人は死後いったいどこに行ってしまうのか
下田正人


私がイエス・キリストを救い主と信じたのは、今から14年前の郷里の鳥取県倉吉市に住んでいた時のことでした。 信じるきっかけとなったのは、その前の年に父が、胃がんでなくなったことでした。幼かった私にとって、父が亡くなったことは、非常につらいことでした。

しかし、それ以上に気になったのは、「父は、いったいどこにいってしまったのか?」ということでした。父の存在が、このまま消えてなくなってしまったとは到底考えられませんでした。いわゆる「死後の世界」で暮らしているに違いないと思い、それがいったいどんな世界か知りたいと思っていました。しかし、明確の回答を得ることはできませんでした。

結局は、寺の僧侶が言うように、私たち残された家族が、一生懸命にお経を唱えるならば、父は極楽にいって幸せに暮らせるのだろうということに落ち着き、ほとんど毎日仏壇の前でお経を唱えていました。しかし、最初のうちこそ父のためと唱えていたお経も、しばらくするといやなってきました。そして、一ヶ月も過ぎるころになるといやでいやででたまらなくなっていました。

「本当にこんな訳の分からないことを言って、父のためになっているのだろうか?」そんな思いでいっぱいでした。しかしそれを言い出せぬまま、「線香が煙たいからいやだ。」とか理由をつけて、お経を唱えるの月一度だけということで、続けていくことになりました。

それから1年が過ぎようとしていたある日のこと、母が真剣な顔で、「正人、大事な話があるから、今から私といっしょに来なさい。」と言うのです。そして、有無を言わさず、ある旅館の一室に姉とともに連れていかれました。そこで待っておられたのは、クリスチャンである母の友人と、大阪にある教会の牧師先生(山岸先生)でした。そして、山岸先生は、新約聖書のルカによる福音書15章を開かれ、イエス・キリストによる本当の救いについて語ってくださったのでした。

どのような内容だったかは、ぼんやりとしか覚えていないのですが、「これは、今までやってきたお経と違って、何を言ってるのかよく分かる。」と感じたのでした。 それから、山岸先生は、月に一、二度と続けてきてくださり、福音を語ってくださったのでした。そして、少しづつ、神様が、聖書を通して私に何をかたっておられるのかわかってきました。すなわち、

@神様はこの世界にある全てのものを創造され、
Aしかし、人間は神様に対して日々罪を犯し、死んだ後に神様によってその罪すべてをさばかれ、永遠の地獄で苦しまなければならない。
B神様はそんな人間を愛してくださり、神のひとり子であるイエス様を人としてくださり、十字架につけて、私たちの身代わりに罰してくださった。
Cイエス様は死んで後三日目によみがえってくださり、御自身がまことの神であり救い主であることを証明してくださった。
D以上のことを何の努力や行いによらず、ただ信じるですべての罪が許されて天国へ行くことのできるものとしてくださる。
ということです。これは、自分にとって非常にわかりやすく、そして正しいことに思われました。

しかしながら、一つだけ気になったことがありました。それは、「では父はどうなってしまったのか?」ということでした。そのことは、母も強く疑問に感じたらしく、そのことを山岸先生に聞いたのでした。先生は、最初はためらっておられたみたいですが、はっきりと「もし、イエス様を救い主と信じないでしなれたのでしたら、残念ですが、ご主人は地獄にいっています。そして、一度そこにいかれたのでしたら、もう救いのチャンスはありません。」と答えられたのでした。

それは、自分にとっても母にとっても非常にショックな答えでした。「そんな馬鹿な話があるか。あの優しかった父が地獄にいってしまったなんて。そして、そこからはもう助かる方法がないなんて。」と、非常な怒りと悲しみが込み上げてくるのでした。

しかし、山岸先生は続けてこう言われました.「ですが、地獄にいってしまった人が何を一番望んでいるかというと、家族や愛するものが、自分と同じ場所にくることがないようにということです。生きているうちにイエス様を救い主と信じて、天国にいけるもになってほしいということなのです。どうか、ご主人のこの願いを聞き遂げてあげてください。それが、ご主人の一番喜ばれることなのです。」

それを聞いたとき、すぐにそれを信じることができませんでしたが、後でよくよく考えるとそれが正しいということがわかりました。そして、父が自分たちに今一番望んでいること、つまり、イエス様が自分の罪のために死なれ、よみがえられたまことの救い主であることを、母と姉とともに素直に信じたのでした。

最後にこの証しをお読みになってくださったあなたに心よりお勧めします。ぜひ、イエス様を自分を恐ろしい地獄から救うために十字架につけられ、三日目によみがえってくださった救い主とお信じになってください。そして、天国で神様とともに永遠に生きることが出来るという、このすばらしい希望を持つ方となってください。

はじめのページに戻る