涙のPCグレードアップ

4月末に使用中のパソコンをグレードアップ(部品を交換することでの性能 向上)しました。しかし、なぜそれが「涙」なのかと言いますと...。
それまでに
それまで使用していたマシンは、昨年の2月初めに購入したもので、1年と 3ヶ月ほどしかたっていません。これも、買い替えた時には95年夏に買った Aptivaが、2年半しかもたなかったと嘆いたものです。
ちなみに、内容と購入価格は次の通りです。
  • CPU AMD K6 200MHz
  • マザーボード GIGA-BYTE GA586S2 Baby-AT
  • RAM SDRAM 64MB(32×2)
  • HDD FUJITSU 2.1GB U-ATA
  • FDD 2MODE
  • CD-ROM ATAPI 24倍速CDROM
  • VGA S3 ViRGE DX(4MB) PCI
  • サウンドカード ESS 16PnP
  • ケース 標準ATミドルタワー
  • マウス Whale Mouse(PS/2)
  • キーボード 109日本語Windows95対応
    小 計 ¥98,800
    消費税 ¥4,940
    合 計¥103,740
現在では、同等品が¥49,800ですから、1年の時の流れは早いものですね。
変化の激しいパソコン業界で、今春の話題は新型CPUの発売です。Intel社 からはPentiumVが、AMD社からはK6-3が発売になりました。
自動車産業でもそうなんでしょうが、新モデルを市場に投入して、旧モデルの ユーザーの買い替え意欲を刺激するということでしょう。
特に、いままでのマシンの性能に不満があるわけではないのですが、やはり新しい ものは気になります。
K6-3はベースクロックを100MHzにしたSuper7のマザーボードが必要なうえに、CPUに 二次キャッシュを内臓したため、従来のボード上の二次キャッシュを三次キャッシュ として使用するとのこと。
市場には、ベースクロック100MHzオーバー・二次キャッシュ2MBなんてマザーボードも 出現してしてます。
ATX仕様のものがほとんどですが、AT仕様のものもいくつかあるので、現在のケースの ままでもグレードアップできそうです。
これは、とりあえずマザーボードをグレードアップして、CPUが値下がりするのを待てば いいんじゃないか。まあ、ビデオカードはAGP対応のものが必要になるけど...、などと 考えていたのがいけなかったんでしょうかねえ。
トラブル発生
よく妻が、「洗濯機が動かない」とか「掃除機のコードが入らない」とか騒ぐ度に、 僕は「愛情をもって機械に接しないからだ」と言って諭すのですが、今回はパソコンが 僕の裏切りに感づいたようです。
4月27日に帰宅すると、妻が「日中パソコンを使おうとしたら動かなかった」とのこと。 「24日にインストールしたモデムがいけなかったのか?」と、不安にかられながら電源を 入れると、BIOSの画面の後ハードディスクを読みに行ったまま固まってしまいます。
フロッピーから起動するなど戦うことしばし、どうしたのかは忘れてしまいましたが、 なんとか起動することができました。本当なら、ここでメデタシ、メデタシ、となるの ですが...。
ワープロ等の作業の後、インターネットに接続しようとしたら、「モデムが接続されて いません」のエラーメッセージ。???!、そりゃないでしょ、せっかく内臓モデムを インストールしたのに。モデムの検出をしようとしたら...ハングアップ!!!
ここから、長いトンネルへと入って行くのでありました。
真っ暗闇
とりあえずリセットをかけるも、先ほどと同じようにハードディスクを読みに行ったまま 固まってしまい、Windowsは起動しません。こういう時は、怪しいと思われるカード類を はずすことですよね。モデムをはずして再挑戦!なんとか、起動できました。
再びモデムを差し込んで...、この時事故が起きたようです。
マザーボードにカードを差し込む場合、ボードがたわんでしまうことはないでしょうか。 マニュアルや雑誌などによれば、薄手の冊子をボードの下にはさむといいと書いてあります。 しかし、ボードをケースに取り付けた状態では、なかなか難しいところです。
PCIスロット(ビデオカードの隣り)にモデムを差し込んだところ、ボードがたわんでビデオ カードがスロットから浮いてしまったようです。
僕が気がつかずに電源をいれたら、モニターは真っ黒。???。今度は、カードの接続を 確かめて電源を入れましたが、やっぱり真っ黒。血の気が引くというのはこのことで、BIOSの 画面も出ないのでは、手のほどこしようがありません。
How-To本によると、「カードが接触不良のまま電源を投入すると、BIOSがビデオカードを認識 できなくなることがある。別のビデオカードを認識させてから再度起動してみるか、BIOS-ROMを 書き換えることで修復できる」とあります。
さて、困りました。「別のビデオカード」と言われても...、オーディオ関係のジャンク(中古部品) ならいろいろ持っているのですが。パソコンはこれが2台目、しかも自作はこれが初めて。 こいう時に、パーツを交換して問題個所を切り分けるということができません。
「BIOS-ROMを書き換える」って言ったって、画面が真っ黒じゃBIOSセットアップの作業もできない ですよね。ああ、起動しておいた別のパソコンに壊れたROMをセットして、修復セットアップを実行 するということですね。といっても、日本の住宅事情を考えると、デスクトップを2台持ってる人は そうそういないのではないでしょうか。でも、別のマザーボードだけあればいいのか...。やっぱり、 ジャンクは持ってたほうがいいですね。
マザーボード購入
しかたがないので、この際マザーボードを購入することにしました。4月28日の仕事帰りに行って みると、Sofmap横浜店の店頭にはSlot7のATマザーボードは2機種しかなく、定番品の ASUSTeK P5A-B WOA を購入(\12,799)しました。
ALi Aladdin V チップセットは安定性が優れているということですし、2次キャッシュは1MB、 DIMメモリースロットが1本増えたのも○。
PCIバスが3本しかないので、PCIのビデオカードを使うと、PCI拡張カードは2枚しか使えない。 クロックや電圧設定はジャンパピンなのですが、これはGIGA-BYTEのディップスイッチの方が 便利です。
帰宅途中の電車内で、平沼高校放送部時代の友人高木君に会いました。事情を話すと、「モニター かモニターケーブルの異常も疑った方がいい」という、もっともな意見でした。
ビデオカード購入
帰宅して食事もそこそこに、とりあえず、電源、マザーボード、CPU、メモリー、ビデオカード、 キーボード、モニターだけをセットアップ。そして、スイッチオン! 結果は、真っ黒。
こっ、こっ、これは。いったい、僕が何をしたというのですか神様。
接続などを全て確認しましたが、問題はないようです。電源を入れても、CPUのクーラーファンが 虚しく回り続けるだけで、モニターには何も表示されません。モニターの調節機能を確認しても、 「no signal」という悲しい表示です。
画面が映らない以上、何もできません。一応、マザーボードは新品なのですから(新規不良とい うこともありますが)原因から除外して、もしかして接触不良のまま通電した可能性のあるビデ オカードがいけないのか?
こうなると、もう半分ヤケですね。翌29日みどりの日の祝日、雨の中を午前中にビデオカードを 買いに行きました。
ゲームや高度な画像処理をやるわけではないので、ン万円もするような高級品は必要ありません。 また急なことでもあり、できるだけ出費は抑えたい...と、もう値段だけで決めています。
とりあえずAGP 8MBということで、 A-Trend 3DP4020 (\4,999)を購入しました。同じ PERMEDIA 2 というビデオチップを搭載した同等品が、97年末の 雑誌の広告で\19,800となっていますから、1年数ヶ月で価格が4分の1になってしまったことに なります。
しかしこの製品、箱には入っているものの説明書等は一切なく、本体とCD-ROMだけというバルク品 のようなものです。初めて買う人は、やめておきましょう。
さて、家に帰ると昼食もとらずに、また最小限セットアップでスイッチオン。
光と闇
ガーン! モニターには何も表示されません。マザーボードもビデオカードも新品で、この状態という ことは...やはり、モニターの不良なのでしょうか。
そういえば、僕の愛用のTVモニターも購入後10年を経て、最近発色が悪くなってきました。PC モニターは、1年でダメになってしまうのか?!
往生際悪くと言うか、執念深くというか、あちこちいじっているうちに、キーボードをはずして起動 してみることを思い付きました。モニターの不良なら、少なくともスピーカーから警告音だけはする はずです。
結果はみごと成功。心地よい警告音を発して、画面は「Keyboard error of no keyboard present」 というメッセージで止まっています。エラーメッセージがこんなに嬉しかったことはありません。
さっそく、マウスやフロッピードライブを取り付けて、フロッピーから起動できるかどうか試してみ ることにしました。結果は...、またもや真っ黒でした。
もうこれは、次から次へと悪いことが起こる、「家なき子」状態です。
今回のトラブルについては、「○○すれば、XXになる」という、再現性がいまひとつつかめません。 解決策の方向性も見出せないまま夜を迎え、コンピューターメーカーに勤める ひま太郎さん に電話で相談しました。
助言として、「マザーボードがケースに接触して、回路がショートしている可能性がある」とのこと でした。何でもプリント基板が大量生産される時には、大きな親基盤を切り離して製品化するそう で、製品の端の部分の切り口には、金太郎飴の顔のように導通部分がむき出しになっているんだそう です。そうした基盤端がケースの金属部分に触れると、動作不良を起こすというのです。
そういえば、初めてパソコンの自作をしたときに、マザーボードのケースへの取り付けがずいぶん簡 単なものだと驚きました。注意書きには「作業の前には静電気をアースしろ」とか書いてあるのに、 取り付ける時には、金属板にネジで直付けするんですから。もっとも最近の電気製品はプラスチック のケースがほとんどなので、かえって金属シャーシが新鮮に見えるんですね。
できるかな
それならと、いったんマザーボードをケースから外して、Sofmapのビニール袋の上に乗せ起動してみま した。何のことなく、起動しました! フロッピーからの起動も、問題ありません。
ということは、単なる接触不良で1日悩んでいたのでしょうか。すると、キーボードを抜いて起動した 時も、抜いた行為によってたまたまマザーボードの接触が微妙に変わって起動できたことになります。
まあ、そうなれば対策は簡単です。Sofmapのビニール袋を切り取って、マザーボードの裏面と側面を すっぽり覆ってみました。ついでに、PCI・ISAバススロットの裏側にあたる部分に、スぺーサーになる 冊子を挟み込みました。こういう時に、中学時代のプラモデルと、その後の日曜大工の経験が役立ちま す。
こうして、マザーボードをケースに装着し起動すると、真っ黒になることはもうありません。拡張 カードを差して、一件落着のはずだったんですが...。
ソフトランディング
雑誌の特集によると、「マザーボードを交換する時には、旧ボード固有のドライバは交換直前に 削除しておくこと」とあります。今回は、急なことで作業が間に合わなかったため、一度Safe モードで起動して旧ボードのハードディスクコントローラーなどを削除しました。
もう一度Safeモードで起動して、いよいよ新ボードのドライバをインストールをしようとしたとこ ろ、CD-ROMが見えないというよくあるパターンにはまってしまいました。
しばらく、あちこちいじってみましたがしかたがありません、こういう時は問答無用、かねて用意の CD-ROMセットアップ付きの起動ディスクで起動して、DOSモードでドライバCDの中身を全部、ハード ディスクにコピーしました。
しかし、もっとスマートな方法があると思うので、ご存知の方は教えてください。
ビデオカードのドライバもAGP対応のため、Windows95で使用するには、USB.exeを実行したり、パッチ を当てたりと手がかかります。こういう時は、Windows98を使用してた方がよかったと思いますね。
こうして、何とか5月1日には復旧しました。そのまま使用していますが、まだ不安定なところがない わけではなく、いずれクリーン再インストールの必要がありそうです。
おまけ
悪いことは続くもので、プリンタにもトラブルが発生しました。プリンタは、95年夏にAptivaと一緒に 買った、 EPSON MJ-500C で、一昨年末にも故障して修理しています。すでに、性能的にも写真印刷には適応できず、こちらも買い 替えることになりました。
新しいプリンタは、ベストセラーの HEWLETT PACKARD DeskJet 880c (ヨドバシカメラ横浜駅前店にて\32,800) です。これにより、英会話の資料も読みやすいものを提供できるようになりました。

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