なつみかん(夏蜜柑)

夏みかんの正式名は「ナツダイダイ(夏橙)」
夏みかんと呼ぶのが一般的でしょう。
 江戸時代(1700年頃)、山口県長門市青海島に流れ着いた1個の蜜柑の実生が始まりとされています。当初、冬に実った果実は酸味が強すぎて食用には不向きと考えられていましたが、樹上に夏まで残った蜜柑の酸味が抜けることがわかって果樹としての価値を認められ明治維新以降、山口県萩市の失職した武士に接ぎ木した夏みかんの苗木を武家の庭先に植えさせて副業を奨励したことから急速に萩の城下に広がったということです。
 昭和40年代に大分県の果樹園の夏みかんに自然変異で糖度の高いものが見つかり、以来「甘夏みかん(川野ナツダイダイ)」として栽培が進められて、今日では栽培の主流は「甘夏みかん」になっています。
むし暑い季節に爽快な酸味のある夏みかんのゼリーはいかがでしょうか。             Jun.2004

夏みかんの木
[ 花は5月頃、果実は11〜12月頃、夏に収穫するので夏みかんという ]
甘夏のフルフルゼリー ■甘夏のフルフルゼリー■
Recipe(4人分)
<材料>甘夏の果汁300cc(約3個分)、1個は甘皮を除き果肉を細かくほぐしておく。
      ゼラチン5g(50ccの水にふり入れて湿らせておく)、
      グラニュー糖 大さじ3、コアントロー(風味付けに少々、入れなくてもよい)
<作り方>
1.甘夏みかんの果汁に、グラニュー糖を合わせて火にかけ、70℃くらいに暖める。  
2.湿らせておいたゼラチンを加えてよく混ぜて溶かし、粗熱を取ってコアントロー少々を加える。
3.別にしておいた果肉を容器に分け入れ、Aを均等に注いで冷蔵庫でよく冷やす。

※ビタミンCは沸騰させると壊れてしまうので注意します。
 また甘味に蜂蜜を使うとゼラチンが固まりません。
 ふつうのゼリーより柔らかい口に入れるとすぐ溶ける、ゆるいゼリーです。

マーマレード⇒残った皮は中果皮(白いところ)を除き、よく洗って一度ゆでて薄切りにし、皮500gに対してグラニュー糖700gで煮詰め、レモン汁30ccを加えて仕上げ、熱湯煮沸したビンに詰めます。
+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+〜+
― Memo ―
長門市青海島大比日の樹齢約250年の原木は史跡名勝天然記念物に指定されている。
夏みかん原木についての詳細はこちらをどうぞ。

― 東 京 散 歩 ・ Tokyo Traditional ―
©All Rights Reserved Mimoza
もどる いちじくへ