2005.7

↓時間軸





 講談社ノベルスの新刊見本をいただきました。今月は2冊。
 化野燐(あだしの・りん)『混沌王 人工憑霊蠱猫03』は5月に出た『白澤』に早くも続くシリーズ第3弾。
 浦賀和宏『火事と密室と、雨男のものがたり』は、またしても八木剛士と松浦純菜が活躍する模様。

 同じく講談社から、ミステリーランドの第7回配本も届きました。
 まずは田中芳樹『ラインの虜囚』。1830年のヨーロッパを舞台に、謎と冒険の旅を綴る物語。
 そして、麻耶雄嵩『神様ゲーム』。小学生たちが結成する探偵団って設定は、ミステリーランドでは「またかよ」って感じがしないでもないものの……で、でも、麻耶さんが今年も新作長篇を出した! 超注目です。さっそく読まなくては。

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 2012年夏季オリンピックはロンドンに決定
 へええ〜。パリが大本命(ほかの候補はニューヨーク、モスクワ、マドリード)とばかり聞いていたので、ちょっと驚きました。何だかひさかたぶりにロンドンという都市にスポットが当たったような。いやまあ、サッカー一つ例にとっても、マンチェスターやリヴァプールばっかりじゃないぞってアーセナルやチェルシーが躍進しているわけですから、ロンドン復興の波はあったとも言えるわけですが。いずれにせよ、世界じゅうではじめて3回めの五輪を開催する都市となったわけで、がんばっていただきたいものです。
 それにしてもロンドンvsパリってのは、いにしえのシャーロック・ホームズvsアルセーヌ・ルパン(リュパン?)を連想しちゃいますよねえ。長年のライヴァル関係。さらに今年はトラファルガー海戦(ネルソン提督がナポレオンを破った)200周年だそうだし。それと、まあ、イラク戦争に対するスタンスの影響とか、あまり考えたくないけどあるのかもしれません(結局、最後に決めるのはアメリカか)……両都市ではさぞ複雑な感情が渦巻いてることでしょうね。
 とにかく、ああロンドン! ホームズのみならずブラウン神父もフェル博士も大活躍したのがこの街です。

(追記)……なんてことを書いたら、ロンドンで同時多発テロですか。痛ましいことです。被害者のかたがたには、お悔やみとお見舞いを申しあげたいと思います。
「9・11」のニューヨークから今回のロンドンと都市型テロが続いた以上、トーキョ−も他人事ではないですよね。それから、7年後の世界がどうなっているかは見当もつかないものの、「ロンドン五輪なんて怖くて、とてもじゃないけど行けない」ってなことになるかもしれず……

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 五輪話をもう一つ。
 となったら、テロを語らなくてはいけないのかもしれませんが、ひとまずここは、決まったばかりのロンドン五輪から野球とソフトボールが外されたことについて。
 う〜ん、確かに残念ですけど、野球はしかたないとも思うんですよ。何より、米国メジャーリーグが非協力的であること、そもそもその背景に「メジャーで勝ったら世界一じゃん」と思わせるくらいの(何しろ「ワールドシリーズ」ですもんね)格差があること。五輪が必要ないくらい「米国=世界一」のスポーツなわけです。
 そこに異をとなえるなら、日本なんかこそが率先して活動しなくてはいけなかった。それが、ただでさえイチローや松井をメジャーに奪われている(日本プロ野球がマイナーリーグ化している)のにくわえ、シドニーにしろアテネにしろとうてい最強チームを送ったとは言いがたいわけですから(当然、金メダルも獲れなかった)、自業自得とすら思いますね。もっと努力するべき余地はあった。
 いっぽう、問答無用に気の毒なのがソフトボールですね。野球の「女性版」と勝手に決めつけられてあおりをくったとしか言いようがない。野球はまだ米国メジャーの提唱するワールド・ベースボール・クラシックとか代替案があるけど、ソフトボールは五輪を失ったらまちがいなく競技人口が落ちるでしょう。五輪を夢みてソフトボールを始めた少女たちがかわいそう。
 ま、これは決して永久追放ではなく復帰もありうる話ですから、どうかがんばってくださいとしか言えない。言いようがない。

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 浦和レッズのエメルソンがカタールのクラブへ移籍とか。
 えええ、何を考えてるんですか?
 JリーグのDFの強化育成からいっても、ありえない話ですよ。そりゃレッズは永井雄一郎と田中達也がいれば形は作れるかもしれないけど、監督がドイツ人(ギド・ブッフバルトね)だからブラジル人に思い入れはないかもしれないけど、でも、Jリーグ全体のことをちょっとでも考えたならば……
 1年後のW杯に向けて、JリーグでDFを育てることが何より急務なこの時期に、あんまりなニュース。日本代表にとっては背筋が凍る思いですね。中澤と宮本以外に、ほんとに通用するDFがいるとでもいうのか。
 ま、あんまりこういうことを言うと、「代表ばっかりでJリーグを見ていない」とか言われるのかもしれませんが。

 プロレスラーの橋本真也さんが亡くなったというのもショックでした。心からお悔やみを申しあげたいと思います。

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 カッパ・ノベルスの新刊をいただきました。
 太田蘭三『斧折(おのお)れ 警視庁北多摩署特捜本部』。紹介文によると「著者渾身の書下ろし、極上の旅情ミステリーにして警察小説の傑作!」
 篠田真由美『すべてのものをひとつの夜が待つ』。島、西洋館、莫大な財産の後継者、宝探し、外部との接触遮断、連続殺人――ガジェットてんこもり。そしてジャンルは「ゴシック・ロマンス」だそうです。

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 道路公団の副総裁が、独禁法違反幇助および背任の容疑で逮捕。早い話、談合に関与したってこと。もう、あいた口がふさがらないってやつですね。

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 中村俊輔、移籍決定
 スコットランドのグラスゴー・セルティックだそうな。同じグラスゴーのレインジャーズと2強を形成し、数多くの優勝経験を誇る古豪(言い換えると、リーグ内でほかのほとんどのチームは格下ってことになるけど、まあいいか)。チームの水準は高いと思います。元イングランド代表エースFWのサットンなんかをはじめ、いろいろ各国の代表がいる。ここで常時出場できたら、まちがいなく俊輔レヴェルアップの助けになるでしょうね。
 でも、スペインで輝く彼を見たかったなあ(ボソッ)。結局、レジーナが求めるだけの移籍金を出すクラブがスペインにはなかったってこと? 欧州の移籍市場が冷えきってるのはわかるけど、ちょっと寂しい。

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 おかげさまで、60万アクセスを突破いたしました。ひとえに、みなさまのおかげです。ありがとうございます。

 もう先週末のことなんですが、自由が丘で霧舎巧さんとデート。
 実は彼の『マリオネット園』(講談社ノベルス)が文庫落ちするそうで、解説の執筆を頼まれたのです。もちろん、喜んで了解。ついては、解説執筆の役に立つようなインタヴューを試みようかと。
 二人の「本格」観をぶつけあったり、霧舎さんお得意の「本格と新本格のちがい」についてじっくり聞かせていただいたり、たいへん意義のある一夜でした。ついでに、TVドラマ狂の彼(<あまり有名ではないようですが)からさまざまな「キャラクター論」を聞かせていただいたり。
 まあとにかく、解説は自前の「本格」分析をもとに書くことになりそうです。望むところですが、けっこうたいへんかな。でも『マリオネット園』はたいそう高く評価している作品なので、やりがいありです。
 よろしければ、どうぞお楽しみに。

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 高校野球神奈川大会、決勝。桐光学園−慶應義塾
 今年の神奈川の高校野球はある意味で慶應ブームの1年だったような気がします。昨秋に県で準優勝したときは「へえ、それはまた」って感じだったんですが、しっかりセンバツに選ばれて8強に進出。さらに春の県大会も準優勝、進出した関東大会でも決勝まで勝ち進んじゃって、もはや「夏も優勝候補でしょ」って扱いをしないわけにはゆかなくなった。そしてこの夏も、堂々の勝ちっぷりで決勝まで来ました。何と言っても、エース中林の安定感がダントツでしたね。あと、チアガールの洗練されっぷり(<こら)もさすがでしたし。
 で、決勝戦。前半に関しては、さすが慶應みごとな試合運びとうならされました。桐光が早々にエース山室を引っこめてしまった謎の采配(やっぱり相当に腰が悪いんでしょうか?)も含めて、完全に慶應のものってな展開でしたね。ところが後半に入って巻き返すんだから桐光はかなり強い。連投の中林が疲れを隠せなくなるってのは予想どおりでしたけど、だからって3ラン打つか3番・村山。たいしたもんです。
 というわけで桐光学園。もしも本大会までに山室が回復して150Km/h投げられるようなら甲子園でも優勝候補でしょうけど、さすがにそれはきついかな。まあ、ベスト8をとりあえずの目標にがんばっていただきたいもの。応援しますよ、桐光。
 いや、それにしても準々決勝4試合のうち3試合が1点差とか、準決勝が2試合とも延長に突入するとか、今年の神奈川県大会は接戦続きで楽しめました。有能な選手が各校にちらばりすぎってことなのかもしれないけど。



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