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雨の日は映画館で
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「トスカーナの休日」/2003年/アメリカ・イタリア映画/オードリー・ウェルズ監督

―願いは、叶う。―
フランシス(ダイアン・レイン)は離婚の痛手を癒すため、イタリアはトスカーナに向かう。衝動的に古い邸宅を求め、移り住むが…
軽いコメディ・タッチの作品ながら、大人っぽい苦味も楽しめた。
フランシスが新しい恋人を見つけてハッピーエンドかな、と思いつつ観ていましたが、入れ代わり立ち代わり現れる男たちともなかなか上手くいかず…。彼女の意図しない方向に転がっていく様子が面白い。

永遠の愛なんてあると思っているのか、と問われ、私が見つけられなかったからといって無いとは限らない、と答えるヒロインが潔くて格好よかった。「私にはまだ魅力があったのよ!」と狂喜する姿や、「願いは叶ったわ」とつぶやく複雑な表情なども印象深い。
(05.04.19)公式サイトへ/allcinemaへ

「モンスター」/2003年/アメリカ映画/パティ・ジェンキンズ監督

―好きなら信じろって、誰が言った?―
2002年に処刑された死刑囚、アイリーン・ウォーノスをモデルにした作品。
流しの売春婦をしていたアイリーン(シャーリーズ・セロン)は、同性愛者の少女セルビー(クリスティーナ・リッチ)に出会い、セルビーを愛するようになる。
セルビーを失いたくないがために、アイリーンは犯罪に手を染めるようになり…

実話をもとにしているがために、救いの無い内容ですが、そのぶん迫力がある。愛の名の下に殺人を繰り返すアイリーンもモンスターかもしれないけれど、全ての罪をアイリーンにかぶせ、無垢な被害者を装うセルビーの方が、よりモンスターじみて見えた。
映画はアイリーンへのインタビューをもとに作ってあるため、相手の女性の言い分は別にあるのだろうけれど。
(05.03.07)公式サイトへ/minipara.comへ

「コラテラル」/2004年/アメリカ映画/マイケル・マン監督

ヴィンセント(トム・クルーズ)は、たまたま乗り合わせたタクシーの運転手マックス(ジェイミー・フォックス)を道連れに、とあるミッションにとりかかる…

自分に言い訳をしながら毎日を送っていたマックスが、死ぬ気になることで人生を変えていき…、という筋書きですが、美しいLAの夜景と相まって、一夜の夢のように思えました。ラストシーンが、また朝が来て淡々と日常の業務をこなすマックスだとしても違和感は無い。

ヴィンセントに会うことによって変わっていくマックスだけれど、実はヴィンセントの方こそマックスのような人間に出会うのを待っていたのではと思う。
ばんばん人が死ぬわりに現実味が薄く、残酷な印象はないので、デート向きの映画かな(テレビで見て美しいかどうかはさておき)
(05.02.27)公式サイトへ/minipara.comへ

「ハウルの動く城」/2004年/日本映画/宮崎駿監督

観終わってから原作を読んだら全然ちがう話で驚きました。
映画を観ながらの感想は、ソフィーにかけられた呪いは彼女の心を外面に映し出すもので、彼女が生き生きとした自分を取り戻すにしたがって外見も若くなったのかな、というものでした。
細かい部分まで見ると、髪の毛の長さがいろいろ変化する様子なども面白い。

「ソフィーはきれいだよ」と言われたとたんに老婆の姿にもどってしまうシーンなどは女性心理をついているなあと思わされる。
魔女のおばあさんのまだらボケっぷりも妙にリアルで怖かった。

どうでもいいことですが、ジブリ映画は女の子に掃除をさせるのが好きだなあ…。「ラピュタ」もそうだし、「魔女の宅急便」も「千と千尋」も。
もっとも「ハウル」の場合は、原作の方が酷いですが。私がハウルなら、自分の家を勝手に掃除されたりしたら瞬殺…もとい、たたき出すところだ。
(05.02.27)公式サイトへ/allcinemaへ

「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/徳間書店

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