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Tuesday, Dec. 18, 2007 東京新聞
《築地魚市場は日本の観光資源・文化遺産》
東京新聞に以下の投稿が載りました:

築地魚市場は日本の重要な観光資源・文化遺産です。
私は観光ガイドの仕事をしています。外国から日本にやってくる観光客にとって、今や築地魚市場は富士山や浅草と並ぶ必見の観光スポットです。「Trip
Advisor」というネット上のサイトが紹介する東京の呼び物ベスト10の一位は築地魚市場です。「lonely
planet」というガイドブックの日本紹介ベスト5の二位は築地魚市場です。一位は「京都の寺と庭園」、三位は「温泉」です。
外国人観光客の間で築地魚市場が有名になったのはここ十年来のことです。1995年版の「lonely
planet」には築地の地名さえ出てきません。築地の名前は、世界の、食文化に対する見方が変化するとともに知られるようになりました。ファーストフードやスーパーマーケットに象徴される食文化と違う文化を築地にみるのでしょう。
築地魚市場の特徴は、その扱い量と、相場が全国の相場の基準になるという面において、日本全国56都市の86市場ある中央卸売市場の頂点に立つ巨大魚市場である点です。世界に類を見ないほどの巨大魚市場の地位を維持できるのは、大消費地東京の、銀座のすぐそばという絶好の立地にあるからです。最近、『ミシュラン』の三ツ星レストランになった銀座の有名すし店は、もちろん築地から仕入れています。
本来の水産流通の業態としての築地魚市場は、観光とは逆に、五年前には千三百を数えた仲卸し業者が、現在は八百を欠けるというように徐々に疲弊しています。築地移転が、世界の水産流通の「もうひとつの道」の消滅の引き金とならないことを願うばかりです。
中村直人
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