モバギ購入

1999年7月9日(日)

NEC Mobile GearUMC-R520

この日、携帯用PCを購入しました。いよいよ夫のPCライフも、モバイル時代へと突入です。

購入の動機

この春、それまで4年間継続していた英字雑誌の定期購読を止めることにしました。理由は、その内容のほとんどがインターネットで閲覧可能であること。また、購入しても1週間ですべて読むことは難しいこと。読んだ後廃棄することは、紙資源のむだになることなどです。

そこで定期購読を止めて、興味のある記事だけをインターネットからダウンロードすることにしました。これなら、雑誌も1誌に限らず、新聞なども閲覧できます。しかし記事を読むといっても、デスクトップPCの前に座ってモニタをにらんでいる訳にもいきません。通勤時間や職場の休憩時間を活用して、読みたいものです。

しばらくは記事を印刷していたのですが、これも手間がかかりますし紙は廃棄しなければなりません。そこで、携帯用PCでダウンロードしたWebページを閲覧することを考えました。

機種の選定

最近は、携帯用PCも小型化が進んで、重さも1kg前後になってきました。どれを選んでも間違いないようですが、それだけに迷います。PC雑誌の特集を見ると、「携帯用PC選びのポイントは使用目的をハッキリさせること」だそうです。今回の使用目的から整理した特色は次のとおりです。
  1. Webページの閲覧とテキスト編集程度ができればよい。
  2. 画面はなるべく大きい方がよい。カラーの方が見やすいか?
  3. キーボードはやっぱり必要、できれば入力しやすいもの。
  4. 電池の寿命もなるべく長い方がよい(あたりまえですが)。
  5. 通勤時にカバンに入れて持ち歩ける大きさと軽さ。
1だけ考えると中古のPCでも十分なのですが、古い機種では2、4、5が満足できない。2と5は相反する要件になります。

Windows CE で選ぶ

1から出た答えは、Windows CEでした。MS-DOSで稼動する携帯用PCもあるそうですが(今になって「HP 200LX」がどういうものか知りました)、ちょっとマニアックなので手に負えないようです。Windows CEには、次のようなメリットがあることがわかりました。
  1. ハードディスクを使用しないので衝撃に強い。
  2. 電池の寿命が長い。一般のノートPCが2−3時間なのに対し、Windows CEのPCは8時間程度である。
  3. 起動待ち時間が不要(ハードディスクがないのであたりまえですが)。
  4. 作業途中でも電源断が可能。再起動時には終了時の状態が再現する。
携帯用としては、1と2は重要な点です。また3と4は、通勤時の乗り換えなどで、PCを出し入れする時に便利です。

結局、次の点を考慮して「 NEC Mobile GearUMC-R520 」を購入(ヨドバシカメラ横浜駅前店で85,000円)しました。

  • モニタは、640x240ドット・65,536色で画像入りのWebページも表示できる。
  • キーの大きさ(「キーピッチ」って言うんですか?)が、16mmと入力しやすい。
  • 電池寿命は、10時間と十分。
  • 内臓モデムは、5,600bpsと高速。
所有者の間で、Mobile Gearは「モバギ」と呼ばれているそうです。

モバギの使用感

肝心のWeb表示についてですが、購入前から心配していたとおり、ダウンロードしたWebページのオフライン表示は思ったようにできません。 Windows CE付属のブラウザPocket Internet ExplorerはInternet Explorer4.0までと同様に、Tenporary Files内のページ間や画像へのリンクが必ずしも保持されないためです。

また、内臓モデムでのブラウジングも、モデムは高速なのですが画面表示が遅いために、あまり実用的でないことがわかりました。やはり、モデムは電子メール用と考えたほうがいいみたいですね。

そこで、デスクトップのInternet Explorer5.0でダウンロードしたページを保存して、モバギに転送することにしました。雑誌によっては、ページ内の記事の横幅が640ピクセルを超えているため、転送前に編集しておきます。こうするとモバギのモニタでも、横スクロールせずに読むことができます。デスクトップで保存したページは、そのままデータベースになります。

メモリは16MBで、初期設定ではそのうち8MBをOSとアプリケーションに、残りの8MBをユーザー・データーの保存に使用しています。一見少ないようですが、付属アプリケーションがインストールされた状態でプログラム領域が約6.3MB使用済み、現在雑誌14ページとこのホームページのほとんどを保存してデータ領域が約4.6MB使用済みです。

テキスト編集については、タッチペンの快適さを発見しました。特に中高年者がPCを使う上で、マウスの操作がハードルになる場合も多いようですから、液晶モニタが普及しつつある今日、タッチペンによる入力インターフェースももっと普及すればいいと思います。

そして、なんといっても起動と終了の手軽さが気に入りました。電源を入れれば、すぐに作業を継続できる点は新鮮な驚きです。また、終了時も電源ボタンを押すだけです。「Windowsが正常に終了しませんでした」と言われることもありません。いつの日か半導体の技術が進歩すれば、一般のPCでも実現できるようになるでしょうか?以前テレビが起動時間を競ったように、PCも「タッチポン」の時代が来ることを願っています。

参考にしたページ
マイクロソフト Windows CE ホームページ
Windows CE FAN
どりあんの「WindowsCE関連リンク集」

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