《巻真》winding stem / hand setting stem
巻芯とも書く。竜芯とも言い、リュウズにつく芯棒のこと。ゼンマイを巻くときに働く芯(棒)と言う意味で巻芯と言う。昔は時計旋盤を使える職人さんがたくさんいたので、巻真は部品として交換するより作ってしまう場合が多かった。曲がってしまった場合に修理に出されるケースが多い。
《マジックレバー》

自動巻きのローターが左右に回転すると、ローターと連動する図の1番伝え車が左右に回転する。すると1番伝え車に偏芯させて取り付けられたマジックレバーも左右に動く。左に動いた時は引きツメが2番伝え車を青い矢印の方向に回転させ(送りツメは噛まずに空回り)、右に動いた時は送りツメが2番伝え車を同じく青い矢印の方向に回転させる(この時引きツメは空回り)。こうして2番伝え車は一方向に回転し、角穴車と噛みあって主ゼンマイを巻き上げる。セイコーが発案した画期的な仕組みである。
セイコー初の自動巻腕時計は1955年に亀戸工場から発表されている。しかし極めて高価であったことと製造が難しかったことにより、すぐに製造中止になった。代わって諏訪工場が自動巻機構の『マジックレバー方式』を開発。同方式の機械を搭載した「ジャイロ・マーベル」が1959年に発売された。しかしムーブメントが厚くなってしまう欠点があり、これを解消するために手巻き機構を外すことで解決を図り、ここに初代「セイコーマチック」が誕生した。
手巻き機構を省いた『マジックレバー方式』の機械には『62系』と総称されるグループがあり、「初代セイコーマチック」の派生モデルに搭載された機械のCal.ナンバーに“62”が付く(この場合数字は4桁/例:6201)ことが多かったからである。ただし初代セイコーマチックCal.603やCal.395など、62の数字に関係ない3桁のCal.ナンバーの機械も幾つか存在した。これは、新機能を加えた節目のモデルや既存のモデルをリメイクした高級機に3桁のCal.ナンバーが与えられたからであろう。
その後、マジックレバー方式で製造方法が簡略化された諏訪製『66系』、同じくマジックレバー方式で亀戸製『76系』が開発されたが、マジックレバー方式の各系列機械は同時期に製造が続けられ、それぞれ住み分けをしながら搭載されていった。特に『62系』はグランドセイコー初の自動巻に採用されるなど熟成されていった。[参考:「国産腕時計〜セイコー自動巻1」(トンボ出版)]
セイコーの自動巻きには、マジックレバー式以外にも遊動車式と切り替え伝え車式があり、さらにクォーツタイプにはキネティックがある。さすがに技術王国だ。
【マハラ】Mahara
ブランド・ネームは「マハラジャ」と呼ぱれるインドの富豪たちがもつ絢蠣豪華なイメージにモチベートされ名付けられた。オーナーの「ドミニク・マリー・ピブロウ」という長きにわたり宝飾の分野で活躍した才気溢れる女性が、気鋭のイタリアン・デザイナー、「フランコ・ジオッラ」との出会いにより生まれた新感覚のドレス・ウオッチというところか。特異なデザインであるが一度気に入ると存在感が忘れられないものになる。
【マリクレール】marie claire
オリエント時計がOEMで作るデザイナーズブランド時計
《丸穴車》crown wheel
右の写真参照。黄色い丸で囲んだ車。ゼンマイを巻上げる機構を構成するパーツのひとつ。キチ車(巻上げ輪列を構成するパーツのひとつ。竜頭をまくと最初に回転する車)と噛み合っており、リューズが巻き上げられる際に回転し、角穴車や香箱などを回す。ネジは逆回しがほとんどなので注意が必要だ。
[マルイ](shop)
限定モデルや先行発売など腕時計に関して一家言持つ百貨店。0101の電話番号で有名なあの丸井である。ケレックなどここでしか買えないブランドもあるが何と言っても気になるのがマルイのみの限定モデル。ティソのアントレプレナー18Kモデルとか、オリスのビッグクラウンクラシックの文字盤グラデーションモデルなど、一味違った時計をはめたい人には堪えられないSHOP。昨年オープンした新宿マルイザッカの時計売り場「メガタイム」は一度は見ておきたい規模である。
【ミス・アシダ】miss ashida
セイコーが作るファッションブランド時計
【ミス・エレガンス】MISS ELEGANCE
シチズンが作るデザイナーズブランド時計
【ミチコ・ロンドン】MICHIKO LONDON
オリエント時計がOEMで作るデザイナーズブランド時計
【ミッシェル・クレイン】MICHEL KLEIN
セイコーが作る今が旬のファッションブランド時計
【ミッシェルジョルディ】Michel Jordi
ミッシェル・ジョルディは、1948年スイスの名門時計メーカーの子息として誕生。斬新な発想・デザインと伝統のクラフトマンシップを一つにした話題作を次々に発表し、一躍スイスの新しいスターとなった。時計王国で生まれ育った彼は、スイスで一番喜ぱれる時計をつくることに専念し、美しいスイスの自然や動物をモチーフにした、遊び心いっぱいの時計を生み出している。ダイヤルデザインはブーケや動物などパリエーション多彩。ムーブメントにもう少し凝ればもっと時計好きにウケルと思うのだけれど。
残念ながら同社のホームページは無いが、商品群の一部なら
社団法人 日本時計輸入協会のホームページで見ることができる。
【ミドー】MIDO
1998年の今年、創立80周年を迎えるミドー。1934年に防水、対衝撃、対磁気の各機能を兼ね備えた自動巻腕時計マルチフォートを生み出し、その理念は世界中にミドーの名を知らしめた。珍しい機能を持った時計も多く、アクアデュラシステムの防水時計、ワールドタイマー、ボディガード(大音量で鳴る)、ザ・ツールと常に時計史に足跡を残している。
【ミニ】BMW MINI
【ミネルバ】MINERVA
【ミラ・ショーン】milaschon
《無反射コーティング》
《ムーブメント》Movement
《ムーンフェイズ》Moon Phase
【メレリオ・ディ・メレー】MELLERIO DITS MELLER
【モーブッサン】Maubussin
【モーリス・ラクルア】Maurice Lacroix
【モモ】momo
【モルガン】MORGAN
【モレラート】Morellato
【モンデイン】MONDAINE
[モンデール銀座]Mondiale GINZA(shop)
【モンブラン】Mont Blanc
【ヤーマン&ストゥービ】Jaermann & Stubi
【ヤンター】YANTAR
【ユキサブロー・ワタナベ】YUKISABURO WATANABE
【ユニバーサルジュネーブ】Universal Geneve
【ユリス・ナルダン】Ulysse Nardin
【ユンハンス】JUNGHANS
【ヨーロピアン・カンパニー・ウォッチ】Europian Company Watch
《ラウンド》round
《ラグ》lag
【ラクス】LAKS WATCH
【ラドー】RADO
《ラトラパンテ》Rattrapante
【ラマ・スイス・ウォッチ】RAMA SWISS WATCH
【ランゲアンドゾーネ】A.Lange and Sohne
【ランセル】LANCEL
【ランチェッティ】LANCETTI
【リコーエレメックス】
【リシャール・ミル】Richard Mille
【リトモラティーノ】Ritmo Latino
【ルイ・エラール】Louis Erard
【ルイ・ビトン】Louis Vuitton
《ルビー》
【ルミノックス】LUMINOX
《レクタンギュラー》rectangler
【レ・ジュネヴェ】Les Genevez
《レトログラード》Retrograde
【レノマ】renoma
【レペー】L'Epee
【レムレム】REM REM
【ロイヤルエース】ROYAL ACE
【ロジェ・デュブイ】ROGER DUBUIS
《ローター》Rotor
【ロータリー】ROTARY
【ローレックス】ROLEX
《ミニッツ・リピーター》minute repeater
ボタンやレバーを押すかスライドさせると、その時の時刻を音で知らせる機能の付いた時計こと。いつでも何回でも繰り返し鳴らすことができるため「リピーター」と呼ばれるようになったと言われる。元々は修道院で夜のお祈りのため暗闇の中でも時刻を知りたいというニーズから誕生したのではないかという説が有力。二度打ち時計、引き打ち時計ともいう。
知らせる時刻の細かさによって種類があり、15分間隔ならクォーター・リピーター、5分間隔ならファイブ・ミニッツリピーター、1分間隔ならミニッツ・リピーターと呼ぶ。例えば、ミニッツリピーターで2時33分を知らせる場合、チンチン(2時),チンタン、チンタン(15分 X 2=30分)、チンチンチン(3分)となる。いくつかの時計のサイトで音を聴くことができるので是非とも試して欲しい。
4大複雑時計機構のひとつ(あとの3つはトゥールビヨン、スプリット・セコンド、永久カレンダー)なので、機械式ならとても高価であるが(腕時計で1千万円以上、懐中時計はそれ以上)、シェルマンからクォーツ式のミニッツリピーターが15万円弱で発売されており(永久カレンダー機能もあるグランドコンプリケーションとサイドスライド・ミニッツリピーター)、この音が極めてうまく作られているので同社のサイトで聴いてみて欲しい。
なお、ミニッツリピーターはその構造上非防水であることが多いので、汗に気をつけて。
【ミネルバ】MINERVA(Japanese)
1858年創業のスイスの機械時計メーカー。手作り機械時計を作り続けている。しかも、自社生産体制を堅持している点がすごい。自社ムーブメントを製造するメーカーは少ないのだから。
ミネルバは第2次世界大戦中、主にドイツ空軍に時計を供給していたが、その優れた品質が認められ、ドイツ海軍、フランス空軍、アメリカ陸海軍、フィンランド軍、ハンガリー軍、ブルガリア軍、スペイン空軍などにも幅広くクロノグラフやストップウォッチを供給。
独特なコイルバネを使用したストップウォッチや良質のクロノグラフは多くの時計愛好家の支持を得、現在でもアンティークウォッチ市場で人気がある。
シチズンが作るファッションブランド時計
ガラスでできてる風防は、鏡面加工をしただけでは逆に光を反射して見にくくなるため、ガラスに極薄の被膜を作って反射を抑制しようとするし掛け。ガラスの内側または両面にフッ化マグネシウムを蒸着して被膜を作る。電球や蛍光灯が緑がかった紫色に映りこむ場合はこのコーティングが施されている。高級品になると(SEIKOクレドールの場合)、90数%の光を反射しない。
時計から外装部分(ケース、ガラス、針等)を除いた機械機構部分のこと。日本語訳は「駆動体」。クオーツと機械式の2つの種類がある。デジタル式の時計の場合、「モジュール」ということもある。時計メーカーには、ムーブメントを自社で作っているところと、ムーブメント専業メーカーから買って手を加えて使っているところに分かれる。専業メーカーではスイス・ETA社が有名。
機械式時計のムーブメントは、動力源の主ゼンマイ、針を動かす歯車、歯車の規則正しいリズムを制御する脱進・調速機から成り立っている。形状や方式に違いがあるにしても、このような機械式ムーブメントのメカニズムは、現在も数百年前と基本的に変わってない。
クォーツ式時計も基本原理は同じである。主ゼンマイに相当する部分が電池によって駆動する小型モーターに、「テンプ」に相当する部分が水晶のクォーツと電子回路になっているだけで、歯車自体の構造は同じである。(quote from LAPITA)
<概要図>

@ リュウズに連結した主ゼンマイの巻き上げ歯車
A それを香箱真に伝達する歯車
B 巻き上げが逆戻りしないようロックする機構
C 主ゼンマイ
D 主ゼンマイを収納する香箱
E 分針を回す2番車
F 仲介役の3番車
G 秒針を回す4番車
H ガンギ車
I アンクル
J テンプのテン輪
K ひげゼンマイ
<仕組みの概要>
香箱の外側に付いた歯車は2番車の中心軸の「カナ」と呼ばれる小さな歯車に噛み合って、2番車を1時間に1回転させる。同じように2番車外側の歯車が3番車を介して4番車の「カナ」を回し、これを1分間で1回転させる。ちなみに、2番車に別の歯車を組み合わせて時針を動かす歯車を12時間で1回転させる。これらの全歯車のスピード・コントロールを行なうのが、「ガンギ車」「アンクル」「テンプ」から構成される脱進・調速機である。
<動きの概要>
リュウズを回すと香箱(こうばこ)に収められた主ゼンマイが巻き上げられ、その主ゼンマイは当然ながら元へ戻ろうとする。香箱の外側には歯車がついてて、ゼンマイが解ける力によって回転するとそのエネルギーは2番車(分針を回す歯車)、仲介役の3番車、4番車(秒針を回す歯車)へと順に伝わっていき、最後に「ガンギ車」と呼ばれる歯車に達する。
しかし、このままでは主ゼンマイが一気にほどけて止まってしまう。そこで考案された巧妙な仕組みが「脱進・調速機」である。これは「ガンギ車」とそれに噛み合う「アンクル」から成る脱進部分と、調速部分を担う「バランス・ホイール=テンプ」から構成されている。
スピード調整役の「テンプ」は、一定のリズムで規則正しい反復運動を繰り返している。「テンプ」が一方向に振れると「アンクル」も同じリズムで振れ、その先端の爪が「ガンギ車」の楔状の歯に噛み込む。いわばロックされた状態である。ここで「アンクル」は主ゼンマイの解ける力をいったん制止する。次に「テンプ」が逆方向に振れると今度は「アンクル」の爪が「ガンギ車」の歯から外れてこの制止が解除され、主ゼンマイの力で歯車が再びひとつ先へ進むようになる。
このような制止・解除という一連のメカニズムが「脱進」という言葉の意味である。通常の機械式ムーブメントの場合、この制止・解除を1秒間に5〜10回繰り返して主ゼンマイのエネルギーを一定のペースで消費し、歯車全体の回転速度を正確にコントロールする。機械式時計から聞こえるチクタクという音は、「アンクル」と「ガンギ車」が噛んだり外れたりする時に発生する音である。この繰り返しを「振動」といい、1時間あたりの振動回数を「振動数」という。
月の満ち欠け(フェイズ=「位相」)を表示する文字盤上の窓。お月さまの顔が多様で面白く、笑顔のものが多い。また、窓の形もさまざまで、いずれもお月さまの形が分かるようになっている。
ただ、合わせ方はチト厄介で、月の周期=29.5日として設計されている典型的な場合、月齢15が満月、月齢0が新月になるから、たとえば、今日の月齢を2.21だとすると、時計の月齢をまず新月である0に合わせ、今日は2.21で小数点以下を四捨五入すると2になるので、0から数えて二つ分、つまり2回月齢のプッシュボタンを押して月齢盤を進めて合わす。当然、少なくとも月に1回は合わせ直す必要がある。
この他にも、高度なムーンフェイズ時計の場合は、月の周期を29.5日ではなく更に厳密に考えて設計しているものもある。IWC、ランゲ・アンド・ゾーネ、パテック・フィリップなどがその代表例である。
1827年創業の「世界の5大宝石商の一つ」と言われる老舗である。時計も豪華版ばかりだがたくさんの種類を作っている。HPも凝っているので、一度は見に行って欲しい。
スイスの良心です。いい物を適正な価格で。日本語のページもどうぞ。
元々は自動車のステアリング(ハンドル)メーカーなので、レースカーのコックピットがデザインのモチーフになっている。好きな人にはコタエラレナイ。
セイコーが作るファッションブランド時計
世界で最も歴史のある時計ベルトメーカーである。1930年にイタリアの北部ボローニャで職人のクループとして誕生し、その後パドバに本社を移した。皮のなめしに代表されるイタリアの伝統工芸技術を基に、ヨーロッパでトップシェア(16%)を誇る。本国イタリアでは、全時計宝飾店の約80%で取り扱われ、約50%のシェアを占めている。また、世界各国の有名時計メーカーにもOEM供給という形で採用されている。
大変楽しいHPで色を変えてフィッティングが楽しめたりもするが、基本は通販。これほどの皮ベルトが一堂に並んでいるのはインターネットならでは。防水のきいたスキューバなどなかなか手に入らないものも豊富な在庫から選べる。バネ棒はずしも写真入りで丁寧に解説されている。
スイス国鉄の駅で、50年以上もの長きに渡り親しまれているステーションクロックは、Hans Hilfiker氏によって開発された後、MONDAINE社によってウオッチヘと受け継がれ、Official Railway Watchになった。環境保護のコンセプトから時計本体やパッケージにリサイクル材を使用するなど、テクノロジーにも優れたものがあるが、ともかく欧州鉄道時計デザインの代表格である。一つくらい持っていても良いなぁ。
新品のROLEX500本が並ぶ銀座1丁目の専門店。通販用の豪華カタログを請求しよう。無料で送ってくれるぞ!
FAX:03(3564)2387 または
ハガキ:〒104-0061 東京都中央区銀座1-15-6 モンデール銀座
注意:FAX・ハガキとも住所・氏名・年齢・「NEWカタログ希望」を記入のこと
万年筆で世界一有名なメーカーが時計に進出したのは1997年のジュネーブショーでの事。ブランド精神を守り、マイスターシュテュック ウォッチの最高品質を維持するために、「モンブラン モントレS.A社」がスイス時計産業の心臓部であるル・ロークルに設立されたのである。ともかく本格的にまじめに取り組んでおり数種のシリーズはいずれもカッコいいし高級だ。
ダイバ−・ウオッチや探検時計の数字および針に、特殊な夜光塗料を塗って暗闇でも光るようにしたもの。人には害がない程度の極微量の放射線(トリチウム)を出している。1997年頃に発ガン性が問題になって使用をやめたメーカーが続出した。
ヤーマン&ストゥービは、2007年に設立されたスイス・チューリッヒを拠点とする新しいブランド。ヤーマン&ストゥービの時計には、特許取得の機械式ゴルフ・カウンターが搭載されている。さらにゴルフプレイ中の衝撃に耐える構造と雨天下で使用できる防水性を備えたユニークな時計を発売している。
24時間計腕時計しか作っていないユニークなメーカー。デザインはローランド・ケラー氏。針の進みが半分の速度なので、最初は戸惑う。文字盤も白と黒など2色に塗り分けられてるものが多い。価格は30万円ほどするので、他人と違うものが持ちたい人向きである。
セイコーが作るファッションブランド時計
1894年、スイス、ジュラ渓谷の時計産業の中心地ル・ロックルで創業され、時計史上の画期的な出来事としてセンセーションを巻き起こした2つポタンのクロノグラフや、自動巻の薄型化に拍車をかけたマイクローターの開発など、卓越した高度な技術カと、シンプルで洗練された幅広いデザインによって、ヨーロッパをはじめ、世界中で高い評価を獲得してきた、スイス伝統の機械式時計の魅力を現代に伝える逸品。
150年前にスイス・ニューシャテル湖にほど近いル・ロックルに設立されたユリス・ナルダンは、精度の高いマリーンクロノメータークロックの製造により世界各国で評価され、その名を不動のものとした。その技術は、後の製品に継承され、多くの特徴ある作品を生み出している。代表的なものとして天文時計三部作、GMT±、パーペチュアル・ルードビッヒなどがある。クロワゾネ技法時計も話題である。
ドイツの大衆時計メーカーであるが、中にはアーティストブランドもあって、最近復刻盤として発売されたMax Bill(手巻・5万円)などはその代表格。その渋さを一度はご覧あれ。
ヴェネチア生まれのイタリア人ロベルト・カルロッティによって、2000年に誕生した若いブランドである。彼の独創的なアイデアは、ウォッチランドとのコラボレーションにより、強烈な個性をもつケースや、イタリアらしい美的センスが売り物である。ケースは、それぞれの材質からモノブロックとして削り出され、八方向からの直線で構成されているが、この複雑に異なった角度からの鏡面仕上げはなかなか難しいのだ。通常ケースは、「ベゼル」「本体」「裏蓋」の3構造になっているが、ヨーロピアン・カンパニー・ウォッチのケースは、ベゼルとケースのみの2層構造となっている。このケースの裏側から4本の長いスクリューでケースのベース部にしっかり固定された主要部品。この連結システムは、高い防水性能も併せ持つことになる。
ロベルト・カルロッティーは、北イタリアにおいて長年時計業界に従事し、幾多のブランドの輸入代理店という立場から、デザインの良さを見分ける力にたけ、またその優れた審美眼はスイス時計メーカーにも信頼が厚く、これまで多くのニューモデルのアイデアや商品コンセプトを提供しては、大ヒット商品を生み出す結果となり、ブランドビジネスの陰の立役者としても高名である。無名時代のフランク・ミューラーを見つけた話は有名。
ライナー・ニーナバーは1955年生まれのドイツ人の独立時計師である。元々、精密機械の部品計測機器製造に携わっていたが、造りにこだわるあまり時計師の道を選んだ。彼は1984年に自身の店舗を開き、オーダーメイドクロック、中でも見事なレギュレータークロックが、その名を世界のコレクターに知らしめた。その後、1993年にAHCI(独立時計師協会)への加入した後、腕時計デザインにも実力を発揮し始めたものである。
代表的な商品シリーズは「キング・サイズ」。ニューヨークの友人との話がきっかけで命名されたのは有名な話。キング・サイズには自国ドイツでかつて製造されたPUW社製のムーブメントが多数搭載されている。
時計のケース形状の一つで丸いものをいう。一番普通の形であり、したがって最も多い。腕時計が懐中時計から進化したものであることを考えれば、ラウンドが最も多いのも頷ける。
時計とベルトをつなぐ継ぎ手。過去には可動式もあった。ホーンとも言う。
PICASSO、クリムト、ゴッホ、モネなどのアートシリーズを持つ。創始者ルーカスがそれまでのアートウォッチの品質の低さを見かねて作り始めただけあって、2万円前後の割にはしっかりしたものになっている。
スクラッチプルーフという名の超硬質ボディで有名なメーカーだが、自動巻きによる蓄電システムなど技術的にも優れたものがある。お爺さんの時代に流行ったブランドなので家捜しすると出てくるかも。日本ではスウォッチグループが取り扱っている。
直接的な意味は『追いかけっこ』。2つの秒針がついており、それぞれ別々に止めることができるので、2つの時間を同時に測ることができる機能のこと。
1914年、スイス・ビエンヌに創業。独創的な時計を製造するメーカーで、SUMO、LADYLIBERTY、@FTERHOURS、PUZZLEなどのコレクションがある。ホームページもサクサクで気持ちいい。日本の総代理店は株式会社ヴィンク。
ドイツ最高級の時計メーカーとして、その名を轟かせたA.ランゲ&ゾーネ。かつてザクセン国王が世界に誇ったその名は、ドイツを東西の両極に引き裂いた不幸な運命によって半世紀もの間、世界の表舞台から遠ざけられていましたが、1990年、創業から145年を経たドイツ再統一の年に、創立者アドルフ・ランゲの曾孫の手で再建され、グラスヒュッテの街に蘇ったのです。歴史が深いのです。
(ここからは歴物語風です)
フリードリッヒ・アウグスト一世は、生涯、科学や手工業、芸術、建築などの振興に情熱を注ぎ、その支配のもとでザクセンは首都ドレスデンを中心として、ヨーロッパ文化の最も重要な中心地のひとつに発展しました。ドレスデンが「北のフィレンツェ」とまで呼ばれるようになったのも彼のおかげ。まさに彼の登場によってザクセンの栄光の時代が始まったのです。強王アウグストは、時計をはじめとする科学計測器の収集が趣味でした。収集された貴重な品々を大切に守ってゆくことが、宮廷時計師の任務となり、その役割を務めたふたりの人物が、ランゲという時計師一族の家系図の出発点となっています。
ザクセン王国の宮廷時計師は社会的地位が高く、さまざまな面で優遇されていました。 在職中はドレスデン王宮の塔内にある住宅に住み、王家の時計コレクションと時計塔の管理を任されていました。なかでも重要な業務が「標準時業務」。18世紀末の話です。標準時業務とは、毎日一回、子午線儀を使って太陽の位置を観測して割り出した正確な現地時間をドレスデンの標準時とし、同時に王宮の時計をその時刻に合わせる作業のことで、後にはドレスデンの鉄道の駅にある時計も標準時を基準とするようになります。
アドルフ・ランゲは1815年2月に、ドレスデンの鉄砲職人の息子として生まれました。父親の気性の荒さが原因で両親が離婚した後、彼は知り合いの商家に引き取られて育ちました。育て親のおかげで、ドレスデン技術学校に通わせてもらったアドルフ・ランゲは、非常にレベルの高い教育を受けることになります。学校に通うかたわら、アドルフ・ランゲは高名な時計師グートケスのもとで見習いとして時計作りを学びます。時にランゲ15歳。時計師としての才能をすぐに見抜いたグートケスが、ことのほか目をかけました。
見習いとしての下積み期間を終え、晴れて時計師となったランゲは修業の旅に出ました。たくさんの新しいアイデアをかかえて、アドルフ・ランゲは1841年にグートケスの工芸時計工房に帰ってきます。その知識の深さによって、彼はすぐに時計の共同製作における牽引役となっただけでなく、師匠の娘アントニア・グートケスと結婚して、工房の共同経営者にもなりました。
1845年、アドルフ・ランゲは、ドレスデン近郊エルツ山地の町グラスヒュッテで懐中時計を製作するための工房を開きます。この記念すべき日を迎えるまでには、ザクセン王国政府内務省との長い交渉がありました。その結果、内務省から給付を受けることとなった貸付金によって、地元出身の若者15名を時計師に育て上げて、高級懐中時計の生産体制を確立しようという彼の計画が現実のものとなったのです。
それから30年間、自らの構想の実現に情熱を注ぎ、身を粉にして働き続けたアドルフ・ランゲは、1875年、わずか60歳でこの世を去ります。その間に彼は、順調な成長を遂げる一流の企業を築き上げ、同時にグラスヒュッテの町にささやかながらも豊かな生活をもたらしたのです。
アドルフ・ランゲが亡くなった後、ふたりの息子エミールとリヒャルトが会社の経営を引き継ぎますが、会社の名称は1868年にはすでに、A.ランゲ&ゾーネ (アドルフ・ランゲと息子たち) に変更されていました。その年にリヒャルト・ランゲが工房の共同経営者となり、弟エミールもその三年後にリヒャルトの傍らで経営に携わるようになっていたからです。
特にリヒャルト・ランゲは、父親譲りの時計作りの才能を発揮。時計の設計に最新の科学技術を取り入れ、彼が発明し、会社の名前で登録した特許と実用新案の数は、あわせて27件にものぼります。
アドルフ・ランゲの曾孫にあたるウォルター・ランゲが生まれたのは1924年のことで、彼が時計師になるための訓練を開始した直後に、第二次世界大戦が勃発しました。彼もほかの若者たちと共に徴兵され、重症を負って帰還します。彼は、両親の経営する工房が空襲によって破壊され、その数年後には国有化されてしまう様子を目の当たりにします。強制労働のためウラン鉱山に送られることを知った彼は、結局西ドイツに脱出することでその難を逃れます。後にした故郷のことをウォルター・ランゲが忘れることは一日たりともありませんでした。そして、1989年の秋に東西ドイツの国境が消滅したとき、すぐさま彼は故郷グラスヒュッテに向かったのです。 そして1990年12月に会社をもう一度設立します。それは、彼の曾祖父アドルフ・ランゲが最初の工房を開いた記念すべき日から、ちょうど145年目にあたる日でした。スーパーブランドの再興です。
一握りのスタッフと共に復活後第一号となる腕時計コレクションの開発が始まりました。 そして、それからわずか四年で発表された最初の腕時計コレクションが、ランゲ1、サクソニア、トゥールビヨン「プール・ル・メリット」 、アーケードの4モデルです。 新モデルは好評で、今の隆盛をもたらしました。
長くなってしまいました。でも、歴史に振り回されながらも素晴らしい時計を作り続けてきたメーカーであることがお分かりいただけたと存じます。
シチズンが作るファッションブランド時計
オリエント時計がOEMで作るファッションブランド時計。
バンド工房は必見です。
時計のF1を標榜するコレクターアイテム時計であるが、機械時計という伝統を重んじる分野に敢えてハイテク技術・素材を使用する斬新なアイディアが特徴である。着用にためらうようなことのないハードユースに耐えうる仕様になっている。
鮮やかな発色のクロコのベルトに、丸みのある大きな魚眼レンズのデザイン。イタリア発のユニークなフォルムである。
残念ながら同社のホームページは無いが、商品群の一部なら
社団法人 日本時計輸入協会のホームページで見ることができる。
1929年創業。スイスのルイ・エラール社は現在従業員20人のこじんまりした時計メーカーである。代表作「1931」コレクションはルイ・エラールが初めて時計を発表した年にちなんでネーミングされたブランド。
日本で最も有名なフランス・ブランドの代表格、時計はしっかりとしたものを作っている。厚みのあるボディが特徴。
時計に「石」として使われるルビーは、人工レッドサファイアのことである。これの透明のものが風防に使われる「サファイア・クリスタル・ガラス」。
アメリカ海軍の特殊部隊SEALが正式に採用している腕時計。自己発光型なので、夜間や暗い場所では何もしなくとも光る。しかもなんと25年間光りつづけるのだ。一見の価値あり。
腕時計の形状の一つで「長方形」を意味する。このうち、真四角なものを特に「カレ」(フランス語:正方形)と呼ぶこともある。
フランスと国境を接するジュラ山脈の麓に、レ・ジュネヴェ村はある。創業1884年、100年以上の歴史を誇るEDOX社は、そんなレ・ジュネヴェ村の代表的な時計工房である。そのEDOX社と日本のヨーロピアン・バリュー社との共同開発によって誕生したブランドが「レ・ジュネヴェ」。ロゴに冠せられたビショップのマークは、1815年当時のジュラ地域の司教を表していて、現在、ジュラ州の紋章でもあるが、そんなビショップ紋をロゴに引用することを、ジュラ州は特別に許可している。由緒正しいブランドなのだ。
コストパフォーマンスが高く、デザインにも凝っている。ベゼルのギザギザ模様は「クラウ・ド・パリ」、針は「ブレゲの林檎」と呼ばれる丸い抜き穴のあるもの、バック・スケルトン、グリニッジ標準時を示すGMT、ゼンマイの40時間の巻量を示すパワーリザーブ機能、上位モデルにはスイス・クロノメーター検定証書まで付いている。それでいて39,000円〜145,000円という価格帯は一瞬目を疑う安さだ。
ホームページから請求できる。スポーツウォッチよりはオーソドックスな時計が好きという方は絶対GETすべし。
ゼンマイの力によって動く機械式腕時計のほとんどは、数本の針によって時刻や秒を表示するように作られており、それらの針の多くは右回りの一定方向に回転するが、レトログラードと呼ばれる機構を持った時計の針は、ある角度まで針が進むと元の位置に戻るような動きをする。扇のような軌跡で針が動くと表現したほうがわかりやすいかもしれない。時針や曜日指針が多いが、秒針がレトログラードというのもある。
シチズンが作る有名ファッションブランド時計
1839年、オーガスト・レぺーは、キャリッジ・クロック製造のため、フランス、サン・スーザンという、小さな町にレぺー社を設立した。レぺー社設立までキャリッジ・クロックは職人達の手で一つ一つ作られてきましたが、レぺー社により、キャリッジ・クロックが産業化し普及するようになった。当初工場はスイス国境近くにあり、その頃に今日一番代表的とされるキャリッジ・クロックがデザインされた。
その後レぺー社のキャリッジ・クロックは急速にその品質、美しさで国際的にも認められるようになり、1876年のアメリカ・フィアデルフィアの博覧会、1889年のパリの国際博覧会、1892年のウィーンの博覧会で、それぞれ最高品質クロックとして金メダルを受賞した。20世紀に入ると、レぺー社はキャリッジ・クロックだけでなく、音楽時計、蓄音機、オルゴールそして主に脱進機の製造メーカーとなり、現在でこそレぺー社はキャリッジ・クロックの会社として有名だが、脱進機の製造、産業企業としても当時は評価されていたのである。
1960年代になると、レぺー社は、イギリス・ロンドンでもキャリッジ・クロックの製造を開始したが、クオーツ革命の影響からキャリッジ・クロック以外の製品の製造は中止した。また、製造の中心をロンドン工場に移し、イギリスの新聞各紙で、「品質・伝統を守りながら、一番最新の技術を求めている製造業者」として、よく紙面に取り上げられている。
ともかくその綺麗さを味わってください。こういう時計を持ち歩きながら船旅をするという暮らしを味わってみたいなぁ。
デンマークのAnders Smithがデザインしたデンマーク製(珍しい!)の腕時計。文字盤のカラフルさもさることながら、豊富に用意された替えバンドがユニーク。
残念ながら同社のホームページは無いが、商品群の一部なら
社団法人 日本時計輸入協会のホームページで見ることができる。
実売一万円前後のクォーツウォッチ・メーカー。見た目が本格的なのでつい買ってしまうが、冷静になると値段相当であることが分かる。当たりが良ければ故障しないで数年使える。夢を与えてくれる。
1996年創業の若いメーカーであるがムーブメントから一貫生産するマニュファクチュール。なにしろ全品ジュネーブシール取得と言うのだから、その品質に寄せられる信頼は並ではない。その分価格はべらぼうだが、年収が3倍あったら買っちゃうかもしれない。そのくらい良いものだと思う。
日本語では回転錘という。巻き上げローターという人もいる。自動巻き時計に使われる扇状のメタル部品。バックスケルトンモデルなど中が見える自動巻き時計なら見ることができる。この回転錘が腕などの振動により回転し、その力が香箱に伝えられぜんまいを巻き上げる。自動巻き時計をゆすると「シュルッ」という小さな音がするが、これはローターが回転する音である。
スイス・ラショードフォンに1895年から創業するメーカー。時計ケースが反転する「リバーシブル」シリーズが目玉。
現在世界で一番人気のある高級時計メーカー。特に近年スポーツウォッチと呼ばれるEXPLORE1・2が異常な価格をつけている。
その秘密はオイスターケースにある。オイスターケースというくりぬき一体型のケースは
機密性が高くその分ムーブメントが劣化しない。必然長持ちするからアンティークの世界でも人気が高く、USED業界でも人気が高くなる。また長持ちするんだから多少高くても買おう、という判断が成り立つため、40万円を超える価格帯にもかかわらず、若者にも人気がある。
でもローンを組んでまで買うのはどうかなぁ。他にも入門用機械時計はたくさんあるんだから。やっぱり一つのファッションなのかなぇ。もっとも最初に買う高級時計候補からは絶対はずせない。ノンデイトのサブマリナーにするか、ビジネス用にホワイトダイアルのエクスプローラーUにするか、買える日がくるまで迷うのも楽しい。
同社のホームページ以外にも、正規代理店でエバンスなど多くのSHOPのホームページで見ることができる。