妻の買物

2002年前半

さて、今年妻は区役所と図書館のアルバイトで自己収入を得て、着々と自立への道を歩んでいます。我が家の財布のひもはもともと妻が握っているのですが、これで妻の 通販生活 もますます加速してきました。今回は、妻が通販で購入したものからいくつか紹介します

金持ち父さん

既に、妻が株式に投資していることは、ご紹介しました。現在、食品と化粧品で3銘柄。利益?...はともかく、株主還元として送られてくる商品券や詰め合わせを楽しみにしています。

こうしたことが可能になったのも、昨年企業が取引できる株式の単位を引き下げたためです( こちら 参照)。このミニ株取引なら妻のような個人投資家でもインターネットで気軽に(チョッと怖い)取引に参加できます。もともとは、乗っ取り屋などから会社を守るために、取引単位の下限が大きく設定されていたらしいのですが、銀行は貸し渋り、個人資産の多くが「タンス預金」になってしまうご時勢では、そうも言っていられません。

そして、にわか投資家の間でベストセラーになっているのが、「 金持ち父さん、貧乏父さん 」のシリーズ。妻も、4冊購入してあります。さらに、キヨヒサ氏考案のボードゲーム「 CASHFLOW 101 」(英語版)まで購入してしまいました。小学生の頃に流行った「 人生ゲーム 」みたいなものですが、ボードゲームを夫婦2人でやるというのもねエ。

ボードゲーム1 ボードゲーム2

ゲームの内容は、給料で元手を作ったら不動産や事業に投資して、それらの毎月の収益金(不労所得)が月々の生活費(教育費、住宅ローンも含め)を上回るようにするのが最初の目標。不労所得だけで生活する目処がたったら脱サラし、「私用ジェット機を購入する」「市長選挙に立候補する」「エイズ撲滅のために研究機関を設立する」など、自分なりの夢を実現するのが次の目標。もちろん途中には、離婚、市況の変化、顧客の契約違反などの落とし穴が待ってます。

しかし、ここでの人生設計は、私たちが親や学校の先生から教わってきたものとは、ずいぶん違いますね。「『いい』学校に入って『いい』会社に就職する」という目標は、見方を変えれば他人に仕えるために努力する ことです。人によっては、「昔の日本の学校教育は国家のために奉仕する人材を育てたが、今の学校は会社のために奉仕する人材を育てている」と揶揄した所以です。確かに、経済状況や若者の価値観の変化で、フリーターや起業家が増加するなど状況は変化してきました。しかし、勤労所得を不労所得の元手にする、生活のためではなく投資の元手を得るために働く、というまでには人々の意識は変わっていないようです。

また、この本やゲームは、決して単身独立して懸命に働くことを勧めているわけでもありません。資本主義は、それ自体に金が金を生むシステムを内包しています。金を使って(投資して)他人を働かせる、他人の労働から収益を得る方法を考えることは、決して犯罪でも不道徳なことでもありません。しかし、そう言われても、明日も、明後日も、来年も、おそらく10年後(があったらいいのですが)も満員電車で通勤しているのでしょうね。

トルマリン

いきなり次は、石ころです。何でも「トルマリン(別名:電気石)」といって、「マイナスイオンを出す」のだそうです。「石がイオンを出す」というのも妙ですが、組成の複雑なケイ酸塩の結晶が、温度や圧力の変化でマイナスの電気に帯電しているとのこと。それで、自分の周囲の空気中からプラスイオンを引き付けるので、結果的にマイナスイオンが増えるらしいです。そしてマイナスイオンは、「精神安定」「新陳代謝活発化」「自律神経調整」「ストレス緩和」などの効用があるというのですが...。

この辺の仕組みとマイナスイオンの効用については、「トルマリン」をキーワードにインターネットを検索していただくと多くのページで解説されていますので、興味のある方は調べてみてください。ちなみに、妻の手首に写っているのは、トルマリンを粉上にして練りこんであるというブレスレッドです。

スチームクリーナー1 スチームクリーナー2

次はお使いの方も多いでしょう、高圧蒸気で汚れを落とす「スチームクリーナー」です。ノズルから噴き出す90度のスチームで、汚れを落とす...というか落ちやすくします。これで、油汚れも水アカも撃退!しかし掃除機ではないので、このクリーナーだけで汚れを落とすわけではなく、スチームを当てた後を乾いた布でふき取っていかなければなりません。このため、水でぬれると困るようなところでは使えません。そして何より、このクリーナーを購入したら、「掃除をする」ことが重要です。

ところで、このクリーナーは「 株式会社シー・シー・ピー 」の「 C-500 」という製品ですが、この会社はホームページでご覧のように玩具メーカーです。ではなぜ、クリーナーを作っているのかしら?会社案内にあるように、オーディオ・家電機器の「株式会社朝日コーポレーション」という会社が経営不振に陥ったところを「 カシオ計算機株式会社 」が支援、しかし経営の建て直しはできず清算( こちら 参照)、ノウハウを継承する形でカシオ計算機の100%子会社としてシー・シー・ピーが設立されたようです。 クリーナーひとつにも、ドラマがありますね。

浄水器

本当に、妻の浄水器好きといったら...。これで、4つ目かしら? 蛇口取付けタイプが2種類に、据え置きタイプが2種類。幸いにもまだ、業務用ビルトインタイプというのには手を出していません。

今まで使っていたミネラル活水器「 生命潮流AS−1 」が、カートリッジの交換時期になったのですが、交換用カートリッジよりも安い浄水器を見つけました。さて環境問題を考えると、よくあるジレンマに陥ります。洗剤でも乾燥剤でも、詰め替え用より製品の特売の方が安い! さあ、あなたならどうしますか?

妻は、安い浄水器を買いました。今回購入した「 R・O・K・A 」は、毎日1回温水を逆流させてフィルターを洗浄することで、約10年間メンテナンスフリーで使用できるといいます。しかし、インターネットの共同購入の形態をとってはいるものの、標準小売価格が35,000円のところ送料込み9,800円というのは、チト安過ぎはしませんか?

製造元の「 株式会社カンキョー 」という会社は、これまた倒産後に社員の力で再建されたという経歴を持っていました。 こちら に、NHK「 プロジェクトX 」並みの物語が紹介されています。とするとこの浄水器、倒産した時の在庫処分品なんでしょうか?

スライサー

何の変哲もないスライサー(フードカッター)ですが、よく切れます。ドイツ・ベルナー社製の「Vスライサー」(インターネットで検索するといろいろな通信販売で扱っています)で、その名の通り刃がVの字型に取り付けてあるので、直角に食材を押し当てるカッターに比べて、格段の切れ味です。

おかげで、もう2回も妻は指を切って通院することになりました。その間、夫が炊事や洗濯をしたり、妻の入浴中に身体を洗ってやったりと、恨みの深いスライサーです。

らくらく

で、今回のもっとも怪しい通販グッズがこれ。

アルバイトを始めてから、妻が肩の痛みを訴えていました。まあ、肩こりは今に始まったことではないので、運動不足だろうと片付けていたのですが、ついに整形外科へ行ったところが、「首の骨に異常がある」との診断。定期的に、牽引を受けることになりました。「首吊り」と呼ばれる治療ですが、あごに掛けた紐で頭を上後方に引っ張るのだそうです。妻によれば「部屋の中の適当な場所に紐を吊るして、首を通して体重を掛ければ同じ効果が得られるかも。そうすれば通院する必要がない」と言うのですが、夫としては仕事から帰ったら遺体とご対面というのは勘弁願いたい。最近は「保険金・・・」で、あらぬ疑いを掛けられないとも限りません。

ともかくそんな訳で、この空気を入れると前方部分が膨らんで、「首吊り」と同じ効果がある「らくらく(株式会社カワショウ製)」という製品を購入することになりました。しかし、これから夏場の暑い時期を迎えて、あまり使うとも思えないのですが。

と、ここまで紹介してきましたが、これらは決して特定の商品の宣伝ではありませんので、念のため。

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