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――本編レビュー




第42話 「アバレキッドに潜みしもの」 12.14.2003 OA (東京ローカル記録)



テレビ情報誌によれば、当話の仮題は「仲代壬琴SOS」だったようです。こっちの方がカッコイイし、インパクトがあると思うのは私だけ?
それでもテレビ欄用に毎回用意される"短いサブタイトル"は「キラーSOS」でしたので、仮題の方も残したいと思った人がいたのかも知れません。しかしSOSなのはアバレキラーでなくあくまでも仲代壬琴だった当初の仮題の方が技ありかと。

アヴァンタイトルでは先週判明した秘密が奏功して、壬琴がミケラの接待にあっています。しかし食べ慣れぬ異次元世界の料理を「くさいな」と、ものすごくイヤそうな顔で却下。ときめくぜ。とはいえこのダイノアース料理ったらナニげにクグロフ型のゼリー寄せとかあって、フレンチっぽいです(^o^;)
実はこの時の壬琴は、爆竜トップゲイラーによればダイノマインダーの限界により体ボロボロとのことで、機嫌も気分も絶不調。にも関わらず「なんかうまいもん食ってくる」って…食欲はあるらしいのでまだイケるかもしれません??。辰巳はすぐ食欲をなくすので壬琴の胃袋がうらやましかったです。いやそうじゃない。

そして久々に地球の自分の別荘に戻った壬琴は今や人気ナンバー1のヤツデンワニにヤツあたり。ワニをいじめると人気が落ちるよ〜。

一方では「壬琴の味方」として健気さが切ない爆竜ステゴスライドンが、壬琴に改心してほしい一心から思いきって家出、実家に帰ります。実家ではちぃ兄ちゃんこと幸人が叱りつつも受け入れてくれましたが、壬琴が追いかけてきて衝突必至。壬琴は今一人?の味方爆竜トップゲイラーの鼻先に乗って飛来したかと思うと、変身前だというのにめちゃくちゃな高さから飛び降ります。もちろん無事ですが、まるで女房に逃げられてバツの悪いところをごまかす宿六亭主のようでもあります。

しかも壬琴、イヤだと泣いて拒否するステゴに合体を強要。。。オトナの視聴者はいたたまれません(T_T) こっちもSOSです。

あげくに壬琴、負けます。しかもそれをステゴとトップのせいにして逃げます。どうも伝説の鎧消滅事件以降、壬琴がナサケなくカッコ悪く、そして哀しいですが、その分、それまでのクール一辺倒の壬琴より、田中さんの表情や演技に幅が許され、見る側にしてもときめきが増えるというもの。特に、「カッコ悪さ」の演技が辰巳的に「ビンビン来てるゼ!」(^_^; それはもう、『マックス&ジェレミー/危険な友情』のクリストフ・ランベール以来のときめきです(マニア御免)。

また、間接的・結果的にではありますが、壬琴はジャンヌに救われかけてます。マホロに戻った彼女が別荘に来た際に、年上のお姉さんをかっこよくリードしたつもりが実はお姉さんの手のひらで踊らされていたりしたので、こちらでの待遇もすっかり「ぼくちゃん」状態、ある意味では壬琴が年齢相応に見えてきます

そうして今回、幸人が実はひそかに壬琴のことを調べていたことが判明します。第4話に出てきた、米国防総省関係というエージェントたちが調べてきた壬琴の身上は。。。
なんと、もンのすごく!さびれた山村出身でした(^o^;) ナニが驚いたってソレがいちばんオドロキでしたよ。あれ一体どこですか?? 鄙には稀なる何とやら、です。
「田舎から出てきた純朴な青年」がステゴスライドンなら、壬琴も案外いい勝負です。

で、その純朴さかどうかは知りませぬが、壬琴は敵幹部たちに思いきり騙されて、まがい物を掴まされます。それは壬琴が意のままにあやつることのできる、という触れこみの「キラーギガノイド」、名は「不滅」

cf: 今週の交響曲 「不滅」
デンマーク人作曲家カール・ニールセンの交響曲第4番。劇中使用は第4楽章らしい(いや聞いたことないので(^_^;)。ハデなのでマーラーかと思ったらちがったけど、マーラーに似ているという評も散見。映画『銀河英雄伝説』で使用された際のレコーディングがなんと日本初演奏だったという仰天逸話もアリ(^o^;) 海外ではバーンスタインとかがフツーにやってるらしいので意外です。果たしてアバレン内使用の曲は誰の?

しかし、この「不滅」という名が、かえって否定の連想をおこさせてコワく、ネーミングにうならされます。

続けて今週はロケ場所の白眉が続きます。「不滅」登場のシーンの広場は、円形のファサードとそれに面した水面、内部の穹窿(きゅうりゅう)天井に白い光が仰角で射しあがる、まさに壬琴のためにある場所!……この美しい素晴らしいロケーションに壬琴の輝きが3割増のカッコよさになっていました。ブラボー。

cf: 今週のロケ地 「野村不動産 横浜ビジネスパーク」 サイトはこちら
劇中の円形広場は「ベリーニの丘」という名で、建築家にしてデザイナーのマリオ・ベリーニ設計による「市民憩いの広場」だとか。いや壬琴が立ってるとぜんぜん違ってみえますが。

しかし、掲示板でも触れましたように実はたいへん重要なシーンがここでカットされていたことも判明。テレビ朝日公式サイトの#42ストーリー紹介ページに「見立て(実際には持っていないのだけど、持っているかのように動きを見せる)で弓を引く壬琴」の写真があり、キラーギガノイドが壬琴の「弓を引く動作」に連動して弓を引いていた、というのが当初の設定だったことが窺われます。このシーンがあればキラーギガノイドが壬琴の思いどおりに動いていることがもっと分かりやすかったと思うにつけ、そして何より田中さんが超絶カッコいいこのシーンをなぜ切った(T_T)と思うにつけ、残念です。さすがの射手座?の美技でございました。

そんなこんなで?実は壬琴の捕縛装置だった「不滅」。首尾どおり壬琴を吸いこんで消えてしまいましたが、ラストカットでは蔓に覆われた暗い内部の、これまた蔓製の?ミョーなベッドに、四ツ足絡めとられた壬琴が気絶している映像が出現。ヤツデンワニの「ベルベルベル・・・」という言葉とともにこの回を締めます。

そして次週予告。。。壬琴、オデコにラクガキされてるっ?? しかもソレはどう見ても「女性」の意匠。。。ってことはひるがえってリジュエル/リジェのおでこにあったのは中途ハンパな星、ではなく「男性」の意匠だったのかしらん。。。マジですか?(^o^;)// またしてもオトナいたたまれません! 私、気恥ずかしくて正視できません(^o^;)

えー、でもあと2時間で第43話スタートです。ええ見ますけどね。



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