雄冬(おふゆ)
| 増毛町(北海道留萌支庁増毛郡)の南端、日本海沿岸に位置する雄冬。鉄道は無く、バスも札幌から1日1本という、まさに「へき地」であるこの地を訪れたのは、雄冬−増毛間を結ぶ定期航路に乗るためでした。 乗り継ぎの都合で、昼を挟んで2時間ほど滞在した雄冬の町。あいにくの曇り空でしたが、妙に印象ぶかいひとときでした。 |
| 1990年の北海道中央バスの時刻表。札幌バスターミナルから、幌(ぽろ)行の延長という形で雄冬行が1日1往復運転されていた。
当時は特急雄冬行であったが、現在は日本海るもい号となり、増毛を経て留萌ターミナルまでの運転となっている。札幌発9:10はそのまま。 |
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札幌から2時間8分をかけ、雄冬の一つ手前の幌に到着。時間調整を兼ねた小休止をする。
乗客の一人が小用を我慢できなくなり、バス停に併設された便所へ駆け込んだ。 札幌で20人程度いた乗客も、ここでは私を含めて4人になっていた。 |
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札幌から実に2時間23分。終着雄冬のバス停は、国道231号線沿いにぽつんと1本。すぐ脇に荒涼とした日本海が広がる。
このバス停は増毛・留萌方面行の沿岸バスのものだが、朝昼夕で各1便づつ、計3便しかない。時刻は少し変わったが、現在もそのままの便数で残っている。 |
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上のバス停から国道231号線の増毛方面を望む。左は日本海。
昭和57年に雄冬−増毛間が通ずるまでは、この雄冬が231号線の終点だった。 |
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国道231号線に面した「雄冬関所」 急峻な山肌にへばりつくように並ぶ民家の数々。独特の色に風化した板張りは、冬の気候の厳しさを物語る。 |
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きつい斜面を道なりに10分ほど上がると、すでに民家は途切れて雄冬の集落全体を見渡せるようになる。
前方に日本海、後方は雄冬山の風化した岩肌を控え、雄冬の家々は猫の額ほどの場所に寄り集まっている。 |