毒本記念縞絵

お人形遊び
〜病人形〜





『さよなら教毒本』。
 名作 『さよならを教えて』 に魅せられた宮内様がお作りになったこの同人誌。
 そんな 『さよなら教毒本』 に魅せられたのは、ワタシ。 勢いに任せて、このような感想を→

 そんな感想に、
『宮内式の愛情表現。
 後日何か縞のようなものを
 送りつけてやっちゃいましょう。』
 そう宮内さんはおっしゃってくだすったのです。

 そして後日。
 わくわく喜びながら見せていただきましたのは、こちらのしま絵。
 『実物大・球体関節人形の、今回は病人編
  : 縞しま包帯パンツ(オムツ)、 縞しま包帯ニーソ、 縞しま酸素チューブ』
 が、今回のコンセプト。

 ……ガクガク……なんと言いましょうか、今までに無い しま絵でございます。

 痛々しいまでの状態で横たわる少女。
 鎖骨、アバラ、ヘソと伝う生々しさ。それと対照的である腕の球体関節より、
 人形であることが認識されよう。しかし、その指先の、なんと艶かしいことか!
 まだ艶のある短めの黒い髪は乱れ、白と黒のヘッドドレスを冠す。少女であることへの名残。
 輪郭がぼやけ、現実感の薄いベッド。暗く赤い床。いや、この赤が床である確証も無い。
 全体に流れる、えもいわれぬ雰囲気に見入られずにはいられない。
 そして、縞。 ここの縞には、救いが無い。
 いや。しまを以ってしても、少女を救えないのだ!

 今までの しま概念を覆してくれもするような、しま絵。
 しまでも救い得ないほどの絶望があることを感じさせてくれます。
 澁澤龍彦氏の「少女コレクション序説」を 再び読み帰したくなってしまう一品。
 興味のある方は、配色を反転させてみてもいただきたい。

 宮内様、未だ見たことのなかった しま絵。どうもありがとうございました。
 また一歩、縞道を進むことが出来ました……

 『しましまって、
  わからないなァ!』

宮内真奈美さんのHP
『てんしさま!』



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2003-10/07