2005.8

↓時間軸





 ほしおさなえさんから、新刊『天の前庭』(東京創元社ミステリ・フロンティア)をご恵贈いただきました。
 彼女のデビュー作『ヘビイチゴ・サナトリウム』(これも東京創元社ミステリ・フロンティア)をぼくはとても高く評価しているので(原書房『2005本格ミステリ・ベスト10』のアンケートで3位に推薦したくらいなのです)、とてもわくわく。ぜひ、楽しみにじっくり読ませていただきたいと思うしだいです。


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 講談社ノベルスの新刊をいただきました。
 今月は巨匠・山田風太郎の忍法帖が3冊。まずは『甲賀忍法帖』(これは映画化される『SHINOBI』の原作だそうです)、それから『柳生忍法帖』の上下2巻。
 今野敏『ST 黒の調査ファイル』。シリーズもいよいよ5冊め、完結篇ですね。
 高田崇史『QED〜ventus〜 熊野の残照』。こちらはシリーズ第10弾。今回は和歌山・熊野が舞台とか。

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 いちおう、サッカーの東アジア選手権を総括しておきましょうか(男子のみ)。
 アジアチャンピオンである日本は、国内組オンリーで臨んでもこの大会は蹴散らしてほしかった。なのにそれができない。前線のキープ力のなさ、縦パスの精度の低さ、それによる最終ラインの引きすぎ……やっぱり日本代表の主力が欧州組であることは疑うべくもないと思います。ただ、欧州組が参加していないのは韓国も中国も同様で、いわば「二軍クラスどうしの層の厚さくらべ」として意義があった大会。厳しいようですが、今回の内容じゃ日本の国内組はみずからを「二軍クラス」と自覚するべき。今後のがんばりのためにもね。ということは、今後のJリーグにはかなりのプレッシャーがかからなくてはいけない。いつまでも二軍でいいのか、と。
 折りしも中村俊輔がセルティック(スコットランド)で脚光を浴び、松井大輔もル・マン(フランス)で注目されてます。大久保嘉人だってマジョルカ(スペイン)で化けるかもしれない。もしかしたら、平山相太もヘラクレス(オランダ)で? 国内組、ほんとうにがんばらないといけませんよ。W杯まであと1年もない。

 あと、「なでしこジャパン」については……彼女たちは基本的にはアマチュアなので、批判はしたくありません。北朝鮮と中国は格上ですから、よくやったんじゃないかと。韓国に勝ってくれたら言うことなかったんですけどね。

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 今季限りの引退を表明した横浜ベイスターズ・佐々木が故郷の仙台、フルキャストスタジアム宮城での読売ジャイアンツ戦に登板し、清原と対決。三振にとって有終の美を飾りました。めでたしめでたし……
 おい、ちょっと待て(怒)。強烈に違和感が立ちのぼるのであります。
 まず、そんな引退試合を公式戦の真っ最中にやるな。まだ優勝チームもそれぞれの順位も決まっていない。各方面に失礼ではないんでしょうか。優勝が決まったあとの消化試合か、来春のオープン戦かでやるべき企画だったと思います。
 どうしてもこの試合でやりたかったのなら、読売も清原を1番打者にして試合の冒頭だけでやるべきでしょう、と言いたい。ところが清原は4番で出場、したがってベイスターズは初回の読売の攻撃を抑えるために投手を一人むだ遣いせざるをえなかった(佐々木は2回から登板し、清原一人を抑えて降板)。まだAクラス奪取に望みを残しているチームが、何でそんなことやらなあかんのでしょ?
 スポーツとしてのフェアネスよりもイヴェント性を優先させるからプロ野球はダメなんだ……いよいよもってその思いを強くしました。同時に、佐々木と清原、この二人ってほんとわがままだよなあって。

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 講談社文庫の解説原稿を書くために、霧舎巧『マリオネット園』(講談社ノベルス)をあらためて読みなおしているのですが。
 いやあ、いいですこの作品。正直なところを言うと、この作品が発表された2001年度は傑作が多くて(黒田研二『硝子細工のマトリョーシカ』、斎藤肇『たったひとつの』、倉阪鬼一郎『四重奏』、浦賀和宏『眠りの牢獄』、殊能将之『黒い仏』、飛鳥部勝則『砂漠の薔薇』、西澤保彦『夏の夜会』、などなど)、たとえば原書房の『本格ミステリ・ベスト10』のアンケートでもぼくはこの作品をベスト5には推しておりません。不明を恥じるしだい。
 もちろん解説を書くために再読しているのだから、「いい部分を見逃さないように」という意識でいるわけで、そのぶん点が甘くなっているかもしれません。しかしそれにしても、この作品に張りめぐらされた伏線はみごとの一語。メイントリックもびっくりものだし、犯人を特定する論理もスリリングだし。
 で、何が言いたいのかというと――すぐれた「本格」作品は、1回読んだくらいじゃ真価がわからないこともある。そういうことですね。

 で、解説原稿をようやく書きあげ、講談社文庫編集部宛てにメール送付。あとはよろしくお願いします(業務連絡)。

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 カッパ・ノベルスの新刊見本をいただきました。
 宮部みゆき『誰か somebody』。これは注目作ですね。「事故死した運転手には、二人の愛する娘と、ささやかな秘密があった」。「宮部みゆきが丹念に描き上げた、現代ミステリーの佳品」とか。
 続いて、梓林太郎『奥能都 幻の女』。廃線となった「のと鉄道」の沿線をたどる物語だそうです。刑事・道原伝吉が「幻の女」を追いつめる!


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