Sunday, Oct. 7, 2007

環境基準の千倍

市場移転予定地より高濃度のベンゼン検出

共同通信によると、東京都の専門家会議は6日、予定地内で行った地下水・土壌調査の結果、地下水から環境基準の約千倍という高濃度の有害物質ベンゼンが検出されたと、発表した。
上記について、石原都知事は、2007年10月13日、東京新聞のインタービューに「千倍の濃度のベンゼンというのはびっくりした‥‥」と、こたえています。
都知事の後学のために、築地移転に反対している仲卸しの長老から聞いた話をご紹介すると、2006年の夏の暑い日、豊洲の移転予定地からはかげろうが立っていました。長老は土地の汚染をチェックしようと、生きたネズミの入ったネズミ捕りを敷地に置いてみました。すると、ネズミは1時間以内に死んでしまったそうです。

そもそも、築地移転をする必要があるのでしょうか?

以下は、私の石原都知事に対する提言です。

移転の根拠には理屈が伴っていません。

石原都知事は移転の根拠に、「古い、汚い」と答えていました。

私は1978年から4年半、大学を卒業してから築地場内で働いていました。その当時から移転は取り沙汰されていました。実際、一度は大井移転の話が持ち上がり、仲卸しの組合と、野鳥の会の反対で立ち消えになりました。大田市場ができたときにも、築地市場の主要市場としての機能を徐々に移行させるという話がありましたが、実現しませんでした。
当時なら移転の必要性がありましたけれど、今はもうありません。
当時と、今の状況は違っています。

当時は仲卸しの数も今よりも多く、商売も活気があって、特に年末年始の混雑振りは異常でした。年末年始は配送の面でいつも機能障害に陥ったのです。
また、まだスーパーマーケットの黎明期であり、水産市場はスーパーマーケットに対抗意識や、新業態に自ら取引先として参入したい意識があって、配送や、衛生面の改善のために移転が必要だったのです。

しかし、今は築地が往年の活気がなくなり、配送が機能障害を起こすことがなくなり、スーパーマーケットの業態と、市場流通の業態がおたがいになじまず、たとえ築地が移転したからといって、商売が改善するわけではないと分かってしまい、移転の理由がなくなってしまいました。

オリンピックを移転の理由にあげるのは筋違いです。まだオリンピックをやると決まっていません。
建物のアスベストや耐震構造のなさを問題にするのであれば、随意契約ではなく、公募して対策の最善策を見出す努力をするのが先決だと思うのですが。

「JanJan市民記者」というサイトに同じ内容を投稿しました。ご興味のある方はそちらもみてくだいさい。
アドレスは、
http://www.news.janjan.jp/living/0704/0704053182/1.php 
です。

2007年10月14日(日)
中村直人
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