雑学頓珍館 本文へジャンプ

付録 エスペラント1時間


【編者注】

本文の「エスペラント」に書いてある通り、頓珍漢のエスペラントに対する思い入れは並み大抵のものではないらしい。創始者のザメンホフによると、「1時間で覚えることができる」そうで、それを頓珍漢が示してみようという試みであろう。

この付録を真に受けて1時間でチャレンジしようという奇特な人は居られないだろうが、もし居られたとして、1時間で覚えることができなくとも気にすることはない。本文中に編者がツッコミを入れておいた通り、インドヨーロッパ語族の言葉を母国語とする人にはなじみやすいから1時間でも可能かも知れないが、しょせん日本語からは遠い言葉であると言わざるを得ないからである。

編者としては、それでも少しでも読みやすいように適宜表組みをするなどの加工を行い、見出しをつけ、アンカーを張った。(編者なりのエスペラントへのコメントはこちら)



■見出し

1.アルファベット

2.アクセント

3.品詞と語尾

4. 人称

5. 指示(其の、此の)

6. 疑問文

7. 前置詞

8. 不定形

9. 分詞

10. 数詞

11. 受け身

12. 命令形

13. 無主語

14. 仮定法

15. 比較

16. 関係代名詞


1.アルファベット

 

印刷体

名称

発音

印刷体

名称

発音

印刷体

名称

発音

A a

a

B b

b

C c

ツォ

ts

C c

チョ

t∫

D d

d

E e

e

F f

フォ

f

G g

g

G g

ヂョ

d3

H h

h

H h

x

I i

i

J j

j

J j

ジョ

3

K k

k

L l

1

M m

m

N n

n

O o

o

P p

p

R r

r

S s

s

S s

ショ

T t

t

U u

u

U u

ゥォ

w

V v

ヴォ

v

Z z

z

 

エスペラントには無い英文字

Q

W

X

Y

エスペラントだけの文字

C

G

H

J

S

U


(編者注)上記のC G H J S は、それぞれC G H J S の上部に∧のついた文字。U は Uの上部に∪のついた文字。いずれも、通常には入力できないため、赤い色をつけて区別することとした。これらの特殊な文字を使うのは、アルファベット1文字に対して読み方を1通りに限定するため、と説明されている。

 

| ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


2.アクセント
amiko(友達)を例にとれば、アミーコで、必ず最後から2番目の音節にストレスアクセントがある。また其の音節は若干長めになる。

 

| ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


3.品詞と語尾
名詞は−o、形容詞は−a、複数になると更に夫れ夫れjが付く。またそれぞれに−nを加えると『対格』(××を)になる。

動詞は『現在』−as、『過去』−is、『未来』一os、『命令』一u、『仮定』一us、『不定形』一i

『分詞形』が『現在』一ant(しつつある)、『過去』−int(してしまった)『未来』−ont(しようとしている)

夫れ夫れの受動形が、−at、一it、−ot

 

 | ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


4.人称
主格『私は』mi(ミ)、『貴方』vi(ヴィ)、『彼』1i(リ)、『彼女』si(シ)、『それ』gi(ヂ)、

複数『私達は』ni(ニ)、『貴方達』vi(ヴィ)、『彼等、彼女等、それ等』ili(イリ)

所有格は『主格』に一a(ア)(形容詞語尾と同じ)を付ける。

対格 『××を』は『主格』に−nを付ける。(名詞と同じ)

 

 | ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


5.指示(其の、此の)
  

単数

主格

tiu(ソノ)

tiu-ci(ソノ)

対格

tiun

tiun-ci

複数

主格

tiuj(ソレラノ)

tiuj-ci(コレラノ)

対格

tiujn

tiujn-ci

tio

tia

tie

tial

tiam

tiel

tiom

ソノ事

ソンナ

ソコニ

ソノ理由デ

ソノ時

ソノ様二

ソレ丈

 

 | ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


6.疑問文
(1)“Cu”(××か)を普通文の頭に付け文尾に?(尻上がりに言う)。

(2)

Kio

Kia

Kiel

Kiam

Kiun

Kial

何ヲ

如何ナル

ドノ様ニ

イツ

ドノ

何故

を文頭に置き文尾に?を付ける。

◎凡例

☆Rozo estas floro.(ruga)☆Cu rozo estas floro?(flava?)

 バラ(は)でアル  花 (赤い) か       (黄色い)

☆Jes,gi estas floro.☆Ne,gi ne estas flava,sed ruga.

 ハイ ソレは      イイエ ナイ       シカシ

 (ロゾエスタスふろロ.(ルーヂャ))チェ ロゾエスタスふろロ?(ふら−ヴァ)

 〔小さいスはsuスーu=S、ふはfuふ一u=f(下唇を嗅む事)、ら、ろは舌先を上前歯の裏につけ舌の両脇から息を出す様〕

☆Kato mangas raton.Raton mangas kato.

 カート マンヂァス ら−トン  ら−トン マンヂァス カート

描(が)食べる  ネズミを ネズミを 食べる  猫(が)

 語順は英語より自由。(前にある語の方が強調されて居る)

☆Bella knabino kantas.Knabino belle kantas.

美しい 少女が  歌う   少女が  美しく 歌う

〔英語の不定冠詞aに当たる物は無い。knabo(少年)の語根に-inoを付けると女性形になる。

 bellaをbelle とすると『副詞形』になる。〔eは副詞形語尾〕

☆Kion si havas en la mano? Si havas novan gazeton.

何を 彼女は持って居る の中に 手 か 新しい 雑誌

 1a は定冠詞。英語のtheと同じ用法。

 Kio(何、主格)に−nを付けて(何を、対格)とした形がKionである。前置詞は定冠詞を伴って使われる事が多い。

 

| ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


7.前置詞
☆Mi donis rozon al si. sur la tablo,etc.

私は 与えた バラを に 彼女  上に  テーブル

 

| ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


8.不定形
☆Mi deziras iri.(I want to go.)

私は欲する  行〈事

☆Mangi estas necese por vivi.

食べる事は 必要で 為に 生きる 〔不定形は名詞的に使われるが、動詞的要素が残って居るから、補語は副詞形のe語尾になる。〕

 

| ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


9.分詞
☆1a dormanta belulino(眠れる美女)〔d-mant 眠って居る+a =形容詞〕

☆nego kovranta monton (山を覆って居る雪)

☆La tempo pasinta nenium revenos.(覆水盆に返らず)

時は  過ぎ去った 決して無い 返るだろう

☆Sinjoroj A kaj B iris kantante.〔-ant+e、歌いながら(副詞)〕

 (男)−サン  と  去って行った

 

| ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


10.数詞

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

unu

du

tri

kvar

kvin

ses

sep

ok

nau

dek

dek unu

dek du

ウヌ

ドウ

トリ

クヴァル

クヴィン

セス

セプ

オク

ナう

デタ

デクウヌ

デタドウ

 dudek(20)、tridek(30)・・、Cent(百),mil(千).miliono(百万)(名詞)

 

 ☆形容詞語尾(-a)を付けると『序数』(-0)を付けると名詞になる。

unuo(1個)、trio(トリオ)、dekduo(1ダース)

 ☆unue(最初に)、due(2番目に)、trie(3番目に)〔e一副詞語尾〕

 ☆duono(1/2)、du trionoj(2/3)〔-on- 分数を表す語尾〕

 ☆duobla(2倍の)、triobla(3倍の)〔-obl- 倍数を表す語尾〕

 

| ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


11.受け身
-at(現在),-it(過去),-nt(未来)

☆La letero estas skribitatde li.

其の 手紙は 書かれる に依って 彼

                                          ☆Mi havas letnron skribitatan de li oper plum

持って居る 手紙を 書かれた 用いて ペン

 

| ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


12.命令形
☆Skribu.(書け、書さなさい) Bonvolu skribi.(何卒書いて下さい)

☆Ni kantu.(歌おう)Li kuru.(彼が走れ)

☆Ne babilu.(シャベルな)

☆Vivu Esperanto.(エスペラント万歳)〔vlvas 生きる〕

☆Dio vin benu.(神が貴方を祝福せよ)(神のお恵みかあります様に)

 

| ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


13.無主語
☆Pluvas.(雨か降る)〔英語の“It rains”Itは要らない〕

☆Estas warme.(暖かく)〔動詞を形容すると考えて副詞形−e〕

 

| ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


14.仮定法
☆Se li venus,mi pagus.

もし 彼、来るかも知れない、私、払うかも知れない

→ 若し彼が来れば、私は払うだろう (来ないから払わない)

   

| ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


15.比較
☆A estas pli bela ol B.(Åは8より美しい)

☆Tenrio estas pli facila ol praktiko.(言うは易しく行うは難し)

理論        易しい    実践

☆Petro amas Marion pli mulute Sofion.(ソフィアよりマリアを)

ペトロは 愛して居る マリアを より 多く ソふイアを

〔エスペラントでは名詞は女性でも -o にする〕

☆A estas la plej bela el ili.(Aは彼らの中で最も美しい)

最も   中で彼ら

〔一番は決まったものだから定冠詞1aを付ける〕

☆Si amas lin pli mulute ol mi.(彼女は私か愛して居る以上に彼を愛して居る。)

Si amas lin pli mulute ol min.(彼女は私より彼の方を愛して居る。)

☆Vi estas tiel diligenta kiel si.(貴方は彼女と同じ位勤勉だ)

 

 | ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |


16.関係代名詞
☆Mi prezentas al vi tiun knabinon, kiu kantis trw bele

    紹介する  に   其の 女の子を    歌った とても 美しく

hierau vespere.

昨日(の)夕方に

☆Hodiau mi acetis la libron,kiu estas tre interesa.

今日 買った    本を それは    大変 面白い

 〔エスペラトではこ主文と従属文の『時制の一致』は必要が無い〕

 

 徹底的な単純化、合理化が『国際語』として追求されて居る。

 

| ホームページに戻る | 頓珍館の目次に戻る | このページの先頭に戻る |

 

 

 

 

 

 

 


コラム