2004.12
↓時間軸
原書房さんから新刊をいただきました。いつもありがとうございます。
ミステリー・リーグの新刊は、柄刀一『御手洗潔対シャーロック・ホームズ』と、野崎六助『風船爆弾を飛ばしそこねた男』です。
さらに、探偵小説研究会編著『2005本格ミステリ・ベスト10』がついに出ました。
さて、ちょっと宣伝です。
講談社の文芸誌『小説現代』が特別編集という形で、新しいムックを出すことになりました。『esora』といいます。「絵空事」の「エソラ」だそうです。「想像力や空想力、虚構、絵空事の世界には、現実の個人や世界を変えうる力が秘められている――そんな希望をこめて」ということとか。なかなか夢があるではありませんか。小説のみならずマンガも意欲的にとりこんで、「物語をどこまでも楽しむ、新しいかたち」をめざすそうな。
で、その創刊号(vol.1)に恥ずかしながらぼくも参加しております。「あす死んだ人」という、よくわからない(?)タイトルの中篇150枚です。でも、けっこう自信作ですよ。
12月3日発売だそうですから、もう本屋さんには並んでいるのでは。ただ、文芸誌の棚にあるか、新刊書籍の棚にあるか、それがちょっと微妙ですね。両方探してみていただけたら幸いです。もしもよろしかったら、手に取ってみてくださいな。
あ、さらに宣伝しとこう。
巻頭は伊坂幸太郎さんですよ!
一挙300枚の書きおろし新作ですよ!
おもしろいですよ!
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実は先週末に『各務原氏の逆説・2』(仮)をひいこら脱稿いたしました。遅れに遅れてしまった原稿提出です。各方面にご迷惑をおかけしました。順調にいけば、トクマ・ノベルズから1月に出ることになりそうですが、タイトルはちょっと変わるかも。何か独自のタイトルがついて、副題に「各務原氏の逆説2」とつくみたいに。
……なんて思っていたら、徳間書店のH間さんから「もうゲラが出た」と連絡が入って、愕然。し、仕事はえ〜。
年末も、ひたすらがんばるしかなさそうです。
講談社ノベルスの新刊見本をいただきました。いつもありがとうございます。
西村京太郎『十津川警部 五稜郭殺人事件』はもちろん函館が舞台。『小説現代』に連載されたものの書籍化です。
島田荘司『セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴』は、『占星術殺人事件』直後のクリスマスの話とか。2年前に原書房から出た同タイトル書籍に加筆修正したそうです。
西澤保彦『生贄(いけにえ)を抱く夜(よ) 神麻嗣子の超能力事件簿』は〈チョーモンイン〉シリーズ第7弾の短篇集。
高里椎奈『騎士の系譜 フェンネル大陸偽王伝』は王道ファンタジー・シリーズの第2弾。
舞城王太郎『熊の場所』は、これも約2年前に出たハードカヴァーのノベルス化です。
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サッカーネタを3発ほど。
サッカーW杯アジア最終予選組分け決定。
うわー。疑いなくこれは想定されたなかで最悪の結果。だって、戦いたくない相手としては――イランとサウジアラビアなら、あきらかに強いイラン。ウズベキスタンとバーレーンなら、伸びざかりのバーレーン。クウェートと北朝鮮なら、いろんな意味でプレッシャーのかかる北朝鮮。……その戦いたくない相手が全部集まっちゃったんですからねえ。
でもまあ、組み合わせをどうこう言うべきでないというジーコのコメントに、基本的に同感。日本はアジアチャンピオンなんですしね。むしろ翌年の本大会に向けて、経験値をあげる機会を得たとポジティヴにとらえるべきなんでしょう。
Jリーグ・チャンピオンシップ第2戦。
いちばん印象に残ったのはFマリの岡田監督が「年間最高勝ち点を捨ててチャンピオンシップに備えた」って言ってたこと。そうか、年間勝ち点のみから「今年は浦和が最強だった」って見るのは短絡的だってことですね。
ま、こんなおかしなことも今年で最後って、そのことを何よりも喜びたいと思うしだいです。
サッカー、トヨタカップ。
ジエゴ(FCポルト)はいいなあ。際立って輝いてましたね。まだ19歳でっせ。そもそもデコ(バルセロナ)の代役なんだからもうちょっとスポットが当たってもいいはずなのに、この国のマスコミは注目どころをまちがえてるよなあ。ブラジル代表で、ロナウド(レアル)、ロナウジーニョ(バルセロナ)、アドリアーノ(インテル)、カカ(ミラン)の攻撃陣に食いこむかもしれないくらいの選手なのに。
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どうやら順調に<各務原氏の逆説>シリーズ第2弾『見えない人影』が、1月にトクマ・ノベルズから発売になりそうです。え? そのタイトルって「見えない男」+「通路の人影」だろう、って? はい、そのとおりです(きっぱし)。チェスタトンをご存じないかたには、何ともはやごめんなさい。
でも、熱血サッカー少年の物語でおもしろいと思いますから、ぜひ読んでくださいな。
逆説もいっぱい、なつもりです。
何とぞよろしく。
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カッパ・ノベルスの新刊見本をいただきました。いつもありがとうございます。うわ、今月は重厚なラインナップ。
日本推理作家協会編『事件を追いかけろ サプライズの花束編』は、収録作家が東直己、泡坂妻夫、池井戸潤、伊坂幸太郎、大沢存昌、北川歩実、五條瑛、笹本稜平、佐野洋、永井するみ、夏樹静子、新津きよみ、光原百合、横山秀夫。
西村京太郎『十津川警部「オキナワ」』は『小説宝石』に連載された作品。
森村誠一『炎の条件』は『東京スポーツ』に連載され、小学館から一度ハードカヴァーで出ているものですが、1100枚の力作です。
梓林太郎『稚内殺人旅情』は「サハリンが見える厳寒の地」を舞台にした「哀切」な最新作。
鯨統一郎『すべての美人は名探偵である』は、『邪馬台国はどこですか?』の早乙女静香と『九つの殺人メルヘン』の桜川東子の、夢の競演。
三上洸『ハード・ヒート』は現代の東京を舞台にしたマカロニ・ウェスタン、乗ったが最後のノーブレーキ・ノベルだそうです。
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サッカー親善試合、日本−ドイツ。
あのですね、最初にはっきり言っておくと、中盤に中村と小野がいないチームは(さらに中田英もいませんでした)、真の日本代表とは認めませんので、あしからず(<こういうのを負け惜しみという)。
ただ、現在のドイツが決してかつてのような世界の一流国ではないことは認識しないといけない。ブラジルやアルゼンチンとはかなりの開きがあります。欧州選手権を見ても、いまやせいぜい二流国なのです。日本にまで来てくれる強豪としては珍しいほどベストメンバーに近かったことを加味しても(ただしシュツットガルト勢は来てなかった)、あくまでいまのドイツは世界最高の相手ではありません。
そこに0−3で完敗したことは、軽々にすませてはいけない。特にクローゼは、まあこの2年で成長したのかもしれないけど、日韓W杯では「弱い相手をいじめるFW」でしかありませんでしたからね。そいつに2点もとられるなんて……
アジアでいくらチャンピオンになっても、世界的にはこの程度なんですかね。しかたない、とも思います。これがいまの日本のそのまんまの実力なんですから。
でもこんな調子で、1年半後にドイツで何かができるでしょうか? そういう問題意識をひとたび持てば、国内組の意識が低すぎることは、もう一目瞭然でしょう。上を向かないといけない。それができていないように思えるんです。
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どわー。チャンピオンズリーグは容赦がないなー。
え、え? レアル対ユーヴェ? バルサ対チェルシー? マンU対ミラン? バイエルン対アーセナル?
ほんとにこのうち半分がとっとと消えちゃうわけなのでしょうか? それはいくら何でももったいないなー。まあそれぞれ、レアル、バルサ、ミラン、アーセナルが勝ち残るといちおう予想はしておきますけど。
いや、自信ないっす。
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とても不思議な番組を観ました。
NHKが海老沢会長を出演させて「NHKに言いたい」とかいう不祥事反省(?)番組をやっていました。田中直毅や鳥越俊太郎なんかまで引っぱり出して。確かに、番組そのもののなかで反省するという演出はかつて日本のTVにはなかったと思いますし、そのかぎりで衝撃的でした。でも……会長その人に責任をとるつもりがまったくないわけですから、あまりにも空虚でナンセンスな番組になってしまっていたことはまちがいない。つまるところ、保身のための企画でしかなかったような。
馬鹿馬鹿しい、というのが感想でした。
へえ、サッカーのドイツ代表は韓国に負けたんですか。
驚きません。いまのドイツは、その程度のチームですよ。韓国もパク・チソン(PSV)やソン・ジョング(フェイエノールト)やイ・チョンス(ソシエダ)やソル・ギヒョン(アンデルレヒト)なんかがいなかったみたいですから、まあね、そういうときの「層の厚さ」が日本よりはすぐれてる、ってことなんでしょう。
やっぱりどうしてもここに話が戻ってしまいますね。だらしなさすぎます、日本の国内組。
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『見えない人影』(トクマ・ノベルズ)の再校を、予定より遅れてようやく終了。すみませんでした、徳間書店のH間さん。あとはよろしくお願いします。
で、H間さんからは表紙カバーのデザインをお送りいただきました。今回もイラストは実力派のマンガ家&イラストレーター、あるまじろうさんです。前回(『各務原氏の逆説』)のほうはこちら。今回も、ドキッ!っていう絵ではないかと思っております。みなさんへ軽いクリスマスプレゼントということで。
小説をしっかり読みこんで映像化してくれるアーティストの存在は、ほんとに頼もしく思います。
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というわけで、2004年もいよいよ終わり。
このサイトも、3回めの年末を迎えることができました。今年も多くのものを得ることができ、深く感謝しております。覗きにきてくださったみなさん、すこしでも話題にしてくださったみなさん、さらには掲示板に書きこんでくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
2005年の課題は、『見えない人影』に続いてカッパからの第2弾もできるだけ早く出すこと(あとちょっとです)、そして氷川シリーズの新作をグレードの高いものとして執筆することです(時間はかかってしまうかもしれませんが……)。
来年もどうか、ぼく自身はどうでもいいですから、このサイトと、何よりぼくの作品をどうかよろしく。
それでは、よいお年を。
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