| 音階 | |
| 日本 | ||||||||
| Do ド |
Re レ |
Mi ミ |
Fa ファ |
Sol ソ |
Ra ラ |
Si シ |
Do ド |
|
| アメリカ | C シー |
D ディー |
E イー |
F エフ |
G ジー |
A エイ |
B ビー |
C シー |
| ドイツ | C ツェー |
D デー |
E エー |
F エフ |
G ゲー |
A アー |
H ハー |
C ツェー |
| フランス | Ut ユト |
Re レ |
Mi ミ |
Fa ファ |
Sol ソ |
Ra ラ |
Si シ |
Ut ユト |
「シ」の音はアメリカでは「B」ドイツでは「H」である。ドイツで「B(ベー)」の音は「シ♭」を指す。
変位記号(♯、♭、
、
)のつかない音を「幹音」といい、変位記号のついた音を「派生音」という。ただし、
(ナチュラル)は本位記号といい、これのついた音は幹音である。
「#(シャープ:半音上げる)」を日本では「嬰(えい)」といい、「♭(フラット:半音下げる)」を「変(へん)」という。もっと言えば、「
(ダブルシャープ:半音2回分上げる)」は「重嬰(じゅうえい)」、「
(ダブルフラット:半音2回分下げる)」は「重変(じゅうへん)」である。
クラシック関係者はドイツ語の音名を使う人が多いらしい。
音名
「音名」つまり実際の音の高さを直接表す言葉は、通常アルファベットを使い、順に「C D E F G A B C」を使う。A=440Hzであり、オクターブ上がったり下がったりの音を示す時はアルファベットの横に数字を付ける。440HzのAはA4であり、1オクターブ下は220HzでA3、1オクターブ上は880HzでA5である。数字は0から6までで、それ以外は使われない(たぶん)。
オクターブ位置の表記は国によって違い、ピアノの鍵盤分だけ表示すれば
ちなみに、ピアノの鍵盤は全部で88個ある。
一点イ音
「一点イ音」というのは、さっき見た日本の音名でカタカナの「イ」の上に点「・」が一個の音のことで、この音の高さは国際的に440Hzと決められている。
それは1939年のことらしい。音の高さのことをピッチと言うが、それまでの国際標準音高(インターナショナルピッチ)は1859年にパリで決められた435Hzだったが、実際に コンサートで使う演奏会用標準音高(コンサートピッチ)は440Hzであったため、1939年のロンドンの国際会議では440Hzが万国標準高度(ユニバーサルピッチ)とされた。
しかし、最近はアメリカ以外では442Hzが主流らしい。
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1834年ドイツのシュトゥットガルト会議ではA=440Hzとした。(コンサートピッチと呼ばれるみたい) その後、1859年パリ会議では基準を決めるためにヨーロッパ中の音叉を集め、A=435Hzとした。(インターナショナルピッチと呼ばれるようだ) また、1889年のウィーン会議でもA=435Hzとしている。 そして、1939年のロンドンでの第2回国際標準音会議では、これらを統一して気温20℃でA=440Hzとした。(ユニバーサルピッチと呼ばれたりする) ちなみに、音叉を最初に作ったのは英国宮廷の楽隊でトランペットを吹いていたジョン・ショアで、自分のリュー トを調律するために1711年に発明したという。 |
階名
「ドレミファソラシド」は「階名」として扱われていて、実際の音の高さを直接表す「音名」ではない。普通は主音を「ド」という階名で呼ぶので、主音が「C」であれば「ドレミファソラシド」の音はそれぞれ「C D E F G A B C」であり、主音が「C#」なら「C# D# F F# G# A# C C#」というふうである。
「移動ド」「固定ド」という言い方をすることがあるが、この場合「移動ド」は「階名」としての「ドレミファソラシド」であり、「固定ド」は「音名」としての「ドレミファソラシド」である。
「ドレミファソラシド」はそれぞれの音の間隔が全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音となる関係にある音の並びである。この並びを長音階という。難しい言葉で言えば、「主音の三度上の音階音が長三度であれば長音階、短三度であれば短音階である」である。
ということで、「主音の三度上の音階音が短三度であれば短音階である」ことになるが、これはすなわち「ラ」を主音とする「ラシドレミファソラ」のことである。
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音程名「度」: 「度」というのは、ある音が「基準とする音からどのくらいの間隔か」を表していて、基準音と同じ音は一度とし、幹音名が変わるごとに一度増える。「度」での表し方を「音程名」といい、例えば、
「ド」と「ド」の間の音程名は「完全一度」
という言い方をする。 |
さて、長音階は、主音を「C」とする時、「C#」とする時、「D」とする時、…が存在するので、全部で12種類できる。つまり、主音が「C」の時の「ドレミファソラシド」の音名は「C D E F G A B C」、主音が「C#」なら音名は「C# D# E# F# G# A# B# C#」というふうである。そうすると、
になる。
平均律に於いては「C#」は「D♭」と表記は違うが同じ高さの音(異名同音)であり、主音を「D♭」とするならばその音名の表現は幹音名が順番に並ぶように「D♭ E♭ F G♭ A♭ B♭ C D♭」とする。この調子で行くので、主音を「D#」としたところで「
(ダブルシャープ)」が登場し、主音を「F♭」としたところで「
(ダブルフラット)」が登場する。
音階
この「ドレミファソラシド」の並びは七音あるので七音音階(ヘプタトニックスケール)と呼ぶ。
西洋音階の他に、アラブ音楽、インド音楽、西アフリカにも七音音階がみられるという。
日本音楽を含め、世界各地の民謡は五音音階(ペンタトニックスケール)が多い。
その他に六音音階とか十二音音階とかいうものもある。
全音階
さて、「ドレミファソラシド」の音階は、音階を構成する音の階名に臨時記号のある音を含まない七音音階であり、全音階(全音階的音階:ダイアトニックスケール)という。
全音階には2種類あり、すなわち、「ドレミファソラシド」の長音階と「ラシドレミファソラ」の短音階である。
| 長音階 | 短音階 |
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ちなみに、短音階は「C」を主音とすると、このように♭が3つつく。
| 短音階(主音「C」) |
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1オクターブをなるべく均等に7分割しようとすると、音の間が全音になる場所を5つとし、半音になる場所を2つとすることになり、2つの半音を一番離れた位置に配置する以下の2つの方法が、聞いた感じがもっともスムーズになる。すなわち、
全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音
全音 半音 全音 全音 半音 全音 全音
である。前者が長音階、後者が短音階である。
3つの短音階
短音階には3種類あり、上記の「ラシドレミファソラ」の短音階は「自然短音階」という。他に「和声短音階」「旋律短音階」がある。「自然短音階」は「全音階的音階」であるが、他の2つは音階を構成する音の階名に臨時記号のある音を含む音階であり、全音階ではない。
ちなみに、半音階(半音階的音階:クロマティックスケール)というのは半音のみの12の音から成る十二音音階である。
さて、自然短音階は、
全音 半音 全音 全音 半音 全音 全音
の並びで、第7音と第8音の間隔は全音である。これが原因で自然短音階は終止感のない感じがする(するよね)。難しい言葉で言えば「導音と主音との間の音程は半音でないと導音は主音を導く働きがなくなる」からである。和声短音階はここのところが半音になっていて、各音の間隔は
全音 半音 全音 全音 半音 3半音 半音
である。
| 和声短音階 |
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和声短音階では第6音と第7音の間隔が3半音になっている。旋律短音階はここのところが全音になっていて、各音の間隔は
全音 半音 全音 全音 全音 全音 半音
である。また、この音階だけ上りと下りがある。下りは第7音と第6音を半音下げて、自然短音階と同じになっている。その方が歌いやすいからだとか。上りを「上行形」、下りを「下行形」という。
| 旋律短音階 | |
| 上行形 | 下行形 |
![]() | ![]() |
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下りも上りと同じにしてみると
| 旋律短音階のまま下る | |
| 上行形 | 下行形 |
![]() | ![]() |
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確かに、下行形が自然短音階と同じ方が自然な感じがするような。
だったら長音階
短音階が3つあるんなら、長音階だって3つあるんじゃないか。その通り。
上記の長音階は「自然長音階」といい、他に「和声長音階」「旋律長音階」がある。
自然長音階の各音の間隔は
全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音
であった。
和声長音階は自然長音階の第6音と第7音の間隔が3半音となったものである。
全音 全音 半音 全音 半音 3半音 半音
| 和声長音階 |
![]() |
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旋律長音階は、上行形と下行形があり、上行形は自然長音階、下行形は旋律短音階の時のように第7音と第6音を半音下げている。
| 旋律長音階 | |
| 上行形 | 下行形 |
![]() | ![]() |
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下りも上りと同じにしてみると、っていうか上り下りとも自然長音階だと
| 下りも自然長音階 | |
| 上行形 | 下行形 |
![]() | ![]() |
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ちなみに、下行形で上ると
| 旋律長音階下行形で上る | |
| 上行形 | 下行形 |
![]() | ![]() |
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