東京海外旅行
 ここのホームページでは表だってアピールをしてはいませんが、実は私、歴史が好きだったりするんですよ。
 いやまあ、好きって言っても本当に単純に興味があるっていうだけで、特に自慢できる知識を持っているわけではないんですが。

 人が生きていけば、その過去は全て歴史になります。私が特に好きな歴史のジャンルは、北欧の、いわゆるヴァイキングと呼ばれる人たちが活躍していた時代だったりします。北の過酷な自然と生活の中で、戦や死を見据えながら有り余るほどの情熱で世界を駆けめぐったあの時代。ゲームとファンタジーでお馴染みの世界ではありますが、本物のヴァイキング達もなかなかドラマチックな人生を歩んできたんですよ。
 そこら辺の話は語ると長くなってしまうのではしょらせて貰いますが(笑)、そんな北欧世界をちょっとだけ味わえる場所が、実は東京にもあるんです。意外でしょ?

 ちょっとばかしマニアックな内容になってしまうかもしれませんが、よろしくどうぞ、おつきあい下さい。

 さてさて、まず最初にやってきたのは日比谷公園。(最寄り駅は、営団地下鉄各線の霞ヶ関駅)サラリーマンの憩いの場所として有名なところですが、実はここ、変なものコレクションの置き場所だったりするんですよ〜。
 「はじめ人間ギャートルズ」で有名な、石のお金ってあるじゃないですか。南の島のヤップ島というところで実際にあれって使われていたそうで、そこからわざわざ輸入して置いていたり、南極の石があったり、苔生した埴輪があったりと、よ〜く遊歩道脇を見てみると、なんか変なものが転がっていたりします。この石碑も、その変なものコレクションの一つ。正式名称ルーン石碑と呼ばれる記念碑です。

 古代ヴァイキング達は自分たちの名声が長くこの世に残ることを願って、自分や肉親の業績を、ルーン文字で石に刻みつけました。北欧に行くとそれが至る所に点在しているそうなんですが、この石碑はスカンジナビア航空のもの。1957年2月24日にスカンジナビア半島〜日本間に空路が出来た事への記念碑だそうです。現代人が作ったものなので、よく内容を見てみると、ルーン文字の他にアルファベットやローマ数字が混ざっていたりする「なんちゃって」石碑なんですが、雰囲気だけは充分味わえます。

 そうそう。申し遅れましたが今回の散歩、一カ所には留まりません。都内の北欧チックな場所にどんどん移動していきますので、みなさん交通費は用意して置いて下さい。私的にお勧めなのが、営団地下鉄の一日乗車券。710円で一日乗り放題です。今日の散歩は地下鉄での移動がほとんどなので、これを買っておくと便利です。

 地下鉄に乗って場所移動。次の目的地は赤坂見附駅。ここから目の前に建っている、赤坂東急ホテルへ向かいます。じつはここ、私とひんが結婚式あげたホテルなんですよ〜。へへへ。ってのはともかくとして(笑)、ここの一階にあるレストラン「ストックホルム」が最終目的地です。

 ここのレストラン、元々は六本木のスウェーデンセンターという、その名の通りスウェーデンの企業が集まった複合ビルに入っていたレストランだったのですが、つい最近こちらに越してきたのだそうです。ここの特徴は、何と言っても本場のあの「バイキング料理」が食べられること!(笑)一応スモーガスボードというのが正式名称らしいんですが、日本人にはやっぱりバイキング料理って言葉の方がぴんとくるね。うん。

 六本木時代はやたら高級なイメージがしていたこのお店ですが、こちらに移転した際、多少お値段下げたそうです。平日の夕方からはどれだけ食べても¥4、500−。(バイキングだから。(笑))でも、土日はビジネスマンが来ないし、客足鈍るからってことで、¥3,980−と値引きになります。こりゃ、行くなら土日だな。ちなみに消費税・サービス税は別ね。予約問い合わせは03-3509-1677まで。

 
しかし、日本における北欧世界といったら、やはり六本木のスウェーデンセンターでしょう。北欧家具の店や、ガラス細工店、「スカンジフード」という名の、そのとおり北欧の食料品屋さんに前述のレストラン「ストックホルム」など、ここはどこ?な世界が繰り広げられていたのですが、今回(2000年10月)写真を撮りに六本木まで行ったら、驚いてしまいました。建物が、消えている・・・。

 ちょうどあの辺り一帯が再開発を始めている地域で、スウェーデンセンターもそれによって取り壊されていました。だから「ストックホルム」は赤坂に移転したのか!く〜。

 (そしてさらにその後の話でありますが、2003年5月に再開発はフィニッシュを迎え、今では六本木ヒルズという、東京の新名所と成りました。ワタクシ一押しの「スカンジフード」の運命については、北欧編番外の「幻のミードを探せ!」に追記いたしましたので、是非そちらをご覧下さいませ。)

 まあでもしかし、スウェーデンセンターが取り壊されようとも、北欧的なるものは六本木にかすかに残ってはおります。六本木のアマンド横の坂(芋洗い坂)を降りて真ん中辺りに、小さな可愛らしいお店が。こちらも北欧料理のレストラン。「ダーラナ」と言います。(電話 03-3403-5171)「ストックホルム」が接待用高級レストランだとすると、「ダーラナ」はこぢんまりとした家庭的なレストラン。ランチも千円くらいだったはず。

 さて、レストラン紹介が2軒続いてしまいました。話を歴史に少し戻しましょうか。場所もちょっと移動しましょうね。次の場所は代官山。東急東横線で行っても良いんですが、せっかく営団地下鉄の一日乗車券を買ったことだし、ここは恵比寿で降りて代官山まで歩いちゃいましょう。

 目指す場所は、旧山手通に面した道に建っている、デンマーク大使館。ここにも実はルーン石碑があるんですよ。

 最近使われだした通信技術用語に「ブルートゥース」なるものがあるそうなんですが、聞いたことのある人居ます?ちなみに複数形の「ティース」ではなくて、「トゥース」単数形。青い歯一本ですね。・・・虫歯のことか?
 10世紀後半にデンマークとノルウェー(の一部)で活躍した「ハーラル青歯王」という王様が居まして、彼は情報の大切さをよく知っていて、有効利用したと言うことでこの名前が技術用語に最近取り入れられたそうです。そっちの話は全然知らなかったんですが、ハーラル青歯王といえば、ルーン石碑が古くから知られているんですよね。
 デンマークで最初にキリスト教を受け入れ、その記念石碑、通称「イェリングの石碑」と呼ばれるルーン石碑を建立した王様として有名なんです。あ、もちろんこれはレプリカです。
 大使館に、なんでこの石碑を置いたの?と質問したところ、「welcomeの気持ちを込めて」という、分かったんだか分かんないんだかの返事が返ってきました。結局のところよく分からないのですがA^^;、ともかく全世界共通で、デンマーク大使館あるところ、この「イェリングの石碑」のレプリカはあるようです。

 ちなみになんですが、本物の石碑の写真「ルーン文字とヴァイキング」というHPで見ることが出来ます。代官山とデンマークの片田舎という設置場所のギャップがなかなか楽しいかも。日比谷公園の「なんちゃって」石碑のコメントも書かれています。様式について触れてあるのが、さすが。

 とまあ、完全に私の趣味の世界になってしまいました今回の企画。次回はもうちょっと一般向けなものをご用意しておきますので、勘弁して下さい。(笑)でも、よく聞く地名でも、こんなものがあったとは知られていなかったんではないでしょうか?今度機会があったら、是非ついでにのぞいてみて下さいね。