デジカメ更新
Nikon COOLPIX 2000

2002年11月1日(金)

Think Tank Mitakesan Hiking 」と「 犬を見に行ったズーラシア 」のページから、写真の質が微妙に変わっていることに、お気付きでしょうか?

ホームページ開設時(1998年11月)の最初のページ(「 北海道に行ってきました 」) は、一眼レフカメラの写真をスキャナーで取り込んだものでしたが、2回目更新以降はデジカメのデータを使用しています。

Kodak DC210A Zoom
これまで、ホームページ作りを支えてきてくれたのが、「 Kodak DC210A Zoom 」です。購入以来4年、苦労を共にしてきたというか、カメラが苦労してきました。

スナップショットを主にしているので、シャッターチャンスを逃さないように、ハイキングなどでも片手に持ったまま歩きます。「 早春の三浦半島思いっきりウォーク〜城ヶ島公園コース〜 」 では、転んだ時に思わずカメラを持った方の手、というかカメラをついてしまい、手は無事でした。三脚への取り付けが不十分で、そのままアスファルトへゴッチンと落ちたことも。スキーの時は、ポケットに入れて滑っているので、転倒すれば夫の下敷きになります。それでも、グチ一つ言わずに一所懸命働いてくれました。メモリーカードの蓋が取れてしまいましたが、機能に支障はありませんでした。

しかし、今年になってからは、不具合も目立ち始めました。まず、ズームレンズのガタ付き。ズーミングの途中で引っかかるような感じがします。さらに、目一杯までズーミング(レンズを縮める方向)すると、そのまま収納位置までレンズが入ってしまいます。DC210A Zoomはレンズカバーがないので、知らずに撮影すると当然ピンボケの写真になります。

また、電源を入れてからの起動、撮影後のメモリー記憶、次の撮影準備、それぞれに以前より時間がかかるようになりました。しかも、10回に1回ほどは、メモリー記憶中にハングアップしてしまいます。電源ボタンも作動しないので、電池ボックスの蓋を開閉してから、電源を入れなおします。当然、最後に撮影した画像は保存されていません。

こうなっては、仕方ありません。大切に使えばまだまだ働けるDC210A Zoomですが、この辺で交代してもらうことにしました。

デジカメ選びのポイント
今回は買い替えなので、今までDC210A Zoomで気に入っていた部分を残しながら、不満に思っていた部分が解消されるような機種を選んでいくことにしましょう。さて、4年間の技術の進歩、商品の変化はどのようなものでしょうか?
  1. 広角レンズ
    DC210A Zoomのレンズは、29〜58mm相当(35mm換算)の2倍ズームレンズで、広角側によっています。このため、望遠らしい画像はほとんど撮れませんでしたが、車内やパーティー会場など引きのない(被写体から離れられない)場所でも、広角で人物を撮影することができました。

    しかし、現在のデジカメでは、28mmといった広角レンズは一部の高級機にのみ採用されているだけで、ほとんどのカメラが38mmからのズームレンズとなっています。

  2. ズーム
    ズーム倍率は、3倍が普通です。高級機には、4倍、6倍といった機種もありますが、スナップショットを主体にするのであれば、高倍率の望遠は三脚を必要とするので不向きです。28mmから115mmまでくらいの4倍ズームがあれば、使いやすいのですが。

  3. 操作ボタン
    DC210A Zoomは、撮影状況に合わせて、フラッシュの発光状態や露出補正をすることができますが、プッシュスイッチのため電源を切るとリセットされてしまいます。また、操作中も液晶画面で状態をチェックしなければなりません。これらが、「逆光」や「雪景色」に対応したダイヤルになっていれば、同じ状況で何度電源を入切しても操作が楽です。

    それから、これはオマケですが、DC210A Zoomの電源スイッチは、シャッターの隣にプッシュ式のものが取り付けられていたので、「撮影するつもりで電源を切ってしまった」という笑えない間違いが起こりました。これは、観光地で撮影をお願いする時によくあって、電源を入れ直してもう一度お願いする時の間の悪さといったら...。さすがに評判が悪かったらしく、次モデルで電源スイッチは背面のスライドスイッチに変更になりました。

  4. 画素数
    デジカメの宣伝では、「高画質XXピクセル」と高画素数を謳ったものが多いのですが、ホームページ用の写真を撮影するのなら、結局30KB程度のファイルに圧縮してしまうのですから、DC210A Zoomの103万画素で十分でした。

    大きく撮った画像の一部分を切り取って拡大するといった利用方法を場合を除いては、高画素数のファイルは、メモリーカードの容量を余計に消費する、撮影後の記憶に時間がかかる、といった点で扱いづらいものです。高性能プリンタを使ってA3版用紙に印刷するのなら、400万、500万画素が必要なんでしょうね。

  5. バッテリー
    リチウムイオンバッテリーの方が性能はいいのですが、単3乾電池4本仕様なら今までDC210A Zoom用に使っていたニッケル水素充電池を利用できます。また、万一出先でバッテリー切れを起こしても、アルカリ乾電池を購入して撮影を続けることができます。

  6. メモリー
    コンパクトフラッシュなら、今まで使用しているカードリーダー( ハギワラシスコム HBC−UC1 )がそのまま利用できます。

  7. 価格
    価格帯は、エントリーモデルから選ぶことにします。性能を求めて高級機を選べば、価格が高くなる他、大きくなったり重くなったりしてスナップショットには不向きです。また、ポケットに入る大きさであれば、それ以上に小さかったり薄かったりする必要もありません。そうすると、DC210A Zoomがそうだったように、エントリーモデルのお買い得品が、最もコストパフォーマンスが高いことになります。

Nikon COOLPIX 2000
というわけで選んだのが、 Nikon COOLPIX 2000 。ニコンのエントリーモデルで、価格はヨドバシカメラ横浜西口店で表示価格24,800円からさらに1,500円引き。使用してみた感想は、次のようなものです。
  1. 軽量ボディ
    DC210A Zoomの電池を除いた重量が320gで、COOLPIX 2000は同じく190gと、130gも軽くなりました。ハイキングなどで、片手にDC210A Zoomを持って1日中歩いていると、翌日には手首に違和感があるほどでしたから、130gの減量はありがたいものです。

  2. 光学ファインダがない
    コストを下げるためには、光学ファインダを削除することもしかたなかったのでしょう。これについては、かなり悩んだのですが、DC210A Zoomを使用していてもファインダと実撮影範囲とのズレは感じていました。結局、液晶モニタで確認しながら撮影する方が確実です。

    気になる点は、

    1. バッテリーが持つか
    2. 明るい場所でモニタが見えにくくないか
    ということですが、aについてはバッテリー残量少の警告は出るものの、64MBのメモリーカードを使って無事100枚以上の撮影を終了しました。bについては、念のため LCDフードHL-CP11 を購入しました。

    しかし、光学ファインダのない問題点は、もっと別のところにあったのですが、それについては後述します。

  3. 起動時間・撮影間隔
    電源スイッチをONにしてから、撮影可能になるまでの起動時間は、演算素子の進歩があるのでしょう、DC210A Zoomに比べ短縮されて快適になりました。

    撮影から次の撮影が可能になるまでの時間も短縮されましたが、これには撮影した画像データを処理して記録する時間が含まれるため、画像素子数が増えて大容量のデータを記録するようになると、結局撮影間隔は長くなってしまいます。

  4. モードダイヤル
    オート・逆光・夜景・雪景などの各種撮影モードや再生モードを、カメラ上部のダイヤルで選べます。便利なのですが、困った点はダイヤルが知らないうちに動いてしまっていることがあることです。まあ、カバーもせずにポケットに入れているので仕方がないのですが、いざというシャッターチャンスのためにしていることが仇となって、電源を入れてシャッターを押そうとしたら、さっき撮った写真がモニタに映ったなんてことになります。

  5. ズームレンズ
    予想はしていましたが、やはり広角側が38mmというのはチョット窮屈ですね。互いに話をしている距離で、複数の人物を撮影するといったことが難しいです。例えば、グループで話をしている場の雰囲気を、そのままの位置で撮影することが難しく、撮影者が一歩引いてしまうと、他の人は身構えてしまいます。また、何度かこのホームページで登場している、ペアリフトでのツーショットも撮影できないでしょう(DC210A Zoomの広角側29mmだと、腕を伸ばせば上半身から周囲の景色まで写し込めますが、38mmでは顔のアップだけになってしまいます)。

    反面、望遠側は38mmから3倍の114mmまでと、人物モードにすれば背景のぼかしまで入れられます。デジタルズームを利用すれば、さらに2.5倍で計7.5倍の285mm相当の望遠機能(!)なのですが、手ブレを起こすので、三脚なしでは使えないでしょう。

  6. 接写機能
    DC210A Zoomの接写機能は最短20cmでしたが、COOLPIX 2000では4cmまで近接することができます。あまり多用する機能ではないのですが、試しに身の回りの小物を撮影しましたので、写真を載せておきます。

マクロサンプル
オリジナル画像(923KB)は こちら

  1. フラッシュ
    COOLPIX 2000で室内撮影をすると、DC210A Zoomに比べて暗めに写るようです。それは、フラッシュの特性によるらしく、調光範囲がCOOLPIX 2000では0.4m〜2.7m(広角側)、0.4m〜1.3m(望遠側)、DC210A Zoomでは0.5m〜3m(広角側)、1m〜2.7m(望遠側)となっています。カメラのボディがコンパクトになると、発光部の面積をかせげませんから、内臓フラッシュの点では不利になりますね。

  2. オートフォーカス
    COOLPIX 2000は、オートフォーカスです。なんて言うと、今時のカメラならあたりまえだと言われそうですが、DC210A Zoomはパンフォーカスでした。つまり、広角系のレンズを活かして、レンズ付きフィルムのようにピント合わせ不要で、きれいな写真を撮ろうというものです。

    COOLPIX 2000を使ってみて思い出すのは、以前AF機能があまり優秀でない一眼レフカメラを使っていて、なかなかピントが合わずにイライラしたことです。一瞬のシャッターチャンスに限って、ピントが合いにくいものなんですよね。

    観光地での記念撮影などでは問題ないのでしょうが、特に動く被写体はCOOLPIX 2000にとっては苦手のようです。DC210A Zoomでは意識せずにシャッターを切りましたが、COOLPIX 2000ではピントが合ってシャッターを押す間に、被写体が通り過ぎてしまいます。

  3. 手ブレ
    COOLPIX 2000で問題なのが、手ブレです。「それはカメラをしっかり支えていないからだ」「撮影技術の問題だ」と言われてしまえばそれまでなのですが、 DC210A Zoomと同じように撮影していて、COOLPIX 2000だとブレてしまいます。

    原因の一つは、液晶モニタを使用していること。モニタが見える位置にカメラをかざして撮影するため、どうしてもカメラを空中で支えるようになってしまいます。光学ファインダなら、顔にカメラを押し付けて、両腕とで3点支持になるためブレを防止できます。

    もう一つは、晴天の順光でも油断すると手ブレを起こすこと。絞りが2段しかないため、2.8の開放とシャッタースピード1000分の1秒で露出オーバーになると、いきなり絞り7.9でシャッタースピード55分の1なんて組み合わせになります。スローシャッターに対する警告表示があるのですが、被写体が暗い場合のみに対応しているようです。これについては、可能な範囲でシャッタースピードを125分の1秒以上に保てるような絞り値の設定に、改善して欲しいものです。

そして、これは購入前には選択するポイントには入っていなかったのですが、次のような機能があります。
  • 動画
    音声は記録できないのですが、COOLPIX 2000は20秒間の録画機能を持っています。使ってみると、結構おもしろいものです。既に、「 犬を見に行ったズーラシア 」のページでいくつかご紹介しました。元ファイルはQuick Time形式で、Windowsで扱うには再生ソフトやプラグインをダウンロードする必要があります。映像ファイルが20秒で5MBほどになることと電力を消費することから、多用するには予備のメモリーカードとバッテリーが必要です。

    オリジナル動画(4.93MB)は こちら

  • ACアダプター
    今回、COOLPIX 2000を購入するに当たっては、専用のACアダプターを購入しませんでした。ファイルの転送にカードリーダーを使用するようになってからは、DC210A ZoomでACアダプターを使用する機会がそれほど多くなかったからです。

    ただ、ホテルの部屋のテレビで、その日撮った写真を見て楽しむ場合などは必要になりますね。そこで、COOLPIX 2000の側面にある外部電源のジャックを見てみると「DC8.4V」の文字、DC210A ZoomのACアダプターは出力7V、プラグとジャックのサイズと極性は同じ、うまく行けば...ここから先はメーカー保証の対象外ですから、真似しないでください。

    恐る恐る、DC210A ZoomのACアダプターを接続してCOOLPIX 2000の電源スイッチを入れたら、無事起動しました。しかし、下限電圧で作動しているせいか、ズームレンズの動きが心なしかぎこちないような気がします。

いずれにしても、これからしばらくはCOOLPIX 2000と付き合っていくことになります。まあ最終的には、写真のできはカメラマンの腕によるところ大なのですが、これからのホームページに期待してください。

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