山の集い(机上講座)のレジメ集&ノート集

机上講座の開催場所・日時は→こちら
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岩登り入門 松浦講師(以下松浦講師は省略) 沢登り入門
沢登りのロープワーク ロープワーク講座
ロープレスキュー入門 セルフレスキュー入門
地図読み入門 スノートレッキングの用具
雪山の用具 ピッケルとアイゼンワーク
雪山のテント生活技j術 深い雪の山
雪山のロープワー
陽春の雪山登山 吉井講師 アイスクライミングの基本技術 和田講師
渓谷ハイク 武内講師 静かな尾根歩き 幡鎌講師
沢登り入門 吉井講師 パッキング入門 吉井講師
ロープの結び方のページに行く 山の理科ノートのページに行く
岩登りノートのページに行く 沢登りノートのページに行く
雪山登山ノートのページに行く 遭難対策ノート(救急医療を含む)のページに行く
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岩登り入門 松浦講師(以下松浦講師の場合は省略)
1、私の知ってる岩登りの歴史
  50年代…マナスル登頂、氷壁、登山ブーム
  60年代…ナイロン撚りザイル、鉄のカラビナ、ハーケン
  70年代…A1クライミング、北壁登攀
  80年代…シットハーネスと確保器(エイト環)、フリークライミング、クリーンクライミング、クラ
        ッククライミング、人口壁出来る、特別な人でなくても一の倉に登れるようになる。
  90年代…ハンガーボルト、クイックドロースリング、ATC、正対から振りへ、樹脂製ホールド
        の人口壁増える
  2000年代…ボルダリング人口が増える、年配者のガイド登攀が一般化
  
2、岩登りの魅力
  人は本来よじ登りたい。ゲレンデは安くて近くて短時間で楽しめる。長いルートは息もつ
  かせぬ面白さの連続。ビレーポイントで景色が楽しめる(岩場に止まっている)。
  
3、岩登りが出来ると便利
  歩くのがうまくなる。縦走路にある岩場に強くなる。登山道が崩れていてもOK。
  自分で自分の安全をセット出来る。ザイルパートナーがいい。かっこいい。
  
4、岩登りを始める人に
  岩登りは安全か(テニスを始めるのとはチョット違う)。ビレーヤーズグレードのこと
  徒弟制度、技術の自己選択

5、岩登りの用具
  @日帰りのゲレンデに行くとき
   運動の出来る服装、クライミングシューズ(大きさの問題)、ヘルメット、ルート図、ハーネ
   ス、カラビナ、安全環付カラビナ、ATC、エイト環、スリング、チョーク、ヌンチャク、ロープ、
   必要に応じてアブミ、雨具、水筒、弁当
  Aクラシックルートに行くとき
   登山用の衣類、靴(運動靴、クライミングシューズ、登山靴、沢靴)、地図、磁石、ヘルメッ
   ト、ルート図、ナイフ、時計、ハーケン6、カラビナ10、ハンマー、ロープ2、スリング10、安全
   環付カラビナ、カラビナホルダー、ハーネス、エイト環、ハンマーホルスター、必要に応じて
   ジャンピングとボルトとアブミとクライミンググローブ、その他の登山用具(ロールペーパー、
   防寒具、雨具、ヘッドランプ、電池スペア、薬、マッチ、メタ(固形燃料)、非常食、行動食、
   現金、筆記用具、ツエルト、登山計画書

6、リードアンドフォローのロープワーク
  ロープをとく、ロープをハーネスに結ぶ、セルフビレー、トップのビレー、ランニングビレー、ビ
  レーポイントの設営、「ビレー解除」「ロープアップ」「ロープいっぱい」、セカンドのビレー、「登
  っていいよ」、「行きます」、ランニングビレーの回収、トップの入れ替わり、トップが   入れ
  替わらない場合

7、懸垂下降
  ロープを投げずに1番に降りる人が袋に入れて持って降りる方法を基本とする。懸垂のロープ
  からビレーを取る。降りたらロープスライドと偵察、2番目以後の確保、落石注意
  
8、登り方
  確かめてから力をかけることをいつも忘れてはならない、静的な動きが基本、バランスクライ
  ミング、ホールドの効かせかた、足の動きの自動回路

9、Tiiiiiiのコンセプト
  持続する山(より高くより困難でなくてより長く)、生活の延長線上の山、マイグレード、


沢登り入門
1、沢登りの魅力
  人は本来野生生活がしたい、春夏秋冬それぞれの楽しみ、世界に冠たる日本の渓谷美、日
  本独特の登山形態、息もつかせぬ面白さの連続

2,沢登りの用具
  上着、下着、ズボン、替え衣類、靴下、手袋、足回り(沢靴or渓流足袋)、脚絆、ハーネス、ヘ
  ルメット、ハーケン類、ハンマー、カラビナ、スリング、エイト環、ロープ、ザック、シュラフ(カバ
  ー)、雨具、ヘッドランプ(予備電池)、マッチ、メタ、水筒、ペーパー、食器、ナイフ、ポリ袋、マ
  ット、地図、磁石、高度計、ルート図、計画書、呼び子、時計、筆記具、記録用紙、お金、非
  常食、嗜好品、薬品、虫よけ、防虫ネット、ツェルト、フライシート、コンロ、ボンベ、トランシー
  バー、ラジオ、ローソク、ボルト、ジャンピング、ライフジャケット、鋸、標識、釣り具、天気図用
  紙                                    *荷は軽くしましょう。

3、遡行の基礎技術
  ゴーロ歩き、へつり、渡渉、滝、高巻、落石、泳ぎ、草つき、藪コギ、焚き火、読図、遡行図、
  ガイドブックや記録の収集

4、遡行技術の熟成を
  懸垂下降、困難な渡渉、雪渓の処理、困難な高巻、沢の中での意志疎通、ビバークポイント
  の選定

5、危険への対応
  増水、鉄砲水、危険な動物・植物、スノーブリッジ、現在地の誤認、など

6、沢登りと岩登りの違い
  ◇山に浸る沢登り(冒険登山の要素、山で和む&山が癒やす、長く深く続ける営み)
  ◇山に挑む岩登り(より困難に挑むアルピニズム、限界と引退、スポーツの要素)


沢登りのロープワーク
1、ツェルトとタープを張る
  @メインロープを使って
    ツエルトとタープ、タープ2枚、タープ2枚とツエルト、
  A棒切れをポールにして。
    ツエルトのみ、ツエルトとツエルトフライ、縦走路のテント場の場合

2、滝のリードと確保
  @トップの動作
   セルフビレー用の支点に簡単に行ける場合、同上支点に二回行くのはめんどうな場合
   ビレー(エイト環グリップビレー,カラビナグリップビレー,肩がらみ,腰がらみ,ごぼう抜き,
   自動的にロックするビレー器具は使わない)、支点を木にする場合の注意、支点を石にす
   る場合の注意、
  Aビレーヤの動作
   セルフビレーをどうセットするか、水流への対応、落石への対応
  B登る順番
   二番目はロープを持った屈強な人、初心者は後の方から、ラストは安定した補佐官が
  C登り方
   ロープウェイ方式、ロープを投げる方式、カラビナスライド、ラビット、ブルージックスライド

3、渡渉とへつりと泳ぎのロープ操作
  @ビレーヤーは下流に
   ごぼう抜きでビレー、流されたらビレーヤーより下流に行く前にたぐりよせる。中間支点をど
   うするか
  A上流と下流にビレーヤーがいる場合
   流れを利用して振り子のように、上流と下流のビレーヤの連携、渡渉者はカラビナスライド
  B渡渉の順番
   ごぼうぬきに備え上手で屈強な人の方が先に行く

4、泳いで突破
   まずは泳げる人にまかせる、ザックを浮き袋に(中に気室を作る)、ザックのウエストベルト

5、コンティニアスクライミング(高巻き、藪こぎなど)

6、ビレー解除の合図が聞こえない場合

7、つりあげシステム
  流されて吊られた、人手がなくてごぼうぬき出来ない、カラビナスライドでもう一本のロープか
  反対側の末端を流す、流された人が新しく来たロープを引く。


ロープワーク講座
実習課題、 @ノット、フィッシャーマンズノット、リングベンド、エイトノット、クラブヒッチ、
          ブルージック、ハーフマスト
         Aショートロープ3人組(コンテの場合&スタッカットの場合)
        *@が出来る人対象にバタフライ、ブーリン、片手クラブヒッチ
演示課題、 @ロープを投げずに懸垂下降、懸垂下降トップのバックアップ
        Aクラブヒッチ連続のセルフビレーとエイト環支点ビレーとトップの交代
        *V字の固定分散、折り返しの支点設営、ルベルソー型ビレー器のテンション解除

<参考資料>Tiiiiiiで使うロープワーク
1、岩登りシングルピッチ
  トップロープクライミング、ATCによるビレー、ヌンチャクのかけ方とクリップの方法、リードク
  ライミング(終了点工作、ロワーダンンと回収)、*流動分散は使わない。
  フリー岩場の裏技(プレクリップ、各駅停車、ごぼうで登る、カラビナ残置で途中撤退)

2、岩登りマルチピッチ
  リードアンドフォローのビレーシステム(エイトノット、クラブヒッチ、フィッシャーマンズベンド、リ
  ングベンド)メインロープでセルフビレー、ボデービレー(下向きビレー、支点折り返しビレー
  (上向き)、支点ハーフマストビレー、セルフビレーへのロープの振り分け、カラビナのかけか
  え、ダブルロープシステム

3、懸垂下降
  ロープを投げる、ロープを投げない方法、確認二つ、エイト環の使い方、エイト環やハーネス
  がない場合、ロープの連結

4、沢登り(安全と早さの問題に加えて水流の影響が加わる)
  @一本のロープで3人以上の人が滝を登る方法
   ブルージック、カラビナスライド、ロープウェイ方式
  A滝の落ち口に止まって後続を確保する方法
   フィックス方式、折り返し方式(含む回収しやすい方式)、支点エイト環グリップビレー、支点
   グリップビレー、肩がらみ、腰がらみ
  B渡渉とへつりのビレーシステム(下流からビレー)
   声の聞こえない時のビレーシステム
  Cコンテニアスクライミング
   ロープで繋がり30メートル程度離れて同時に行動(高巻き、藪コギなどで使用)

5、ショートロープ
  手に四巻(一巻を締める、残りロープは肩にかけるかザックにしまう)、約2メートル離れて
  (上の人のアイゼンに蹴られない距離)、ひげ出し20〜30センチ

6、セルフレスキュー
  ハーフマスト仮固定、エイト環仮固定、ATC仮固定、人を背負う、チロリアンブリッジ、ロープ
  を登る、ツエルトを張る、タープを張る、ポーラインノットプラス止め結び、A1クライミング、単
  独登攀、単独練習

7、救助技術
  繰り出し懸垂、ロープの結び目通過、スリングで人を背負う、ザックとストックで人を背負う、
  ハーネスを使って人を背負う、つりあげシステム(1/2,1/3,1/5,1/7、ヘッドオン、マッシャー)、
  二人懸垂(エイト環2回かけ、ハーフマスト2回かけ)

8、雪山技術
  ツエルト担架、ダイナミックビレー、コンティニアス(輪どうし)

9、困った時に
  投げ縄、ビナイラズ、スリングアブミ、スリング木登り

10、ロープのしまい方、出し方
  なす結び、振り分け、お団子、折り返し、袋詰め、ロープバック
* 陰干しにして袋に入れてしまいましょう。
* 本番ルートに行く前は点検しましょう。


ロープレスキュー入門
1、人を背負う
  @まずは横に寝ている人を背負ってみましょう。
  A二倍長スリングで背負う
  B雨具で背負う
  Cザックで背負う

2、ツエルト担架で運ぶ

3、仮固定
  @エイト環簡易仮固定
  Aエイト環仮固定
  Bハーフマスト仮固定
  CATC仮固定

4、人を背負っての懸垂下降
  @ロープの長さの半分以下の距離を懸垂下降する場合
    マリナーヒッチによる結び目通過
  Aロープの長さ一杯の距離を懸垂下降する場合

5、ロープを繰り出しての懸垂下降
    ロープの結び目通過

6、セカンドがビレー出来ない
  @ロープ一いっぱいでのコンテニアスクライミング
  A単独登攀システム

7、つりあげシステム
  @ごぼう抜き
  A二分の一
  B三分の一(チロリアンブリッジにも使える、トラックの荷台の紐かけに使える)
  C五分の一

8、ロープを登る自己脱出


セルフレスキュー入門
1、私の経験したアクシデント
  18歳…手のささくれ、下痢、捻挫、むくみ、バテル、ホワイトアウト、 19歳…風邪、パーティ
  の分裂、深い切り傷、 20歳…滑落 男女間のトラブル、 21歳…日焼け、雪目、死体の搬
  出、33歳…時間切れビバーク、 34歳…ヘリコプター救助(東尾根)、 35歳…夜間登攀、
  36歳…ヘリコプター救助(尾瀬)、 37歳…ヘリコプター救助(甲斐駒)、 38歳…スキーで
  の骨折、39歳…吾妻の遭難、 40歳…全身虫さされ、41歳…タケイ君の遭難、42歳…右
  膝を痛める、43歳…なげ縄をして脱出、44歳…雪崩に流される、 45歳…老眼の進行、富
  士山で人が飛ぶ、46歳…岩石雪崩、ルート間違えトランシーバー大活躍、 47歳…源治郎
  尾根バテバテ事件、48歳…動く岩に乗って指を切断しそうになる、 49歳…増水で尾根に
  脱出 50歳…源治郎尾根重量オーバーで撤退、 51歳…頚椎症、携帯電話救助、 53歳
  …長雨でグレードの上がった大常木沢、 54歳…豆焼沢の擬似晴天

2、アクシデントの現場で
   落ち着いていますか?そこは安全な場所ですか?
   長いスリングのこと、背負って下る方法各種、ツエルトのこと

3、事故発生の連絡を受けたら
   ノートを一冊用意しましょう。リーダーシップを委譲出来る人が来るまではリーダーシップを
   とり続ける。

4、心がまえ
   シーアップの考え、山といい関係であればそれでいい、出来ることと出来ないことのバラン
   ス、ゆるやかなカーブでのレベルアップ、連れて行く連れて行かれる山は講習会のみ

5、保険のこと
   高額の補償はない、だれが保険をおろす、自己責任


地図読み入門
1、地図の種類
  ・道路地図・二十万分の一地勢図・ハイキング地図
  ・五万分の一(2センチ1キロ、20メートルごと、100メートルごと
  ・二万五千分の一(4センチ、10メートル、50メートル)

2、どこで手に入れる
  大きな本屋、登山用品店、お茶の水内外地図、ネット(ウォッチズカシミール3Dトレッキングマップエディター

3、地図で実習

@西偏約6度の線を引く(旧図郭)
偏角 長さ 偏角 長さ 偏角 長さ 偏角 長さ
6°00′ 38.9mm 7°00′ 45.4mm 8°00′ 52.0mm 9°00′ 58.6mm
6°10′ 40.0mm 7°10′ 46.5mm 8°10′ 53.1mm 9°10′ 59.7mm
6°20′ 41.1mm 7°20′ 47.6mm 8°20′ 54.2mm 9°20′ 60.8mm
6°30′ 42.2mm 7°30′ 48.7mm 8°30′ 55.3mm 9°30′ 61.9mm
6°40′ 43.2mm 7°40′ 49.8mm 8°40′ 56.4mm 9°40′ 63.0mm
6°50′
44.3mm
7°50′
50.9mm
8°50′
57.5mm
9°50′
64.1mm
@西偏約6度の線を引く(新図郭)
偏角 長さ 偏角 長さ 偏角 長さ 偏角 長さ
6°00′ 44.2mm 7°00′ 51.5mm 8°00′ 59.4mm 9°00′ 66.5mm
6°10′ 45.4mm 7°10′ 52.8mm 8°10′ 60.3mm 9°10′ 67.8mm
6°20′ 46.7mm 7°20′ 54.0mm 8°20′ 61.5mm 9°20′ 69.0mm
6°30′ 47.9mm 7°30′ 55.3mm 8°30′ 62.8mm 9°30′ 70.3mm
6°40′ 49.0mm 7°40′ 56.5mm 8°40′ 64.0mm 9°40′ 71.5mm
6°50′
50.3mm
7°50′
57.8mm
8°50′
65.3mm
9°50′
72.8mm

A二百メートルごとに色分けする(虹の七色から偏角の線に使った赤を桃色に、青は水線の色に近いのでなし、紫は水線の色に近いので茶色に、200m緑(ミニ)、400m茶(チャシブ)、600m桃(トロ)、800m橙(ダイハツ)、1000m黄(センキュー)、1200m緑、1400m茶、1600m桃、1800m橙、2000m黄、2200m緑、2400m茶、2600m桃、2800橙、3000m黄(サンキュー)、 
 B地図を折る(付録、地図の保管方法)、見たい所で折る
 C地性線図を書く −−−−△−− =
 D傾斜の概念を図にする
  1ミリ間隔の等高線…1cmで4.0mm上がる斜度(1kmで400m上がる)
   *水平距離の1kmは4cm、等高線40本で400m上がる、1km:400m=1cm:4mm
  2ミリ間隔の等高線…1cmで2.0mm上がる斜度(1kmで200m上がる)
  3ミリ間隔の等高線…1cmで1.3mm上がる斜度(1kmで133m上がる)
  4ミリ間隔の等高線…1cmで1.0mm上がる斜度(1kmで100m上がる)
  5ミリ間隔の等高線…1cmで0.8mm上がる斜度(1kmで 80m上がる)

 E記号の確認
  自動車道路、山道、送電線、橋、断崖、滝、雪渓、三角点、沢

4、コンパスと共に
 ・地図の持ち方…首から下げる、ウェストポーチに入れる、雨蓋に入れる、箱は持たない、
 ・コンパスの持ち方…首から下げる、ずぼんのポッケに入れる、ヤッケのポッケに入れる。
 ・高度計…なるべく持ちたいものです(カシオ、スント)。
 ・休憩時間ごとに地図を見る、立ち止まって見る(進行方向決定&山座同定)
   縮図法、北北西に進路をとれ、シルバコンパスの可動リングを使って(枝尾根の方向確認、枝沢の流入方向確認、山座同定)
 ・ホワイトアウトの中で(特に下りは難しい)
  北北西に進路をとれ方式、尺取り虫方式、二人組方式、確実な目標に向かう(道、山頂、川)、コンパスベアリング、踏み後を追う、

5、その他(歩くだけなら使っている技術はハイキングと同じ、でも使うかも知れない技術は格段に多い)
  ペンキ、ケルン、踏み跡と(踏み後のパターンが変わる時)、雪面のトレース、
  赤ビニールテープ、赤布、ロープ、小さな鋸と竹、
  ヤブコギの原則(尾根の頂点を行く、出来れば南面から登り北面を下る)、
  ビバークの用意必携(ツェルト・マッチ・メタ、雨具、水、食料、懐中電灯、小さな鋸、細い紐)


スノートレッキングの用具

1、イントロダクション
  地球温暖化、厳冬期に日本海低気圧や南岸低気圧がやって来る。近郊の山でスノートレッ
  キングがしやすくなる。

2、スノートレッキングの装備
 @夏山装備に加えて揃えるもの
  スパッツ、雨具上下、毛糸手袋、オーバー手袋、耳の隠れる帽子、日焼け止めクリーム、サ
  ングラス、テルモス、ピッケル(又はストック)
  *ストックについての考え方(2本ストックか1本ストックか、長さはどうする)

 Aコースによって揃えるもの
  ブーツカバー(スタッフバックを利用、軽登山靴で奥日光の寒さに対応出来た)
  六本爪アイゼン(爪の数が多い方が雪面のグリップ力は増します)
  スノーシュー(山岳スノーシューが優れています)
  ワカン(浮力は乏しいけれど、軽い、3月下旬以後のしまり雪に有効)


雪山の用具 *太字は無雪期と共用です。
0、Tiiiiiiの冬山(雪山)
   Tiiiiiiの入会案内前文にある「四季おりおりの生活の延長線の山」に冬も入りますが、
  「冬山」というのは山に行く者にとって特別な響きがあります。かっては「冬山に登る」=危険
  ・えらい・プロの領域」という図式があり、普通の登山者は冬山を楽しむことをあきらめてい
  ました。
   しかし、冬山というのは、烈風さかまくアルプスや谷川岳だけではないはずです。静かな
  尾根のハイキング(地図読み山行)もあればスノートレッキングもあり、もちろん冬季登攀や
  アイスクライミングがあってもいいわけです。もっとも夏と違って、気象上の危険度は高まり
  ますから充分な準備・心構えが必要なことは言うまでもありません。Tiiiiiiの冬山はお
  そらく「冬山」でなくて「冬の山」なのだと思います。「冬の山の楽しみを存分に味わうこと」が
  コンセプトではないかと思います。(2006年11月の吉井講師による机上講座「冬の山」のレジメより)

1、着用
  スボンシャツ下着、帽子、靴下山靴、ヤッケ&オーバースボン(雨具上下)、目出帽
  子(またはフェイスマスク)、オーバー手袋、手袋、スパッツサングラス地図磁石
  金
時計ナイフ行動食

2、ザックの雨ブタに
  ティッシュヘッドランプ電池スペアビニールテープライター、日焼け止めクリーム、
  その他の薬自宅の鍵計画書

3、ザックの本体に
  テルモス、防寒具補助ロープ、お弁当、アイゼンのレンチ、ツェルト着替え(非常用衣
  類を兼ねる)
コンロ&ボンベ&小コッヘル

4、歩行用具
  ピッケル、ピッケルプロテクター、アイゼン、赤布
  *ワカン、スノーシュー、スキー

5、行動食(全部あわせて拳固で一握りくらい、凍らないもの)
  一日分の例…チョコレート一かけ、チーズ一かけ、ソーセージ一かけ、カリン糖少々、
  イモケンピ少々、煮干し三匹、アーモンド三粒、乾燥果物少々

6、雪崩れ対策
  ビーコン、スコップ、ゾンデ棒


ピッケルとアイゼンワーク
1、ピッケルとアイゼンの選び方
  ピッケル…ピックやブレードの形、シャフトの長さ、持ち易さ
  アイゼン…爪の数、用途と形状、ワンタッチ式とバンド式
  一本ストック…長さ(ピッケルぐらい)、形(T字形)、ジョイント部分(ネジ式でない方がよい)
  二本ストック…長さ(スキー用ぐらい)、形(I字形)、ジョイント部分(ネジ式でない方がよい)

2、ピッケルとアイゼンの使い方
  ピッケルの持ち方
  ピッケルバンドの種類(リストバンド、肩掛けバンド、リストループ)
  静加重静移動、二点確保
  カッティング
  アイゼンをどこでつける(森林限界内で)
  フラットフッティング(登り、下り、トラバースの足運び)
  参考までのフロントポインティング
  アイゼンを引っかけない工夫…二本の線路、方向転換
  耐風姿勢

3、滑落停止
  滑り出す前に止めなければならない
  それでも滑り出した時
     足が下、背中で滑っている場合
     頭が下、背中で滑っている場合
     頭が下、腹で滑っている場合

4、ピッケルとアイゼンの使い方アドバンス
  穴掘りの用具、ナタの変わり、確保の支点(スタンディングアックスビレー)、氷や雪壁の手
  がかり、など

5、ピッケルとアイゼンの代用品
  尖った石を持つ、杖を拾う、ストックを持つ、砂をまく
  *軽アイゼンはどこまで信頼出来るか

雪山のロープワーク
1、テントの張り綱をフカフカの雪に留める方法

2、弾性確保と制動確保について
  途中に支点が無ければ1メートル落ちるのと10メートル落ちるのは同じ
    支点を守るための制動確保

3、スタンディングアックスビレー
  実習してみましょう。

4、コンティニアスクライミング
  輪通し、大阪方式、ショートロープ、30メートル離れてロープにつながる

5、スタッカートクライミング
  支点(デットマン、スノーバー、雪入りスタッフバック、ピッケル、アイスバイル、
  アイスハーケン(スナーグ、イボイノシシ、スクリュー))

6、トップロープでミックスクライミングトレーニング
  ロープを打たないように


雪山のテント生活技術
1、用具
  トイレットペーパー、シラフ、シラフカバー、ビニール袋、サーマレストマット、ポリタン、カイロ、
  テント、コンロ、ボンベ、たわし、ラジオと天気図用紙、ぞう足、トランプ、コッヘル、食器、スコ
  ップ、テントマット、調理器具

2、食料と調理
  テント食の例………ペミカン、野菜味噌、アルファー米、など

3,テント設営
  テント場の決定、雪踏み、防風ブロック、テント袋とポール袋をいち早くテントの中に入れる、
  テントのポールをつなぐ、ポールをスリーブに通す、四隅の固定、張り綱の固定、内張つけ
  (外張つけ)、テントマットを敷く、アイゼンとピッケルを外の目印のある所にまとめて置く

4、テント生活
  雪とり、私物入れ、雪払い、物をどこに置くか、水作り、天気図取り、トランプ、就寝時間の決
  定、雪かき、トイレ、就寝位置の問題、ナイフと懐中電灯と水筒、革靴は抱いて寝る、起床時
  間の決定、寝ている時に寒くなったら、宴会の注意

5、テント撤収
  私物の整理、朝食作り、パッキング(テントの中で)、テントの撤収、ポールをたたむ、テントを
  たたむ、テント袋(大きめに)、ごみの問題


深い雪の山
1、日本の冬の山には世界に類をみないほど雪が積もる
  そのわけは・・・。

*<いきなり実習>雪崩れビーコンで捜索練習をしてみよう。

2、深い雪の山の魅力
  多くの日本の山はなだらかな山容で雪がいっぱい積もり、頂上直下を除いて森に覆われている。

3、深い雪の山に入るための用具
  ワカンジキ、スノーシュー、スキー(山スキー、クロカン、テレマーク)&シール

4、ラッセルのやり方
  @つぼ足かワカンかスノー、シューかスキーか
  Aワカンジキの場合…前の雪を削り落とし、膝でかため、そっと足を乗せる、
  B交代の方法、

5、ルートの取り方
  行った所が戻れる準備をして、赤布ワーク、竹を使う

6、危険を避けるために
  雪崩れ対策、雪庇、シュルンド

7、適期・エリア
  いつ、どこに、だれと、どの用具を使って

8、付録、雪洞のこと
  @どういう時に掘るのか…ビバーク時、岸壁登攀時、長期縦走時、トイレ、倉庫
  A特徴…暖かい、換気が悪い、時間と労力がかかる、湿度が高い
  B適期・エリア…2〜3月・豪雪地帯
  C場所…雪崩の心配のない所、雪が多量にある所(森林帯、山頂、稜線)
  Dタイプ…縦穴、横穴、ネズミ穴、イグルー、イグルー+横穴
  E道具…ノコギリ(木を切る)、スノーソー(雪を切る)、スコップ、シート、ビニールシート、コンロ、
        ゴアテックスシラフカバー、サーマレストマット、ヤッケ、オーバースボン、オーバー手、
        ローソク、ビニール袋、赤布、ツェルト
  F堀りかた…場所の選定、入り口部分を下げて、ブロック切り出しのコツ、ブロックの運搬、天井
        を丸く、目印、防護壁(是非に諸説あり)、居室は入り口より高く、作業は交代で、棚作り
  G注意事項…雪崩、滑落、衣服を濡らす、シラフを濡らす、火事、酸欠(ローソク立て)、外に出
        した物の紛失、スコップは中に、天井が落ちる、天井は下がって来る、外部との隔絶、
        ベンチレーター(諸説あり)


陽春の雪山登山 吉井講師
1.まずは楽しい話から(陽春の雪山登山)
(1)3つの雪山
  10月後半〜12月初旬:「雪舟の山水画・黒と白」
                 〜これから日も短く、寒く、雪も深く、「寂寥(せきりょう)」
  12月中旬〜2月    :「雪の永平寺・白一面」
                 〜本格的な雪山:「厳冬期」「自己鍛錬」「精神力」
  3月〜5月中旬     :「印象派の絵画・柔らかい淡青色の光」=今日のテーマ
                 〜陽の光(陽春)、早春(3月):冬と春の綱引き
                           春本番(4月):春が冬を浸食
                         初夏の兆し(5月):冬の名残

*<いきなり演示実験>気圧の実験、雲を作ってみましょう。
*<いきなり実習>気圧配置図を書いてみましょう。

(2)陽春の雪山(春山)の魅力
  ・広い行動範囲  冬山:深雪をラッセル・冬型で吹雪・早い日暮れ
              春山:締まった雪・南岸低気圧と移動高・日が長い
  ・開放感       冬山:雪山という巨大冷凍庫からのサバイバル
              春山:春に方位された雪の箱庭をエンジョイ
  ・探検気分     冬山:隔絶された人跡稀な地域では命がけ
              春山:人跡稀な地域に入るチャンス・藪が埋没・水が豊富
  ・最後に       春山は行動後のビールが格別!

(3) 陽春の山の顔は様々
  ・3月:まだまだ冬山、基本的には冬山として考えましょう
  ・4月:冬春半々、この時期にどっと雪が溶けます
  ・5月:いわゆる「残雪期」、GWがクライマックス
  ・北アルプス:(易しい)バリエーションルートからの登頂のチャンス
     例:爺ヶ岳東尾根・鹿島槍ヶ岳東尾根・白馬小蓮華尾根など
  ・南アルプス:長期縦走に魅力、3月の池山吊尾根〜北岳はグット
  ・八ヶ岳:登攀から縦走まで幅広い、八ヶ岳東面が(個人的)好み
        サラリーマンの味方(1泊2日が基本)
    例:真教寺尾根、そまぞえ尾根、県堺尾根、天狗尾根(やや難)
  ・谷川岳:難しいルート(一の倉沢など)はやめて、楽しむことがお奨め
    例:天神尾根、西黒尾根、タカマタギ、白毛門、白樺尾根〜朝日岳
  ・まだまだあります(行く所が多すぎるのが登山の悩み)
    例:越後・上信越・日光・尾瀬・奥秩父・(雪が降れば)丹沢・奥多摩

2.天候判断がとても重要
(1)冬型、低気圧(南岸、日本海、二つ玉)、移動性高気圧、なたね梅雨
(2)天気図を書いてみましょう。
(3)雲を作る実験、気圧の実験

3.楽しくても危険がたくさん
(1)事故の要因
  ・転倒滑落→溶けた雪がアイスバーンに、春ゆえの心の緩み
        :アイゼンワーク・ピッケルワークの確認(春の雪訓)
        :スタンディングアックスビレイの習得(春の雪訓)
  ・天候判断ミス→春だから大丈夫だろう→擬似晴天に惑わされ遭難
        :天気図の習得(四季にかかわらず)、天気予報を見る習慣
  ・疲労凍死:春の雪は水分を含み重い→気温が下がり凍結
        :防水処理を怠らないこと、行動には余裕を、軽量化
  ・雪崩埋没:凍った後の新雪は要注意、春が深まれば底雪崩
         :埋まったら生存確率僅少(埋没体験による恐怖感体得必要)
         :雪崩ビーコンの操作の習熟(春の雪訓の必須科目)
         :地形を見る目、危ない谷は早朝に「駆け抜ける」 

(2)事故を起こさないために
  ・死亡事故=登山という趣味を失うこと・再試合の無いゲームセット
  ・仲間を作って情報交換→判断力は相互作用で磨かれます
  ・家族・周囲の理解→家族とのコミュニケーション不足はトラブルの素
  ・ステップバイステップ→焦りは遭難の卵、もはや「記録の時代」ではありません(登山年齢が
   伸びています)、「たかが趣味・されど趣味」
  ・簡単な雪山のリーダーをやりましょう:責任感・応用ステップ
  ・「総合戦略を駆使して困難を乗り越える=雪山の醍醐味」・「リスクを見る冷徹なもう一人目
   の自分」・「雪山遭難ほどバカバカしい死に方はないという自覚」→精神と肉体を駆使した
   ハイレベルな知的ゲーム


アイスクライミングの基本技術 和田講師 2003.1/28
1、はじめに
 アイスクライミングは、アルプスやヒマラヤのような氷河が存在する所を登礬する技術として開
発されたが、日本では、登礬途中に氷河が現れるような状況がないので、主に冬期の沢や滝を
上る技術として発展してきた。

 雪にしても氷にしても平面や緩やかな斜面をアイゼン歩行する場合は、フラットフットが基本だ
が、斜度が増すにつれてフラットフットを保ち続けるためには、足を徐々開いて、がに股にしてい
く必要がある。これが限界に達すると、今度はジグザク歩行するわけだが、下が氷化して堅い斜
面の場合、傾斜が増してくると、アイゼンをフラットに置いて体を安定させるには、体を山側へ倒
す必要がある。そうすると足首にかなりの負担がかかることになる。これでは長い時間歩き続け
るのは困難である。
    
 沢や滝以外でも冬期は、積もった雪が溶解して又凍結したような場合やしまった雪が氷化して
ミックス状態になっている事がある。冬期の稜線上でも岩稜自体が氷に包まれるような状況にな
るか、斜面が氷化しているケースは風の強く当たる場所では、よく見かける光景だ。このような場
所を通過する場合フラットフットだけに依存をしていると思わぬ苦労や、場合によっては動けなく
なったり転落する可能性もある。このようなときにアイスクライミングの技術を知っているのと知ら
ないとでは、山行の質や安全性の面に置いてかなりの違いが出てくる。

 アイスクライミングの基本技術といっても、垂直な氷を上るのではなければ、そんなに難しい技術
ではない。要するに12本アイゼンの出っ歯の部分をいかにうまく使うかである。又ピッケルのピッ
クの部分の使い方も普段稜線で使うのとは、違う使い方が求められる。

2、氷上での基本的アイゼンの使用方法
@氷の急斜面はアイゼンを置くだけでは効かない。
  ・フロントポイント(アイゼンの前爪)はキックすることによって効く。
  ・強い蹴り込みが足場を確保する。  
  ・斜面に蹴り込むと前爪が氷に食い込み二番目のツアッケが氷を支える。
  ・水平に蹴り込むのが理想だが、水平に蹴り込むためにはコツがいる。
  ・斜度が増せば増すほど靴の踵を下げ気味にいわばしゃくり上げるように蹴り込む
  ・踵が上がっているとツアッケの曲がり部分が先に氷に当たるため、氷に刺さらず砕く結果に
   なる。こうなると全然効かない。

A60°位の斜度ならばフロントポイントだけで上ることが出来る。
  ・支点がアイゼンの前爪になるので、体はやや前傾して膝を軽く曲げ、体重が足の先端にか
   かるようにする。
  ・足の位置は肩幅くらいで同じ高さに合わせる。
  ・足を蹴り込んだ後は、靴の踵を下げ気味にして立ちこむ。アキレス腱を伸ばす感覚を持つ。
  ・足場を確保するときは、一歩一歩しっかり見ることが大事
  ・足は手より鈍感なので感覚だけでは効き具合はわからない。
  ・足は小さな歩幅で踏み出す。

3,ピッケルの使用法
   ピックの使い方を覚えよう。
  ・滑落停止以外にも使い方はある。
  ・氷で使う場合は、ピックを打ち込まなければ効かない。
  ・堅い雪の場合は、ピックを差し込んで使う。
  ・ピックは山行から帰ったら研いでおこう。
  ・斜度が浅く足が決まっていれば、ピッケルは石ずちを下にして杖のようにバ ランスをとって
   も良い。

 ここまでが、一般の冬期山行時に偶然に出会った氷化した場所の対処の仕方である。 アイス
クライミングを本格的にやらない方でも冬山を登る場合は以上のような技術を持っていれば、氷
が出てきても安心して通過することが出来るであろう。ただこのような場所は避けて行ければそ
れに越したことはないが。

4、現代のアイスクライミング技術


渓谷ハイク
〜四季おりおりの山を楽しむための渓谷ハイクを中心とした山行計画ヒント集〜

                                          2007年8月29日
                                            武 内 講師

「山登りのうちには谷歩きも入っている。谷は山の一部であるからである。私は山登り
をしているうちに谷のよさがだんだんわかってきた。よい山にはよい谷が必ずある。
その山のよさを知るには,谷からすることが最もよいと思うようになった。」
                           冠松次郎「渓」(中公文庫)まえがきより

● 渓谷ハイク(渓谷沿いの登山道を歩く)
《奥武蔵》
@ 西武線西吾野駅〜不動三滝〜関八州見晴台〜黒山三滝〜黒山鉱泉
   帰りのバスから越生梅林が見学できる。 (2006年3月5日歩く)
A 飯能(バス)さわらびの湯〜白谷沢〜棒ノ折山〜岩茸石〜さわらびの湯
   白谷沢から岩茸石への道ぞいにはカタクリが咲く。 (2003年4月29日歩く)
《奥多摩》
B 氷川キャンプ場〜海沢探勝路〜大岳山〜ロックガーデン〜御岳
   11月中旬以降の紅葉の時期に。 (2002年11月10日歩く)
《奥秩父》
C 徳和〜乾徳山〜黒金山〜西沢渓谷
   シャクナゲの咲く時期に。 (1980年代に歩く)
D 尾ノ内渓谷〜両神山
   ヤシオツツジの咲く時期に。 (未 踏) 
《丹沢》
E 寄〜雨山峠〜ユーシン〜桧洞沢〜桧洞丸
   シロヤシオ咲く時期に。 (未 踏)
《房総》
F 上総湊(タクシー)梨沢〜嵯峨山〜保田(バス)鋸山金谷温泉
   遡行後のスイセン咲く山村は桃源郷。 (2006年2月18日歩く)
※12月の養老渓谷。 (未 踏)
※キンダン川は土砂・倒木に埋まり遡行価値なし。 (2007年1月20日歩く)
《他地域》
G 背戸峨廊(阿武隈高地)
   盤越東線江田駅から周遊4時間。 (2007年7月21日歩く)
H 二口渓谷(仙台)
   二口温泉〜大東岳登山口〜大行沢〜北石橋ピストン 
                               (1999年11月6日歩く)
※西沢渓谷(奥秩父),雲龍渓谷(日光)の氷瀑見学。 (未 踏)

● 一度は歩いてほしい渓谷道
@ 黒部川下ノ廊下(北ア)
   八方尾根〜唐松岳〜祖母谷温泉〜阿曽原温泉〜下ノ廊下〜黒部ダム
                              (1998年10月19〜22日歩く)
A 宮川大杉谷(台高)
   大峰山奥駈道〜前鬼(バス)大台ヶ原〜日出ヶ岳〜大杉谷 
                              (1993年5月3〜7日歩く)
B 四万十川滑床渓谷(四国)
   笹ヶ峰〜伊予富士〜瓶ヶ森〜石鎚山〜面河渓…三本杭〜滑床渓谷
                              (1993年8月24〜27日歩く)

● 大分水嶺の山をめざす
分水嶺とは,雨水が異なる方向に流れる境界のことをいう。
甲武信ヶ岳
@ 信濃川 → 千曲川林道から
A 富士川 → 東沢釜ノ沢から
B 荒川 → 真ノ沢林道から

● 雪渓から登る山
日本三大雪渓
@ 白馬大雪渓〜白馬岳
A 針ノ木雪渓〜針ノ木岳・蓮華岳
B 剱沢雪渓〜長次郎谷〜剱岳
C 石転び沢雪渓〜飯豊連峰 (未 踏)
D 阿武木谷・毛勝谷〜毛勝三山〜猫又谷 (2002年5月3〜6日歩く)

● 源流行
@ 松川温泉〜三つ石山〜八瀬森〜関東沢下降〜大深沢北ノ又沢〜大深岳〜八幡平
                            (2006年9月22〜24日歩く)
 ※滝ノ上温泉〜葛根田川〜八瀬森〜大深岳〜松川温泉 
                            (2001年8月25〜27日歩く)
A 双六谷下降〜金木戸川〜九郎右衛門谷〜黒部乗越〜黒部源流〜伊藤新道〜湯俣
                            (未 踏)

● マイブーム:鈴鹿山地
@ 宇賀渓
  宇賀渓周遊とホタカ谷〜竜ヶ岳〜石榑峠 (2005年10月21日歩く)
A 愛知川流域
  羽鳥峰〜白滝谷〜愛知川本流〜ヒロ沢〜羽鳥峰 (2005年10月22日歩く)
  杠葉尾〜ツメカリ谷〜羽鳥峰〜ヒロ沢〜愛知川本流〜タケ谷
                            (2006年11月2・3日歩く)
  杠葉尾〜仙香谷〜赤坂谷 (2007年秋予定)

● 渓谷ハイクと結ぶ三百名山の登り方
@ 狩小屋沢から至仏山
A ヌクビ沢から巻機山
B 松木渓谷から皇海山(未踏)
C ドンドコ沢から鳳凰三山(未踏)
D 白出沢から奥穂高岳
E ノロ川桃洞沢から森吉山
F 与田切渓谷から越百山(未踏)
G 傾山・祖母山から高千穂峡
H 赤目四十八滝から倶留尊山・三峰山・高見山 ※日本の滝100選
I 恐羅漢山から三段峡 ※島根・広島県の最高峰

参考文献
岳人650号(01年8月号),岳人712号(06年10月号),岳人721号(07年7月号)

● 日本三○○クイズ
【問1】日本三名瀑とは,
ア (和歌山),イ (栃木)と
ウ (茨城)・秋保大滝(宮城)・白水の滝(岐阜)等をいう。
また, 落差日本一は,エ (富山)である。

【問2】日本三大河川とは,
ア (長さ1位,流域面積3位),イ (長さ2位,流域面積1位),
ウ (長さ3位,流域面積2位)をいう。
ちなみに,三大河は,
エ (坂東太郎),オ (筑紫次郎),カ (四国三郎)をいう。

【問3】日本三大峡谷とは,黒部峡谷,大杉峡谷, (新潟)をいう。

【問4】温泉の三古湯とは,
ア (愛媛),イ (兵庫),白浜温泉(和歌山)をいう。
また,林羅山の三名泉は,
イ と,ウ (岐阜),エ (群馬)をいう。

追補
○ 青春18きっぷを利用する 
…交通費は安上り。(1日普通列車乗り放題@2300)
 駅弁の楽しみ。帰りは宴会。
 期間限定
  春:3/1〜4/10,夏:7/20〜9/10,冬…12/10〜1/20
 アプローチに時間がかかる。→ 夜行列車の利用

・ムーンライトながら
東京2310横浜2336小田原031(ここまで乗車券を別途購入)
豊橋410 → 飯田線乗換(南アルプス方面)
名古屋607 → 高山本線(飛騨方面),近鉄線(鈴鹿方面)
大垣655 → 東海道本線・山陽本線等を乗り継いで博多まで移動可能。

・ムーンライトえちご
新宿2309大宮2343高崎113(ここまで乗車券を別途購入)
新潟451 → 羽越本線(飯豊・朝日・鳥海山方面)
さらに,奥羽本線等を乗り継いで北海道木古内まで移動可能。

※JR北海道&東日本パス … 連続する5日間普通列車乗り放題@10000
青森〜札幌間の夜行急行はまなすが乗車できるので,翌日の早朝に札幌に着ける。
18きっぷでは,盛岡〜八戸間が別途運賃必要で,奥羽本線経由でも札幌着は翌日午後。
期間限定(今年度は,7/13〜9/17,11/30〜1/20)
【使用例】7/14上野700宇都宮842−845黒磯935−939郡山1040−1106
福島1153−1200白石1233−1236仙台1325−1340一ノ関1522−1527
盛岡1656−1704八戸1858−1912青森2043−2245(急行はまなす)
7/15札幌607 … 余市岳 … 7/16定山渓天狗岳 … 7/17恵庭岳 …
札幌2200(急行はまなす)
7/18青森535−610八戸816−852盛岡1054−1106一ノ関1234−1246
小牛田1333−1338仙台1424−1502福島1623−1628黒磯1832−1834
宇都宮1923−1925赤羽2056 

○ 夜行高速バスを利用する …リクライニングシートは快適。朝から行動できる。

○ 山行後の温泉は必須条件 … 源泉かけ流しの湯

答え
【問1】ア 那智の滝 イ 華厳の滝 ウ 袋田の滝 エ 称名の滝
【問2】ア 信濃川 イ 利根川 ウ 石狩川 エ 利根川 オ 筑後川 カ 吉野川
【問3】清津峡
【問4】ア 道後温泉 イ 有馬温泉 ウ 下呂温泉 エ 草津温泉


静かな尾根歩き 幡鎌講師
                                                         2007.10.24
●静かな尾根歩きとは・・・

   1) 基本は日帰り、あっても前夜発
   2) 低山のバリエーション・ルート → 非常に高い割合
   3) 雪の積もった冬の低山 → かなり高い割合
   4) 簡単な岩のコース → あまり多くない
   5) 難易度は高くないが、コースの特徴により人の少ない一般ルート
                       → あまり多くない

●静かな尾根歩きを好む人々〜あまり真剣に受け取らないでください (^^;

    1. ある程度山慣れている人
    2. 年齢的には中高年で、お金や時間が豊富ではない人
    3. 本人か山仲間にパソコンを扱える人がいる

●基本的なルートの立案手順

  1. エアリアマップでのコース探し
     エアリアの赤太点線→赤細点線→黒細点線→薄いグレーの点線
                                →線なし尾根筋
  2. 2万5000図
  3. ルート紹介ブックやインターネットによる情報収集

  [注意] ルート紹介ブックやインターネットによる情報収集は一番最後に !

●私のルート探し方法

  ・いいルートが多いのは丹沢、中央沿線、奥多摩あたり。
  ・奥武蔵や秩父は登山道が開発されすぎていいバリエーションルートは少ない。
  ・南大菩薩はいいコースが多いのだが、日帰りでは満足のいくコース取りがで
  きない。
  ・奥秩父は山が深くなり、ヤブやルートファインディングが手強く、リスクが高い。

●おすすめルート

  1. 伝道〜早戸大滝〜本間の頭
  2. 伝道〜蛭ヶ岳〜姫次〜榛ノ木丸
  3. 大長作沢〜三頭山〜大沢山
  4. 滝子山東稜
  5. 真名井北稜〜川乗山〜曲ヶ谷沢

●静かな尾根歩き特有の技術

  ・雪山
    アイゼンは爪が6本から8本のもの→4本は効果に疑問、10本以上は大げさ

  ・岩〜登攀器具は使わない前提(非常用として持つのは別)
    肩がらみ懸垂

  ・ヤブ
     軍手、革手袋、ザックの外に付けたものは中にしまう

●地図読み

  ・2万5千図、コンパス、高度計(付き腕時計)、地形判断
  ・磁北線記入
  ・私の歩くコースは、たいてい踏み跡があり、目印にも事欠かないが、油断は
  禁物。

  ・最近、最も手間取った山行〜宮ヶ瀬湖南方山塊

●ガイドブック

  ・風人社 「誰も知らない丹沢」
  ・新ハイキング社 「静かなる尾根歩き」
  ・山と渓谷社 ビッグフット「ハイグレードハイキング」(絶版)


5月23日、恵比寿区民会館の和室を会場に「Tiiiiii山の集い」が開催され、2
0名を超える参加者があり盛況でした。Y講師の語り部的な話し方は和室の雰囲気にマ
ッチしていい感じの集会でした。以下、Y講師の話しのレジメを掲載します。
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,
沢登り入門 吉井講師 2007.5.24

1.沢登りとは?
 ・ 山の頂上に行く手段の一つ

           ← 縦走 →
     ← ロッククライミング →
         ←     沢登り      →
  スポーツ←                    →旅・冒険

   *ロッククライミングの方がスポーツの要素が多く、沢登りの方が旅・冒険の要素が多い
 
 ・ 日本独特の形態:台湾なんかでもやっていますが、欧米にはありません
 ・ 旅の要素が大きい:焚き火、楽しい食事、語らい、釣り
 ・ 日本国中沢だらけ:ルート数は一生行っても行ききれません
 ・ 引退なし、年齢や社会・家庭生活に応じた楽しみ方
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2.沢登りの魅力
(ロッククライミングとの比較:注 比較のためにデフォルメしています)
 ・考え方
  岩:「より高く、より困難」
  沢:「自然と仲良く共生」

 ・技術
  岩:「ホップ・ステップ・ジャンプ」、「練習あるのみ」、「進学塾」
  沢:「経験が大事」、「本番の中でゆるやかにレベルアップ」、「フリースクール」

 ・ 仲間
  岩:「登攀技術の下手な奴は嫌いだ」、「つっけんどんな体育会調」、「グレード別」
  沢:「上手、下手の定義があいまい」⇒「岩が上手くても藪が下手ならば下手、岩がまぁまぁで
     も微妙な悪場が抜群に強ければ上手」
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 ・ リーダーの資質
  岩:軍隊の隊長、モーレツサラリーマン課長=権威的・教条的
  沢:経験豊かな学校の先生、牧師、和尚=民主的・宗教的

3.とは言っても技術が大事
 ・ 登攀技術:縦走、岩登りの基礎はできて当然→日和田の講習は必須です
 ・ 判断力:岩登りは「単線的」、沢登りは「複合的」→歩き・冬山・登攀などの講習に幅広く出て
  いますか?
 ・ 人間力:最後の頼りは人間力、追い詰められないこと→個人山行で判断力を磨いています
  か?
 ・ 生活力:防水、パッキング、テントサイト、どこでも寝られる「図太さ」

4.沢登りで気をつけるべき危険
 ・ 滑落(スリップ)、墜落、落石で死にます、怪我でも救助が大変→経験が大事、講習会はほ
  んの入り口
 ・ 溺死:案外多いです→泳げることが重要です、渡渉の重要性
 ・ 凍死:沢は夏でも寒いです→服装の工夫、夏でも冬用の下着が有用
 ・ 気象遭難:増水、鉄砲水→天気図が読めますか?
 ・ 虫さされ:変な虫にさされると大変→防虫ネット、防虫スプレー、あぶの出る時期の上越など
  は行かない方が無難
 ・ やけど:焚き火時に注意→酔うと危険、お酒はほどほどに
 ・ 切り傷:薪収集時にたまにある→のこぎりの使い方
 ・ 目をつつく:藪でよくあります→濃い薮にはゴーグルが役立ちます

5.ではどこに行きますか?
    日帰り:丹沢(登攀的、西丹沢は特によい)、奥多摩(森の中)、奥武蔵、など
     一泊:奥秩父(森の中、東沢:登攀的、北面:スケール大)、谷川、上越(秋が最適)
         那須、日光、八ヶ岳(案外いいらしい)、など
  夏の長期:北アルプス(明るい)、中央アルプス(急峻)、南アルプス(どっしり)
  篤志家向:東北(白神、舟形、飯豊、朝日など)、会津、越後(これは難しい!)、屋
         久島、戸隠、北海道(ヒグマに注意)など
  最近注目:台湾、沖縄、など海外

6.最後に
 ・ 仲間が大切(情報交換、一人では行けませんし、行ってもつまらない)
 ・ 生活の一部になればしめたもの
 ・ 沢は山の「応用問題」
 ・エリート主義者、効率至上主義者、儲け至上主義者といったタイプの人には向きません(⇒
  自然との調和と仲間との協調が大切)。


パッキング入門 吉井講師  2006.7.26
パッキングの嫌いな講師からお話するパッキングのこつ
1、パッキングと私
 ・大学入学後、WV部に入部、ここでキスリングのパッキングを覚える。
 ・ザックでこぼこ、隙間するする、合宿中に片荷で肩があがらず。
 ・M浦さんから、「このパッキングは許せない」の一言!(巻機山・米子沢)
 ・登山暦20年以上経っても、パッキング下手は直らず。⇒でも登山を続けています。

2、私的パッキングのこつ
 ・山の道具は買う時から軽くて、コンパクトなものを選ぶようにする。
 ・紙一枚でも、1グラムでも軽くすることを心がける。
 ・おおきなザック、簡単な構造のザック。
  ザックは所詮「ズタ袋」、大きめ、緩めがお奨め。⇒緊急避難時に便利。
  大は小を兼ねる。⇒小は大を兼ねられない(キツキツ・イライラ)。
  やたらと小さなポケットは要りません。⇒行動のスピードアップと相反します。
 ・ザックの底を作る
  シラフ、シラフを持たない場合は非常用衣類等をザックの底よりやや幅が広い形に
  整形する(そういう形のスタッフバックを選ぶ、紐でしばって整形してもいい)。
  整形したスタッフバックをザックの底に詰めて土台にする。
  ザックは寝るときの枕のような平べったい直方体にするのが理想、お団子みたいに丸
  く脹らまないように詰める。横方向に押し広げるように詰めること。
    *サイドポケットのあるザックはサイドポケットにも底を作ること(サイドポケットをタッシュと言う人もいる)。
    *サイドポケットのあるザックは本体よりもサイドポケットを先に詰めること(そうすると左右に柱が出来る)。

 ・軽い物から順にに詰める
  (シラフ)→非常用衣類→ツェルト、セーター→雨具上下→ロープ→食料、水、(登攀具)。
  ザックを背負った時にザックの重心が背骨の上の方肩の高さのやや下にあって背中から
  十センチ離れな位置になるようにパッキング出来ると理想的。  
 ・几帳面はマイナス
  ばさばさつめる⇒これが効率的で、早い。何回も出し入れして練習。
  ザックの下部は行動中必要の無いもの(マット、シュラフ、食器、食料、防寒着など)。
  ザックの上部は行動中必要なもの(登攀具、行動食、水筒、雨具、テントなど)。
  ザックのポケットは頻繁に必要なもの及び緊急用具(地図、ヘッドランプ、薬など)。
 ・荷は小分けにしすぎないように、ただし、大分けは必要⇒緻密な管理は行動に支障となりま
  す(我々の目的はパッキングではなく登山です)。
 ・防水は極めて大事です。
  ビニール袋でしっかり防水<特に沢登り(濡れたら風邪引きます)・雪山(濡れたら死に
  ます)>。ビニール袋に入れてからスタッフバックに入れる(ビニールに穴が空きにくい)。
  大きなビニール袋に全部入れるのでなくて、いくつかに分けてビニール袋に入れる(一つに
  袋内に水が侵入しても他の袋は大丈夫)。
 ・「きつきつ」は消耗のもと。「美しいパッキング」は自己満足、各々が背負い易ければよし。
 ・ザックの外には何もつけない
  コップ、水筒、テントマット、テントポールなど外につけないのが基本、一つ落としても大変に
  困ることになります。どうしても外に付ける場合は紐でザック本体とつないでおきましょう。

3、ではパッキングをやってみましょう:私の場合
 ・入れる順番(下から):エアーマット、ボンベ、ウィスキー、まな板、シュラフ・シュラカバ、着替え
  等、食料、ガチャ、ザイル、雨具、水筒、行動食、地図、救急グッズ等。
 ・ばさばさ入れてから、ザック全体を調整、ただし左右均等の重さ。
 ・さあ、背負ってみましょう。さあ、解体してみましょう。
 ・自分の「コツ」を作りましょう(自分が気にならなければOK)。
 ・時間制限を設けての練習をしてみましょう(登山はいつも時間との勝負)。


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