シリーズ「これ。」その一 〜天井桟敷の猫・・・出演 ひなた
 

 当たり前のことなんですけど、人間は猫の言葉がわかりません。もちろん猫にとっても、人間の言葉は理解不能。それでもお互いの思っていることや考えが分かるのは、そりゃあもうお互いの観察力のなせる技な訳でして。世の中の動物飼いの人たち、動物と交流を持ちたい人たちは日々この観察力を磨いて、相対する動物とコミュニケーションを取っています。
 でも、でもね、いつもはムツゴロウさんを目指している一般人の私ですが、たまにはそんな心理作戦じゃなくて、もっと直球勝負で対象物との会話をしたいときがあるんですよ。目指せ、ドリトル先生。何故にそんなことを言い出すのかというと、その原因の一つとして最近のひなたお嬢さんの行動が挙げられます。

 基本的に猫というのは群れを作らない性質で、単独行為が当たり前となっています。こんだけ狭い日本のマンションの一室で、猫が3匹完全室内飼いされていれば、そりゃあ多少統制の取れた連携プレーというのも見受けられますが、でも、基本的には個人主義。他の猫が何かに熱中していても、後の二匹が知らん振りというのは良くある光景。ここ最近、他の二匹は構っちゃいないのにひなちゃんだけが取る行動というのがあるんですよ。それが、これ。

 
 登り棒の最上段に陣取り、ひたすら天井のある一点を見つめつづけるひなたちゃん。我が家にひなちゃん一匹だけしかいなかったら、多分「猫は人間に見えないものを見ているのよ〜!」とか言って怯えてしまうような勢いです。まあ、後の二匹がまるきり無関心なので、「ああ、ひなちゃんのオンリーブームなのね。」で終わっているんですけど。
 しかし一体、ひなちゃんは何を見ているんでしょう?

 
 照明カバー。虫でも中に入っているんでしょうか?
 多分、照明カバーに入ってもがいている虫をたまたまひなちゃんだけが見つけて、以来気になってチェックしているんだとは思いますが・・・。でも、なんでいつまでもいつまでもその一点にこだわりつづけるのか、直接インタビューしてみたい気持ちです。