古いコインと思いで

フランスの5,2,1とハーフフランコイン

フランスには、1963年に初めて行った。そしてパリの北にある当時人口2千人と言う小さな村に3ヶ月近く滞在した。勿論私にとっては初めての海外旅行だったし、この小さな村にとっても日本人は極めて珍しい存在だった。それ以来仕事の関係でフランスへは何回も訪れる事になった。そして、フランスフランにはずいぶんお世話になった。
1963年と言えば、まだ1ドル360円時代で、フランスでは旧コインも札も流通していた。と言うのもインフレの関係で60年に当時のフランが百分の一に切り下げられ、旧100フランが1フランになってしまった。しかし、その古いフランもそのまま百分の一の価値で使われていた。
さてここには、新5フラン、2フラン、1フラン、ハーフフランの4種類のコインを載せた。特に1フランコインは、通貨切り下げが行われた当時から発行され、私にとっても一番お世話になったコインでもある。
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表側には、どのコインも同じ女性像がデザインされている。この女性が何者かと長い間気になっていたが、調べず仕舞いになっていた。今回、これが、地平線から昇る輝かしい朝日(5フランコインではうまく写っていない)を浴びて種を播いている女性である事を知った。しかも、女性は、アルゼンチンコインで紹介した自由の象徴であるフィリジアン帽を被っている。そして播いているものは思想、自由・平等・博愛の思想の種を播いている図だと言う。流通していたフランスコインのデザインは一般的には平凡なものが多いと思っていただけに、さすがフランスだと言う印象を持った。
裏側は、各コインそれぞれ少しずつ異なるが、金額、発行年と自由、平等、博愛のスローガン、オリーブの枝が5フランが全体像、金額が小さくなるにつれてその部分像がデザインされている。


5フランコインは、1970から96年まで発行され、材質は、ニッケル、直径29ミリメーター、重量10.9グラム。2フランコインは、1979年から2000年、材質ニッケル、直径26.5ミリメーター、重量7.5グラム。1フランコインは、1960年から2001年、材質ニッケル、直径24ミリメーター、重量6.0グラム。ハーフフランコインは、1965年から2000年、材質ニッケル、直径19.5ミリメーター、重量4.5グラム。


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