々な店が出ている。昨夜食べて美味かった、糠漬けの鯖、鰯、粕漬けのふぐなどを、値切って買い込む。土産屋で買うよりも大分安く買うことが出来た。友人が自慢のミニカーに乗ってくる。鮮やかな柿色の原付車は、田舎町では非常に目立っていた。街中を一周走ってみると、意外に加速が良く、ダイレクトなステアリングがカートのようで面白い。一台持っていれば楽しめるのは間違いなかった。

 今日は、友人を青い車に乗せて、近くの土産物屋に向かう。あまり買いたくなる物は見つからなかった。フィッシャーマンズ・ワーフの向かいにある蕎麦屋で昼食にする。ざる蕎麦を注文してみると、黒々とした田舎蕎麦で、腰もあってそれなりに美味かった。相棒は玉子丼、友人は肉蕎麦といなり丼を注文する。丼物も、まずまずの出来栄えだった。食べ終わった後も、しばらく話し込む。友人を自宅まで送り届けてから、温泉町を離れた。

 海岸沿いの道に出ると、有名な千里浜を走る。少しパワーを食われる感じがあるが、結構な速度で砂浜を走ると爽快な気分になった。天候がどんよりと曇っているのが少し残念に感じられる。街まで戻り、駅前のレンタカー屋に車を一時預け、駅の土産物屋を回り、コーヒーを飲んだ。ここで、関西に帰っていく相棒と別れる。レンタカー屋から青い車を出し、駅前で相棒を降ろすと、一人で夕暮れの街を走り抜けて、空港に向かった。空港前のレンタカー屋に車を返すと、搭乗手続きを済ませ、手荷物を預けて身軽になる。待合室でメールを打ちながら生ビールを飲んだ。

 飛行機に乗り込むと、缶ビールを開け、駅で買ってきた寿司弁当を開く。笹寿司、いなり、太巻き、カニの押し寿司などが弁当箱に美しく詰め込まれていた。笹寿司は、笹の香りが移っていて、爽やかに美味い。腹一杯になると、眠りに落ちた。空港からはリムジンバスに乗り込む。これも眠っている内に北関東の地方都市まで運んでくれた。自宅に戻ると、旅装を解いてシャワーを浴び、布団に潜り込む。帰路のほとんどを眠っていたにも関わらず、直ぐに眠りに落ちた。こう

して、この世に生を受けてから丸42年目の初日は、

終わりを告げる。

 

09月26日(月)晴れ時々曇り

 昼食は「鮭の照り焼き」にした。副菜は「筑前煮」と「白身魚のしんじょう」を選ぶ。茄子の味噌汁に、麦飯と胡瓜の漬物を取った。胡瓜の漬物は、やや鮮度が落ちるようで、少ししんなりとして、味付けも少し塩っぱかった。鮭は、まあまあ食える。食べるペースに注意して、良く咀嚼しながら全部平らげた。食事を終えると、事務所に戻って歯を磨き、机に突っ伏して15分間熟睡する。目覚めると、昼休みの終了時刻を9分ほど過ぎていた。

 早めに仕事場を出ると、久しぶりにジムに向かう。月曜日は少しフロアが空いていた。ストレッチングを済ませるとマシンに取り組む。5日ぶりの筋トレは、多少きついように感じた。トレーニングを終えると、iPodを装着して、ランニングマシンに乗る。歩きから、徐々に速度を上げていき、13.5km/hで走った。30分経ったところでマシンを停める。汗が大量に滴り落ちて、Tシャツとタオルをぐっしょりと重たく濡らした。ストレッチングをして体重を量ってみると、普段より1kg以上増えている。先週の出張以来の体重をキープしていた。これを元に戻すのは、意外に時間が掛かる。貯金と反対に、まさに増やすは安し、減らすは難しだった。

 

09月27日(火)曇り時々晴れ

 仕事場を出て灰色の車に乗り込んでジムに向かう。7時台の前半なので、道はあまり混んでいなかった。ジムの横にスーパーと安い洋服屋が建設されている。これが完成し、客が出入りするようになると、この道の渋滞に拍車が掛かると思うとうんざりした。道路のキャパシティに対して車が一時的に大量に流れ込んで来るのが問題なのは判っている。この場所に工業団地を作り、企業を誘致した地方自治体の、無責任な姿勢には呆れさせられた。おめおめと移転してきて、渋滞原因企業の烙印を押される企業の無策さにも、歯噛みしたくなる。一番辛いのは、好きで転居して来たわけでもないのに、地元民に迷惑顔をされつつ、自ら渋滞の中を長時間掛けて通勤させられている、この辺りの企業の従業員達だった。

 ストレッチングの後、ランニングマシンに乗って、走り始める。iPodで音楽を聴き、様々な考え事を巡らしていると、40分間はあっという間に過ぎた。逆に何も考えていないと、景色が変わらないベルトの上のランニングは、退屈極まりなく、苦痛以外の何者でもない。大量の汗を吸い取ったタオルを肩に掛けてベルトを降りた。ストレッチングで筋肉を緩め、体重と体脂肪率を計測してサーバーに記録してからフロアを出る。ロッカールームに戻ると、プロテインの粉末をスポーツドリンクに良く溶かして飲み干した。筋力アップで、サービスの速度が上がることを期待する。サウナでも更に汗を搾るが、先週の多飲多食で増えた体重は、まだ元に戻らなかった。

 

09月28日(水)曇り

 仕事場を出ると黄色のクルマでジムに向かう。まだ空いている駐車場に車を停めた。ストレッチングから始めて、筋トレと、30分間のランニングをこなす。再度ストレッチングしてからロッカールームに戻り、プロテインをスポーツドリンクに溶かして一気に飲み干した。バニラ風味で、かすかに甘みがあるので飲み易い。次に、500mlのペットボトルに、冷水機の冷水を満たし、低浸透圧のドリンクを作る粉末を一袋溶かした。ドリンクを持ってジムを出る。

 近くのテニスコートに行き、カロリーメイトを2本食べて小腹を満たしてから練習を始めた。軽くアップしてからゲームに入る。先週一週間テニスをサボっていたせいか、ゲーム中に足が攣った。仲間の一人が、これが効くと、「パスタノーゲン」を塗ってくれる。残りの時間は様子を見ながらのプレーになり、動きが悪く、精彩を欠いた。やはり、一週間のブランクと、月曜から再開したトレーニングの疲れ、仕事中の水分補給し過ぎでミネラル分が薄まったことなどの要因が重なったのだろう。再びジムに戻ると熱いシャワーを浴び、サウナに入ってから帰宅した。

 

09月29日(木)曇り

 ジムは休館だし、テニススクールもやっていない。その上、帰りが遅くなったので、スーパーに寄ることさえも出来ず、真っ直ぐ自宅に帰ることにした。黄色のクルマの幌を降ろして走ると、初秋の夜風が肌寒いほどで、空調をオープンモードの温風にセットする。足元に暖かい風が流れ込んでくると、露天風呂にでも入っているような良い気分だった。季節の移り変わりを感じざるを得ない。また、それが出来るところが、オープンカーの良さなのは明らかだった。一番好きな季節、夏が行ってしまったことを惜しみつつも、暗い田舎道を走っていく。

 アクセルを踏み込んでタコメーターのバーグラフが6000rpmを超えると、排気音が澄み、滑らかな回転の中に秘めた力が湧き出した。途端にバーの動きが加速される。バーの右側にレッドゾーン分の僅かな隙間を残してシフト・アップすると、一度、回転数を下げたエンジンが再び咆哮を上げて、決して軽いとは言えない車体を、強引に加速させていった。熱い野生を秘めながら洗練されたエンジンを、前輪軸の後ろに押し込んだ黄色のクルマは、天駆けるペガサスの様に滑らかに闇を切り裂いて、疾風となる。

 

09月30日(金)曇り

 仕事を放り出してジムに急ぐ。ストレッチングから始めて、筋トレと、ランニングを終えた。プロテインをスポーツ・ドリンクで溶かして飲み干すと、慌しくジムを出て、近くのテニス・コートに向かう。急いで来たのに関わらず、既に、皆のアップは、ほぼ終っていた。軽くアップして試合に入る。ダブルスのゲームを4ゲーム先取で回した。全員が、一定以上のレベルなので面白い試合が多い。サービスとリターンを更に磨いて、良い試合をしたい、と痛切に思った。終了の時間に、ゲームを終わりにすると、コートにブラシを掛けて、三々五々帰っていく。

 ジムの広い風呂場で髪と体を良く洗い流し、サウナで10分座って汗を絞ってから、水シャワーを浴び、水風呂に浸かるのは、最高の気分だった。風呂場から上がると心身共にスッキリするが、心地良い疲労感も全身に漂っている。自宅に戻ると、もう夜も遅いので缶ビールの他は軽い食事にしておいた。アミノ酸と、クエン酸を補充するのは忘れない。明日は早朝に起きないといけないので、早めに布団に入った。たちまち意識を失う。何か考える暇さえなかった。


Home | [前へ] | [日記のトップに戻る] | [次へ]