Don Henley
1947年7月22日、米国テキサス州Gilmer生。1972年にGlenn FreyらとEaglesを結成し、1982年までウエストコーストを代表するロックアーティストとして大活躍した。Eagles解散後はソロ活動を開始、多くのアルバムとシングルをヒットさせている。1994年にはEaglesの再結成に合わせてのワールドツアーで来日もしている。
オフィシャルHP: http://www.donhenley.com/
関連アーティスト: Eagles, Glenn Frey, Joe Walsh
I Can't Stand Still
Released 1982
Label & Number: Asylum
Produced by Don Henley, Danny Kortchmar and Greg Ladanyi
Tracks:
01: I Can't Stand Still
02: You Better Hang Up
03: Long Way Home
04: Nobody's Business
05: Talking To The Moon
06: Dirty Laundry
07: Johnny Can't Read
08: Them And Us
09: La Eile
10: Lilah
11: The Uncloudy Day
イーグルス活動休止後、1982年に発売されたソロアルバム。同じくイーグルスのGlenn Freyのソロアルバム発表の直後にリリースされたので大いに話題となった。このアルバムの構想を練るのに1年程かかったという力の入れようがすごい。
アルバム発表に先駆けて先行発売されたシングル、Johnny Can't Readにはかなりびっくりした印象を持っている。ニューウェーブ風の曲に仕上がっており、かなり大胆にキーボードを使った曲であった。これはDon Henleyのイメージに合わないなという気がした。たしかビルボードのチャートでもTop 40に入らなかったと思う。
その次にリリースされたDirty Laundry、これも典型的なアメリカンロックで人気だったイーグルスらしからぬハードでエレクトリックな曲。リズムボックスが曲を支える曲っていうのはイーグルスにはなかった。Joe Walshがこの曲の中でかなりすごいギターソロ(しかも彼にしか弾けないと言う「いかにも」という雰囲気!!)を聴かせてくれる。Joe Walshの他にもSteve Lukatherがかっこいいソロを聴かせてくれる。この2人によるギターソロは必聴。
Don Henleyのヴォーカリストとしての魅力を発揮しているI Can't Stand StillやTalking To The Moonといったバラード曲も聞き物だし、R&B風のThem And Us(重い)、ゴスペルのスタンダードをレゲエ調にアレンジしたThe Uncloudy Dayなどなど、トータル的にはこのアルバムはなかなか聴きごたえがある。
Building The Perfect Beast
Released 1984
Label & Number: Geffen GHS 24046
Produced by Don Henley, Danny Korchmar & Greg Ladanyi
Tracks:
01: The Boys Of Summer
02: You Can't Make Love
03: Man With The Mission
04: You're Not Drinking Enough
05: Not Enough Love In The World
06: Building The Perfect Beast
07: All She Wants To Do Is Dance
08: Sunset Grill
09: Driving With Your Eyes Closed
10: Land Of The Living
1984年作品。前作"I Can't Stand Still"と同様、Danny Kortchmarがアルバム全体の核となっている。ただ前作と比べると、より多彩なゲストが参加しているのが注目される。
"The Boys Of Summer"ではMike Campbell、"You Can't Make Love"ではLindsey Buckinghamの、いかにも彼ららしい独特なギターワークが聞ける。また、"Man With The Mission"で参加のCharlie Sextonも若々しいギターソロを聞かせる。R&B色の強いスローテンポの"You're Not Drinking Enough"でバックコーラスを聞かせるのはSam Moore。もちろん、R&BデュオのSam & DaveのSamのほうである。名曲の呼び声高い"Sunset Grill"での分厚いシンセはMichael Boddickerが担当しているが、このアレンジはRandy Newmanによるものである。
参加アーティストでいえば、イーグルスのメンバーがまったく参加していないのも興味深い。
全体的な音の印象としては、Don Henleyらしい、R&B風の作品が並んでいて、彼のファンであれば絶対に気に入るであろう出来となっている。