| おつきゆきえさんによる宮沢賢治の朗読の会を開催しました。おつきさんは絵本専門店を主宰されていた経験も有、現在は「ほんたうのたべものや」として「絵本の会」や「宮沢賢治の朗読の会」を各地で開催されています。
開催場所となった書店の2階は建物も古く、雨戸も木製、窓も木製枠に1枚ガラスというレトロそのものの部屋で、ここで賢治の朗読会を開催したら、風情があってよいのでは、と企画したのでした。おつきさんの根強いファンの方も多く、ちょうどよい人数となり開催できました。
朗読した作品は「二人の役人」「紫紺染について」「やまなし」「黒ぶどう」の4作品。おつきさんのテンポの良く紡ぎ出される言葉が耳に入るやいなや、その情景がしっかりと浮かんできて驚きました。「二人の役人」と「紫紺染について」は非常に面白い話で、おつきさんの方言を交えた台詞が飛び出すと、おかしくておかしくて声をあげて笑わずにはいられない、という感じでした。宮沢賢治の作品には、よく知られている作品の他にもいろいろな作品があり、特に役人物は面白い話がたくさんあるそうです。
「やまなし」はよく知られている話ですが、朗読で聞いてみると、また、違った風に聞こえるので不思議でした。聞きながら、私も川の中の蟹になり、一緒に水面を見上げました。「黒ぶどう」の話でも、かわいい仔牛と一緒にドキドキの冒険をしました…。
おつきゆきえさんの「賢治朗読の会」は、賢治を愛して、愛して、愛し抜いているおつきさんならではの出来る技であると感じました。「こんなに楽しい1時間であれば、また、体験したい…」と、私も個人的にリピーターになりそうです。
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