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2001/08に自転車で町田から箱根山を登り、芦ノ湖をかすめて14時間で往復しました。 |
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朝日を背にして
町田から小田急電車に沿って西へ向かい本厚木に抜けます。ここで小田原―厚木道路の側道を大磯インター直前で行き止まります。畑の中に途絶えた道を無理やりすりぬけて、花見川までたどり着きます。川のほとりを大磯まで南下し、こま山を右手に一号線に入ります。 |
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一号線をひた走ると小田原です。ここまで4時間で、スカイラークで朝食をとりました。 登山鉄道の大平台駅では自転車の高校生が5人してノビていました。聞けば昨日は日本橋を経ち茅ヶ崎海岸で一夜を過ごしたそうです。「これから富士山まで行きたいのですが、箱根山を登らずに行くルートはないのでしょうか」と。そこで「それにはトンネルを掘ると良いでしょう」と告げますと、この5人はなおさら落ち込んだようでした。じつは私もそのことを考えながらあえいでいました。 小湧園のコンビニのおにぎりをかじっていますと、箱根駅伝の練習なのかマラソンをしている人に追い越されました。あれは人間のやることではないと実感し、おそらくエイリアンであろうと確信します。 時計を持たない私には、それからどれほどの時間がたったのかは不明ですがやっとのことで箱根峠の最高点を超えました。あとは下りがあるのみですが、なぜかペダルが踏めません。ついに曽我の五郎と十郎の墓の前で討ち死にしました。池のほとりのゲストハウスで息を吹き返して芦ノ湖を目指します。漕がずに走るのはなんと楽なことでしょう。 芦ノ湖を横目に旧道を下ると甘酒茶屋で一息つきます。ここでのお勧めは紫蘇のジュースでこれをポットにいただきました。「カップの二倍半も入ったよ」といわれましたが規定の料金でした。あまりにみすぼらしいためなのかお恵みいただいき大変に有難いことです。しかもこの効果は絶大で、黄色に変色していた尿が一気に透明にもどりました。尿は血液の水分ですので不要な成分が除去できたと考えられます。紫蘇は漢方薬の静熱剤で発汗、散寒。行気和中、解蟹毒の作用があります。 |
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元気を取り戻し、途中自転車を押して登る若者を片目に湯元を目指します。この速いことは峠の登りと比べようもありません。つづらおり山道のコーナーリングでタイヤの側面が削れていきます。湯元の渋滞も何のその、かまぼこの看板も目に入らずに一路、小田原の外郎(ういろう)を目指します。この店は城作りの壮大な構えで歌舞伎座を思い起こします。 |
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さて、小田原の外郎とは鎌倉時代から続く常備薬で、印籠に収める秘薬です。麝香と龍脳が入ったひきつけ(癪)に効く特効薬として今に伝わります。お菓子のういろうはこの家の主が客をもてなすためのものだったようです。ただしこの薬を手にいれるのはなかなか大変で、薬剤師のお話を拝聴し、その趣旨に副って求めます。 |
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さてあとは往路をもどるだけですがこれがなかなかたいへんです。夕日を背にして東へ向かいます。本厚木から相模川を渡るころにはライトをともします。疲れと判断力の低下で無理をしないように慎重にペダルを踏みますが、16号線を超えて鵜森に入ったところでハンドルを電信柱に引っ掛けてもんどりうちました。 |
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朝6時出発午後8時帰宅 所要時間14時間 気軽な?ジャーニーです |