上田知華

−ピュアミュージック−

「上田知華+KARYOBIN」というグループを覚えている人はいるでしょうか?
もう、15年ほど前に解散してしまいましたが、ピアノ五重奏(ピアノ、バイオリン×2、 ビオラ、チェロ)で上田知華がピアノで弾き語りをするというユニークなグループでした。
当時のキャッチコピーには、「ピュアミュージック」と表現されていました。まあ、停電 してもロウソクの明かりで、コンサートを続けられる演奏スタイルです。

最初のヒット曲は、扇風機のCMソングで、続いて化粧品のCMソングもありました。

パープル・モンスーン
秋色化粧

同様に、上田知華の作品はドラマの主題歌だったり、ラジオ番組のジングル(コーナーと コーナーの間に流れる放送局名を告げたりする短い曲)だったりします。

I WILL
Time To say Goodbye

ですから、みなさんも知らないうちに上田知華の作品を耳にしているかもしれません。

彼女の作品は自然に都市の生活に溶け込んでいます。喧騒をのがれて郊外に 憧れるのではなく、都会を故郷にして生活する人たちが描かれています。

RINGO
ダウンタウン

スミマセン、また兄妹ものもあります。

兄貴とさよなら

ところで、作品の内容に幅を持たせることは、長く音楽活動を続ける上で非常に重要です。 時には、最初のイメージとかけ離れてしまって、ファンが離れていくことになるかもしれ ませんが、ワンパーターンではいつか限界が来てしまいます。

(Why Don't You) Kiss Me?

彼女自身、自然に曲を作るとすべて「パープル・モンスーン」のようになってしまうという ことなので、できるだけ曲にバラエティがでるように心がけるそうです。その結果、いろいろな タイプの女性が登場して、聴く人を楽しませてくれます。

いつものエピローグ

最近の曲は、ちょっと辛口なメッセージも含まれています。やはり歳のせいでしょうか。

THAT'S WHY YOU CAN'T
力レンダー

でも、もっとも素直な曲は、こういう音楽の大切さを唄ったものだと思います。

メ口ディー

上田知華+KARYOBIN では、アルバム3作目までは上田知華自身の作品は部分的なもの でした。4作目で全作品の作曲・編曲を、5作目で全作詞・作曲・編曲をしています。
この頃から、上田知華の存在が強くなり、弦楽四重奏団としてのKARYOBINの存在は、 相対的に弱くなります。6作目では、パーカッション、エレキベース、サックスを加え、 ピアノ五重奏のグループとして続けてきた演奏スタイルが変化します。これが、上田知華 +KARYOBIN の最後の作品になりました。

ソロになってからの最初のアルバムは、全作品上田知華自身の作曲ですが、レコード会社も 移籍して、演奏はすべてシンセサイザーという変わりようです。プロデューサーとしては、 彼女のポップな部分を強調したかったようですが、あまり成功したとは言えないようです。

ソロ2作目から、夫となるプロデューサーとの出会いで、上田知華本来のよさが引き出さ れています。5作目の最新作までは、すべて彼女自身の作詞・作曲です。

日々のいろ
HOLY NIGHT TONIGHT

結婚や出産に伴う喜びや悩みを唄った作品ができるようになりました。歌手もファンも同じ ように歳を重ねていけたら、それが自然な関係だと思います。

おやすみ

夫の音楽館

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