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――本編レビュー




第44話 「サラリーマンはアバレ仕掛けの夢を見るか?」 12.28.2003 OA (東京ローカル記録)



サブタイトルはフィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』と、スタンリー・キューブリック『時計仕掛けのオレンジ』より。ん〜マニアック。

――というか、出前もち!出前もちですよ!!何がスゴイといってこの回は出前もち!!

↑これだけ言えれば満足です。たいへんすっきりいたしました。おわり。。。というのはあまりにアレなのでもう少し(^_^;

ディックもびっくり? 夢の中で我らが仲代壬琴はなんと「和食処 えぼり庵」の陽気な出前もちになっていました(^o^;) すごいぞ〜すごかったぞぉ〜。あまりにスゴくて気付かなかった人多数!で、スタニスラフスキーもご満悦マチガイナシの伝説の出前もちが2003年最後の放映に誕生いたしました。

何がチガウといって、歩き方はガニマタ、声は地声とも違うトーンのヤツデンワニもびっくりの潰れ声、笑顔はきらきら満面(ひ〜ッ。。゛(ノ><)ノ )、髪は前髪をキャップに押しこみ後ろはひとつに束ねた「尻尾」状態、体型はベージュの内着でもっさり視覚の錯覚マジック、立ち方は小首を傾げて愛らしく、動きはひょこひょこせわしなく・・・と私が気づいたものを挙げるだけでも仲代壬琴とこんなに違う! 一つのドラマの中でこんなにもみごとに変身してくれた田中さんは職人です!ミコトさまさすがですぅ〜!人間あっぱれゲラ!乾杯!ブラボー!ときめくぜ!
・・・すいません。少し落ちつきます(^_^;

特に、このところ違いの際立つ田中さんの「声」の色は、アバレンジャーの終了後に声優の仕事もガンガン来そうな多彩ぶりです。初ゼリフの18話と比べれば歴然ですが、壬琴の声は回を追うごとに低く、ドスが効いてきてます。43話ではとうとうデズモゾーリャ役の声優さんより低かったりしました。これにご本人の明るい声や、今回の出前もちのような少し潰した声、腹からガーッと出す熱い声などのバリエーションもあるのですから耳だけでもかなり楽しませてくれてます。1年というスパンあってこそ、こうしたバリエーションを楽しめるという話もありますが、アバレンジャーでこれだけいろいろ見せて聞かせてくれる田中さんに、「違いの分かりたい」私はもうすっかり釘付けです(*^^*) というか、この出前もちが、先週のあのシリアス演技のすぐあとに来た!というのがいちばんの驚きでしょうか。先週アレで今週コレかよ〜?というこのギャップ。ビバです(^_^; 誉めてます念のため。

ある意味ではマニアック、あるいは玄人ウケの感もありますし、コドモ番組でコドモを煙に巻いてどうするという話もあるやもしれません。ですが、この回を見てアバレキラーのあまりの変わりように目をまんまるにした子どもたちの心に、俳優・田中幸太朗の「スゴさ」は大人になっても忘れられず残るものと私は確信します。コドモを子供扱いせず全力で突っ走った演技、それが「記憶」に残るという意味でも、子どもは立派な観客です。昔見た死神博士や嵐山長官を私が今でも覚えているように、です(*^^*)

ストーリー的にはヤツデンワニが炎に包まれた瞬間、全国1千万?の視聴者がアバレンジャーを悪役に感じたであろうところがナイス。さらに二段構えのオチもグッジョブ、間の抜けた除夜の鐘の鳴り具合も絶妙?で、単なる総集編とは言えぬ見事な出来映えでありました。
しかし苦言一つ言わせていただくならば、イマドキ「お茶くみ」はないでしょう(^_^; 住友の裁判も画期的な判決を出したこのご時世にお茶くみってのは意識が低すぎです。だいいちイマドキ「お茶くみからパソコンまでなんでもこなす」ってあなた、お茶くみも存在しなければ、パソコンが「まで」の範疇に入ることもありますまい、と思ってしまいました。未来を担う子ども向けの番組ならぱ一般のドラマに輪をかけていっそう差別意識、負の連鎖には敏感であるべきで、悪い手本を示すべきではありません。

ま、そんなところも田中さんの出前もちが力技でドカーン!ブッ飛ばしてくれましたので、心配無用でしょうけどね。。。



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