個人的な健康管理を目的として食事管理(栄養管理)のデーターベースを作成しました。フリーソフトとして公開しています。色々な能書きはさておき、どのように利用出来るか紹介して行きたいと思います。
※以下はアプリケーションを動かした時の画像が貼り付けられているだけです。実際に動かしてみたい方はダウンロードに進んで下さい。

左上の窓には当該日付で各食事ごとの内容(レシピ)と数量(グラム)が、下の窓には左の方に基準値とその日の合計取得量、それに続いて各レシピごとの内訳が表示されます。セルの色が赤は基準値より多く、青は少ない、濃さはその割合を意味します。
この段階で食品数量の増減、食品そのものの加減が可能です。結果は即時に表示されます。簡易シミュレーション機能といえるでしょう。
注目する栄養素行をクリックすると摂取量の多い順に並び変ります。以下はたんぱく質をクリックした例です。

この時右上の窓には手持ちレシピと単品で利用した食品の当該項目(この場合はたんぱく質)が多い順に名称が表示されます。 これを利用して不足栄養素を補う食品を選択、追加出来ます。

上に示したような結果も、日常的にデータを蓄積していればこそです。そのやり方は?

日付を指定し(ディフォルトで当日)、食事行を新規追加し、食事タイプ(朝食、昼食、晩飯等)を指定して内容を追加登録して行きます。右側にある手持ちレシピ一覧から該当するものを選択し、追加ボタンを押す (またはダブルクリックする)ことに依り登録されます。逆にいえば予めレシピに登録して おく必要があるわけです。しかし、例えば牛乳のように今更レシピに登録するほどのものではという場合は

食品名リストから選択することもできます。
レシピを登録して置く意味は単純です。自分の手持ち料理を好みの材料、調味料配分を登録しておけば、日常の記録作業が大幅に楽になるからです。また料理を作成する際、レシピを印刷してそれを見ながら といった利用方法もあります。

基本はある料理を作るのに材料をそれぞれどれだけ使用するかです。右下の窓から選び左下の窓へ追加して行きます。上の窓で編集する「標準量」と「出来上がり量」も大切です。栄養素のトータルは左下窓から計算出来ますが、その中からどれだけ摂取したかは出来上がり量と摂取量がないと計算出来ません。「標準量」には日常的にその料理を一人前どの程度配膳するかを記入します(変更可能)。これにより、「今晩ポテトサラダを食べたらたんぱく質はどの程度取得出来るのか」目安がつくわけです。
上の例でも食品は右の食品リストから選んでいます。これは『五訂 日本食品標準成分表』に基づいていますがそのものではありません。理由は以下の三つです
1.2000近くのデータがあり全部を対象とすると使用したいデータの検索が大変
2.名称で検索し難いものがある。例:豆腐は「豆類 -豆類/だいず/[豆腐・油揚げ類]/絹ごし豆腐」として登録されている
3.調整が必要な場合がある。例えば味噌の「食塩相当量」などはかなりばらつきがあり、自分の愛用しているものと五訂に差があれば当然愛用味噌の値に変更して使用したい
などです。

右側に『五訂
日本食品標準成分表』があり適宜選択登録します。登録に際しフリガナを適当なものに変える場合があります。「とうふ」などの類いです。
「詳細編集」ボタンを押すと

詳細編集窓が開くので、その食品の成分表などが入手出来ればここで調整します。
食事のパターンがある程度固定化している場合は「定食」を登録することにより、さらに入力作業の軽減を図ります。

この時、登録のコツ(?)としては、「多めに登録」です。例えば洋風朝食で、ミルク、ジュース、コーヒー、紅茶を全て飲まないことが明白でも、一応登録しておきます。探し出して追加するより削除の方が通常遥かに手軽にでき るからです。
・個人設定
このデータベースでは複数人の食餌管理が出来ます。理論上は人数無制限ですが、実用的には10人程度でしょうか。で、そうなると手続き的にユーザー登録と個人設定が必要になります。

まず、氏名、生年月日、性別を登録し

詳細を設定します。「個人データを色々登録」というのは好みませんが、年齢性別がわからないと基準量を参照出来ないためやむを得ずの登録です。
他人(それも信用出来る組織ではなく正体不明の個人)が作成したアプリケーションによりはじき出された数値は信用出来ないと考える人は少なくないでしょう。作成者としてもどのような考え違いをしているか不安はあります。そこで計算過程をチェック出来る仕組みを組み込みました。例えばレシピ登録時に。

この「チェック表示」ボタンを押すと

計算根拠が表示されます。この表に計算機能はありませんが、「エクセルへ出力」ボタンを押すことによりファイル名を付けてエクセル・データとして保管が出来ます。後はエクセルに関するスキルに応じて色々なチェックが可能になるわけです。この中間サンプリング機能は充分とはいえませんが、要望に応じて拡張して行くつもりはあります。
このタイプの表示でデータがスクロールして見難い場合は、エクセルの「ウィンドウ枠の固定」に似たことができます。固定したい位置でセルをダブルクリックするとグレーの部分は固定枠になります (この部分に限れば、エクセルより使いやすい?)

また、折角蓄積されたデータを独自の観点から処理・解析したいという要望もあるでしょう。この点に関してデータはDietManagement.mdbファイルにまとまっているのでMicrosoft(R)
Access 2000以上を所有していればデーターベーステーブルを開いて好きなように処理することができます。もちろんVB等による処理も可能です。
※テーブルの設計を変更しないで下さい。このアプリケーションが動かなくなる可能性があります
最初の方へ戻ります。栄養管理を一日単位で完結したものと考えるのはバランスを取るのに無理があるし、結果的に余り意味がないでしょう。そのために二つの評価方法を用意しました。一週間 単位で直近のデータほど重みを増すと考えて平均したものと、7日間移動平均です。
重み付の方は
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こんな感じです。色付けによる視覚的把握は、一日単位の評価でも採用していますが、赤色が濃いほど基準値より摂取量が多く、青が濃いほど少ないことを意味しています。色の変化を水平方向に追うことに より、経時的動向が読み取れます。 |
7日間移動平均はグラフを利用して表現してみました

モニターする項目の増減が可能です。また凡例だけでは見難いので、モニター項目で注目したいものをクリックすると当該ラインがブリンクするような機能も持たせました。
このグラフにユーザーが追跡管理しているデータ(体重、体脂肪率、etc.)をオーバーラップさせる構想はあります。アイデア募集中!
・終わりに
ダイエット管理を考えた時、紙と鉛筆でカロリー計算をするのは大変なことだと思います。余程強固な意志がないと続かないでしょう。各種栄養素までカバーするのはさらに大変なことになります。エクセルなどを使用すれば多少計算が楽になるかもしれませんが、それでもかなりの作業量と思われますし、長期的にデータを収集して行くのには向かないでしょう。
このアプリケーションを自身で利用して困難(面倒)に感じたこととその対策は
・ レシピ登録 → 面倒だが一通り終われば後は楽になる
・ (いちいち計量しながら)レシピ通りに作るのが面倒 → 食塩相当量関係(主に塩と醤油)、エネルギー関係(主に油)に注意すればそれほど神経質になる必要はない
・ 日常登録 → いちいち秤で計量するのが面倒だが、ほぼ同量を摂取するのであれば「標準量」や「通常使用量」に登録しておき、皿に取る時には目分量で済ませる手もある。あわせて「定食」機能なども利用すれば手間は大幅に省ける。一番の問題は外食で、おそらく大多数の人がこれのために管理を諦めることになる。行きつけの食堂でレシピなどを貰えれば良いのだが。
朝食の後、晩飯の献立をあれこシミュレーションしてみるのは面白いことでさえあります
栄養学の基礎知識もない者がかようなアプリケーションを作ることは無謀といえるかも知れません。しかし取りあえずの役にはたちます。さらに有効なツールとして育て上げるために、専門家、諸賢の皆様からご意見やご指導があると誠に有り難い。成果は全てここに戻して全員がそれを享受出来るようにして
行くつもりです。
※お願い:現在も開発中で機能拡張が続いています。その副作用で制作者の思わぬところでバグ(プログラムの不具合)が発生してしまいます。なるべく避けるよう努力はしておりますが、もしこのアプリケーションを試用してバグを発見された際には当方までメールで御一報下さると大変に助かります。厚かましいお願いですがひとつよろしく。
diet.exe 左のdiet.exeをクリック。下記ウィンドウが出る。

「このプログラムを上記の場所から実行する(R)」に変えてOK

これも「はい」

特にインストールフォルダを指定する理由がなければOK
終了すれば自動実行されます。
次回からはC:\dietmanagement\DietManagement.exeで実行出来ます。