仲代壬琴の別荘
Vシネマ 「爆竜戦隊アバレンジャーvsハリケンジャー」 03.21.2004 セルDVD発売
このVSシリーズは毎年秋口撮影、春発売というパターンを踏んでいるとのことで、当作品も同様なのですが、仲代壬琴を愛する私の個人的な気分としては「死者からのビデオメール」でした(T_T)
「オレが死んで、四十九日がすんだ頃にでも、これを見てくれ…」と託された1本のビデオレター、それを開封したら、己の運命などまったく知らないおのが心のままの壬琴がいて・・・秋ごろの髪の長さで、秋ごろのあの表情で、あのころの目で・・・なんだか哀しくなっちゃいました。
とはいえ、40分という時間の中にいろいろ楽しい仕掛けがいっぱいで本当にステキな作品です。大人の欲目としてはもうちょっと時間がたっぷり欲しかった、というのもありますが、それはあくまで大人の欲目。私はこのVSシリーズというのは今回はじめて見たのですが、いやほんと、お祭りだなあと思いました。日常でなく非日常の「ハレ」の一本。だから手放しで楽しい。見てる間じゅう「きゃー」だの「わー」だの、アホのように奇声を上げ続けてヨッパライのようにキモチよく羽目外しました(^_^;
でも壬琴が侵略の園であの椅子にかけているのを見た瞬間、「あっ(T_T)」と。。。リジュエルでなくリジェがその傍らにいるのを見た瞬間、がくっと・・・きてしまいました。ああこの頃はまだ悲劇が口をあける前でした。
普通に悪を楽しんでいて(というと語弊があるでしょうか)、まだ己の運命にも気づかず、ただときめきだけを追いかけて悪を楽しんでいられた頃だったなあと、この数週間後にはそんなときめきがブッ飛んでしまうような「大事件」が発覚して、壬琴は初めて揺らぐおのれのありように目が泳ぎまくってしまうんだなあ、と。。。ひたひたと迫る影がこの悪事さえも単純なおもちゃにすぎないのだと、そう思わせて胸騒ぐのでした。
だからこそ、「おい・・・マジかよ?」ぷちっ のシーンでは笑かしてもらいました。そういえば第1話で暗黒爆竜たちに「ぷちっ」てやられていたイエローとブルーも彷彿とさせられます。
しかし笑っていながらも頭の片隅で、「ぷちっ」てされても生きてるってのは0号スーツの力なのか、はたまたデズ様の力なのか(-_-;)――なんて今回のストーリー展開とはまったく関係ないことを考えてしまって陰に篭る私。もうなんかまともにフツーにアバレンジャーを見ることのできないアタマにされてしまってますか? 彼の口からさらりと「ゲーム」って単語が出てきただけでどきっとさせられてしまうのはヘンですか?
哀しいので横道にそれますが、ワタクシ実は動いているハリケンジャーの人々を見たのもはじめてでした(^_^; ゴウライジャーの兄弟はうわさにたがわぬカッコよさで、なるほどあれならファンがうなるほどつくわけだと感心しました。去年、リアルタイムで見ていたら私もハマッたかもしれません。
しかしそんなカッコイイ兄弟なのに、ラストシーンではアバレンジャー側の人数が足りず、弟くんを余らせてしまって失礼千万な事態になって。。。「ひえ〜っ(^o^;) ごめんなさ〜いッ!すべて壬琴が悪いんです、壬琴がいけないんですッ」と平謝りする私がおりました。本当にすみません、と(^_^;
。
かと思いきや、当の壬琴はエンディングでエヴォレンジャーごっこに夢中で(^_^; さらに78ガックリ。
それでも、「ああやっぱり私は壬琴が好きなんだ、壬琴からは逃れられない運命なんだ、もうどうにもならないくらい壬琴なんだ」と思い知るほどに、あのエヴォリアンの人々といっしょにかましてるポージングの暢気さがなんだか楽しくて楽しくて。。。ごはん3杯いけます??ってくらい楽しんでしまいました。のちの悲劇を知っているだけに、楽しそうな壬琴が嬉しいんです。
結局、そういう風にしかこの作品を見れませんでした(^_^;
なんか違う気がするんですが仕方ありません。
本編のほかには、特典映像として「メイキング(舞台裏+アフレコ風景ちらり+コメント)」と、今年04年1月10日試写会の際の舞台挨拶風景が収録されています。はっきり申しまして田中さんのファンにはこれだけでも買って損なし、「おいしいところ持っていきまくり」状態を堪能できました。
「メイキング」は・・・いきなり全キャストの中でもいちばんの登場です。壬琴の衣装のままですが、顔はスカイシアターの挨拶の時と同じ、まるっきりの「田中さんの素顔」で、お名前のとおりにとても朗らかで、そしてさわやかで、何より邪気のないすきとおった笑顔をしていて・・・そして超ハイテンションでした(^_^;
しかしそんな、「田中さんったらジャンジャンバリバリナチュラルハイ!でジャンヌもリジェももう笑っちゃうよ」的シーンを見るにつけ、
「ああやっぱり私は田中さんが好きなんだ、田中さんからは逃れられない運命なんだ、もうどうにもならないくらい田中さんなんだ」
と、腹抱えて笑いながらもへこりとなるキブン。。。(-_-;) なんかもう、ぐちゃぐちゃでわけわかりません。アホです。
そして「試写会舞台挨拶」の映像は・・・こういう時に「本邦初の名乗りをあげて」話題をさらってゆける時間的、物語的なタイミングに恵まれている俳優・田中幸太朗さんの運の強さを実感いたしました。
当方掲示板でもさんざん話題になった「ふわふわパーマ」は運賦天賦ではありませんけど(^_^;
5人の入場の先頭を切って入ってきた田中さんがあのアタマでは、会場もそりゃあオドロくというものでしょう。この映像を見た私もびっくりでした。その後のスカイシアターショーではすっかりいつもの壬琴のサラサラヘアーに戻っていましたので、この映像は唯一の貴重品です。
結び:
このDVD見て泣いた私はもうダメダメですね(^_^; 壬琴が面白ければ面白いほど、哀しい涙が出てしまいます。
そうでないすべての方には――楽しい楽しいお祭りとして充分にときめいていただけるかと存じます。