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| 【 2004/01/10 「鼓動」 】 先日、職場のサッカー仲間から本を借りました。小松成美著「鼓動」。サッカー選手、中田英寿がイタリアに行くまでを書いたドキュメンタリーです。今まで特に中田ファンという訳ではなかったので、義理みたいにして読み始めたら、これが無茶苦茶面白い。一人の才能溢れる人間が、いかに周囲との軋轢の中で自分というものを守っていくか、そんなことが書かれていて、中田云々ではなく読み進めてしまいました。サッカービジネスの裏側も良くかかれているしね。サッカーとか中田とかに興味が無くても、読んでいて面白いと思える本だと思います。 でもそう言いつつも、やはり中田は凄い。イタリアに行った直後に出た本という事は、せいぜい1999年ごろまでの彼の姿しか描かれていない筈なんですが、今の姿とちゃんと重なるんですよ。信念とかスタイルが揺らいでいないの。移籍のことも、東鳩の役員になったことも、その他今の中田の動きはすべてこの本を読むと納得できるのがびっくりです。決して状況に流されるだけで終わったり、思いつきだけで行動でする人じゃないんだろうな。 あと、読んでいて良く分かったのが、評価というのはその時の背景や主眼にしているもので180度変わってしまうということ。1998年フランスW杯での日本惨敗を語るにあたって、マスコミや世間の人はどの選手が良くなかったのかの犯人探しを始めました。そこで槍玉にあたったのが、中田。中田がパスをミスしたから、中田がしっかりしてなかったから、他色々な事を書かれたらしいのですが、海外での評価は違っていた。日本では散々に非難されていた中田の動きが、海外では高く評価されていて、フランスW杯での活躍があったからこそ、海外移籍が実現した。 2003/12/27の日記でも最後にチラッと触れさせてもらったんですが、実際に自分の目で見た試合と、記事で書かれた内容って、別物みたいって思う時が有るんですよね。素人なので記事に特に反論する気も有りませんでしたが、だからと言って自分の見方を記事のとおりに修正する気も無く、書き続けていました。先程のフランスW杯のくだりを読むと、今まで、自分の感じたことを特に曲げもせずに書いていて、良かったなぁと思いました。そして、自分の目で見て感じたこと以外の情報は、取り扱いに注意しなくてはいけないんだという事も。だって、ヒロキチさんの日記を読まなかったら、私はいつまでも去年の天皇杯準決勝は「国見の田舎猿にやられた」と口汚く罵っていたと思いますし。 まあとりあえず、大久保に対する感情に付いては、慎重に対処いたしますよ。(笑)やべっちF.C.でも、「今年はフェア・プレー賞狙います!」って宣言していたしね。今年は大人な対応が出来るように頑張ってくださいね、大久保さん。(と、なぜか中田の話から、大久保に話題が移ったりして・・・。) |
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| 【 2004/02/21 U-23日本代表vs韓国 】 昨年11月末のJリーグ2ndディビジョンが終了して今年3月の1stディビジョンが始まるまでの4ヶ月弱、毎年この期間がJリーグのオフシーズンになります。この期間、選手は痛めた体を治すべく休養取ったり、本番に向けて体鍛えたりと、裏の方で頑張っていたりするんですけど、完全に試合が無い訳ではございません。Jリーグがオフシーズンに入っている今だからこそ、各チームの試合日程を気にすることなく心置きなく日本代表の試合に召集もできるし合宿も組めるということで、始まりましたね、代表の試合。しかも昨年のSARSの影響や戦争やテロの影響なんかで延期になったりしわ寄せ食らっていたツケを一気に返そうと言わんばかりの過密ぶり。すでに今の時点でドイツW杯に向けたA代表と、アテネオリンピックへ向けたU-23代表の2つの日本代表が幾試合か消化しているんですが、日記書きそびれ・・・。と、とりあえず、今回はU-23について書きますね。 U-23のメンバーは、永らく「谷間の世代」と言われつづけていて、確かに今まで試合観ていてもそんなに面白くなかったんですよ。前の世代が99年ワールドユース組と呼ばれていて、稲本や小野、小笠原といった現在A代表や世界で活躍している人たちです。こちらがいわゆる「黄金の世代」。で、それに継ぐといわれているのが、U-23ではなく、その一世代下のU-21。上と下に傑出した選手が現れて、その間でもがいているのがこのU-23のイメージでした。 が、今年になって俄然面白くなってきましたよ! 一番の魅力はブラジルから帰化した闘莉王とまだ18歳今年大学入学の平山を投入したところでしょうか。トゥーリオは、あの分かりやすい闘争心でチーム全体の士気を高め、一気にチームを別物に変えてくれました。今までね、U-23はチーム全体の気質が陰に向きやすい感じだったんですよ。試合観ていても、なんとなく後ろ向きというのか、一度上手くいかなくなると一気に崩れたり、前にボールが行かなくて、すぐに後ろに向かってパス出してこねくり回しちゃったりとか。それが一番後ろで守っているはずのDFトゥーリオが、「隙があるなら俺が行くぞ!おらおらおらおらおら〜っ!!」というノリで前線へ突っ込んでいくものだから、いきおい、みんなも前を向かなくてはいけなくなる。上と下に挟まれて、今までうつむき加減にぼそぼそとしゃべっていた内向的な次男が、ようやく顔を上げて前を向いて走ることができるようになった、そんな感じ。で、その前向きになった次男が得た最大のFWが、平山。こいつは本当に凄いです。 韓国戦の前、2/8に親善試合という名の元にトゥーリオと平山のお披露目がありました。この時、日本代表に初出場ながら初ゴールを決めて一気に評価された平山でしたが、私的にはこれをアシストしていた田中達也を誉めたかった。確かに達也のクロスが来てゴールを狙える位置にいて、そこできちんと点取れた平山は凄いんだけれど、その位置にきちんとクロスをした達也も上手いよな、と。そんな訳で2/8は平山よりも他の選手の動きの方が気になっていた私ですが、2/21はもう素直に認めました。平山、凄い! 190センチと背が高く、そのせいかなんとなく「大男、総身に知恵が回りかね」的な動きをイメージしがちなんですけど、動きの一つ一つが常に状況判断と次の回りの行動を予測しながらなので、的確なんです。きちんと点が取れ、前線で動けるFWって、そもそもFWってそういうものなんだけれど、でも日本にはなかなかいないタイプですよね。 ここまでこの二人について熱く語ってしまいましたが、他の選手もいいですよ。基本は「後ろ向き次男チームU-23」ですが、この中に「出来る三男チームU-21」から数人が混ざっています。今回の試合では今野と坂田しか見ることは出来ませんでしたが、一つ上の世代に混じったからといって、気後れするそぶりも無く、堂々と戦ってました。U-21の特徴、大物ぞろいのふてぶてしさは健在で、それゆえ頼もしく感じます。試合が進むにつれ、今回はベンチだった成岡や菊地の活躍も見たいところ。 もちろん、U-23も負けていません。あんなに繊細で傷つきやすくてメンタル弱そうだった次男なのに、気が付くと、精神力も技術も素晴らしく向上していてびっくりでした。W杯終わった直後、U-21だった頃はまだ年齢的にプロに入ったばかりで活躍も出来ず、周りの環境に飲まれている感じだったのが、2年経つうちに気がつけば第一線で戦っているのが大半だから、そりゃあ強くもなりますか。顔付きもみんな男らしくなってきて、この位の年齢の子はどんどん変わっていくんだなとつくづく思いました。 最近、A代表に関してはちょっと行き詰まるというか、やきもきさせられているせいか、オリンピック世代は楽しいです。しかし書いたの読み直すと、本当に視点が「若い甥っ子の成長っぷりを見て喜んでいる親戚のおばちゃん」って感じ。う、う〜ん。 |
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