ADSL開通

2002年1月6日(日)

世の中はブロードバンド時代。昨年、各プロバイダ―のADSL接続料金値下げ競争が激化、この機にわが家もADSLへ移行することにしました。

無料プロバイダー のところで紹介しましたように、我が家のインターネット接続にはこれまで Shes.net などの無料プロバイダーを利用、NTTの通信料が i・アイプラン3000 で3,000円/月(7,500円/月分の通信可能)かかっていました。この他、今までの資産(メールアドレス、ホームページ、英会話サークルのメーリングリスト)を継承する必要から @nifty お手軽 5コース (950円/5時間/月)を維持していました。まあこれと同額程度で、常時接続の高速通信が可能になればしめたものです。

高速通信といえば、ADSL以外にもCATV(ケーブルテレビ)や光ファイバーがあります。夫の職場の同僚も、CATVで快適なインターネット環境を実現しています。当地で利用可能な 横浜ケーブルビジョン のサービスは、 料金 から考えると初期費用が高い。やはりCATVのインターネット・サービスは、テレビのサービスが必要な場合でないとメリットが少ないようです。そして、致命的なのは戸数567の大規模マンション故に、CATVを導入するためには住民総会の決議が必要なこと( こちら 参照)。これは、NTTの光ファイバー通信サービス Bフレッツ でも同様。マンションタイプの加入条件を満たすだけの契約者を集められるかどうか、あるいは専用線を引いても見合うだけの需要があるかどうか、当マンションでのブロードバンドへの取り組みはこれからです。

というわけで、当面はADSLでプロバイダー選びです。NTTの フレッツ・ADSL で、プロバイダーを選択することもできますが、先ほどのような事情で@niftyを継続することにしました。

次は、ADSL業者選びです。@niftyの回線事業者のページ( こちら )を見ると、料金が安く一番上に記載されている イー・アクセス を選んでしまいました(この掲載方法も事業者の力関係なのでしょうか?)。8MBと1.5MBとで初期費用が大きく違うのは、1.5MBではモデムは買取り、8MBではレンタル(500円/月)となっているからです。 ISDN導入 が2年前で、その時購入したTAがもう引退することを考えると、ここでまたモデムを購入するのは懸命ではありません。

とにかく、11月末にホームページ上から8MBで申し込みました。あとは、開通までにどれだけの日数がかかるか、サポート体制は十分かが気になるところです。世間では双方について、 Yahoo! BB に関するトラブルが問題になっていました。

11月28日付けで、ニフティから「ADSL申込ありがとうございます」の申込み受付確認メール(自動返信でしょう)が来ています。その内容では、開通までのスケジュールは次のとおりです。

  +-------+--------------+-------------+------+
 (1)     (2)            (3)           (4)    (5)
 ←2営業日→← 東5営業日→  ←7営業日→
 ←2営業日→← 西7営業日→  ←7営業日→

(1) お申込み:@niftyへのお申込み
@niftyへ申込内容をいただき、申込受付登録を行います。

(2) NTT適合調査依頼:
開局エリア内にお住まいの場合で、お申込内容に不備がない時はそのままNTTへのADSL回線手配を行います。
※ NTTではADSL回線申込後、回線適合調査を行います。
NTT東日本手配の場合、5営業日
NTT西日本手配の場合、7営業日かかります。

(3) NTT工事手配:
ADSL回線の提供に関して、NTT各局より適合調査の結果を受けて、お客様へ弊社もしくはADSL提供会社からサービス提供可否をご通知致します。(ここでADSL提供会社と工事日程の調整を行っていただく場合があります。)
※ 回線開通までの期間は、概ね下記の通りです。
NTT東日本手配の場合、弊社受付から12営業日
NTT西日本手配の場合、弊社受付から14営業日

(4) NTT局内工事:
NTT局内、および必要な場合はお客様宅内での開通工事を行います。
※ ISDN回線からの変更時は、アナログ回線変更後7営業日後までに局内工事を行います。

(5) ADSLモデム接続:
NTT局内工事日の翌日からADSLサービスのご利用が可能になります。
※ NTT局内工事日までにADSL提供会社からお客様宛てにADSLモデムを送付致します。

すると、12月1日付で今度はイー・アクセスから、次の内容のメールが届きました。

《8Mサービス申請手続き準備中のお知らせ》  

 この度は8Mサービスへお申込み頂きまして誠にありがとうございます。
 お客様にお申込み頂きましたエリアにつきましては、現在当社設備の準備およびNTTへの申請手続きの準備を取らせて頂いておりますので、準備が整い次第お申込み受付順に手続きを取らせて頂きます。
 NTTへの申請手続きを開始した時点で、弊社より再度電子メールにてご連絡させて頂きますので、今しばらくお待ち下さい。

はて? これは、上記@niftyのメールにある「(2) NTT適合調査依頼」をしたということなのでしょうか、それとも私たちの住んでいる地域はまだインフラの整備が済んでいないという意味なのでしょうか? すると今度は、12月12日付で次のメールが届きました。

 この度はADSLサービスにお申込み頂き誠に有難うございます。
お客様にお申込み頂いた内容で、NTTへの開通手続きを開始させて頂きました。追って、NTT適合調査結果を郵送もしくは電子メールにてご連絡させて頂きます。今しばらくお待ちください。

これでやっと、(2)まで辿り着いたようです。いずれにしても、12月1日から@niftyが ADSL割引キャンペーン を始めていたため申し込みが増えていたらしく、工事日を知らせる通知がイー・アクセスから届いたのは、申し込みから3週間後の 草津温泉スキーツアー に行っている間でした。工事日は1月4日(金)午後、開通は1月7日(月)となっています。まあ、年末年始が入るにしろ、申し込みから1ヶ月かかることになります。「工事日までにお客様の方でNTTにISDNからアナログ回線への変更を依頼してください」とのことです。

さっそく、「116」に電話をしてISDNからアナログ回線への変更を申し込み、ついでにプッシュ回線も止めてしまいました(その方が安いというし、いまさら電話で指定席の予約もしないだろうし)。 乗馬体験 の帰りに、秋葉原の ツクモ DOS/Vパソコン館 でLANカード( corega FEther PCI-TXS )を購入、12月26日にモデムが宅配便で届いたので、これで準備が整いました。

ひとつ疑問なのは、最初のメールには「NTT局内工事日の翌日からADSLサービスのご利用が可能になります」と書かれていますが、通知には翌"営業日"の7日となっています。毎日のように、電子メールやインターネットを利用するこちらとしては、何日の何時何分からADSLに切り替えるべきなのか気になります。

ここで初めて、悪名高い「サポートセンター」なるものに電話してみました。最初はイー・アクセスへ電話したのですが、あっさり「契約プロバイダ様のサポート窓口へお問い合わせください」と言われてしまいました。次に@niftyへ電話すると、問い合わせ窓口の切り替え番号を電話機から何回も入力させられたあげく、「電話が混み合ってつながりにくくなております、しばらくしてから...」というテープになってしまいます。しばらくして、電話をかけなおし再び何回も番号入力をして、やっとADSLのサポート窓口に辿り着いても、「電話が混み合ってつながりにくくなております、しばらくしてから...」。結局、問い合わせは諦めました。

そして、工事日当日。おもったより早く、NTTから電話があり「これからアナログに切り替えます」とのこと。これで、2年間お世話になったISDNともお別れです。99年に購入したアナログモデム( こちら 参照)をインストールして、ADSLが開通するまでの間使用することにします。ところが、ダイヤルアップネットワークの設定がうまくいかず、苦労しました。以前できていたことが、いざとなると難しいものです。

翌日、ADSLで接続できるかどうか試してみました。ブラウザでモデムの設定を行わなければならないのですが、モデムの設定画面が開きません。パソコンとモデムはLANで接続されているので、回線の状態には影響されないはずなのですが...。

翌々日の日曜日、再び挑戦しました。結局、...LANカードが正しく認識されていなかったんです。LANカードを差し直して再起動したら、あっさりモデムの設定画面が開くようになり、設定後はあっけなくインターネットに接続できました。

まず、ブラウザを起動するだけで、インターネットに接続しているというのが妙な感じです。通信していることも、通信時間も気にせずにインターネットを利用できるという点で、 コンピュータは通信機器なんだということを家庭でも実感できます。

そして、肝心の通信速度ですが、これは速いというのか、遅いというのか。モデムの通信状況や通信速度計測サイトを参照しても、600Kbpsくらいです。ISDNの10倍ですから以前に比べれば、速くなりました。しかし0.6Mbpsということは、8Mbpsで契約した意味はあるのでしょうか?

まあ我が家のマンション自体が、電話局から直線距離で約2.5km。管理棟に入った本線が3棟ある各棟に分配されて、さらに14階建の各列に分配され、地下から上階の各戸へ配線されていきます。我が家は13階なので、電話線はマンションに届いてからも、こうした長旅の後にやってくるのです。この点を考えると、安定して(切断されずに)通信されるだけでもありがたい気がします。

ADSLに関するサイトを見ていると、思ったほど通信速度が上がらないことに対する悩みや怒りが渦巻いています。8Mや1.5Mという数字は、あくまで好条件下での最高速度だと、契約時の同意書にも書かれています。それでも感情的になってしまうのは、あまりに広告宣伝が見せる夢が大きいからでしょう。そして、今までは同じ商品を購入すれば同じ効用が受けられていたはずが、住んでいる地域や周囲の状況(障害電波が出るような施設があるなど)で受けるサービスに格差が生まれるという、新たな事態に戸惑っているのだと思います。

高校時代の放送部員からすれば、こんなに長いケーブルで高周波伝送をすれば、通信できること自体が奇跡のようです。21世紀のデジタル時代に、再び回線の質が問題になろうとは思いませんでした。しかし、まもなくこれらもまた新技術に取って代わられ、今回レンタルしたモデムも返すことになるのでしょう。

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