Windows XP 導入

2002年2月3日(日)

発売から約2ヶ月、我が家のパソコンにソフトや機器が導入されるには異例の早さです。だいたい、パーツは時期製品が出て値下がりした頃購入した方がお買得だと思っていますし、ソフトは一定期間が過ぎてバグが修正されてからの方が安心だと考えているからです。

もっとも、OSについてはそれほど深く考えてのことではありません。1995年の7月に購入した初めてのパソコン(IBM Aptiva)は、Windows 3.1 のプリインストールモデルで、この時は秋に Windows 95 が発売されることなど知りませんでした。Windows 95に更新したのは97年になってから OSR2 のOEM版で、Windows 98に更新したのは99年のSecond EditionのOEM版です。Windows2000は、雑誌のオマケについていた評価版をインストールしたところ、たびたびメモリチェックでコケてしまうので導入をあきらめました。

Windows XP を今回導入することにしたのは、次のような背景と XP のメリット(前評判)があったからです。(「 Windows XP Professional の機能 」参照)

去年の夏は気温が高かったせいか、パソコンの動作が不安定でたびたびフリーズ・再起動を繰り返しました。そうでなくても、普段から突然の青画面攻撃には襲われています。
― Windows XP は、「安定動作」が売り物のOSである。万が一、アプリケーション・ソフトがフリーズしても、OSまで落ちることはない( こちら )。

また、ワープロ、電子辞書、データベース、Webブラウザなど多くのアプリケーション・ソフトを同時に起動して作業するので、画面の切り替えがスムーズに行えないことがあります。
― Windows XP はメモリー管理がしっかりしている( こちら )。

ADSLが開通して常時接続が実現した。
― Windows XP は、簡易ファイヤーウォール機能もあり高速インターネットに対応している( こちら )。

一応、現在のマシンは システム要件 をクリアしています。しかし、 Pentium 4との親和性 で「ウィンテル」戦略を説くマイクロソフトと、性能の高さを強調する AMD 。いずれにしても旧世代のCPUユーザーとしては、導入後にスペック不足になる不安もありました。

ソフトは、Professional OEM版(Plus!付き)を 乗馬体験 の帰りに、秋葉原の ツクモ DOS/Vパソコン館 で256MBSDRAMと一緒に購入。導入はクリーンインストールを実行しました。というか、OEM版ではクリーンインストールしかできません。インストール前にワープロなどのファイルのバックアップをしておくのは言うまでもありませんが、今回はセットアップCD-ROMのプログラムを使って、メールソフトとインターネット・ブラウザの設定もバックアップしておきます。

BIOSの設定をCD-ROMから起動にして再起動をかけると、Windows 2000 (評価版)と同じようなセットアップ画面が現れます。実行していくと、インストール先のパーテーションを選択する画面が現れます。慎重にWindows 98 がインストールしてあったパーテーションを選び、NTFSでフォーマットします。

あとは、部屋の掃除をしている間にインストール作業は進んでいきました。フォーマットが終わって、プロダクトID、名前、地域、時間と、お決まりの入力をします。これで、インストール作業が続行します。部屋の掃除も続行していたら、いつのまにか「ユーザー名」を入力する画面になっていました。ネットワーク・コンピューターだという意識はないのですが、毎度のように「Temple」と「Beth」にしておきました。パソコンからメロディが流れて、Windows XP の初期画面になりました。ここまで30分ほどだったと思います。ほんとうに、あっけなくインストール作業は終了しました。使用しているディバイスが古いせいでしょうが、マザーボードのチップセット、ビデオカード、サウンドカード、LANカード、プリンタ、カードリーダ、すべてディフォルトのドライバでクリアしてしまったことになります。

さて、Windows XP を使い始めるのですが、まずはデスクトップの変更から。Windows XP は従来のデスクトップを廃して、スタートメニューに機能を集中したことが特徴なのですが...やはり慣れたものの方が使いやすいですね。ここは、「草原」の壁紙やアニメーションを止めて、デスクトップにアイコンを配置できる「クラシカル」の設定にしました。

Windows XP ディフォルトデスクトップ Windows XP クラシカルデスクトップ

同じセットアップCD-ROMのプログラムを使って、保存したバックアップファイルから設定を読み込みます。これで、Internet Exploler のお気に入りや、Outlook Express のメールフォルダ、アカウント、アドレス帳がセットアップできます。ただし、メールルールはうまく移行できませんでした。

次は、巷で話題になっている「 ライセンス認証 」 を行ないます。違法コピー防止の趣旨は理解できますし、作業自体は大したことではありません。ハードディスクの交換などでWindows XP を再インストールした場合は、最認証が必要になります。また、パーツを4つ以上交換すると、別のマシンにインストールしたと認識して再認証を要求されるそうです。しかもこの場合は、電話による認証作業が必要といいますから、ちょっと面倒ですね。

さて、実際に使用してみての感想ですが、ちょっと複雑。

確かに堅牢な構造ですが、クラッシュしない訳ではありません。というか、予想以上によくクラッシュします。それも突然に青画面もなしに、あのWindows Me や 2000 の「カチッ」という動作音を残して、いきなり再起動してしまいます。すると、次のメッセージが表示されます。

「エラーから回復」メッセージ 「レポートを送信」メッセージ

堅牢な構造なのは、その後何事もなかったかのように何度でも起動してくることかもしれません。こうして、何回かレポートを送信してはその度に「24時間以内に回答します」と表示されるのですが、未だに回答はなし。おそらく、メーカー製のプリインストールモデルならこんなことは許されないでしょうから、これはパーツとの相性から来る問題なんでしょうかねえ。ヘルプファイルにあるエラーログを見ると、気がつかないエラーもたくさん記録されていました。

エラーログ

ただし、アプリケーション・ソフトが応答しなくなった場合は、Ctrl+Alt+Del でタスクマネージャーを起動して、該当のアプリケーション・ソフトだけを終了できるようになりました。またエラーメッセージも、評判の悪かった「不正な処理...」に替わって「申し訳ありません...」というような表現になりました。

Windows 3.1 の頃からの16bitのアプリケーションソフトを常用していることも、パフォーマンスを低化させている原因かもしれません。とはいえ、過去の資産をこうして活用できることはユーザーにとってはありがたいことです。うち1つは、インストール時にセットアッププログラムが起動しなかったので、 互換モード でインストール作業を行ないました。

しかし、DOSのバッチファイル(.BAT)はそのままでは機能しません。また、Windows 3.1 のアクセサリである Recorder.exeをWindows 95 や 98 に移植して使っていたのですが、XP 上では一部機能が正常に動作しなくなりました。こうしたマクロ機能が使えなくなってしまったのは不便です。

ドライバーも、前述のように問題なくディフォルトでインストールできるのですが、プリンタは相互通信ができなかったり、ビデオカードは対応しない設定が選択できたり。画面のプロパティで誤って過大な解像度を選択してしまい、画面が見えなくなってしまった時にはあせりました(15秒後には元に戻りましたが)。

やはり、現在のマシンではチョッと荷が重い感じです。高性能の新ソフトが、より高性能なハードの需要を掘り起こすという「キラーソフト」としての使命を、Windows XP も負っているのでしょうか。

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