2005年12月の日記

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12月01日(木)晴れ

 仕事場を出ると帰路を辿る。郵便局に寄って長野の実家から送られたリンゴを受け取った。車のトランクに入れる。次に寄ったスーパーで買い物袋を入れようと、トランクを開けると既にリンゴの良い香りが充満していた。食べるのが楽しみだが、先ずテニスクラブに向かう。今夜は4名しかいない。相変わらず相手が打つ前に動いてしまっていて、逆に打たれると手も足も出なくなった。相手がわざわざ逆を狙っているわけでもなく、単に打つ前に勝手に動いているため、結果的に逆を取られているだけなので勿体無い。

 自宅に戻り、簡単な晩飯を作り、TVを眺めながら食べた。久しぶりに鶏手羽元の一味焼きを作ったら、ビールに良く合って実に美味い。薬缶で湯を沸かして琉球ガラスのグラスに芋焼酎の湯割りを作った。腹が温まる。今夜は、かなり冷える夜だった。ストーブの設定温度は20℃のままで良い。足が冷たかったが、布団の足元は、寝る直前に電気毛布の電源を入れて、温めておいた。布団に潜り込むと、穏やかな温もりが気持ち良い。直ぐに安楽な眠りが訪れた。

 

12月02日(金)晴れ

 スポーツジムで筋トレをしてバイクを漕いでから、自宅近くのテニスクラブに行く。ナイターレッスンを受けることにした。また高校生が二人来ている。後はクラブ員が3名で合計5名だった。ボレー&ボレーでアップをしてからレッスンに入る。コーチの球出しでボレーとストロークを練習した。その後はクロスでのラリーから、早く終った方が前に出てダブルスにする練習をしばらく続ける。サービスを打ち放してから、ダブルスのゲーム練習に入った。サービスがイマイチ入らない。掴んだ筈の感触が、何時の間にか手中からすり抜けて、どこかに行ってしまった。そう簡単には免許皆伝といかないらしい。

 急いでジムに向かい、風呂に入った。湯水のごとくと称されるように、適温のシャワーが何の気兼ねなくたっぷり使えるのは気持ちが良い。TV付きのサウナで、退屈せずに汗を流せるのも都合が良かった。ただ風呂に入るためだけに、片道30分のドライブをするのはいかがなものかとも思うが、この気持ち良さには代えられない。帰宅して簡単な晩飯を作って食べた。明日はシングルスの試合なので早めに布団に入る。

 

12月03日(土)晴れ

 早朝、目覚ましが鳴る直前に目を覚ました。やはり少し気が逸っているのだろうか。シングルスの試合の前は、何時もダブルスとはどこか違ったプレッシャーを感じるのが常だった。多めに朝飯を食べると、黄色のクルマに乗って、近くの運動公園に向かう。紅葉が冬枯れに変わりつつある景色を眺めながら、約30分のドライブで駐車場に車を停めた。コートまで歩き、エントリーを済ませる。朝一番で試合に入る筈だったが相手が来ず、いきなり第一シードと試合することになった。試合までは時間があったので、アップ代わりに公園の周りをジョギングしてみる。コース中に距離表示の看板があり、一周がおよそ3100mあることが判った。20分程度掛けてゆっくり一周走ると体が温まる。椅子に座って、しばらく体を休めた。

 試合が始まると、緊張しているのが判る。何故かは判らなかった。サービスが入らない。ダブルフォルトを1ゲームあたり2つ犯しては、ゲームが取れる筈もなかった。0ー8で簡単に負ける。だが、いくつかの打ち合いの中では良いショットもあった。コンソレに申し込む。コンソレの相手は、それほど上手い訳ではなかった。最初のゲームを取り、次のゲームもリードするが、追い付かれて1ー1となる。ところが、それからが上手くいかなかった。大事なポイントでダブルフォールやミスが出て、結局2ー6で負ける。

 気を取り直してテニスクラブに向かって、壁打ちをしばらくやった後、新しく入会した人とラリーを少々行った。後から二人来てゲームを始める。ここでは、勝って、少し気が紛れた。暗くなるまでラリーをしてから、クラブハウスに上がり、コーヒーで一服する。その後、ジムに行き、軽い筋トレと約30分のバイク漕ぎで汗を流した。充分にストレッチした後、風呂に入ってリラックスする。シングルスの試合では、練習の成果が出なかったが、こんな日も悪くなかった。

 

12月04日(日)曇り後雨

 朝、目覚めて朝食を摂ると、荷物をまとめて自宅を出た。黄色のクルマに乗ってテニスコートに向かう。今日は、所属するサークルが年に二回開催するテニス大会だった。早く着いて本部のテント設営などの準備をしなければならない。手早く準備を終えると、大会をスタートさせた。直ぐに試合がある。相手は以前に一緒のスクールに居たことがある男で、フォアハンドのストロークが強烈なのを知っていた。速いサービスも持っている。だが、朝イチの試合で速いサービスが入らず、フォアハンドもミスってくれたため、意外に大差をつけて勝つことが出来た。当然、まだ未完成のサービスは封印して、以前のサービスに戻している。次の試合は、しばらく後になった。

 今度の相手は、実業団や市や県の大会にも出ている男達だが、臆することはない。2ー2までは、互角の展開だった。ところが、いくつかのチャンスを逃し、流れが傾いたのを戻すことが出来ない。あれよあれよという間に、2ー6で負けた。それほどの実力の差があったとは思えないが、大事なポイントをことごとく落としたところが、結局大きな差なのだろう。更なる向上が必要だった。たった2試合だけで今日の試合が終ってしまったので、その後は大会運営に専念する。ほんの少しでも体を動かしていると良いのだが、本部席にじっと座っていると足が冷たくなってきた。

 大会は、ほぼ予定通りに進行していたが、3時前に恐れていた雨が降り始める。協議の結果、途中で泣く泣く打ち切りとした。雨は次第に強くなり、撤収作業をしている内に、オーバーコートがずぶ濡れになる。やっと片づけを終え、車の中に逃げ込んだ。エアコンを利かせて走り出し、自宅に戻る。

 大会が予定より早く終ったお陰で、美酔会の開始に間に合った。雨は小降りになっている。テーブルには15本の一升瓶が、新聞紙で銘柄隠しされて並んだ。酒のつまみは、きのこ汁と牡蠣フライとメンチカツが用意されている。途中で豚肉と玉ネギの串揚げも追加されたが、揚げ物ばかりで少々げんなりした。日本酒は比較的好みのものが多くて楽しめる。椎茸と舞茸とシメジとエリンギとエノキと豆腐と白菜が、たっぷり入ったきのこ汁は味付けも丁度良く、実に美味く、体も温まった。塩煮込みが無かったのは残念だったが、これはこれで悪くない。最後のオークションで普段に飲む酒を一本競り落とし、満足して帰路に着いた。

 

12月05日(月)曇り時々晴れ

 ジムは今日も盛況だった。それでも、筋トレマシンは、ほとんど待つことなく6種目こなせる。スタジオ内は、まずまずの混雑ぶりだった。人気のイントラのプログラムは、特に人口密度が高くなる。パッと見るだけで、イントラの人気度が丸判りなのは、かなりのプレッシャーに違いなかった。やはり人気度で給与が異なる能力主義の給与体系なのだろうか、それとも、時間いくらで一律なのだろうか、別段、調べる気にもならないが、ふと気になる。そんな淡い疑問は、次の瞬間に、どこかに霧散して消えていった。

 師走に入って冷え込みが厳しいが、黄色のクルマの幌を降ろして家路を辿る。驚くほど良く効くヒーターを使えば体は寒さを感じないで済んだ。頭にはウールの帽子を被っていれば問題ない。高性能ではあるが、快適なオープンカー生活が送れるクルマでもあった。自慢の高回転型エンジンも、ハイカムに切換る手前の回転数を使っていれば、ごく普通の車と大差がない。日常生活と非日常生活をVTECで切り替えられる、そんな二重人格のような性質のクルマだった。発進時に僅かに感じる動き出しの重さと、それは低速トルクの薄さでもあるが、2千〜3千回転での微妙な篭り音と微振動が無くなれば、もっと上質感が増すだろう。もう少し熟成を重ねて欲しいクルマだった。

 

12月06日(火)曇り後晴れ

 スポーツジムに入ると、暖房が効いていて心地良い温度に保たれていた。真冬でも、Tシャツと短パンでトレーニングが出来るのが良い。ストレッチングの後で、腹筋と背筋を鍛えた。トレッドミルの上を走る。iPodで音楽を聴き、考え事をしながらの約30分のランニングを終えるとTシャツは汗でびしょびしょになった。タオルで汗を拭いながらストレッチングで全身の筋肉をほぐして、体重・体脂肪率を計測する。体脂肪率は、11〜15%ぐらいの間で日々変化しているが、簡易的な計測方法だから、この程度のズレは誤差範囲内だった。恐らく、実際には、そんなに変化していない筈だろう。風呂で汗を流し、サウナに10分間入って、また汗を搾り出す。体の芯から温まると直ぐに着替えて外に出た。冬の寒気に体が包まれる。委細構わず黄色のクルマの幌を降ろして走り始めた。強力なヒーターと良く考えられた空調のお陰で、寒さは感じないで済む。直ぐ前を、初期型が走っていた。途中で別れるまで、しばらく新旧2台のランデブーになる。後を追って走りながら挙動の違いを楽しんだ。

 

12月07日(水)晴れ

 ジムで、ストレッチング、筋トレ、トレッドミル、再度ストレッチングと、フルコースのトレーニングを終えた。風呂場でざざっと汗を流し、着替えてから、近くのテニスコートに行く。最初にアップしてから、ゲームに入った。7名だったので、1面はダブルス、もう一面はシングルスになる。じゃんけんでダブルス側になった。最初の試合は対戦相手に最も上手い人が入ったので苦しい戦いになる。最初はサービスが好調で、2ー5からの自分のサービスゲームをキープして3ー5とし、2ゲーム連取して5ー5と追いついた。しかし、5ー6で回ってきた自分のサービスで、急にサービスが乱れて5ー7で負ける。ダブルフォールが出ると連続してしまうのを直さないとならなかった。次もじゃんけんで勝ってダブルスをする。今度の対戦相手も格上だったが、上手く3ー0とリード出来た。しかし、今度は5ー3から追い付かれて、6ー6と、タイブレークにもつれ込み、結局敗北する。どうも、先週末から負け癖が付いているようだった。

 ジムで風呂に入って、ほかほかに温まる。外に出ると真冬の寒さが押し寄せるが、大丈夫だった。黄色のクルマの幌を降ろして帰宅する。ほうれん草と油揚げを炒めたものを作って肴にして、冷たいビールを飲むと、これは実に美味かった。録画しておいたVTRを眺めながら、晩飯を食べる。旅番組で京都の紅葉から丹後半島のカニ尽くしと言う愉しげな旅の様子が流れていた。今年もカニ尽くしの旅にいけるのだろうか。相棒の足の回復具合次第だが、どうにかなるだろうと比較的楽観的に考えることにした。

 

12月08日(木)晴れ

 仕事場を出て、帰り道を急ぐ。スーパーに寄って、牛乳や卵などの食料品を買った。スーパーの駐車場で買ったばかりの海苔巻きを食べて腹ごしらえをする。そのままテニスクラブに向かった。今夜は、5名しかいない。ボレー&ボレーでアップして、サービス練習をした後は、全てゲーム練習になった。それも悪くはないが、それならコーチは必要ないだろう。集まったメンバーは男ばかりで、それぞれ上手いので、試合は面白かった。

 自宅に戻ると簡単な晩飯を作り、昨夜録画したTV番組を眺めながら食べる。テニス仲間からデンマークのチーズを送ってもらったので、食後のデザートには赤ワインとチーズと洒落込んでみた。純白のクリームチーズは、表面が僅かに硬く中が柔らかいが、非常に歯切れが良く、癖の少ないさっぱりした新鮮な味わいが楽しめる。スペイン産の軽めで甘口の赤ワインとの相性も悪くなかった。さらに長野産のリンゴを一つ、皮を剥いて食べる。赤ワインとチーズとリンゴという充実したデザートの後は、薬缶に湯を沸かして芋焼酎の湯割で締めくくった。少し飲み過ぎかもしれない。冬の静かな夜が更けていった。

 

12月09日(金)晴れ

 スポーツジムで軽くトレーニングをしてから、自宅近くのテニスクラブに向かった。夕方のラッシュで道が混んでいてレッスンの開始時間に少し遅れる。今夜は高校生が居なくて、全部で4名だけになる。コーチの球出しでボレーとストロークをたっぷり練習した。その後はダブルスの練習を続ける。最後は、ダブルスのゲームをタイブレークでやって終った。相変わらずゲームで勝てない。すっかり負け癖が体に染み付いたようだった。

 レッスンが終ると再びジムに向かい、風呂に入る。サウナと水風呂の組合せが気持ち良いが、不思議と、夏とは違って水風呂に長く浸かろうという気が起きなかった。サウナの室温は夏と同じ程度の筈だが、風呂場の室温が夏よりは低いのだろう。あるいは単に気分的なものかも知れなかった。とにかく、サウナの後の水風呂は短時間で済ます。外に出ると、真冬の寒気が押し寄せて全身を包み込んだ。

 

12月10日(土)晴れ

 目覚まし時計のアラーム音が、平日と全く同じ時刻に鳴った。しばらく頭の中に「もや」が掛かったように現実感がないが、次第に意識がハッキリしてくる。布団から起き上がり、朝食を食べ、身支度を整えると一泊分の荷物を抱えて家を出た。黄色のクルマで南へ進路をとる。朝の田舎道は意外に車が多く、特に大型トラックが黒い排ガスを吐きながら走っていて、爽快なはずのオープン走行を妨げられた。

 4時間ほどのドライブで海沿いのテニスリゾートに到着する。部屋に入って途中のスーパーで買って来た鯖の煮付けとレバニラ炒めを食べた。どちらも意外に美味い。特に、鯖は地元の新鮮な魚を素材にしているからか実に良い味だった。昼からオムニコートを4面使ってのレッスンが始まった。入念にアップした後、4名づつのグループに分かれる。1面に4名なので、ほとんど休みが無く常に打ち続けている状態だった。冬の速い落日が空を赤く染める。4時間半ほどの練習が終った。バックハンドを打つ機会を沢山持てたのが非常に良かった。自分の意識を自分の手元に向けないで、遠くに相手の方に持っていくということを、前回も言われたのだが、すっかり忘れている。教えられたことが、なかなか身に付かないのが問題だった。

 ヨードと塩分が含まれた天然温泉の大浴場に入る。今日もホテルはかなりの繁盛で、風呂も混んでいた。早々に上がって部屋で風呂上りの一杯を楽しむ。食事の時間になった。茹でカニ、牡蠣、刺身、牛肉の朴葉焼きなど、なかなか豪勢な料理が並ぶ。冷たいビールを飲みながら平らげていった。欲を言えば、冬なので鍋があると嬉しいところだろう。

 晩飯の後は、全員でミーティングを行った。練習の際に撮影したビデオを見ながら、気になるポイントの変化を確認する。今日はバックハンドを修正された。最初は、右足をクローズドに踏み込んで、むしろ前足を軸にして打っている感じで上体が窮屈だが、修正後は、左足で軸を作って、その足で蹴りながら打つ感覚に近づく。まだ体重移動が出来ていないが、足からの連鎖運動で、多少は上体がスムーズに回転するようになっていた。きっかけとしては、こんなものだろう。飲み会は12時ごろまで続いた。布団に寝転がると、瞬時に意識が消えていく。

 

12月11日(日)曇り

 早朝、目覚めて着替えると、薄暗い曇天のコートに出て行った。厳しい冷え込みで手が冷たい。なかなか体が温まらなかった。4名で1面を使うので休み無く打ち続ける。少し移動しながらストロークのラリーをしばらく続けていると、やっと体が温まった。1時間の早朝練習は直ぐに終る。ホテルに戻ると朝食の準備が整っていた。鮭の切り身や温泉卵などの、ごく普通の朝食が並ぶ。これで納豆があると嬉しいが、それは叶えられなかった。朝食を食べてから、ざっと風呂に入って体を温める。一休みにする間もなく、コートに向かった。

 朝の練習が始まる。ラリーから始まって、サーブとレシーブを含めた総合的な練習になった。自分で何をするのか、したいのかプランニングしながら、それを声に出して打つ。自分のやることが明確になるので、迷いが無く、動きもスムーズになる感じがした。これは、これからの練習に取り入れたい。今まで、いかに場当たり的に何も考えずにテニスをしてきたかが良く判った。午前中の練習もあっという間に終って、昼になる。ホテルに戻った。

 昼食は、今回もカレーが出される。お代わり自由のカレーライスに、サラダとケーキが付いて750円はまずまずだった。普通に盛られたカレーライスを2杯平らげる。かなり満腹になった。ロビーのソファーに座って昼寝する。目覚めると、体力が回復していた。午後の練習のためにコートに出て行く。午後の前半はスマッシュを打ったり、サービスとリターンの練習をした。最後の30分程度でゲームに入る。2日間で、合計11時間程のレッスンが終った。最後の30分がゲームだったので、少し体力が回復してて、まだ出来そうな気がする。

 風呂にゆっくりと浸かり、荷物をまとめてホテルを出た。最後に残っていた12名で近くの海鮮料理店に行く。板長お任せコースを注文すると、刺身盛り合せと、マグロステーキと、天ぷら盛り合せと、つみれ汁と、小鉢2種類と、ご飯と、漬物という、ボリュームたっぷりの食事が出された。ガーリック味を利かせたマグロステーキが予想以上に美味い。少し量が多いと思ったが、全部平らげた。飯を食べ終わると、急速に眠気が襲ってくる。駐車場に停めた黄色のクルマの中で、しばらく仮眠を取った。一時間ほど眠った後に、出発する。少し遅く出たお陰で、帰りは3時間ほどで自宅にたどり着いた。充実した週末が終る。

 

12月12日(月)曇り時々晴れ

 仕事場を7時台に出ると道が空いている。夜が早い一般的な勤め人の帰宅ラッシュと、買い物ラッシュが終わり、夜が遅い工業団地系勤め人の帰宅ラッシュが始まる前に当たるからだった。5分も掛からないほどスムーズに、ジムの駐車場の空きスペースへと黄色のクルマを滑り込ませる。合宿の疲れが若干残っているらしく、筋トレマシンを使うと、膝や背中に軽い痛みがあった。何事も無理は禁物なので、有酸素運動は、足腰に負担が掛かるランニングをエアロバイク漕ぎに変更して行う。雑誌を読みながら約30分間ペダルを漕ぐと、かなりの汗が流れて爽快な気分になった。

 黄色のクルマの幌を降ろして家路を辿る。サウナで温まった体が湯冷めする心配は全く無いほど良く効くヒーターと風のマネージメントには、いつも感心させられた。逆に、オープンカーらしさが足りないのかも知れない。しかし、先日のマイナーチェンジで排気量が1割増えたにも関わらず、逆に1〜5速のギア比が高められ、6速だけギア比を低められた新型は、より低速からのレスポンシブルな加速と、快適な高速巡航を手に入れたと聞くと、思わず買い換えたくなった。使えない9000rpmより使える8000rpmの方が有難い。まさしく望んだ通りの進化を遂げたことは、嬉しくもあり、自分の物でないことが、残念でもあった。少なくともギアだけなら少しの金を掛ければ新型の純正パーツに入れ替えられるだろう。それが、今回のマイナーチェンジで旧型になった黄色のクルマが受けられる唯一つの恩恵かも知れなかった。

 

12月13日(火)晴れ

 私服に着替えて外に出ると、しんと冷たい冬の大気が体を押し包む。駐車場まで歩いて、黄色のクルマの狭いコクピットに体を納めるが、車室内も2℃ほどと冷蔵庫よりも冷えていた。シートヒーターがあれば、と一瞬思う。エンジンを始動して走り出した。最初の信号で停まる頃には冷却水温が50℃を越えている。しかし、ヒーターのスイッチを入れても最初は冷たい風が送り出された。信号が青に変わる。走り出して、少し経つとやっと温風に変わった。

 ジムに入ると、ほっとする。暑過ぎず、寒過ぎない心地良い温度に保たれていた。ロッカーでTシャツと短パンに着替えてフロアに下りる。ストレッチングの後で、腹筋と背筋を鍛え、トレッドミルに向かった。今夜は運悪く、全て塞がっている。最も早く終る予定でも、15分以上待たなければならなかった。やむを得ずエアロバイクにする。雑誌を読みながら、TVを見ながら、約30分を漕ぎ終えると着ていたTシャツは汗を吸って重く濡れた。再度ストレッチングで全身の筋肉をやわらげ、体重と体脂肪率を量る。先週末に1kg以上増えた体重が少しだけ戻った。体脂肪率も上がっているので、増えた分は全て贅肉らしい。全く無駄に太るのは簡単だった。筋肉の量と基礎代謝量がトレーニングを始めた1年8ヶ月前と余り変わらないのが、イマイチ納得できない。

 

12月14日(水)晴れ

 仕事場を出て、近くのテニスコートに行く。最初に少しアップしてから、シングルスのゲームに入った。今日は、3名だけなので、シングルスしか出来ない。タイブレークで勝ち負けに関わらず順繰りに交代したのだが、最初から負け続けた。競った上で負けたり、離されて簡単に負けたり、いずれにせよ気持ち良い程負け続ける。最後でやっと一勝した。何しろ、試合に弱い。原因は精神的なものなのは判っていた。何とかしないと、このまま普通に負け続けることになるのは明白なのだが、心の中から湧いてくる「負けたい」、という気持ちをどこかに開放しないとならない。

 ジムに入ると、ストレッチングと筋トレをこなし、トレッドミルを省略して、再度ストレッチングして、今夜のトレーニングを終えた。風呂に入って、充分に体を温める。黄色のクルマに乗って走り出した。室内が温まると幌を降ろして走り続ける。自宅に戻ると、録画しておいたVTRを眺めながら、晩飯を食べた。冷たいビール一缶、冷酒一合、芋焼酎の湯割りを3杯は、やや飲み過ぎだろう。明日は余り飲まないようにしようと心に誓った。この誓いが守られるかどうかは正直言って自信が無い。

 

12月15日(木)晴れ

 仕事場を出て、帰り道を急ぐ。スーパーに寄って、食料品を少し買った。スーパーの駐車場に停めた車の中で、買ったばかりの鶏唐揚げを食べて腹ごしらえをする。それからテニスクラブに向かった。今年最後のスクールは5名集まる。ボレー&ボレーのアップと、サービス練習の後は、サーブからのダブルスの練習になった。クロスでサービスとリターンからのラリーをやって、先に途切れた方が前に出てダブルスになる。最後は、シングルスのチャンピオンゲームをやった。相変わらず詰まらないミスが多く、なかなかポイントが取れない。

 

12月16日(金)晴れ

 早朝に自宅を出て、黄色のクルマにヘルメットと、レーシングシューズと、レーシンググローブのセットを積み込む。サーキットに向かって走った。今日は、何時ものショートコースではなく、本コースの方を走る予定になっている。サーキットに着くと、ゼッケンを車体に貼り、計測器を取り付けた。最初は、ビデオなどを使った座学が行われる。その後、35台ほどの参加車両が、A、Bの2組に別れて走行を開始した。黄色のクルマはB組になる。

 走行が開始されてしばらくしたら、一台の4輪駆動スポーツ車が、1ヘアピンの出口でクラッシュした。路面温度が低いとは言え、トラクションや、安定性に優れる4駆でのスピンは、余程無理をしたのだろう。何故そこまで急ぐのか、全く判らない。徐々に速度を上げていくと2セッション目で13秒台と12秒台があっさりと出てしまった。3セッション目は前が支え気味で14秒台最高だった。最後のセッションでは、わざわざピットインして前を空けてスタートするも、単独走行ではリズムが掴めなかったのか、14秒台に終る。結局、自分が、黄色のクルマで心地良く走れるペースが14秒台だと判った。昼に走行が終る。

 自宅に戻って軽く昼食を食べた後、スポーツジムに行って軽くトレーニングをした。夕方に友人が迎えに来てくれたので、友人の自宅まで車に乗せてもらう。晩飯をご馳走になり、夜に到着したもう一人の友人と共にワインを一本飲み、眠った。

 

12月17日(土)晴れ

 朝は何時もよりも大分遅く目覚める。良く寝たので体調は悪くなかった。朝食を食べてから、出発する。市内から北東の方向にあるスポーツ施設に向かった。今日と明日は、そこで、埼玉方面から来る友人達と、テニス合宿をする予定になっている。約1時間ほどのドライブで施設に着いた。気温は低いが、太陽が出ているので、それほど寒さを感じないで済む。アップを始めると厚着のままでは暑いぐらいだった。コートに持ち込んだ石油ストーブの近くに座ると、休んでいても寒くない。

 次第に仲間達が到着して、にぎやかになってきた。アップを終えると、早速ゲームを始める。メンバーにそれほど実力差が無いので、どれも競った面白い試合になった。ゲームの合間に、カップラーメンの昼食を食べる。灯油ストーブの上に水を入れた薬缶を乗せておくと、直ぐに湯が沸くので、コーヒーやカップ麺に使う湯に不自由は無かった。夕方暗くなるまで仲間達とのテニスを楽しむ。片付けて暗くなり始めたコートから引き上げた。同じスポーツ施設内の、コテージにチェックインして荷物を降ろす。コテージの中は暖房が暑い位に効いていた。

 温泉に浸かって汗を流してから、食事処に集まる。刺身、煮物、天ぷら、肉、銘々に小さな鮟鱇鍋などの料理が並んでいた。皆で語らいながら晩餐を楽しむ。刺身の中トロと、鮟鱇鍋と、煮物が特に美味かった。晩飯を終えるとコテージに戻り、宴会を始める。TVで、フィギュアスケートのフリーの演技を見ながら、ワインやビールを空けていった。愉しい宴は12時頃にお開きになる。耳栓で、いびきに対抗して予防線を張ってから布団に潜り込んだ。直ぐに意識が遠のいていく。

 

12月18日(日)曇り後晴れ

 目覚めると、朝食までは、まだ一時間程度あった。24時間入れる温泉に向かう。風呂上りに、そのまま食事処に向かう作戦にした。風呂場には誰も居ない。広い浴槽に浸かると、遠くに雪の冠を乗せた山並みが美しく見えていた。パンとオムレツがメインの朝食を食べる。コーヒーをお代わりして、4杯ほど飲んだ。満足して食事処を後にする。部屋に戻ると顔を洗い、荷物をまとめて外に出た。

 今日も施設内のテニスコートに向かう。インドアが一面とアウトドアのオムニコートが一面使えるようになっていた。昨日に比べると朝から非常に風が強い。アウトドアのコートは風と低い位置の太陽とでプレーし辛かった。昼に他のテニス客が帰ったので、午後の2時間は、インドアの2面を使ってゲームを楽しむ。コートサイドの石油ストーブは、今日も大活躍で、湯が何時でも使えるのが便利だった。二日間で10時間と、たっぷりテニスを楽しんで、合宿が終る。荷物を片付けると、再び温泉に浸かって疲れた体を癒した。ひどく寒い日だったのだが、インドアコートが使えたお陰で、さほど気にならない。普通にテニスが出来たのは非常に幸運だった。

 30分ほど走って小さな街に出て、最近非常に有名だと言うブランド牛の店に向かう。店構えと内装は、田舎臭い古ぼけたレストランだが、信じられないほど非常に高価な金額のメニューが並んでいた。ステーキの最低価格が4千2百円で、最高価格は10万5千円まである。極控え目に、下から2番目の5千5百円のステーキを注文してみた。焼き加減はミディアムレアにしてもらう。しばらく待って出てきた肉をナイフで切って口に運ぶと、確かに美味かった。肉質は柔らか過ぎず、味が濃く、くどさの無い上質の脂がたっぷりと乗っている。下から2番目の肉でも、かなりサシが入っているので、逆に、これ以上高額の肉になると、脂が多過ぎる気がした。豪華な遅い昼食の後、仲間達と解散する。

 埼玉に帰る友人のドイツ製車に便乗させてもらって自宅に戻る途中で、友人が餃子を食べたがったので、自宅近くの餃子屋に寄った。焼き、揚げ、水の3種類を一通り食べてもらうと満足してくれたらしい。自分でも、高額なブランド牛を食べるよりも、こんなB級グルメの方が、気楽で美味しく感じられる気がした。所詮、生まれながらの小市民と言うことだろう。

 

12月19日(月)曇り時々晴れ

 仕事場を19時前に出ると、まだ道が空いていた。5分も掛からずに、スポーツジムの駐車場のスペースに黄色のクルマを停める。合宿の疲れからか、階段を昇る時に左膝に軽く刺すような痛みがあった。今日は様子を見ながらトレーニングすることにする。筋トレマシンを使ってトレーニングを始めると、左膝の軽い違和感以外は、特に問題なかった。水曜と木曜に雨か雪の予報が出たので、今夜黄色のクルマのタイヤを、冬用のタイヤに変える予定で、トレーニングを早目に切り上げる。有酸素運動は省略した。

 黄色のクルマを地下駐車場に停める。一度、荷物を自宅に持ち帰って、代わりに工具箱を持って降りた。ホイールレンチでホイールナットを全部緩めてから、車体を一箇所づつジャッキアップして、タイヤを交換していく。フロントタイヤを交換する時に、ブレーキパッドの磨耗具合を確認すると、後5mm程度残量があった。これなら、春まで何とかなるだろう。外したホイールを綺麗に清掃しながら作業を進めると、結局1時間ほど掛かってしまった、メーカー純正の初期型ホイールにスタッドレスタイヤを装着しているので、見た目は違和感が無い。17インチから16インチにインチダウンしたことになるが、タイヤも安価だし、特に見栄えが落ちた気もしなかった。これで充分だと言うのが正直な感想になる。

 

12月20日(火)晴れ

 ジムの建物に入ると、ふわっと暖かい空気に包まれて、外の寒さに強張った体の力が抜ける。ロッカーでTシャツと短パンに着替えてフロアに下りた。今日は時間が無いので、ストレッチングの後で腹筋と背筋を鍛えて、直ぐにエアロバイクを漕ぐ。雑誌を読んで、部屋の片付け術というか捨てる術の情報を仕入れた。大したことは書いてないが、ところどころなるほどと思わせる。一方で、TVを見ながら、約30分間漕ぎ続けると、着ていたTシャツは汗を吸って重く濡れ、バイクにも汗が滴っていた。再度ストレッチングして全身の筋肉をほぐしてから、体重と体脂肪率を量る。体重が少しだけ増えた状態で安定していた。体脂肪率が変わらないので、少しは筋肉が増えたかも知れないが、余り期待は出来ない。自宅に戻ると、早速食器棚から、要らない食器を出して明日捨てることにした。

 

12月21日(水)晴れ

 仕事場を出て、ジムで日課のトレーニングをした。2週連続の合宿のせいか、体に疲れが残っているが、構うことはない。久し振りにトレッドミルの上を走ると、むしろ体が軽くなる気がした。着替えて、近くのテニスコートに行く。最初に少しアップをしてから、ダブルスのゲームに入った。今日は5名だけなので、1面使用で一人余りが出る。4ゲームづつでどんどん廻すことにした。メンバーの実力差が余り大きくないので、2ー2になることが多い。サーブの調子が割と良かったので、かなりキープ出来た。今日もほとんどテンションを上げることが出来ない。だが少なくともリターンの時にボールに集中するように心掛ける機会が増えた気がした。寒い夜で足の指先がかじかむ。

 ジムに行って、風呂に入った。しばらく湯を浴びていても、足の指先が痺れたままで、霜焼けの一歩手前だったかも知れない。サウナで全身を温めてやった。自宅に戻ると、録画しておいたVTRを眺めながら、簡単な晩飯を食べる。宅配屋が大き目のダンボールを一箱届けに来た。中国製のストリンギング・マシーンが入っている。年末年始に張り方を練習して、ホームストリンガーを目指す予定だった。早速、バラバラに分解された状態で梱包してある機械を、ダンボール箱から取り出して組み立てる。部品が完全に揃っていることと、電源が入って巻き上げモーターが動くことを確認した。これで良い。今日の仕事は仕舞いにした。

 

12月22日(木)晴れ

 仕事場を出て、自宅に帰る。途中で2軒のスーパーに寄って、日々の食料品を買った。スーパーのレジ袋を両手に提げて、駐車場から部屋まで上がる。昨夜の旅番組をビデオで見ながら、晩飯を食べた。少し前にフリーマーケットで格安にて購入したHDDビデオを箱から出して、セッティングする。VHSのビデオ機とスカパーのチューナーとTVとAUDIOアンプの接続に少し頭を使った。ネットワークを接続しないと電子番組表機能が使えないことが取り説を読んでいて判る。やれやれだった。やはりネットワークケーブルを調達しないといけないらしい。接続とチャンネルの設定で意外と時間を食ってしまった。白髪を染めて、シャワーを浴びてから、まさに寝ようとしたところ、TVで小田和正のライブ特集番組をやっていたので、ついつい最後まで見てしまう。

 

12月23日(金)晴れ

 仕事場を出てジムに向かう。今日は祝日のせいか、比較的空いていた。駐車場にもすんなり停められる。着替えてフロアに下り、ストレッチングから始めた。筋トレとトレッドミルに心地良い汗を流す。一週間の仕事が終った後のサウナ風呂は、最高に爽快な気分に浸れた。仕上げは家に帰ってからのビールで完成することに決まっている。黄色のクルマで帰路を急いだ。途中の信号で停まった時に電動の幌を降ろすと、冬の澄み切った空が頭上に広がり、暗い天幕には無数の星が瞬いている。

 食事を終えると、赤ワインを飲みながらストリングの張替えを始めた。ストリングの巻き癖を解くのが、意外に面倒で何度か絡まりそうになる。初めてなので丁寧に時間を掛けて作業を進めていたら、気が付くと3時間経過していた。最後にノットをしっかり留めると完成する。特に緩みも不揃いもなく、普通に張れているようだった。だが、打ってみないと最終的な判断は出来ない。明日のテニスが非常に楽しみになった。グラスに残った赤ワインを一気に飲み干すと、布団に潜り込む。

 

12月24日(土)晴れ

 朝目覚めると朝食を摂り、身支度を整える。中古のタイヤとホイールを受け取りに来る約束になっていたので、早目に家を出られる準備を終えた。電話連絡を待つが、予定の時間になっても掛かってこなかった。予定時刻を少し過ぎた頃になって電話が掛かってきたが、信じられないことに道に迷っていると言う。ナビが一般的に普及していらい、余り聞かなくなった言葉だが、仕方がなかった。自分の居場所も良く判らないようでは待つ気も起きず、予定通り家を出る。

 近くのテニスコートに着くと仲間と練習を始めた。ショートストロークとボレーボレーとストロークとでアップを済ませるとゲームに入る。総勢9名なので、一人だけ余る計算だった。じゃんけんで勝って最初の一人にはならない。11時で一人帰って、そこからは丁度8名の対戦になった。数試合したところで、昼を過ぎたので一度帰宅する。冷凍庫に残っていた餃子を焼いて昼飯にした。午後からは近くのテニスクラブに向かう。

 テニスクラブに着くと、早速ゲームを始めた。直ぐに日が傾いてきて、沢山は出来なかったが、久し振りのテニス仲間とのゲームは愉しい。ゲームを終えると日が落ちて暗くなるまでの30分ほどの時間で壁打ちをして打点を確認した。一日を通してラケットの調子というか、ストリングの調子は全く悪くない。初めて張った割には合格点が与えられた。やはり格安物でも電動の威力は大きいようで、素人でも安定した張力で張れるらしい。張り上がりのテンションが実際にどのくらいかハッキリとは判らないが、硬くも緩くもないようだった。

 ジムに向かって黄色のクルマを走らせる。既に体が疲れているので、じっくりとストレッチングで筋肉を伸ばした。腹筋と背筋をトレーニングして、30分間トレッドミルの上を走る。疲れた時でも最後に走って汗を流すと体がリセットされるようでスッキリした。更にサウナで見も心も癒される。ジムを出ると黄色のクルマの幌を降ろして自宅に向かった。

 途中でスーパーに寄ってスプマンテとティラミスを購入する。自宅に戻ると冷たいビールを飲みながら、晩飯の支度を始めた。いつもは、肉を控えているが、今日は鶏肉と豚レバーを焼いてみる。赤ワインを飲みながら全て平らげ、最後にティラミスを食べた。甘味が疲れた体に沁みるように美味い。Macを起動すると、今年撮った画像を整理した。布団に潜り込むと、一瞬で意識を失う。

 

12月25日(日)晴れ

 目覚めると、朝食を食べて身支度を整える。今日も近くのテニスクラブに向かった。年末のせいか、特に主婦の姿が少ない。早速、3ゲームぐらい休みなしで連続して楽しんだ。昼飯はクラブの直ぐ裏にある蕎麦の店に行く。特別美味いというほどでもないのだが、結構客が入っていた。常連客が多いらしい。大盛りのもりそばを注文した。まずまずの量があるので、腹は満たされる。腰は充分だったが、もう少し香りがあると更に良かった。出汁の味は魚の旨味が良く出ていて悪くない。午後からも引き続き、ゲームを楽しんだ。冬の短い日中が終る頃、夕焼けから黄昏に変わる空を眺めながら、クラブハウスで熱いコーヒーを飲む。

 テニスクラブを出ると、ジムに向かった。こんな夜にも結構人が来ている。受付の女の子はともかく、男まで赤いサンタの帽子を被っているのが笑えた。ジムで疲れた体に追い討ちを掛けるように筋トレをする。膝に少し違和感があったので、走るのは止めにして、エアロバイクを漕いだ。滴り落ちる汗が気持ち良い。サウナ風呂で更にすっきり爽快な気分になった。

 自宅に戻ると、冷蔵庫で冷やしておいたスプマンテの栓を抜く。アイスバケットに氷水を張り、ボトルを突っ込んでおいた。良く冷えたスパークリングワインは実に美味い。冷凍庫の中にあった、霜降りの牛肉をフライパンでさっと焼いてタレをつけて食べた。脂が甘く、とろりと柔らかくて実に美味い。思わずワインが進んだ。晩飯を食べ終えると、Macを起動して、今年撮った画像から年賀状に使うものを探す。沢山の画像の中から候補を絞るのは難しかった。疲れたので途中で切り上げて布団に潜り込む。夢も見ない、深い眠りが訪れた。

 

12月26日(月)晴れ

 仕事場を出ると、5分も掛からずに、スポーツジムの駐車場に着いていた。先週末に長時間テニスをした疲れが体に残っている。昨日フルに筋トレをしたので今日は腹筋と背筋だけにした。有酸素運動も、足腰に過負荷が掛かり難いエアロバイクにする。ジムを出る時間を9時に設定して、逆算から走行時間を35分に決めた。雑誌を読み、TVの音声を聞きながらバイクを漕ぐ。滴る汗をタオルで拭いながら出来るだけ一定の速度でペダルを踏み続けた。

 自宅に戻ると簡単な晩飯を作って、食べる。今日は休肝日なのでアルコールは飲まなかった。食後は薬缶で湯を沸かし、カモミールティーを入れる。Macを起動して年賀状の画像選びを始めた。やっとのことで10数枚を選び出し、画像エディターでトリミングをしてから、色や明るさを記憶色に近づけるように加工していく。全ての画像の編集が終ったところで今夜の作業を終わりにした。電気毛布で暖めておいた寝床に潜り込むと、冷えた足がじんわり暖まってきて気持ちが良い。まるで、すっとロウソクの火が消えるように意識が遠のいていった。アラーム音で目覚めるまでの束の間の休息が訪れる。

 

12月27日(火)晴れ

 今日は酷く冷え込んでいる。黄色のクルマに付けた外気温計は、マイナス1℃を示していた。車内温度も0℃程度しかない。キーをひねり、スタートボタンを押し込むと2Lのエンジンは少し重たげに始動した。ジムの建物に入ると、寒さに少し強張った体から力が抜ける。Tシャツと短パンでトレーニングが出来るのが有り難かった。ストレッチングの後で腹筋と背筋を鍛えてから、エアロバイクを漕ぐ。35分間ペダルを踏むと、充分汗だくになった。ストレッチングをして全身の筋肉をほぐしてから、体重と体脂肪率を量る。サウナ風呂でスッキリしてジムを後にした。

 自宅に戻ると簡単な晩飯を作って食べる。缶ビールを一本空けた後は、真露をお湯で割ったものを作って飲みながら、年賀状の作成を始めた。昨夜、編集して色を整えておいた画像を、編集ソフトを使って葉書大のスペースに貼り込んでいく。隙間が出来ないように画像サイズを調整しながら10枚ほどを貼り終えた。全体のバランスを見て、画像の位置を入れ替えたり、サイズを少し変えたりして微調整する。どうも納得がいかなかった。が、もう1時を過ぎたので今夜の作業は、ここまでにしておく。電気毛布の電源スイッチを入れてから、ブラウンの電動歯ブラシで歯を磨いた。歯磨きを終えて布団に潜り込むと、ほど良く温まっている。たちまち安らかな眠りに落ちていった。

 

12月28日(水)晴れ

 仕事場を出ると、今年最後のトレーニングをする。明日から来年の2日までジムは休館だった。しばらく日課のトレーニングが出来ない。トレッドミルの上を走って、体調を整えた。着替えてからジムを出ると、近くのテニスコートに移動する。仕事納めということもあって、今日の参加者は少なかった。テニスの方も今年最後になる。最初にアップをしてからシングルスのゲームに入った。一つ目は4ー6と負けて、二つ目で5ー5となったところで、終了時間が来る。自分のサービスゲームを落とすのが良くなかった。

 ジムに行って風呂に入ると、体が温まると同時に、疲れが癒されていく。サウナで全身を温めてやった。自宅に戻ると、録画しておいたVTRを眺めながら、簡単な晩飯を食べる。明日から少し長めの休みに入る今夜は、何かわくわくする気分だった。食後は年賀状の作成を進める。

 

12月29日(木)晴れ

 午前中一杯を使って、年賀状の絵図と宛名の印刷を終えた。自分の分は少ないのだが、相棒の分が150枚以上あって、全部で200枚を越える。印刷済みの年賀状や、その他着替えなどの荷物をまとめて、自宅を出た。電車に乗って都心に向かう。座席に座って、うたた寝をしている間に何時しか都内に入っていた。電車を乗り換えて、東京駅に着く。ミレナリオとやらの見物客で、かなりの混雑だった。

 今日落ち合う予定の昔の仲間との連絡が取れない。仕方なく本屋をぶらぶらしていると、電話が入った。コーヒーを飲んでしばらく時間を潰す。約束の時間に予約してあった店に向かうと、既に二人が来ていて、合計4名になった。程なく、一人現れて5名になり、最後に一人遅れてきて6名がそろう。大学時代の仲間だから、皆同学年だった。早速、はまぐり鍋を突付きながら宴会となる。ビールと日本酒と焼酎を飲んで、3時間ほど語り合った。最後は駅で別れる。地下鉄で相棒の実家に向かい、泊めてもらった。

 

12月30日(金)晴れ

 朝、ゆっくり目覚めると相棒の両親と朝食をとる。食後ものんびりと居間で本を読んでいると、何時の間にか夕方になっていた。時間が過ぎるのが随分早い。家を出て歩いて繁華街の方に向かった。今夜の忘年会は、歩いて行ける場所なので便利が良い。今年、合宿テニスで知り合った仲間とコートとの飲み会なので、コーチ以外の知り合いは、それほど多くない。若い方のコーチの実家が居酒屋をやっていて、そこが会場になった。多少のサービスは期待出来るだろう。

 時間になって人が集まりだした。早速、生ビールで宴会が始まる。飲み、食べながらテニス談義で大いに盛り上がった。2次会も参加して、日付が変わっての帰還となる。相棒も、今日仕事納めを終えて、実家に戻ってきた。先に眠っている。用意された布団に潜り込むと、たちまち意識を失った。

 

12月31日(土)晴れ

 朝、のんびりと遅めに目覚めると、相棒とその両親と4名で朝食をとる。朝食の後は、年賀状書きに精を出した。文面を3パターンほど考えて、相手によって使い分けて書いていく。自分の分は枚数が少ないので家を出る時間までに全て書き終えた。書き終えた分の年賀状を持って家を出る。電車に乗って自分の実家に向かった。

 風呂を浴びてから晩餐会が始まる。カラスミなどの珍味や、マグロの刺身、馬刺しなどをつまみながら、スパークリングワイン、日本酒、焼酎などを飲んだ。腹一杯になるまで飲んで食べると、もう何もすることはない。面白いTV番組もやっていなかった。真夜中を過ぎて新年が明けると、挨拶を交わす。その後は、さっさと布団に入って眠ることにした。


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