DAINASHI TRIVIA
   
頓珍漢の雑学

 1. “?”,“!” 




ヴィクトル ユーゴーが発刊したばかりのレ・ミゼラブルの売れ行きを心配して書店の主人とやり取りを交わしたと言う“?”と“! ”の話は余りにも有名である(編者注1)。“どんなかね?”“好調です!”と言った内容を極限まで圧縮して誠に見事で、俳句的な芸術性さえ感じさせる。

疑問符とか感嘆符とか、古臭い言い回しよりも、ハテナ・マークとかピックリ・マークとか言った方が親しみ易い様に思えるが、マーク自体いつ頃から使われているものなのだろうか。


ラテン語の聖書に出て来る有名な言葉『主よ、何処へ行き給うや?』"Quo vadis,Domine?"(クオ ヴァディス ドミネ)とか、別典『ブルータス、お前もか!』"Tu quoque,Brute!"(トゥ クォケ ブルーテ)等の例だけから見ても、可成り古くから使われていたに違いないと思うのだが未だ調べていない。


話は丸で違うのだが、年を取るとトイレが長くなって、あれこれ思索を巡らせるには都合の良い所になるものである。そんな或る時、ふと思いついたのが、“!”とは快便をあらわした象形文字ではないか、と言うことである。

太くて長いのがスッポンと出て最後にチョンと仕上がって呉れると誠に爽快な気分になる。上品な話ではないが、『同感だ』と言う声は聞こえて来る様に思える(編者注2)


下品序で(ついで)に、もう少し分析を続けると、人間の体は、排泄をする時でも必ず出し惜しみする様な逆の力が働くものらしい。大袈裟に言うと生命は、そうした成る可く自分に取り込んで置こうとする力と、不要になった物は出して仕舞おうとする力のバランスの上で成り立っている物の様である。そこで頭は丸くて少し太く、尻尾は細くなって出て来るのである。全体では『!』そのままの形になるのである。


『?』マークの事も序でに考えたが、これはトイレに関係のある形ではない。今のところ、耳の形ではないかと思っている。ハテナと耳を傾ける。そのままの形が『?』である、と言う説は如何であろうか。


アルファベットは表音文字と言われる。しかし元来は、牛の頭みたいなアレフ、ドアみたいなベート、と言った象形文字を少し変形して作ったから“アレフベート”(ギリシャ語アルファベータ)→“アルファベット”と成った物で、『雀のス』式に(編者注3)夫れ夫れの頭の音を表す文字とした訳である。但し文字として読む時には、子音の時には読み易い様に、国によって i とか e とかを付けて、英語ならエイ・ビー・シー、仏語ならア・ベ・セなどと言う様になった。それならば『?』の符号が象形文字生まれでも別に肩身の狭い思いをする事は無い。


初っ端(しょっぱな)から下ネタ紛い(まがい)で恐縮でもあるし、ロクに調べもしないで珍説を書き連ねて申し訳ないとも思うが、此処ら辺りがトンチンカンらしい処と、お許しを願うものである。何はともあれ、この一対のマーク、色々な所で使えると思うのだが如何かな?・!



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(編者注1)
「余りにも有名」と言われると、知らない人は反発を覚えるだろう。こうした表現が随所に表れるのか゜頓珍漢の文章であるが、しばしお許しをいただきたいと思う。

(編者注2)
こんな文章から掲載する編者の気持ちも、内心忸怩(じくじ)たるものがある。内容はまったくナンセンスだと思うが、一読して吹き出したことも正直に告白しておく。

こんな文章で始まるが、決してこんなものばかりではないので、しばらくおつき合い願えれば幸いである。

頓珍漢も大阪人であり(正確には神戸)「始めに笑いを取る」というサービス精神のなせるわざとご海容願いたい。

(編者注3)
FAXやPCメール、ケイタイメールが普及した現在、「電話で電報を打つ」など遠い昔のこととなってしまうが、電話で電報を打つときに聞き間違いがないように、こんな方法をとっていた。もう少しなじみのある言い方にすると「ドはドーナツのド」の類です。
(2009年3月追記)