曜日
閏秒

一週間
一週間は7日であり、日曜日から始まって土曜日で終わる。年や月の区切りに左右されず独立していて 、同じ曜日は必ず7日置きに巡ってくる。
各国での呼び方はこんなふうである。

 週の
呼び方
1日目2日目3日目4日目5日目6日目7日目
日本日曜日月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜日
英語weekSundayMondayTuesdayWednesdayThursdayFridaySaturday
イタリア語settimanaDomenicaLunediMartediMercolediGiovediVenerdiSabato
ギリシア語hebdomasKyriakeDeuteraTriteTetarte
(Tetrade)
Pempte
(Pephte)
ParaskeueSabbaton
ドイツ語wocheSonntagMontagDienstagMittwochDonnerstagFreitagSamstag
(Sonnabendo)
フランス語semaineDimancheLundiMardiMercrediJeudiVendrediSamedi
ロシア語nedelya
неделя
Woskresenie
воскресенье
Ponedelnik
понедельник
Vtornik
вторник
Sreda
среда
Chetverg
четверг
Pyatnitsa
пятница
Subbota
суббота
中国語星期星期日
(礼拝日)
星期一星期二星期三星期四星期五星期六
古典
ギリシア語
hebdomashemera Heliouhemera Seleneshemera Areoshemera Hermeoshemera Dioshemera Aphroditeshemera Kronou

週の起源
そもそも、なぜ一週間は7日なのか。

天文学に優れたというカルデア王国(新バビロニア王国:前626〜前539)では、地球に近い7つの星、つまり月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星は特別な星であり、その日と時間の運勢を司る天体だと考えられていたという。
当時は宇宙の中心は地球であり、星々は地球の周りを回っているものだと考えていたため、地球から観測した見かけの速さから、ゆっくり動くものほど地球から遠いと考えたようである。
そして地球から遠い順に1時間ずつ時間を支配すると考えた。1日の各時間を支配する星は一番遠い土星から始まり、火星で終わる。翌日は次の太陽から始まることになり、水星で終わる。というように、1日の始まりの星は順番にずれていく。1日の始まりの星がその日を代表する星であり、7つの星は7日で一巡する。これが七曜の始まりである。最初は土星から始まるので、つまり週の始まりは土曜日である。
下の表を見れば、土、木、火、日、金、水、月の順で1時間づつ割り振ると、1日の始まりは土、日、月、火、水、木、金となることが分かる。

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1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目

曜日名の意味
曜日名の基になっているのは、まぁ、惑星の名前か番号かどちらかであると言える。
上記にない国でもたいがいそうである。もっとも、惑星の名前とはつまり神の名前であるが。

ギリシアは日曜日から順に「主(Kyriake)」「第2(Deutera)」「第3(Trite)」「第4(Tetarte)」「第5(Pempte)」「第6(Paraskeue)」「準備(Sabbaton)」である。
ちなみに、イタリア語の「週」は「7つの(settimana)」であり、ドイツ語の水曜日は「週の中央(Mittwoch)」である。

ユダヤ教やキリスト教で安息日(あんそくにち)という日があって、ラテン語でSabbath、ポルトガル語でSabbado、オランダ語でSabbat、まぁとにかく「サバト」というらしい。
安息日は週の第7日土曜日(実際に指すのは金曜日の日没から土曜日の日没まで)のことで、この日は一切の業務、労働を停止して休息する日だそうである。
キリスト教ではイエス・キリストが復活した日だとして日曜日を主日(Load's day)として礼拝を行っている。

さて、曜日名についてどんなふうになっているか見てみる。

曜日英語名意味 由来
日曜日Sunday太陽の日  太陽(sun)
ギリシア神話では太陽神ヘリオス(Helios)
月曜日Monday月の日  月(moon、lunar)
バビロニアではシン(年月と生物育成)
火曜日Tuesday火星の日  軍神チュール(Tyr)
ローマ神話ではマルス(Mars)
ギリシア神話ではアレス(Ares)
バビロニアではネルガル(戦争と死)
水曜日Wednesday水星の日  魔術の神ウォドン(woden:北欧神話最高神オーディン(Othinn))
ローマ神話では神々の使者マーキュリー(Mercury)
ギリシア神話ではヘルメス(Hermes)
バビロニアではネボ(運命と学問)
木曜日Thursday木星の日  雷神トール(Thor)
ローマ神話では主神ジュピター(Jupiter:ユピテル)
ギリシア神話では主神ゼウス(Zeus)
バビロニアではマルドック(主神)
金曜日Fridy金星の日  美と性愛の女神フリッグ(Frigg)
ローマ神話ではヴィーナス(Venus)
ギリシア神話ではアプロディテ(Aphrodite)
バビロニアではイシュタル(愛と美と豊饒)
土曜日Saturday土星の日  豊穣・再生の神サターン(Saturnus:サトゥルヌス)
バビロニアではエヌルタ(狩猟と農耕)

英語名では第3日から第6日まではゲルマン神話の神の名前で、土曜日のみローマ神話の神の名前らしい。

ちなみに土星は、占星術では、わざわいの星だとか。だから土曜日は安息日にしたのかも。

そうそう、「曜」とは、光り輝くという意味である。

週の始まりはほんとに土曜日か
どうも、土曜日を週の始まりとしないで、日曜日を週の始まりとするようである。(なぜだか不明)
日曜日が週の始まりであることを前提として、安息日だとか主日だとかが決まっているみたいに見える。(もしかしたら、土曜日を安息日に、というのが始まりかもしれないが)

安息日
その前にまず、一日の定義がある。

光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。
(旧約聖書 創世記1章5節)

すなわち、一日は日没から始るということらしい。

さて、安息日であるが、モーセの十戒(旧約聖書 出エジプト記20章)の4番目の戒律によるものである。

20:8 安息日を心に留め、これを聖別せよ。20:9 六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、20:10 七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。20:11 六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを造り、七日目に休まれたから、主は安息日を祝福して聖別されたのである。
(旧約聖書 出エジプト記20章8〜11節)

すなわち、7日目が安息日である。なぜか日曜日から始まるので、7日目は土曜日であり、安息日は土曜日となる。
六日の間に主が天地を造り、七日目に休んだというのは創世記にあるとおりである。

2:3 この日に神はすべての創造の仕事を離れ、安息なさったので、第七の日を神は祝福し、聖別された。
(旧約聖書 創世記2章3節)

安息日については、

5:14七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、牛、ろばなどすべての家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。そうすれば、あなたの男女の奴隷もあなたと同じように休むことができる。
(旧約聖書 申命記5章14節)

5:15 あなたは、自分がエジプトの地で奴隷であったこと、そして、あなたの神、主が力強い御手と伸べられた腕とをもって、あなたをそこから連れ出されたことを覚えていなければならない。それゆえ、あなたの神、主は、安息日を守るよう、あなたに命じられたのである。
(旧約聖書 申命記5章15節)

とも書いてある。

十戒
ちなみに十戒は

第一戒 20:3 あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。
第二戒 20:4 あなたはいかなる像も造ってはならない。上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、いかなるものの形も造ってはならない。20:5 あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。わたしは主、あなたの神。わたしは熱情の神である。わたしを否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも問うが、20:6 わたしを愛し、わたしの戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみを与える。
第三戒 20:7 あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。みだりにその名を唱える者を主は罰せずにはおかれない。
第四戒 20:8 安息日を心に留め、これを聖別せよ。20:9 六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、20:10 七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。20:11 六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを造り、七日目に休まれたから、主は安息日を祝福して聖別されたのである。
第五戒 20:12 あなたの父母を敬え。そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生きることができる。
第六戒 20:13 殺してはならない。
第七戒 20:14 姦淫してはならない。
第八戒 20:15 盗んではならない。
第九戒 20:16 隣人に関して偽証してはならない。
第十戒 20:17 隣人の家を欲してはならない。隣人の妻、男女の奴隷、牛、ろばなど隣人のものを一切欲してはならない。

というものである。

モーゼ(Moses)

イスラエル人の指導者。前14世紀頃エジプト生まれ。イスラエル人を率いてエジプトを脱出、約束の地カナンへ導いた。途中で漂泊したシナイ山において唯一神ヤハウェ(Yahweh:エホバとも言う)から十戒を与えられる。

イスラエル(Israel)とは旧約聖書に見えるヤコブとその後裔たる12部族の総称である。パレスチナの東南方荒地に起り、前千数百年頃エジプトに居住した人々で、モーゼに導かれてエジプトを脱出、カナンの地に至り、前1250年頃サウルによってヘブライ王国を建設。前926年、北のイスラエル王国と南のユダ王国とに分裂。イスラエルは前722年に、ユダは前586年に滅亡した。バビロン捕囚の後、イスラエルの宗教はユダヤ教として発展した。
ヤコブ(Jacobus)はイスラエル民族の祖である。イサクの子で、天に通ずる梯子の夢を見、天使と格闘して、神から祝福を受けた。12人の息子はそれぞれイスラエル12部族の祖とされる。
ユダヤ教(Judaism)はモーセの律法を基礎として唯一神ヤハウェを信奉し、イスラエルの民のために神の国を地上にもたらすメシアの来臨を信じる。
ユダヤ人(Jew)はヤコブの子ユダ(Judah)の子孫の意味。現在イスラエルでは「ユダヤ人を母とする者またはユダヤ教徒」と規定している。
十戒(じっかい:Decalogue、Ten Commandmentsとも言う)とは「わたしをおいてほかに神があってはならない」以下、殺人、姦淫、盗み、偽証、貪欲等を戒めた十箇条の掟で、「十誡」とも書く。旧約聖書出エジプト記二十章。
カナン(Cannan)とはパレスチナのことを指しており、神がアブラハムとその子孫に与えると約束した地のこと。
アブラハム(Abraham)は、旧約聖書ではイスラエルの民の祖のことである。ちなみに、コーランではイブラーヒームの名で現れ、六人の大預言者の一人で、最初のムスリム(帰依者)とされる。信仰厚い人格によりすべての人の模範として、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教においても厚く尊敬される。
旧約聖書(The Old Testament)はヘブライ語で書かれたユダヤ教の聖典で、キリスト教徒によっても受けつがれ、新約聖書と区別してこう呼ばれる。古代イスラエル史、モーセの律法、詩篇、預言者の書などを含む。
新約聖書(The New Testament)は キリスト教の経典で、旧約聖書とともに聖書(バイブル(Bible))と呼ぶ。全27巻で、キリストの事跡を記した福音書、弟子たちの行動を記した使徒行伝、使徒たちの書簡および黙示録を含む。
モーゼの五書と呼ばれるものがあって、それは旧約聖書巻頭の五書、すなわち創世記、出エジプト記、レヴィ記、民数記、申命記のことである。モーゼの著作ということでこう呼ばれたが、実際はいくつかの資料の編集されたものだそうである。

世界暦
「世界暦」という、宗教やなんかにとらわれない世界共通の暦が考案されたが、 残念ながらどこにも採用されていない。しかし、遠い将来、何かの弾みで採用されるかもしれない。

1.1年を一月28日の13ヶ月とし、最後の1日を「無曜日」とする
  1年365日は、1週間7日で割ると52週で余り1日(365=7×52+1)なので、1日だけ無曜日とすれば、毎年日付と曜日がずれることはない。閏年は無曜日を2日とすればよい。
1年は、一月を4週間(つまり28日)とすれば、13ヶ月(52=4×13)でまぁ今の12ヶ月に近い分け方となるし。
しかし、13という数字が嫌だとか。
2.一月を31日、30日、30日の繰り返しとして1年を12ヶ月とし、最後にやっぱり無曜日を置く
  この3ヶ月単位の繰り返しでは1年365日に1日足らなくなるので(31+30+30=91、365÷91=4…1)、最後に無曜日として持ってくる。もちろん閏年は無曜日を2日とすればよい。
これも毎年日付と曜日がずれることはない。3ヶ月単位の繰り返しは1年の四季にも当てははまるし。
しかし、ヨーロッパ式の暦で世界中を統一するとしてイスラム教徒などの反対にあったとか。

一週間の歌
最後に、一週間の歌を歌おう。

一週間(Неделька)
訳詞:音楽舞踏団カチューシャ
作曲:ロシア民謡

日曜日に 市場(いちば)へでかけ
糸と麻(あさ)を 買ってきた
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ リャ
В воскресенье я на ярмарку ходила,
Веретен да кудельку купила…
Тюря, тюря, тюря, тюря, тюря, тюря-ря,
Тюря, тюря, тюря, тюря-ря!

 

月曜日に おふろをたいて
火曜日は おふろにはいり
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ リャ
В понедельник я банюшку топила,
А во вторник я в банюшку ходила…
Тюря, тюря, тюря, тюря, тюря, тюря-ря,
Тюря, тюря, тюря, тюря-ря!

 

水曜日に ともだちが来て
木曜日は 送っていった
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ リャ
Тебя, миленький мой, в среду встречала,
А в четверг я тебя провожала…
Тюря, тюря, тюря, тюря, тюря, тюря-ря,
Тюря, тюря, тюря, тюря-ря!

 

金曜日は 糸まきもせず
土曜日は おしゃべりばかり
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ リャ
Эх, да в пятницу не прядут, не мотают,
Во субботу всех померших поминают…
Тюря, тюря, тюря, тюря, тюря, тюря-ря,
Тюря, тюря, тюря, тюря-ря!

 

ともだちよ これが私の
一週間の 仕事です
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ リャ
Так-то, миленький мой, ласковый Емелька,
Проработала всю эту я недельку.
Тюря, тюря, тюря, тюря, тюря, тюря-ря,
Тюря, тюря, тюря, тюря-ря!

 

1949年(昭和24年)に旧ソビエトから帰国した人々が結成した、歌と踊りのアンサンブル「帰還者楽団」(後の音楽舞踏団「カチューシャ」)によって訳詞された。

歌詞について
「水曜日に ともだちが来て/木曜日は送っていった」のところが
「水曜日に あなたと会って/木曜日に送っていった」で、
最後の
「ともだちよ これが私の」のところが
「恋人よ これが私の」
というふうに覚えている人もいるでしょう。
これはどういうことか、不明(誰か教えて)。

ロシア民謡について
ロシア民謡「一週間」は、チャストゥーシカ(chastushka:村歌)というジャンルであり、これはロシア民謡としては最も新しい農村的様式で、18〜19世紀に新しく入ってきた西欧音楽と伝統的な音楽語法とを折衷させた様式である。始めロシアの都市住民の間に生まれ、19世紀後半には農村にも浸透した。

ロシア民謡は、戦後の「うたごえ運動」を通じて普及し、うたごえ喫茶での定番となった他、うたごえ運動系の合唱団の主要なレパートリーとなった。ウクライナやベラルーシの民謡も、ロシア民謡と括られているが、ロシア革命以降に作曲された歌曲は、ソビエト歌曲と呼ばれる。