トップページへ戻る「世界の中心で、愛をさけぶ」各話レビュー




第4話 07.23.2004 OA (東京ローカル記録)

 
今週のベスト5

第1位:「オレのことなんか、追いかけんなよ…」電車内でぽろぽろと泣く龍之介。たぶんセリフは「お前らにウソついてまで出ていくこんなオレのことなんか、」。
第2位:電車のドアが閉まるのを、あっ、という顔をして見る龍之介。決意してても揺らぐ瞬間の見せ方が細かいじゃありませんか。
第3位:「認めてくれなんて言ってねーだろ!」。退学〜上京して、それで何ができるかと言われれば何もできない、そんなこと分かっててそれでも行くんだ、というのが切ない。
第4位:電話ボックスの前でサクとアキに見せる顔。軟派じゃない、素の自分だったところをうっかり見られちゃった、という間の悪さの「……、」な顔をする龍之介。
第5位:「あたしゃさみしいよぉ〜おま〜えさぁん」と言ってサクの自転車にドスン。芸者言葉炸裂の、いつもの龍之介。

次点。お弁当屋さんで働く龍之介。アバレンジャーで「えぼり庵」の出前持ちしてた「仲貝さん」の再来!(^o^;) カツ丼の半年後はからあげ弁当。。。番宣番組『チャンネル☆ロック』で映っていたエプロン+白長靴姿はコレだったんですね。



これまでみんなのフォローばかりしていてイマイチ見えなかった大木龍之介くんのココロが、ここでどかん!と中心に据えられるハズ、だったのですが、どうもこの脚本、かなりカットされたのではないかというカンジがしなくもなく…(^_^; もちろん物語の主人公はサクとアキなんだけど、これまでまったく書かれなかった脇役・大木クンの背景や心情なんだからもうちょっと書いてあげないと、見てる側が置いていかれます、という物語でした。これで田中さんの演技力がなかったらエライことになってましたよ。
アメリカドラマではすでに主流ですが、1話のお話の中に複数の「ストーリー」が同時進行する、いわゆる「しめなわ方式」――をやろうとして失敗した?(^o^;)カンジの脚本でしたね。サクとアキの恋愛物語と、大木の恋愛物語、二つの恋を同時進行させながら、陸上大会の日に1本へとつなげる、つもりが大木の物語がカットされまくってコケちゃった?という印象でした。そもそもが「現在」と「1987年」のしめなわ方式の物語なんだから、そこにさらに平行する物語を入れたことで今回入れ子が3つあったわけで・・・しめなわ方式は難しいのよね〜(^_^;と思いつつ、割をくったのが大木だったことにがっくり。ボウズのキャラも光ってたし、智世のキモチもクローズアップされたわけだから、ここは連続ドラマの強みでサクとアキを1回「傍観者」にするくらいの比重の移し方をしてもよかったように思います。

整理すると、『大木には人知れず?年上で社会人のカノジョがいて、その彼女は東京で仕事をしていたのだけど、会社を辞め、よろしくない商売に足をつっこんでいるというウワサが大木の耳に届く。そして大木は1ヶ月近く連絡が取れない彼女を心配し、たとえ役立たずでもいいからそばにいたいと、高校を辞めて上京する決意を固める。しかもその決意を親友たちにも告げず、弁当屋のバイトで金を貯め、思い出の写真を焼き増しして手元に残し、自分の持ち物は整理し「形見分け」して、独り旅立つためにわざとアキと智世の陸上大会の日を選ぶ。アキの機転でその「旅立ち」の日が今日と分かったサク、ボウズ、そして大木に恋心を抱いていた智世は大会を棒に振って駅に駆けつけるが、彼らの目の前で列車のドアは閉まり、泣き叫ぶ智世は後に残され、旅立つ大木も涙を流す。「オレなんかのために泣くなよ」――』。

まずカノジョが年上であることを理解するまでに数分(^_^; そして旅立つ大木が「夏休みだし、ちょいと東京に行って様子見てくる」のではなく、退学〜上京〜同棲までライフプランを立てちゃってたことに気づくまでにさらに数分(^o^;) そりゃ県大会フッてまで駆けつけて、泣いて大騒ぎするわなと思うまでにさらに数分(T_T) そのへん一帯が分からないままズルズルいっちゃっておいてけぼりを食ったのは私です(^_^;
たぶん脚本には書かれていたと思うし、ひょっとしたら撮影もしてたかもしれませんが、尺(全体の長さ)の都合で切っちゃったんでしょうかねえ。。。うう、もったいない! もったいないよお前さんッ!――と、私も泣きたくなったのでした。



   



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