ヨーロッパ、北アフリカ、アジアと広い地域に自生し、6月から9月にかけてデージーのような白い花びらと黄色の芯をもつ可憐な花をつけるカモミール。
その薬効は古くから認められ、ローマ時代には蛇にかまれた傷を治すともいわれました。
今ではハーブティとして有名ですが、その始りは、あらゆる病気に効く民間家庭薬としてお茶にして飲んだことがきっかけとか。他にも浴槽に入れたり、虫除けの効果をねらって床に撒き散らすことも、中世の王族たちの間で流行ったといわれます。
その人気の秘密は高い薬効効果の他に、なんといってもリンゴのような甘く優しい香りにあります。
ヨーロッパの人々の生活になくてはならないカモミールは、1930年代には世界的な薬理学者が、主成分のアズレンに優れた炎症抑制、消炎作用があることを発表。胃炎、胃潰瘍にも効果があることがわかりました。
古代ローマ人の知恵の深さが、二千年の時を経て科学的に証明されたのです。
さらに最近では、医学的評価の高いカモミールは化粧品としても加工され、皮膚の代謝を活発にして組織の再生を促します。
フェイシャルとしてカモミールを煮立たせた蒸気を顔に当てるという方法や、ティーパックをお茶に使った後、瞼や炎症部分に当てるとよいといった話は、今でもヨーロッパの女性達に伝えられているそうです。 |
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