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元来、省エネ調理器は燃料を節約する経済性の観点から重要でしたが、現在では環境問題
を考える上でも見逃せません。
小やかん省エネ調理器でもなんでもないって?まあ、そうかもしれませんが、まずは調理する分量を必 要最小限にすることです。二人暮らしだと、お茶を飲むのに必要な分量だけのお湯を沸かす には、これで充分です。
扁平やかんもっとたくさんのお湯を沸かすにはこれ。新しいやかんを買う時に、「なるべく平らで底の面積 が広いもの」という夫の要求を受けて、妻が通信販売で見つけてきました。コンロからの熱を なるべく広い面積で受けとめるべく、弁当箱に取っ手と注ぎ口を付けたような、まったく要求ど おりのデザインです。
圧力なべご存知、なべの内部を高温・高圧に保つための力ずく、物量投入主義の戦略です。加熱後、 放置すればよいので、ガス代の節約、CO2排出削減になります。安全弁から噴出す蒸気と、 調理後ふたをとるときのスリリングな感覚、放置後も内部で沸騰を続けるパワーがたまりませ ん。しかし、本体もふたも重いので取り扱いは大変。また、高圧に耐えられる肉圧構造のため、 なべ自体を熱するのにエネルギーが必要です。
クリスタルなべ(無水なべ)圧力なべのコンセプトを、もっと手軽に実現したのがこのなべ。ふたの周囲が本体に密着す る構造で、材料から発した水分がふたと本体との間でシールドの役目をします。本体も、ステ ンレスとアルミの5重構造で、熱伝導と保温性を高めています。蒸気でシールドされた後は、 弱火で調理すればよいため省エネになります。また10分程度なら保温機能を活かして、放置 したままの調理も可能です。
はかせなべ最近わが家に登場したのがこの不思議ななべ、工学博士の小林寛早稲田大学理工学部教授 の発明による「はかせ(博士)なべ」です。そのスカートをはいた姿は、ナチス・ドイツの戦車 (といっても知らない人には判りませんね)のようで異様です。 いつものように、妻が通信販売で購入したのですが、最初は説明されても仕組みがよくのみ こめませんでした。ポイントは、スカートの円周がなべ全体を支えていて、本体の底面はごと くや調理台に接触しないということです。 実際使用してみると、ガスコンロの火炎がスカートに誘導されてなべの側面に回りこんでいる のが判ります。底面と側面全周からの加熱を受けて、確かにお湯の沸騰などは速いです。保 温時は、平らな調理台の上に置き、スカート上面開口部となべ上面を覆う保温用ふたをしま す。こうすることで、なべの底面・側面・上面が高温の空気層に覆われて、内部の温度低下を 遅らせます。保温調理は、1時間まで対応しています。
はかせなべは、沸点以下の低温調理がおいしい料理を作る上で有効だとしている点で、圧 力なべと異なります。このため、高速加熱した後は煮立たせず、80℃前後で保温するように できています。 しかし、なべばかりこんなにあっても、問題は料理する人の腕なんですけど...、ガンバリま す。 |