体の描き方。

◆ 人間を描く。 ◆
( 肩、首、背中 )


● 肩の動き。


とても複雑な肩の関節。

      肩の輪郭は腕の上げ具合(角度)によって複雑に形を変え
    ます。

      画材屋さんに行くと木人形が売ってたりしますが、この
    木人形はあまり役に立ちません。
  (ちょっとは役に立つかもしれない。)
    人の体の精密で複雑な動きは、木人形のような単純な作りで
    再現できるものではありません。

肩の動き。
☆ 腕を下げているときと上げたときの肩の変化を見る。
腕を下げた状態・・・。腕を上げた状態・・・。

[ Fig.1 ]

[ Fig.2 ]
[1] 腕を下げている状態と上げている状態とでは、体の幅が変わる。
腕を下げている状態の体の幅 A は、
腕を上げている状態の体の幅 B よりも広い。
[2] 脇の下に赤い棒を挟んでみる。 (赤い棒向きに注目!)
* 赤い棒を脇に挟む。・・・
赤い棒正面を指す。
* 赤い棒を動かさずに、そのまま腕を上げると、
赤い棒横向きになる。

☆ 腕を上げた姿を人間木人形で比較してみる。
人間木人形

[ Fig.3 ]

[ Fig.4 ]
実際の人間は、
腕を上げると首から肩骨までの幅 ( の部分 ) 、また、体の中心から肩までの幅が変わる。
[ Fig.1 ] [ Fig.2 ] 参照。
しかし木人形では、
腕を上げても、の部分も肩幅全く変わらない。
CC'は同じ幅である。
人間はこんな風にはならない。
人間は木人形のような単純な作りではない。
[ Fig.3 ] と [ Fig.5 ] を比較・参照。

[ Fig.5 ]



● 首の付き方 と 背中の形。


背中の形状。

      背骨は、緩やかな S字 を描く形になっています。
    [ Fig.6 ]参照。

      この、背骨の湾曲が、そのまま人の背中のシルエットに
    なるわけです。
    
    ですから、背骨がどのようなカーブを描いているかをよく
    覚えておきましょう。
[ Fig.6 ] - [ Fig.7 ]


首は、胴体にどのように付いているか。

      頭蓋骨は、背骨の上に突き刺ささる様に付いています。
    [ Fig.6 ]参照。

      頭蓋骨と背骨の接続部分を拡大して見てみましょう。
    [ Fig.7 ]参照。
      背骨は、緩やかな S字カーブを描いた状態で頭骸骨に達し
    ている事に注目してください。
    このように背骨は頭蓋骨に対して斜めに入っているわけです。
    ( [ Fig.7 ] の赤い線に注目)

    つまり、首は、胴体に対して、前に傾いて付いていることに
    なります。
    [ Fig.8 ]参照。
[ Fig.8 ] - [ Fig.9 ]
正しい 間違い

      漫画やイラストでは、よく、首が胴体に対して垂直に付い
    ているのを見ることがありますが、
    実際は、首は胴体に対して、前に傾いて付いています。
    [ Fig.8 ] と [ Fig.9 ] を比較・参照。


[ モデル無しで描いてみる。1 → ]




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